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舌で健康状態がわかる|色・舌苔・形のセルフチェック方法
「最近、舌が白っぽい」「なんだかヒビが入ってる気がする」そんな変化を感じたことはありませんか? 実は、舌は体の状態を映し出す「健康の鏡」とも言われています。 東洋医学では舌診(ぜっしん)という診察法があり、舌の色や形、苔の状態から体の不調を見抜く手がかりとされています。 この記事では、健康な舌の見分け方から、異常のサイン、セルフチェックの方法、そして正しい舌ケアまでをわかりやすく解説。 毎日の歯磨きとあわせて舌のセルフチェックを習慣にすることで、体調の変化に早く気づき、より良い健康管理につなげていきましょう。 舌と健康状態の関係 私たちの舌は、見た目から体調の変化を読み取れる場所とされています。 とくに、舌の色や形、表面の状態は、栄養状態や血流、免疫の働きなど全身の健康と深く関係しています。 口の中の粘膜は再生の速度が速く、体のちょっとした変化が現れやすい部位といわれています。 たとえば、血流が悪いと舌が紫がかって見えたり、栄養不足や胃腸の不調があると、白っぽい苔が厚くつくこともあります。 こうした変化に気づくことで、病気のサインをいち早く察知できる可能性があります。 東洋医学における「舌診」とは? 東洋医学では、舌は「体全体の状態を映し出す鏡」として重要視されています。 なかでも「舌診(ぜっしん)」は、望診(見た目で判断する診察法)のひとつとして行われ、体の内側の状態を舌の色や形、舌苔(ぜったい)のつき方などから読み取ります。 舌診では大きく分けて以下の2つを観察します。 舌質(ぜっしつ): 舌そのものの色や形、むくみ具合などをチェックします。これは血流や水分のバランス、体力の状態を表すとされます。 舌苔(ぜったい): 舌の表面に付着する白っぽいもの。これは胃腸の働きや体内の「熱・寒」の状態などを示すとされます。 舌診はあくまで東洋医学的な視点に基づくものですが、体調の変化に気づくきっかけとして活用されている方法のひとつです。 舌が全身の不調を映し出す理由 舌は、体の健康状態を反映しやすい器官とされています。 その理由は主に2つあります。 まずひとつは、舌の粘膜が血流や代謝の影響を受けやすい点です。 舌の表面には毛細血管が密に分布しており、血液の流れが悪くなると色が白っぽくくすんだり、紫がかって見えることがあります。 栄養状態が悪いと細胞のターンオーバーが遅れ、粘膜の潤いが失われやすくなり、表面がひび割れたり、舌苔が増えたりすることもあります。 もうひとつは、舌が消化器系や免疫機能とも深く関係していることです。 たとえば胃腸の働きが低下すると、食べ物の消化吸収が不十分になり、結果として舌に白い苔(舌苔)が厚く付くことがあります。 また、免疫力が落ちると、舌苔に細菌が繁殖しやすくなったり、口腔内のバリア機能が低下することで炎症や変色が起こることもあります。 健康な舌の特徴とチェックポイント 舌は、体調のバロメーターともいえる存在です。 とくに「色・形・舌苔(ぜったい)」の3つの要素に注目することで、体の内側の状態をある程度把握することができます。 健康な舌の代表的な特徴としては、以下の3点が挙げられます。 色は淡いピンク色で、血色が良く、赤すぎたり白すぎたりしないこと 舌の表面に適度な潤いがあり、カサつきが見られないこと 舌苔(舌の表面にある白っぽい膜)がうっすらと均一に覆っていること これらのバランスが取れている舌は、栄養状態や血行、消化機能が安定しているサインとされています。 毎日の歯磨きのタイミングで、鏡を見ながら自分の舌の状態を確認してみましょう。 いつもの状態と違う変化に気づくことが、体調変化の早期発見につながることもあります。 色は淡いピンクで潤いがあること 健康な舌の基本的な特徴は、「淡いピンク色」と「適度な潤い」があることです。 これは、血液の巡りや栄養状態が整っていることを反映しているとされ、全身のコンディションが良好なサインでもあります。 舌の色は、血液の流れや体内の水分バランスによって変化します。 正常な血行が保たれていると、自然な明るいピンク色になりますが、貧血や血行不良があると色が白っぽく見えたり、反対に濃い赤や紫がかって見えることもあります。 また、舌の表面にしっとりとした潤いがあるのは、唾液分泌が適切に行われている証拠です。 潤いが不足して乾燥していると、口内環境の乱れや脱水、ストレスなどが隠れている可能性もあります。 舌苔はうっすら白く均一であること 健康な舌には、表面にうっすらと白い舌苔(ぜったい)が均一に広がっています。 これは、口腔内の正常な代謝や細菌バランスが保たれている状態を示すもので、特に異常ではありません。 舌苔は、口の中の細胞の古い角質や食べかす、細菌などが混ざってできる自然なものです。 適度な量で、均一に広がっている場合は問題なく、体調が安定しているサインとされています。 一方、舌苔が極端に多かったり、色が黄色っぽい・灰色・黒ずんでいる、または一部分だけ厚くなっている場合は、消化不良や胃腸の不調、口内環境の乱れが隠れている可能性があります。 また、口が乾燥していると舌苔が増えやすくなるため、水分不足や唾液分泌の低下にも注意が必要です。 舌の異常が教えてくれる不調のサイン 健康な舌は、淡いピンク色で潤いがあり、舌苔も薄く均一です。 しかし、いつもと違う色や状態になっている場合、体のどこかに不調が起きているサインかもしれません。 特に、急に色が変わったり、舌苔の厚みが増したりした場合は、消化器や免疫の不調、栄養バランスの乱れが関係していることがあります。 まずは変化に気づくことが、不調の早期対策につながります。 舌が白い・黄色い・黒ずむのはなぜ? 舌の色の変化には、さまざまな体調サインが隠れています。 以下のような傾向が見られることがあります。 色別の原因と考えられる体調の状態 舌の色 考えられる原因 注意点 白い舌 胃腸機能の低下 風邪の初期症状 カンジダ菌の増殖 貧血、栄養不足 厚く白い舌苔は免疫力低下のサイン 慢性的な疲労や冷えにも注意 黄色い舌 胃に熱がこもっている 消化器の不調 口腔内の細菌増殖 ストレスや暴飲暴食が引き金に 口臭が気になる場合は要注意 黒ずんだ舌 喫煙・色素沈着 抗生物質などの薬の副作用 血行不良 「黒毛舌」と呼ばれる状態になることも コーヒーや紅茶の色素沈着も一因 色の変化は比較的「一過性」や「軽度」のケースが多く、生活習慣や口腔環境の見直しで改善しやすい傾向にあります。 舌苔や色の変化は、自己判断が難しいことも多いため、3日以上異常が続く場合は医師や歯科医への早めの相談が大切です。 ひび割れ・歯型・紫色の舌は要注意サイン 舌の「形や血色の異常」は、慢性疲労・内臓の機能低下・血流障害など、より深刻な問題を示している場合もあります。 舌の状態 考えられる原因 注意点・チェックポイント ひび割れがある 栄養不足(ビタミンB群など) 加齢 脱水 自己免疫疾患 栄養不足の可能性 胃腸の不調や乾燥のサイン 裂け目が深い場合は要相談 舌の縁に歯型 むくみ 噛みしめ癖 消化機能の低下 内臓疲労 気虚(ききょ)の兆候とも言われる 水分代謝や消化力の低下を示す 体の冷えやストレスも影響 紫がかった色 血行不良 自律神経の乱れ 体の冷え ストレスの蓄積 循環器の不調 慢性的な血流障害のサイン 舌裏の血管が浮き出るときは特に注意 舌の状態から体調のサインを読み取ることはできますが、自己判断で疾患を断定せず、気になる症状が続く場合は早めに医師や専門家にご相談ください。 紫がかった舌の色は、血行の状態や体の冷え(体温調節機能)と関連している可能性があります。 ただし、この変化だけで血行不良を診断することはできません。 「冷え性」など体温調節に関する悩みがある方は、総合的な健康管理の一環として以下の記事も参考にしてください。 舌苔は取るべき?正しい舌のケア方法 舌の表面に見られる白っぽい舌苔(ぜったい)は、口腔内の細菌や食べかす、剥がれた粘膜などが蓄積したものです。 適度な量であれば自然な現象であり、問題ありません。 しかし、厚くなったり黄ばみ・黒ずみが見られる場合は要注意。 口臭や体調不良のサインであることもあるため、日頃のケアが大切です。 ただし、無理に全部取り除こうとするのはやめましょう。 過剰に擦ることで舌の粘膜を傷つけてしまい、かえって口内環境が悪化するリスクもあります。 舌専用のブラシで優しくお手入れする 舌苔のケアには、専用の舌ブラシや舌クリーナーの使用がおすすめです。 歯ブラシよりも舌の表面にフィットしやすく、余計な力を加えずに汚れを落とすことができます。 お手入れのポイントは以下の通りです。 朝の歯磨き前に1日1回を目安に行う 舌の奥から手前に向かって、軽い力で1〜2回なでる程度 舌の中央を中心にケアし、強くこすりすぎないよう注意 使用後は舌ブラシをしっかり洗って乾燥させる 歯ブラシや歯磨き粉は使わない 舌のケアに普通の歯ブラシや歯磨き粉を使うのはおすすめできません。 歯ブラシは本来、歯の表面を磨くために設計されているため、舌には硬すぎて傷つけるリスクがあります。 また、舌の粘膜は非常にデリケートなため、誤って強くこすってしまうと炎症や出血の原因になることも。 また、歯磨き粉にはミントなどの刺激成分や発泡剤が含まれており、舌に刺激や違和感を与えることがあるため、使用しない方が無難です。 舌苔を取りたい場合は、専用の舌クリーナーを使い、水だけで優しくお手入れするのが基本です。 まとめ|舌の健康状態を確認して健康管理 舌は、体の状態を映し出す「鏡」のような存在です。 色・舌苔・形といった特徴を日々チェックすることで、栄養不足・血行不良・消化不良などの体調サインを早期に察知する手がかりになります。 また、健康な舌を保つためには、バランスのとれた食事、十分な水分摂取、口腔ケア、そしてストレス管理といった日常の生活習慣を整えることが大切です。 ただし、舌の見た目だけで体の状態を自己判断するのは危険です。 気になる変化があるときは、早めに医師や歯科医師へ相談しましょう。 健康管理の一環として、毎日の歯磨きのついでに舌をチェックする習慣をつけることで、病気の予防や早期発見にもつながります。
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光化学スモッグとは?発生時の対応と注意点
光化学スモッグとは?発生時の対応方法と注意点について 最近ニュースやネットで「光化学スモッグ注意報」を目にする機会があります👀 皆さん「光化学スモッグ」をご存じですか❓ 毎日暑い日が続き、紫外線も本格的に強くなって来ていますね。 このように気温が高く、風🍃も弱い状態が続くと「光化学スモッグ」が発生しやすくなります。 光化学スモッグとは...❓ 簡単に言うと健康に影響を与える可能性がある大気汚染の事を言うそうです。光化学オキシダントというオゾンや、アルデヒドなどからなる気体成分と、微粒子状の硝酸塩や硫酸塩などからなる固体成分が混ざり、視界が低くなった状態をさします。 これは、自動車🚗の排気ガスや工場🏭の排煙に含まれる大気汚染物質に太陽光に含まれている紫外線が当たると、その反応で光化学スモッグの原因物質が発生するということになります。このように紫外線と原因物質の化学反応という特徴から、紫外線が強くなる夏の昼間、特に日差しが強くて、風の弱い日に発生することが多くなります。 この原因物質の濃度が上昇すると空気にモヤがかかったような状態になり、これが「光化学スモッグ」です。 光化学スモッグが発生すると目がチカチカしたり、喉の痛み、頭痛を引き起こすなど人体に悪い影響を与えるため注意が必要です🙅♀️ 🌸発生時の対応方法・注意点🌸 ①屋外にいる時や運動を行っている場合には、可能な限り運動を中止して屋内へ入るようにして下さい ②屋内にいる場合、風の向きを考慮し、必要時窓やカーテンを閉めるようにして下さい ③目や喉の痛み、咳などの症状が出た場合、目を洗ったりうがいをするなどして下さい ⚠️注意報発令⚠️の情報は、各自治体のHPや環境省の「大気汚染物質広域監視システム」等のページでご覧になる事が出来ますので、是非ご参考にしてみて下さい💁♀
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【医師監修】EPAの健康効果3選|摂取方法や注意点も徹底解説
「EPAが体に良いと聞くけれど、どんな効果があるのかわからない」 「食事だけで必要な量を摂取できる?」 健康や体調管理への意識が高まる中で、正しい情報を知りたいと考える方は少なくありません。 EPA(エイコサペンタエン酸)は青魚に多く含まれる脂肪酸で、血液や血管の健康維持に関わる重要な栄養素です。 本記事では、EPAの主な健康効果について詳しく解説します。適切な摂取量、効率的な取り入れ方なども紹介するので、日々の健康管理に役立てるための参考にしてください。 当院「リペアセルクリニック」では、公式LINEにて再生医療の情報提供と簡易オンライン診断を実施しております。 気になる症状などありましたら、お気軽にご相談ください。 EPAがもたらす健康効果 EPA(エイコサペンタエン酸)は、体内で生成できない必須脂肪酸の一種です。 EPAは青魚の脂に多く含まれ、現代人の乱れた食生活を整える栄養素として注目を集めています。日々の食生活に取り入れられると、将来的な健康リスクの軽減にもつながると考えられています。 ここでは、EPAの健康効果について解説しますので、参考にしてください。 血液をサラサラにする EPAには血小板の凝集を抑制する働きがあり、血液をサラサラな状態へ導きます。 血小板は止血の際に重要な役割を担いますが、過剰に働くと血栓ができやすくなり、血管の詰まりにつながるケースがあるのも事実です。EPAは血小板の過剰反応を抑え、血液の流動性を保つ役割を果たします。 また、EPAには血管内皮の機能をサポートし、血管の柔軟性を維持する働きも期待されています。血管が柔らかくなると血流がスムーズに保たれ、動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞などの予防につながるため、日頃から意識して取り入れたい栄養素の1つです。 中性脂肪を下げる EPAには脂質代謝を調整し、血中の中性脂肪を低下させる働きがあるとされています。 中性脂肪はエネルギー源として必要ですが、過剰に増えると脂質異常症や肥満の原因になりかねません。EPAは肝臓における脂肪の合成を抑制し、脂肪の分解や消費を促進してバランスを整えます。 EPAの働きにより内臓脂肪や血中の中性脂肪の生成を抑えるため、肥満や糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病の予防に効果的です。 健康診断で中性脂肪やコレステロール値を指摘された方にとって、食事に取り入れたい成分といえます。 炎症を抑える EPAには炎症反応を調整する働きがあり、体内で過剰に起こる炎症を抑える効果が期待できます。 炎症は本来、細菌やウイルスから体を守る重要な反応です。しかし、慢性的に続くと組織への負担となり、さまざまな不調を引き起こします。 EPAは炎症を促進する物質の生成を抑え、炎症を鎮める物質の産生を助けることでバランスを整えます。 炎症が原因となる疾患の具体例は、以下のとおりです。 関節炎 心筋梗塞 脳卒中 生活習慣病 炎症と聞くと、怪我や病気の際の腫れや熱をイメージしがちですが、自覚がないまま進行する「慢性的な炎症」も問題視されています。EPAは慢性炎症の抑制にも関与するため、長期的な健康維持において重要な役割を担う栄養素といえるでしょう。 EPAの効果を得るための推奨摂取量 EPAを効果的に取り入れるには、まず適切な摂取量を知るのが大切です。 厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、EPAやDHAを含むオメガ3脂肪酸(n-3系脂肪酸)の1日の摂取目安量が以下のように示されています。(文献1) 年代 男性の目安量(g) 女性の目安量(g) 18~29歳 2.2 1.7 30~49歳 2.2 1.7 50~64歳 2.3 1.9 65~74歳 2.3 2.0 75歳以上 2.3 2.0 上記の数値は、現代の日本人が不足しがちな栄養を補い、生活習慣病のリスクを下げるために設定された目安量です。 ただし、闇雲に多く摂れば良いわけではありません。とくに、サプリメントを利用する場合、EPAとDHAの合計が1日3gを超えないようにしてください。食事とのバランスを考慮しつつ、適切な範囲内で継続できると、よりEPAの効果を感じられるでしょう。 EPAの摂取方法 EPAは体内でほとんど作れないため、日々の食事やサプリメントから継続的に取り入れる必要があります。 基本は青魚などの食品からの摂取が理想ですが、食生活やライフスタイルによっては十分な量を確保できない場合も珍しくありません。食品から取り入れるのが難しい場合には、サプリメントを活用することで、効率良く補えます。 重要なのは、自分の生活習慣に合った方法を選び、無理なく継続することです。ここでは、EPAの摂取方法を紹介するので、参考にしてください。 青魚などのEPAが豊富な食品から取り入れる EPAは主に「青魚」に多く含まれており、日常の食事から効率的に摂取できます。EPAが豊富な代表的な魚や食品は以下のとおりです。(文献2) 順位 食品名 成分量(100gあたり mg) 1 たらのあぶら(油脂類/動物油脂類) 13,000 2 くじら/本皮/生(肉類/畜肉類) 4,300 3 あんこう/きも/生(魚介類/魚類) 3,000 4 やつめうなぎ/干しやつめ(魚介類/魚類) 2,200 4 くじら/うねす/生(肉類/畜肉類) 2,200 6 しろさけ/すじこ(魚介類/魚類) 2,100 7 たいせいようさば/生(魚介類/魚類) 1,800 7 あゆ/養殖/内臓/焼き(魚介類/魚類) 1,800 7 いわし類/缶詰/かば焼き(魚介類/魚類) 1,800 10 みなみまぐろ/脂身/生(魚介類/魚類) 1,600 10 たいせいようさば/水煮(魚介類/魚類) 1,600 10 しろさけ/イクラ(魚介類/魚類) 1,600 10 あゆ/養殖/内臓/生(魚介類/魚類) 1,600 日常的に手に取りやすい食品の中でEPAが多く含まれる食品には、サバやイワシ、サンマなどの青魚が挙げられます。EPAが多く含まれる食品を日常的に取り入れると、自然な形で栄養を摂取できます。 とくに、刺身や焼き魚として食べると、EPAを効率よく取り入れやすいためおすすめです。一方、揚げ物や長時間の加熱する調理方法ではEPA成分が減少する可能性があるため、配慮が必要です。 また、魚にはビタミンやミネラルなども含まれており、栄養バランスを整える点でもメリットがあります。食事からの摂取を基本とし、無理のない範囲で習慣化するのが大切です。 EPAサプリメントで取り入れる 魚を食べる機会が少ない方や忙しい生活を送る方にとって、EPAサプリメントは効率的な摂取手段の1つです。 一定量のEPAを安定して補えるため、摂取量を管理しやすい点が特徴です。とくに、外食中心の生活や偏食傾向がある場合、食事だけで必要量を満たすのが難しいケースもあります。 食品からの摂取が難しい場合には、サプリメントを活用すると不足分を補えます。ただし、サプリメントを選ぶ際は、以下のポイントをチェックしておきましょう。 EPA含有量・1日あたりの摂取量が明示されている商品を選ぶ 酸化対策としてビタミンEなどの抗酸化成分が含まれている商品を選ぶ 安全性に配慮した精製方法が記載されている商品を選ぶ サプリメントでEPAを摂取する際は、食事から摂り切れない分を補う「補助」として位置づけ、上手に活用してください。 EPAを効果的に摂取するための注意点 EPAは健康維持に役立つ栄養素ですが、適切な方法で取り入れる必要があります。効果を期待して過剰に摂取すると、かえって体に負担をかける可能性があるため、注意してください。 ここからは、摂取時に意識したい具体的な注意ポイントを解説します。自身の生活習慣を振り返りながら、健やかな毎日を守るために役立ててください。 過剰摂取しない EPAは適量であれば健康に良い影響をもたらしますが、多く摂れば良いわけではありません。 EPAを過剰に摂取すると血液が固まりにくくなり、出血しやすくなる可能性があります。とくに、サプリメントを利用する場合は、知らないうちに摂取量が増えやすいため注意が必要です。 また、血圧を下げる薬を服用している場合には、血圧が下がりすぎてしまうケースも考えられます。 商品に表示されている目安量を守り、食事とのバランスを意識するのが大切です。安全にEPAを取り入れるためにも、適切な範囲で継続しましょう。 妊娠中・授乳中は魚による摂取量に注意する 妊娠中や授乳期において、EPAやDHAなどのオメガ3脂肪酸は赤ちゃんの成長に欠かせない栄養素です。 しかし、一部の大型魚には食物連鎖を通じて自然界の水銀が蓄積されている点に注意しなければなりません。キンメダイやカジキといった特定の魚種を大量に食べ続けると、胎児の発育に影響を与える可能性が指摘されています。(文献3) 安全に魚を楽しむなら、アジやイワシ、サバなどの小型の青魚を選ぶと良いでしょう。小型の青魚は水銀の蓄積リスクが低く、かつ良質なEPAを効率よく補給できる優秀な食材です。 高度に精製された高品質なサプリメントを活用して、不純物を避けつつ必要な栄養を補う方法も効果的です。不安な場合は、専門家のアドバイスを仰ぎながら食事プランを組み立ててください。 まれにアレルギーを起こす場合がある EPAは主に魚類から抽出される成分であるため、魚アレルギーを持つ方は注意が必要です。 サプリメントの原料も魚油が一般的であり、摂取後に湿疹や痒み、腹痛などの症状が出る可能性は否定できません。初めて利用する際は、少量から試して身体の反応を慎重に確認するのが重要です。異変を感じた場合は直ちに使用を中止し、速やかに医療機関を受診しましょう。 また、魚の成分だけでなく、カプセルの素材として使用されるゼラチンに反応するケースも考えられます。 アレルギー体質の方は、製品のパッケージにある原材料表示を隅々まで確認する習慣をつけてください。自身の体質を正しく把握し、リスクを最小限に抑える工夫が安全な健康習慣の土台となります。 不安な要素を取り除いた上で、栄養補給に取り組める環境を整えましょう。信頼できるメーカーのサプリメントを活用し、自分に合った摂取方法を見つけてください。 EPAを効果的に取り入れて健康を維持しよう EPA(エイコサペンタエン酸)は青魚に多く含まれる必須脂肪酸で、血液の流れを整える作用や中性脂肪の低下、炎症の抑制など、健康維持に幅広く関わる栄養素です。 効果を得るには適切な量を継続して摂取するのが重要であり、基本は食事からの摂取が推奨されます。魚を食べる機会が少ない場合はサプリメントも有効ですが、過剰摂取には注意が必要です。 正しい知識をもとに、自分の生活スタイルに合った方法で取り入れるのが、無理なく健康管理を続けるポイントとなります。 当院の公式LINEでは、簡易オンライン診断も実施しております。受診するか悩むような症状がある方は、ぜひご登録ください。 EPAの効果に関するよくある質問 EPAとDHAの効果に違いはある? EPAとDHAはいずれもオメガ3脂肪酸に分類されますが、体内での働きに違いがあります。 EPAは主に血液や血管に作用し、血流の改善や中性脂肪の低下に関わる栄養素です。一方、DHAは脳や神経組織に多く存在し、記憶力や認知機能の維持に関与するとされています。 どちらも健康維持に重要な役割を担うため、一方だけでなくバランスよく摂取するのが大切です。青魚には両方が含まれているため、食事から取り入れると効率よく補えます。 EPAは肌にも効果がある? EPAは健康維持だけでなく、健やかな美肌を目指す方にとっても非常に価値のある成分です。期待できる肌への効果は、以下のとおりです。 ニキビや赤みなどの炎症性皮膚トラブルを和らげる 肌のうるおいを保ち外部刺激から守る 紫外線や酸化ストレスから守る ニキビや赤みといった肌トラブルの抑制は、EPAの持つ抗炎症作用により期待できる効果です。また、肌のバリア機能を高める効果も期待されており、乾燥から守る力も備えています。 内側から潤いを支えるアプローチは、表面的なスキンケア以上に根本的な変化をもたらします。 健やかな身体は美しい肌の土台であり、EPAはその両方を支える多機能な栄養素です。内側からのケアを習慣化し、しなやかで透明感のある肌を手に入れましょう。 DHA・EPAサプリが効果なしといわれるのはなぜ? DHAやEPAのサプリメントが効果なしといわれる背景には、摂取方法が関係しています。原因として考えられる理由は以下のとおりです。 酸化して効果が薄れる DHA・EPAの含有量が少ない 継続して摂取するのが難しい DHAやEPAは酸化しやすい成分であり、開封直後から徐々に効果が薄れてしまいます。抗酸化成分が含まれているか確認しましょう。 サプリメントに含まれるDHAやEPAが少ない商品を選んでしまうと、摂取目安量まで届かず効果を感じにくくなるケースもみられます。 また、サプリメントは短期間の摂取では効果を感じにくくなります。価格が高い、粒が大きく飲みにくいなど、継続するのが難しい商品を選んでしまうと、効果を感じる前に摂取自体を止めてしまうケースも珍しくありません。 成分表やサプリメントの形状なども確認し、継続しやすい商品を選びましょう。 参考文献 (文献1) 日本人の食事摂取基準(2025年版)|厚生労働省| (文献2) 食品成分データベース|文部科学省 (文献3) これからママになるあなたへ|厚生労働省
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ビタミンB群を多く含んだ食べ物を一覧で紹介!不足リスクと熱中症との関連性も解説
「夏になると体がだるい、食欲がない、疲れやすい。」 そんな体調不良には、もしかするとビタミンB群不足が関係しているかもしれません。 ビタミンB群はエネルギー代謝や神経のはたらきに関わる重要な栄養素です。汗とともに失われやすいため、夏場はとくに意識的な補給を意識する必要があります。 この記事では、ビタミンB群の役割や含まれる食品や熱中症対策との関係までを詳しく解説します。 ビタミンB群とは ビタミンB群は、体内でエネルギーを生み出す過程に深く関わる、大切な栄養素です。代表的なものとして、以下が主です。 主なビタミンB群の種類 主なはたらき ビタミンB1(チアミン) 糖質の代謝を助け、脳や神経のはたらきを保つ ビタミンB2(リボフラビン) 脂質や糖質の代謝に関わり、皮膚や粘膜の健康維持をサポートする ビタミンB3(ナイアシン) 皮膚の代謝、アルコール分解、血流改善などに関与する ビタミンB6(ピリドキシン) タンパク質の代謝や、神経伝達物質の合成に役立つ ビタミンB12(コバラミン) 赤血球の生成や神経の修復を担う これらの栄養素は、食事から取り入れた糖質・脂質・タンパク質を体が使いやすいエネルギーへと変える役割を担っています。 また、神経のはたらきをサポートしたり細胞を健康に保ったりする上でも重要な役割を果たします。 さらに、ビタミンB群はストレスに対する抵抗力を高め、疲労回復を助けるはたらきがあるとされており、日々の元気を支える存在です。 【一覧表】ビタミンB群を多く含んだ食べ物 ビタミンB群がとくに多く含まれる食べ物を以下で紹介します。 栄養素の種類 とくに多く含む食べ物例 ビタミンB1 豚肉、鶏肉、大豆、玄米 ビタミンB2 レバーやハツなど内臓系、焼きのり、ハム、卵 ビタミンB6 にんにく、ピスタチオ、鶏肉、マグロ ビタミンB12 しじみ、あさり、いくらなどの魚卵、貝類 ナイアシン 鶏むね肉、まぐろ、かつお パントテン酸 レバーやハツなどの内臓系、魚卵 葉酸 焼きのり、レバー、うに、枝豆、アボカド ビオチン レバー、落花生など豆類、きのこ類、黄卵 その他、全粒穀物やレンズ豆、ホウレンソウ、アボカドなどは、ビタミンB群を豊富に含んでいます。 毎日違う食材を組み合わせてレシピを考えることで、8種類すべてを無理なく取り入れられます。たとえば、豚肉と野菜の炒め物や魚介類を使ったサラダなどは、ビタミンB群をバランスよく摂取できる手軽なメニューです。 また、普段の食事で摂りにくい栄養素はサプリメントで補うのも良いでしょう。ただし、食事とサプリの組み合わせによる特定の栄養素の摂りすぎに注意は必要です。 とくにビタミンB6やB12のように、過剰に摂取するとまれに神経障害や体調不良を引き起こす可能性があります。必要に応じて医師や管理栄養士に相談しながら、適切な摂取を心がけましょう。 ビタミンB群のはたらきと豊富に含んだ食べ物を紹介 以下は、ビタミンB群が豊富に含まれる食材について解説します。(文献1)(文献2) ビタミンB1 食品名(100gあたり) ビタミンB1含有量(mg) 豚ヒレ肉 1.32 大豆(乾燥) 0.88 うなぎ(蒲焼) 0.75 玄米 0.41 ビタミンB1は糖質(ブドウ糖)をエネルギーに変える際に必要な水溶性ビタミンであり、神経の正常なはたらきにも関与します。 成人の1日あたりの推奨量は約1mgで、エネルギー摂取量(目安として1000kcalに0.3mg)に応じて設定されています。 とくに炭水化物を多く摂る人や運動量が多い人はビタミンB1の必要量が増えるため、不足に注意が必要です。 ビタミンB2 食品名(100gあたり) ビタミンB2含有量(mg) 豚レバー 3.60 牛レバー 3.00 焼き海苔 2.33 干ししいたけ 1.40 うなぎの蒲焼 0.74 納豆 0.56 ビタミンB2(リボフラビン)は、糖質・脂質・タンパク質をエネルギーに変える代謝をサポートする補酵素としてはたらきます。 粘膜や免疫機能の正常なはたらきを支える役割もあり、体調を崩しやすい時期や疲れやすいときにはとくに意識して摂取したいビタミンの一つです。水溶性で体内に蓄積されにくいため、毎日の食事で継続的に摂ることが大切です。 ビタミンB6 食品名(100gあたり) ビタミンB6含有量(mg) にんにく 1.53 ピスタチオ 1.22 マグロ(赤身) 0.85 鶏ささみ 0.64 玄米 0.45 バナナ 0.38 ビタミンB6は、タンパク質の代謝を助ける酵素のはたらきを支える栄養素です。 神経伝達物質の合成にも関与し、脳の健康や免疫機能の維持に重要な役割を果たしています。 厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2025年版)」によると、成人男性の推奨量は1.4 mg/日、女性は1.2 mg/日とされています。これは体内のタンパク質代謝量に応じて設定されており、タンパク質の摂取量が多い人ほど必要量も増加する傾向があります。 ビタミンB12 食品名(100gあたり) ビタミンB12含有量(μg) しじみ 68.4 あさり 57.4 牛レバー 52.8 いくら 20.9 さば(焼き) 12.7 さんま(焼き) 8.9 ビタミンB12は赤血球をつくる過程に不可欠な栄養素で、不足すると「悪性貧血」と呼ばれる貧血症状を引き起こすことがあります。 また、神経を正常に保つはたらきやDNAの合成にも関与しています。とくに魚介類やレバーに多く含まれており、動物性食品からの摂取が中心です。 「日本人の食事摂取基準(2025年版)」によると、成人の推奨量は2.4 μg/日程度です。吸収率が低い人もいるため、少し多めに摂っておくのが望ましいでしょう。 ナイアシン 食品名(100gあたり) ナイアシン含有量(mg) かつお(生) 19.0 たらこ 17.0 鶏むね肉(皮なし) 16.0 豚レバー 14.0 干ししいたけ 13.0 玄米 6.3 ナイアシン(ビタミンB3)は、体内でエネルギーを作り出す代謝反応を助けるほか、皮膚や粘膜、神経の健康維持に関わる栄養素です。 アルコール代謝や血行促進にも関与し、不足すると「ペラグラ」といった皮膚炎や下痢・精神症状が現れることもあります。 成人のナイアシン推奨量は、男性で13〜15mg、女性で10〜12mg/日程度です。これはタンパク質からも体内で合成されるため、摂取量は「ナイアシン当量(NE)」で評価されます。 葉酸 食品名(100gあたり) 葉酸含有量(μg) 焼きのり 1,900 鶏レバー 1,300 うに 360 枝豆 320 ほうれん草(生) 210 アスパラガス 190 葉酸は細胞の分裂や増殖、DNAの合成に関わる栄養素で、とくに妊娠初期の胎児の正常な発育に不可欠です。 赤血球の合成にも関与し、不足すると貧血の原因となることがあります。妊娠を希望する女性にはとくに重要とされ、厚生労働省も摂取を推奨しています。 成人の1日の推奨摂取量は240μg、妊娠を計画している女性は+400μgの摂取が望ましいとされています。 ビオチン 食品名(100gあたり) ビオチン含有量(μg) 豚レバー 100 卵黄 65 落花生(乾) 58 しいたけ(乾) 36 アーモンド 27 納豆 21 ビオチンは脂質やタンパク質、糖質の代謝に関わる補酵素としてはたらき、エネルギーの生成や皮膚・髪・爪の健康維持に役立つビタミンです。 さらに、経機能の調整や血糖の安定にも関与しており、美容と健康の両面で注目されていますが、水溶性で体に蓄積しにくいためこまめな摂取が推奨されています。 成人の1日あたりの推奨摂取量は50μgが目安とされており、通常の食事から十分に摂取可能です。 食事で不足しがちなビタミンB群はサプリで補うのも手 ビタミンB群は水溶性で体に蓄積されにくく、ストレスや疲労、運動量の多い生活や偏った食生活などで不足しやすい栄養素です。 本来は毎日の食事でバランスよく摂るのが理想ですが、忙しい日や体調がすぐれない日は十分に摂るのは難しいでしょう。その場合は、サプリメントを活用するのも一つの手です。 ただし、過剰摂取を避けるため、目安量を守って利用しましょう。持病がある方や妊娠中の方は、医師や薬剤師に相談してから摂取してください。 ビタミンB群が不足・過剰摂取するとどうなる? ビタミンB群が不足・過剰摂取すると以下のようなリスクがあります。 ビタミンB群の種類 不足した場合にあらわれる症状 過剰摂取した場合に現れる症状 ビタミンB1 倦怠感、食欲不振、脚気、集中力低下 通常は余剰分は排出されるが、大量摂取で頭痛や動悸が出ることがある ビタミンB2 口角炎、口内炎、皮膚炎、目の充血やかゆみ目 とくに報告なし(過剰分は尿中に排出) ビタミンB6 手足のしびれ、けいれん、皮膚炎、免疫力低下 神経障害(長期大量摂取で) ビタミンB12 悪性貧血、手足のしびれ、記憶力低下 通常は安全だが、極端な摂取でニキビなどが出る場合もある ナイアシン 倦怠感、皮膚炎、うつ状態、消化不良 皮膚の紅潮、かゆみ、肝機能障害 パントテン酸 疲労感、頭痛、吐き気、免疫低下 とくに報告なし(過剰分は排出) 葉酸 巨赤芽球性貧血、胎児の神経管閉鎖障害 吐き気、胃腸障害、B12欠乏のマスク ビオチン 脱毛、皮膚炎、うつ状態、けいれん とくに報告なし(通常は安全) なお、水溶性であるビタミンB2は体内に蓄積されないため、不足しないようこまめに摂取するように心がけましょう。 熱中症はビタミン不足も起因!ビタミンB群を含む食品で予防しよう 熱中症は、体温調節がうまくいかず体内の水分や電解質が失われることで起こります。 他にも熱中症のリスクを高める要因の一つに、ビタミンB群の不足があります。 とくにビタミンB1やB2は、体内で糖質や脂質をエネルギーに変える働きを担う重要な栄養素です。これらが不足すると、体温調節機能の低下や脱力感、食欲不振を招きやすくなります。 大量の汗とともにビタミンB群が体外に排出されるため、こまめな補給が必要です。豚肉、大豆製品、魚介類、緑黄色野菜などビタミンB群を多く含む食品を意識して摂取し、夏場の体調管理に役立てれば熱中症予防の強い味方になるでしょう。 【関連記事】 熱中症になりやすい人とは|特徴と対策を現役医師が解説 熱中症の主な後遺症一覧|原因や治療方法を現役医師が解説 ビタミンB群を多く含む食材を積極的に摂って健康を維持しよう ビタミンB群は、毎日の元気や体のバランスを保つために欠かせない栄養素です。 特別な食材を用意しなくても、豚肉、納豆、卵、焼きのり、レバーなど、コンビニやスーパーで手軽に手に入る食品から十分に摂取できます。 忙しい日々の中でも、ちょっとした工夫でバランスの取れた食事は十分可能です。とくに夏場は、汗とともにビタミンが失われやすくなるため、意識的に補うことが大切です。 サプリメントの活用も一つの手段ですが、まずは日々の食卓からビタミンB群の接種を積極的にはじめてみましょう。 身近な食材で、無理なく健康を保つ工夫を考えてみてください。 日々の健康や疾患に不安がある方は、当院「リペアセルクリニック」の公式LINEをご利用ください。 公式LINEでは、再生医療に関する情報発信や簡易オンライン診断を実施しております。気になる症状があれば一度お試しください。 (文献1) 日本人の食事摂取基準(2025年版)|厚生労働省 (文献2) 日本食品標準成分表(八訂)増補2023年|文部科学省
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筋トレで関節をケアする方法を紹介!痛める原因と推奨トレーニングも解説
筋トレを続ける中で、膝や肘、手首など関節の痛みを感じる方は少なくありません。筋トレは筋肉を強化し身体機能を向上させる一方で、誤ったフォームや過度な負荷によって関節に負担がかかることもあります。 本記事では、筋トレが関節に与える影響や痛める原因を解説し、関節を守りながら安全にトレーニングを続けるためのポイントを紹介します。 具体的なケア方法や避けるべき行動、関節痛が起きた場合の対処法もまとめているので、ぜひ参考にしてください。 筋トレは関節に悪い?痛める原因を紹介 筋トレで関節を痛めてしまう原因には、以下のポイントがあります。 関節は筋肉よりも回復が遅い 関節を守る筋肉がうまく使えていない 筋トレのフォームが誤っており余計な負担がかかっている 筋肉はトレーニングによる疲労から比較的早く回復しますが、腱や靭帯、軟骨といった関節組織は血流が少なく代謝も遅いため、回復に時間がかかるといわれています。(文献1) また、正しい筋肉の使い方ができていなかったり、誤ったフォームでトレーニングを続けたりすると、関節に直接ストレスがかかりやすくなります。 そのため、これらの原因を理解し正しい方法で筋トレを行うことが重要です。適切な方法での筋トレは、筋肉が関節を支えて負担を軽減し、将来的な関節の老化予防にもつながります。 筋トレで関節を守るために意識したい3つのこと 筋トレで関節を守るためには、関節にかかる負担を減らす工夫が大切です。ここでは意識して取り組むべき3つのポイントを解説します。 筋トレの正しいフォームを身につける 筋トレ前後でストレッチ・軽度のトレーニングを励行する 一日の食事・サプリで十分な栄養素(タンパク質)を摂る 筋トレの正しいフォームを身につける 筋トレを正しいフォームで行うことは、関節への過剰な負担を防ぐために不可欠です。 関節は一定の方向にしか動かせない構造をしているため、無理な角度や動きでのトレーニングは炎症や痛みの原因になります。正しいフォームを意識することで、関節の動きを補助する筋肉が適切にはたらき、関節を安定させながらトレーニング可能です。 さらに、狙った筋肉に効率良く刺激が伝わるため、筋力向上やパフォーマンスの向上にもつながります。鏡や動画で丁寧に動きを確認しながら、正しいフォームを習得することが大切です。 筋トレ前後でストレッチ・軽度のトレーニングを励行する 関節を守るためには、筋トレの前後にストレッチを行うことが大切です。 筋トレ前のストレッチは関節の柔軟性を高め、可動域を広げることでケガのリスクを減らします。一方、筋トレ後のストレッチは使った筋肉の緊張をほぐし、関節への負担を軽減します。 硬くなった筋肉は関節の動きを妨げる原因となるため、関節の可動性を維持し安全に筋トレするには継続的なストレッチが欠かせません。 また、関節のためには軽いジョギングや自重での基本的なエクササイズなど、過度な負担をかけないトレーニングが推奨されます。 一日の食事・サプリで十分な栄養素(タンパク質)を摂る 関節を守り筋肉をしっかり支えるためには、十分なタンパク質の摂取が欠かせません。タンパク質は筋肉の修復や成長に必要な栄養素であり、筋トレの効果を最大化します。 タンパク質は主に以下の食品から多く摂取できます。 鶏肉・豚肉・牛肉 魚介類(サーモン、マグロなど) 卵 大豆製品(豆腐、納豆、味噌) 乳製品(牛乳、ヨーグルト、チーズなど) 厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2025年版)」によると、成人の1日の推奨タンパク質摂取量は体重1kgあたり約0.66gが目安です。(文献2)筋トレをしている場合は、やや多めに1.0〜1.3gを目標にすると良いでしょう。 また、タンパク質の合成を助けるビタミンDやビタミンC、ミネラルの積極的な摂取も関節の健康維持に役立ちます。バランスの良い食事やサプリの摂取で栄養管理を行いましょう。 【部位別】筋トレで関節をケアするためのトレーニング例 関節は日常生活や運動で負担がかかりやすいため、部位ごとに適切な筋トレでのケアが重要です。ここでは関節を守るための効果的なトレーニング例を、部位別に紹介します。 膝関節のケア方法 肩関節のケア方法 肘関節のケア方法 膝関節のケア方法 膝関節を守るためには、周囲の筋肉をバランス良く鍛えることが重要です。とくに以下の筋肉を意識しましょう。 大腿四頭筋(太もも前側) 中殿筋・大殿筋(お尻) ハムストリングス(太もも後側) 内転筋群(太もも内側) これらの筋肉を効率的に鍛えられるトレーニングは以下です。 トレーニング名 対象の筋肉 方法 SLR(ストレート・レッグ・レイズ) 大腿四頭筋 仰向けで片膝を立てる もう片方の脚を伸ばしたまま床から10cmほど上げて5秒静止する 左右20回ずつ行う サイドレッグレイズ 中殿筋 横向きに寝る 上側の脚をゆっくりと上げて下ろす 10回×3セット行う ヒップリフト(ブリッジ) 大殿筋、ハムストリングス 仰向けで両膝を立て、お尻を持ち上げて3秒キープする 3回繰り返す クッション挟み 内転筋群 椅子に座るか立った状態で、膝の間にクッションやボールを挟み、5秒間強く押しつぶす 20回繰り返す 肩関節のケア方法 肩関節は非常に可動域が広いため、安定性を支える以下の筋肉を適切に鍛えることが重要です。 回旋筋腱板(ローテーターカフ) 肩甲骨周囲筋(インナーマッスル) 三角筋(アウターマッスル) 以下のトレーニングにて筋肉をバランス良く強化することで、関節のケアにつながります。 トレーニング名 対象の筋肉 方法 アイソメトリックトレーニング 回旋腱板 肘を90度に曲げ、反対の手で手首に抵抗をかける 関節を動かさずに内側や外側に5秒間力を入れる 壁を使った肩甲骨エクササイズ 肩甲骨周囲筋 肘を90度に曲げて壁に手をつき、手を壁につけたまま斜め上にスライドさせる 肩がすくまないように注意する 10〜15回繰り返す ダンベルショルダープレス 三角筋 肘が身体より後ろに下がらないように注意しながら、ダンベルを頭上に押し上げる 肘関節のケア方法 肘関節をケアするには、関節を支える筋肉を鍛えることが重要です。とくに以下の筋肉が肘の安定性や負担軽減に関与します。 前腕屈筋群(手首を曲げる動作に関与) 前腕伸筋群(手首を伸ばす動作に関与) 上腕二頭筋(肘を曲げる・前腕を回外させる) 上腕三頭筋(肘を伸ばす動作に関与) 以下のトレーニングで筋肉を強化すると、肘の可動域を保ちつつ過度なストレスを防ぎ、ケガのリスクを減らせます。 トレーニング名 対象の筋肉 方法 リストカール 前腕屈筋群 椅子に座り前腕を太ももに乗せ、手のひらを上にしてダンベルを持つ 手首をゆっくりと曲げ伸ばしする 10〜15回を2〜3セット行う リバースリストカール 前腕伸筋群 椅子に座り前腕を太ももに乗せ、手のひらを下にしてダンベルを持つ 手首をゆっくりと甲側に曲げ伸ばしする 10〜15回を2〜3セット行う ハンマーカール 上腕二頭筋、前腕屈筋群 ダンベルを縦に持ち、肘を体側につけてゆっくりと肘を曲げ伸ばしする 10〜15回を2〜3セット行う トライセプスエクステンション 上腕三頭筋 片手または両手でダンベルを持ち、腕を頭上に伸ばす 肘を曲げてダンベルを頭の後ろに下ろし、ゆっくりと元に戻す 10〜15回を2〜3セット行う タオル絞り 前腕全体 タオルを固く絞るように両手でねじる 左右に20回ずつ行う 筋トレで関節を痛めたときに避けたい行動 筋トレで関節を痛めた際には、症状を悪化させないために避けるべき行動があります。 ここでは以下の2つの避けたい行動を解説します。 負荷の高い筋トレメニュー・激しいスポーツ 飲酒・喫煙 負荷の高い筋トレメニュー・激しいスポーツ 関節に痛みがある状態で高い負荷の運動を行うと、炎症や損傷が悪化するリスクがあります。 とくに以下のような筋トレは注意が必要です。 深く沈み込むスクワット ベンチプレス デッドリフト また、急停止や方向転換の動きが多い、以下のスポーツも関節に大きな負担がかかります。 サッカー バスケットボール テニス スキー 回復期にはウォーキングや水中ウォーキング、軽いストレッチに切り替え、無理のない範囲で体を動かすことが重要です。 飲酒・喫煙 関節を痛めているときは、飲酒や喫煙を避けることも大切です。 喫煙は血流を悪化させ、関節軟骨の修復に必要なビタミンCなどの栄養素の吸収を阻害します。また、アルコールの過剰摂取もコラーゲンの生成を妨げる上、筋肉の回復や免疫機能を低下させるリスクがあります。 飲酒や喫煙習慣が続くと、関節の弾力性や再生力が損なわれ、ケガの治癒が遅れる可能性もあるため意識的に控えることが関節ケアには不可欠です。 筋トレで膝・肘・手首などの関節痛が気になる方は医師へ相談 筋トレ中や後に膝・肘・手首などの関節痛が続く場合は、自然治癒を待つだけでなく医師の診察を受けることが大切です。関節の痛みは、炎症や靭帯・軟骨の損傷などが原因となっていることもあり、放置すると悪化する恐れがあります。 関節の靭帯や軟骨の損傷に対しては、再生医療という治療方法もあります。再生医療は患者様自身の幹細胞を用いる治療法です。 痛みや違和感が続く場合には早めに専門医に相談し、ご自身に適した治療方法についてしっかりと話し合うことが重要です。 当院「リペアセルクリニック」の公式LINEでは、再生医療に関する情報の提供や簡易オンライン診断を実施しています。気になる症状がある方は、ぜひ一度お試しください。 関節をケアしながら筋トレを続けて身体を健やかに保ちましょう 筋トレは関節の健康維持に欠かせない一方で、誤った方法や過度の負荷は関節痛の原因にもなり得ます。正しいフォームやストレッチ、十分な栄養摂取を意識しながら筋トレを行うことで、関節への負担を軽減しながら筋力アップが期待できます。 また、膝や肘、手首などの関節に痛みや違和感がある場合は、自己判断せず専門医への相談が重要です。そのような関節の悩みに対しては、症状や状態に応じて選択肢の一つとして再生医療を検討するケースもあります。 再生医療は、関節の状態に応じた新たな治療の選択肢です。関節の悩みを抱えている方は、まずは専門家の意見を聞きながら、自分に合ったケアを始めましょう。 (文献1) 関節軟骨の再生医療の現状と課題|J-STAGE (文献2) 日本人の食事摂取基準(2025年版)|厚生労働省
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フラワーセラピーで五感を整えませんか♪
フラワーセラピーで五感を整えませんか♪ 皆様こんにちは🍀 日々の疲れを「お花で癒せる」ことをご存知でしょうか?😊 それがフラワーセラーピーと言われるものです。 🌸フラワーセラピーとは🌸 花やハーブを使うことで、体や心のバランスを整える方法として効果的です。 五感(視覚・嗅覚・触覚・聴覚・味覚)をフルに使って、花やハーブのカラーや香りなどを自由なイメージで感じることで、脳に刺激が送られ精神的にも、身体的にも活性化されるというものです。 フラワーセラピーは、日頃抱えている悩みやストレスを開放し、疲れを癒してくれるメンタルヘルスを開放する方法の1つとして注目されています☺️ 方やり方は、けして難しいものではなく手軽に、気軽な気持ちで生活に取り入れられるのですぐに体験いただけます。 フラワーセラピーの方法は簡単です 🌸フラワーセラピーの方法🌸 ・部屋にお花を飾る ・お花に由来する精油をお風呂に数滴、垂らしてリラックスバスタイム ・お花を育てる また、お花の色でも効果が様々あります⭐️ ・赤いお花(バラ・カーネンションなど) → 血行をよくする効果 ・黄色いお花 (ヒマワリなど) →集中力をアップさせる ・青い花 (アジサイなど) →リラックス効果 ・紫の花 (ラベンダーなど) →ひらめきや洞察寮、回復機能 ・白い花 (ユリ・かすみ草など) →リフレッシュ効果、浄化作用 日々の生活の中にお花を取り入れて、精神的な安定性と豊かな気持ち、爽やかな気持ちで過ごせれば最高です。 フラワーセラーピーを五感で感じることで、五感が活性!整えば良いですよね! フラワーセラピーで、より良い健康的な生活を送りましょう💪😊
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原因別、頭痛のタイプとその見極め方について
原因別、頭痛のタイプとその見極め方について こんにちは🌱 皆さまの中に、頭痛で悩まれている方はいらっしゃいませんか? 実は、日本人の3人に1人が慢性的な頭痛に悩まされています。 しかし、頭痛は単一の症状ではなく、様々なタイプがあります。そのため、適切な対処法を見つけるためには、まず自分の頭痛のタイプを知ることが重要になります。 今回は、代表的な頭痛のタイプである「片頭痛」と「緊張型頭痛」について、それぞれの特徴と対処法をご紹介します 🧠片頭痛 片頭痛は、症状としては、こめかみがズキンズキンと痛んだり、中には吐き気や痛みが伴う、頭痛の前に目がチカチカするなどの症状が起こります。 対処法としては、こめかみを冷やす、光や音の刺激を遮断して安静にする、温かい飲み物、スープなどで胃腸を温めるといった方法があります。 <特徴> ☑️こめかみがズキンズキンと痛む ☑️吐き気や痛みを伴う ☑️頭痛の前に目がチカチカする <対処法> ・こめかみを冷やす ・光や音の刺激をシャットアウトして安静に ・スープなどで胃腸を温める 🧠緊張型頭痛 緊張型頭痛は、後頭部が締め付けられるように痛くなり、肩や首が凝る、目が疲れる、デスクワークが多いなどの特徴があります。 対処法としては、マッサージやストレッチをする(後頭部の天柱というツボを押すと効果的)、同じ姿勢を取り続けないようにする、枕の高さを調節するなどの方法があります。 <特徴> ☑️後頭部が締め付けられるように痛くなる ☑️肩や首が凝る ☑️目が疲れる、デスクワークが多い <対処法> ・マッサージやストレッチをする(後頭部の天柱というツボを押すと効果的) ・同じ姿勢を取り続けないようにする、座り方を変える ・枕の高さを調節する ※頭痛のタイプがわからない方など、頭痛の症状に不安がある方は、病院やクリニックなどの医療機関を受診されることをお勧めします。 ちなみに「緊張型頭痛」の対処法については、上の写真、首筋に「天柱」というツボがあって頭痛に効くと言われています。 ズキズキといたんできたら、写真を参考に首筋のツボを探して押してみるのも手軽な対処法です! 自分の頭痛のタイプにあったケアで、辛い頭痛の症状と決別しましょう👨⚕️!
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体重管理に朗報?!ご存知ですか?食べても太りにくい時間帯がある!
体重管理に朗報?!ご存知ですか?食べても太りにくい時間帯がある! 皆様、こんにちは! 現代人の約半数以上が痩せたいと思っている現状をご存知でしょうか? その中で自分自身で「痩せたい・・・」と思いながら自分の力で痩せられる方は数パーセントといわれています。 厳しいですよね… そもそも体重管理といえば「食事のカロリー」に意識がいきがちですが、それと同じくらい、「いつ食べるか」が重要であることをご存知でしょうか。 そこで今回は、ご自身でも簡単に見直しができる食事時間についてお話していきます! ①朝食:起きて1、2時間以内 起床後すぐは糖質が脂肪に変わりにくく、運動エネルギーとしてスムーズに消費されるのです! ②昼食:12〜14時頃まで 栄養補給に最も適しているタイミングなので、しっかり食べて大丈夫です! ③夕食:20時頃までで、就寝2時間前 BMAL1(脂肪合成を促進するタンパク質)が1番増える21時〜3時に食べてしまうと太ります。 出来るだけ早い時間に済ませることが大切です。 このようにしてみると、朝食や昼食で大きく外れた時間に食べるという方は少ないと思うのです。問題は夕食です。ここでも食事内容や、今回のテーマである時間を守ることができればハードルは下がるはずです。 早い時間に夕食をとるように心がけましょう。食事後に欲しくなるお菓子などは、やめるか、就寝の2時間前までい済ませてください。体重管理のため、時間管理を行って健康な体づくりを目指していきましょう!
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糖化とは?肌の老化を引き起こす原因と食事でできる予防法を解説
「最近、肌がくすんできた気がする」「しっかり寝ているのに疲れが取れにくい」そんな悩みを抱えていませんか。その原因のひとつとして注目されているのが「糖化」です。 糖化とは、食事で摂った余分な糖が体内のタンパク質と結びつき、老化を進める反応のことです。肌のくすみやシワだけでなく、疲労感や生活習慣病のリスクにもつながります。 ただし、糖化は食事や生活習慣の見直しで対策が可能です。 今回の記事では、糖化の仕組みをわかりやすく解説した上で、肌や体への影響、今日から始められる具体的な予防法まで詳しく紹介します。 老化の原因となる糖化とは?わかりやすく解説 糖化とは、体内で余った糖がタンパク質と結びつき、AGEs(エージーイーズ:終末糖化産物)と呼ばれる老化物質を生み出す反応です。この生成されたAGEsは、全身の組織を劣化させてしまいます。 身近な例でいえば、「玉ねぎの飴色炒め」がわかりやすいです。 透明だった玉ねぎをじっくり加熱していくと、玉ねぎに含まれる糖とアミノ酸が結びつき、少しずつ褐色に変わっていきます。これは「メイラード反応」と呼ばれる現象で、糖化はまさにメイラード反応と同じ反応が体の中で時間をかけて進んでいる状態です。 老化の原因としては「酸化」もよく知られていますが、糖化と混同されやすいポイントでもあります。両者の違いは以下のとおりです。 糖化 酸化 原因 余分な糖がタンパク質と結合する。「体のコゲ」などと呼ばれる 活性酸素が細胞を傷つける。「体のサビ」などと呼ばれる 生成物 AGEs(終末糖化産物) 過酸化脂質など 主な影響 肌の黄ぐすみ・血管の劣化 シミ・炎症・細胞の老化 なお、糖そのものは体を動かすために欠かせないエネルギー源であり、「糖=悪」ではありません。問題になるのは、必要以上に摂りすぎて余った糖が、タンパク質と結びついてしまうケースです。 糖化が引き起こす肌・体のトラブル 糖化によって生まれるAGEsは、肌や血管、骨などさまざまな組織に蓄積し、体にトラブルを引き起こします。代表的な影響は以下の3つです。 肌の黄ぐすみ・シワ・たるみが進行する 慢性的な疲労感や眠気を引き起こす 病気のリスクを高める それぞれ詳しく見ていきましょう。 肌の黄ぐすみ・シワ・たるみが進行する AGEsは、肌のハリや弾力を支えるコラーゲンやエラスチンに蓄積しやすい性質を持っています。コラーゲン繊維がAGEs化すると硬く脆くなり、肌の弾力が低下してシワやたるみにつながるのです。 さらに、AGEs自体が褐色を帯びた物質であるため、肌が黄色くくすんで見える「黄ぐすみ」の原因にもなります。透明感のある肌を保ちたい方にとって、糖化は大敵といえます。 加えて、糖化はターンオーバー(肌の生まれ変わり)のリズムを乱す要因にもなります。ターンオーバーが滞るとメラニンの排出が遅れ、シミが残りやすくなるのです。 慢性的な疲労感や眠気を引き起こす 糖化の影響は肌だけにとどまりません。AGEsが血管の内壁に蓄積すると血管の機能が低下し、全身への酸素や栄養の供給が滞ります。その結果、慢性的なだるさや疲労感につながる場合があるのです。 また、糖質の多い食事をとったあとに血糖値が急上昇・急降下する「血糖値スパイク」も、食後の強い眠気や倦怠感の原因です。 血糖値の乱高下は糖化を加速させる要因でもあるため、疲れやすさと糖化は密接に関わっています。 病気のリスクを高める 糖化が進んでAGEsが体のあちこちにたまると、肌や疲労感にとどまらず、さまざまな病気の引き金になる可能性があります。 以下の表に、AGEsが関わる代表的な病気とそのメカニズムをまとめました。 病気 AGEsが関わるメカニズム 動脈硬化(心筋梗塞・脳梗塞) 血管を構成するコラーゲン繊維にAGEsがたまると、血管が硬くなり弾力性が失われる。動脈硬化が進むと心筋梗塞や脳梗塞のリスクが高まる 骨粗しょう症 骨はカルシウムとコラーゲンでできており、コラーゲンがAGEs化すると骨がもろく折れやすくなる。骨密度が正常でも骨折リスクが上がる場合がある 白内障 目のレンズ(水晶体)を構成するクリスタリンが糖化してAGEsがたまると、水晶体がにごり、かすみ目や物が二重に見えるといった症状が起こる 糖尿病の合併症 高血糖が続く糖尿病ではAGEsが体内に蓄積しやすく、神経障害(手足のしびれ)・網膜症(視力低下)・腎症(腎機能の低下)といった合併症の原因になる アルツハイマー型認知症 脳内にできる「老人斑」からAGEsが検出されており、長年の糖化がアルツハイマー型認知症の一因ではないかと考えられている このように、AGEsの影響は血管・骨・目・脳・神経と全身に及びます。糖化の進行を抑えてAGEsをためない生活を続けることが、将来の病気リスクを下げる上で大切です。 あなたは大丈夫?糖化リスクのセルフチェックリスト 糖化のリスクは、日頃の食事や生活習慣に大きく左右されます。以下のチェックリストで、自分の糖化リスクを確認してみましょう。 当てはまる項目が多いほど、体内で糖化が進みやすい状態にあるといえます。 朝食を抜くことが多い 丼物や麺類など炭水化物中心の食事が多い 甘い飲み物(清涼飲料水・ジュース)をよく飲む 食事のスピードが速い(早食いの自覚がある) 野菜をあまり食べない 食後に強い眠気を感じることが多い 甘いお菓子やスナック菓子をよく食べる お酒を飲む習慣がある(とくにビール・日本酒) タバコを吸っている 運動する習慣がほとんどない ストレスを感じやすい・睡眠不足が続いている 肌のくすみやシワが気になるようになった 該当数 糖化リスクの目安 0〜2個 リスクは低めです。今の生活習慣を維持しましょう。 3〜5個 やや注意が必要です。食事や運動の習慣を少しずつ見直してみてください。 6〜8個 リスクが高い状態です。以下で紹介する予防法を積極的に取り入れましょう。 9個以上 糖化が進行している可能性があります。食生活と生活習慣の両面から見直しを強くおすすめします。 糖化を防ぐ食生活 糖化対策でもっとも効果的なのは、毎日の食事を見直すことです。厳しい食事制限ではなく、食品の選び方や食べる順番を工夫するだけで糖化リスクを大幅に下げられます。 ポイントは以下の3つです。 高GI食品を控える 抗糖化が期待できる食品・飲み物を取り入れる 食べる順番を工夫する それぞれ順番に解説します。 高GI食品を控える GI値(グリセミック・インデックス)とは、食後の血糖値の上がりやすさを数値化した指標です。一般的にGI値55以下を「低GI」、70以上を「高GI」と分類します。 高GI食品ほど血糖値が急上昇しやすく、糖化のリスクも高まります。そのため、ふだんの食事を低GI食品へと置き換えると、糖化のリスクを下げられます。 代表的な食品のGI値と置き換えの例は以下のとおりです。 食品カテゴリ GI値が高い食品(GI値) GI値が低い食品(GI値) 主食(ごはん・パン) 精白米(73)白パン(75) 大麦(28)スパゲッティ(49) いも類 じゃがいも・ゆで(78) さつまいも・ゆで(63) シリアル・菓子 コーンフレーク(81)米菓・せんべい(87) ミューズリー(57)チョコレート(40) 果物 すいか(76) りんご(36)オレンジ(43)バナナ(51) 豆類 ― 大豆(16)レンズ豆(32)ヒヨコマメ(28) 乳製品 アイスクリーム(51) 牛乳(39)フルーツヨーグルト(41) (文献1) なお、玄米(GI値68)は中GIですが、精白米(73)よりは低いため置き換えの食品として有効です。 高GI食品を排除するのではなく、選び方を変える意識を持ちましょう。 抗糖化が期待できる食品・飲み物を取り入れる 低GI食品に加えて、糖化やAGEsの生成を抑える「抗糖化作用」が報告されている食品も取り入れましょう。食物繊維には糖の吸収を抑えてGI値を下げる働きがあり、タンパク質が多い食品ほどGI値が低くなる傾向もあります。 以下に、糖化対策におすすめの食品・飲み物をまとめました。 食品・飲み物 含まれる成分・期待される作用 緑茶 カテキンにAGEsの生成を抑制する作用が報告されている りんご・玉ねぎ ケルセチンがAGEsの形成を抑える効果が報告されている レモン・キウイ ビタミンCがAGEsの生成を抑える働きを持つ 豚肉・玄米 ビタミンB1が糖の代謝を助け、余分な糖を体内にためにくくする (文献1) いつもの飲み物を水やコーヒーから緑茶に変えたり、サラダに玉ねぎを加えたりと、日々の食事に上記の食材をプラスしてみてください。 食べる順番を工夫する 同じメニューでも、食べる順番を変えるだけで食後の血糖値の上がり方が変わります。おすすめは「ベジタブルファースト」と呼ばれる食べ方です。 野菜・食物繊維(サラダ、きのこ、海藻など) タンパク質(肉、魚、卵、大豆製品など) 糖質(ごはん、パン、麺類など) 先に食物繊維を摂ると、腸での糖の吸収がゆるやかになり、食後の血糖値が急上昇しにくくなります。外食のときも、まずサラダやスープから手をつける習慣をつけるだけで効果が期待できます。 また、よく噛んでゆっくり食べることも大切です。早食いは血糖値を急激に上げやすく、満腹感を得る前に食べすぎてしまう原因にもなります。一口30回を目安に噛む意識を持つと、糖化予防と食べすぎ防止の両方に役立ちます。 生活習慣で糖化リスクを下げる方法 食事の見直しに加えて、日常の生活習慣を整えることでも糖化リスクを下げられます。ここでは2つのポイントを取り上げます。 適度な運動を習慣にする 飲酒・喫煙を控える それぞれ見ていきましょう。 適度な運動を習慣にする 運動は、血液中の余った糖を消費する効果的な手段です。とくに、食後30分以内に軽いウォーキングを行うと、食後血糖値の上昇をゆるやかにする効果が期待できます。 また、筋肉量を維持・増やすことで糖の代謝能力が上がり、余分な糖が体内にたまりにくくなります。激しいトレーニングでなくても、通勤時にひと駅分歩く、エレベーターの代わりに階段を使うなど、日常に取り入れやすい運動から始めてみましょう。 飲酒・喫煙を控える アルコールは体内でアセトアルデヒドに分解されますが、このアセトアルデヒドがタンパク質と結合してAGEsの生成を直接促進します。とくにビールや日本酒は糖質も多く含まれるため、「糖質による血糖値上昇」と「アセトアルデヒドによるAGEs促進」のダブルリスクに注意が必要です。 また、喫煙もAGEsの蓄積を加速させる要因として知られています。完全に禁止する必要はありませんが、飲酒の頻度や量を見直す、休肝日を設けるなど、できるところから改善していきましょう。 進行した糖化は治すことができる? 残念ながら、一度生成されたAGEsは体内で自然に分解されにくく、完全に元に戻すのは難しいとされています。 ただし、肌を構成するコラーゲンは数年かけて少しずつ入れ替わります。つまり、今から糖化の進行を抑える生活を続ければ、長期的に見て肌の状態が改善していく可能性は十分にあるのです。 ここまで紹介してきた食事や生活習慣の見直しは、年齢に関係なく今日から始められるものばかりです。少しずつでも良いので、取り入れてみてください。 まとめ|糖化は食生活や生活習慣を見直して対策しよう 糖化とは、余分な糖がタンパク質と結びついて老化物質AGEsを生み出す反応です。肌の黄ぐすみやシワ、疲労感、さらには動脈硬化などの病気リスクにもつながるため、見過ごせない問題といえます。 とはいえ、糖化は日々の工夫で進行を大幅に抑えられます。今日から始められる対策として、以下の3つを意識してみてください。 白米を玄米に置き換えるなど、低GI食品を選ぶ 野菜から食べる「ベジタブルファースト」を習慣にする 食後に10分程度のウォーキングを取り入れる 糖化を完全に防ぐのは難しくても、進行を遅らせるのは誰にでもできます。「今日の食事から1つ取り入れてみよう」などの気軽な一歩から、無理なく続けていきましょう。 糖化に関するよくある質問 糖化に効くサプリはある? AGEsの生成を抑える作用が研究で報告されている成分はいくつかあり、サプリメントとしても市販されています。 代表的なものは以下の3つです。 成分 報告されている作用 研究の状況 αリポ酸 糖の代謝を促進し、AGEsの蓄積を抑える。抗酸化作用もあわせ持つ 2型糖尿病患者を対象とした臨床試験で、6か月間の摂取によりAGEsレベルが低下したと報告されている ビタミンB6(ピリドキサミン) AGEsの原因となる反応性カルボニル化合物を捕捉し、糖化を抑制する 人体を対象とした介入研究があり、抗糖化メカニズムも確認されている カルノシン 糖化の中間体(グリオキサールなど)と反応し、AGEsの形成を防ぐ システマティックレビューで36件中34件の研究がAGEs抑制効果を確認。ただしヒト臨床試験は2件のみ (文献2) ただし、サプリメントはあくまで食事や生活習慣の見直しを補助する位置づけです。サプリだけで糖化を防げるわけではないため、まずは食生活の改善を優先した上で、補助的に活用しましょう。 糖化が進行すると糖尿病になる? 糖化がそのまま糖尿病になるわけではありませんが、両者は深く関係しています。 糖分や炭水化物の摂りすぎが続くと、血糖値を下げるインスリンの分泌が過剰になったり、インスリンが効きにくくなったりするのが主なメカニズムです。やがて「血糖値が高いまま下がらない状態」、つまり糖尿病につながる可能性があります。 糖尿病が進むと神経障害や視力の低下、腎臓の機能低下といった合併症のリスクも出てきます。 こうした事態を防ぐためにも、今回の記事で紹介した低GI食品の選択や食べる順番の工夫、適度な運動を日頃から意識して、糖化を進めない生活を心がけましょう。 参考文献 (文献1) 見直される糖尿病の食事療法|日本糖尿病学会誌第56巻第12号 (文献2) Carnosine and advanced glycation end products: a systematic review|PubMed
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健康生活!寒い季節は暖かいお味噌汁!工夫して多くの野菜を採りましょう
健康生活!寒い季節は暖かいお味噌汁!工夫して多くの野菜を採りましょう みなさん、こんにちは! 最近食事で気を付けていることがあります。 それは、3食のうち、どこかで味噌汁を食べるようにしていることです。 お味噌汁に沢山の野菜を入れることで野菜の栄養を得られればと考えました。 実際、一度に多くの野菜を食べることが難しい根菜類も我が家では煮詰めた 野菜の旨味を活かした「味噌汁」を食べることで身体を暖めるようにしています☆ このお味噌には身体に嬉しい栄養がいっぱいあるのです! 特に以下は見逃せません。 〇乳酸菌 〇タンパク質 〇大豆イソフラボン ・・・など聞き慣れたいかにも身体、お肌にも良さそうな物が含まれています♪ 根菜類には食物繊維やビタミンが豊富に含まれているので 是非冬の寒い時期にこそ具だくさんの根菜味噌汁を食べてみてはいかがでしょうか? 根菜類の他に・・・ 玉ねぎ、豆腐、生姜、長芋を 入れると美味しいですよね! 好きなものを入れてご自身の好きな味を見つけてみてくださいね♪ 写真は、お休みの日に野菜中心のランチプレートを作ってみたものです! 鶏の唐揚げにみえるものは大豆ミートです♪ 言われないと分からないくらいに鶏の唐揚げそっくりに出来て大満足でした! このように野菜を使って工夫すれば身体に優しいもの、身体が喜ぶものを楽しく食べることができる上、腸内環境が整いデトックスさえも期待できてしまいます♪健康な生活を送るためにはバランスの取れた食事が欠かせませんからね! その意味でも野菜は栄養価が高く、私たちの健康をサポートしてくれます。そこで、色々な野菜を工夫して取り入れる注意点をご紹介します。ちょっとしたことを知っておくことで食事のバリエーションを増やすことができて楽しみながら健康な身体を手に入れることができますよ! 旬の野菜を活用しましょう 旬の野菜は新鮮でおいしく、栄養価も高いと言われています。たとえば、年中見かける、ほうれん草やブロッコリーは冬が旬だって知ってました。春なら新たまねぎやアスパラガス、夏はトマトやキュウリ、秋にはかぼちゃや、サツマイモなどがあります。季節にあわせて旬の野菜を積極的に選んでレシピを探したり新しい料理に挑戦してみるのもお勧めです。食事が一層楽しくなります。 まとめ・健康生活のために 健康的な生活を送るためには、様々な野菜をバランスよく摂取することが重要です。単調な食事では飽きてしまったり、栄養の偏りが生じることがあります。 そこで、旬の野菜を活用したり、冬には温かくておいしいお味噌汁や、カラフルなサラダにも挑戦したり、野菜を主役にした料理を試すことで、多様な野菜を楽しく取り入れることができます。 野菜をしっかり取り入れて、健康な身体を維持しながら美味しい食事を楽しみましょう。健康的な食事は心身のバランスを整え、より豊かな生活をもたらしてくれます。 まだまだ寒い日が続きそうですね。 身体を暖めながら沢山のお野菜を食べて免疫を高めていきましょう!
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春の七草の覚え方|語呂合わせ・植物の種類・効果とともに紹介
春の七草は古くから人日の節句(1月7日)に食されてきた7種類の植物(野菜)です。 近年では毎年1月7日になると、スーパーマーケットに七草がセットで置かれている光景を目にするのも珍しくありません。 平安時代の頃には七草を用いた粥(かゆ)を食べる風習が定着しており、かつては食物が乏しい冬の貴重な栄養食でした。 現在では年末・年始に増えやすい暴飲暴食で疲れた胃を休める目的で食べられています。 今回は七草がゆに用いられる春の七草の覚え方や、それぞれの食材に期待できる効果を解説します。 春の七草の覚え方|順番や語呂合わせを工夫して覚えよう 春の七草の覚え方はいくつかありますが、代表例として以下の3つが挙げられます。 短歌調(五・七・五・七・七) 七五調 頭文字をとった語呂合わせ 短歌調の形式で覚えている方も多いのではないかと思いますが、一風変わった覚え方もあるのでご一読ください。 短歌調(五・七・五・七・七) 春の七草の短歌調の覚え方としては以下がよく知られています。 「セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロ・春の七草」 源氏物語の注釈書である河海抄では以下のように読まれています。(文献1) 「セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロ・これぞ七草」 七五調 古今和歌集や新古今和歌集で好まれた七五調では、春の七草を次のように覚える方法があります。 「スズナ・スズシロ・セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ」 ただし、春の七草の七五調での覚え方は例が少なく、一般的には短歌調で覚える方が多いようです。 頭文字をとった語呂合わせ 春の七草の変わった覚え方として次のような語呂合わせがあります。 「セナはゴッホとすずが2つ好き」 それぞれ、セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロの頭文字を取っています。 「セナはスースー、ゴホッ」 こちらも春の七草の変わった覚え方の一つです。 そもそも「春の七草」とは?どんな植物(野菜)なのか紹介 春の七草は以下のとおりです。 呼び名 漢字 備考 せり:別名、シロネグサ 芹 せり科の多年草 なずな:ぺんぺん草 夏無(薺) アブラナ科の越年草、昔は普通の食材 ごぎょう:別名、おぎょう 御形(母子草) キク科の越年草、薬草 はこべら:別名、アサシラゲ 繁縷(小繁縷) ナデシコ科の越年草、薬草 ほとけのざ:別名、クオニタビラコ 仏の座(小鬼田平子) キク科の越年草 すずな:カブ 鈴菜・菘(蕪) 小さく白いカブ すずしろ:ダイコン 清白(大根) ミニサイズの大根 次項ではそれぞれの植物(野菜)についてさらに詳しく解説します。 セリ セリ(芹)はシロネグサの別名を持つ、セリ科セリ属の多年草です。 日本原産の植物で田んぼのあぜ道や湿地などに自生しており、独特の食感と香りが特徴で古くから食用として利用されています。 若葉が競り合うようにして成長し背丈を伸ばすことからセリの名が付けられています。 食用にする際は根元を切り落とし、根っこは茹でて火を通し、茎と葉は軽く茹でる程度に熱を入れるのが一般的です。 ナズナ ナズナ(薺)はペンペン草やシャミセングサの別名を持つ、アブラナ科ナズナ属の一年生植物(越年草)です。 都会でも道端に自生しているのを見かけるケースが多く、若苗や若葉を食用にします。 ナズナは秋に発芽して冬を越し、夏になると枯れることから夏無と呼ばれ、転じてナズナの名が付けられたとの説があります。 ゴギョウ ゴギョウ(御形:オギョウとも)はキク科ハハコグサ属の二年草(越年草)で、ハハコグサ(母子草)の古名です。 ハハコグサの名は茎葉全体に白い毛がほほける(ほおけ立つ)ことに由来しています。 古名のゴギョウは、桃の節句に厄除けとして御形と呼ばれる人形を川に流した古代の風習に由来すると考えられています。 若い茎もしくは葉を食用にするのが一般的です。 ハコベラ ハコベラ(ハコベ:繁縷・小繁縷)はアサシラゲやヒヨコグサの別名を持つ、ナデシコ科ハコベ属の一年草です。 コハコベとミドリハコベを総称してハコベと呼んでおり、いずれも古くからハコベラの名で親しまれてきました。 本草和名には「波久部良」の名が見られ転化してハコベラと呼ばれるようになったと考えられていますが、語源に関しては明らかにされていません。 春先の柔らかい先端部を食用にします。 ホトケノザ ホトケノザ(仏の座)はコオニタビラコ(小鬼田平子)の古名で、キク科ヤブタビラコ属の越年草です。 ロゼット様の葉が仏の台座に見えることから、ホトケノザの名がつけられた経緯があります。 田平子の名は田んぼや畔に張り付く様子からその名が付けられており、名前の通り水田や畑で多く見かけられます。 茎が立つ前の根出葉を食用にします。 スズナ スズナ(鈴菜・菘)はアブラナ科アブラナ属の二年草(越年草)であるカブ(蕪)の別名で、スズナ以外にもカブナやカブラナ、ホウサイ、ダイトウナなど多くの別名があります。 カブの丸い実の形が錫製の瓶子に似ていたことから、スズナの名が付けられたとの説が有力です。 寒い時期になると甘みが強くなり、実と葉が料理に用いられます。 スズシロ スズシロ(清白)はアブラナ科ダイコン属の越年草であるダイコン(大根)の別名です。 古語でスズは青を、シロは白を意味しており、大根の根が白く穢れ(けがれ)がない様子からスズシロの名が付けられたとの説が有力です。 当たり役がない役者を「大根役者」と呼びますが、大根はいくら食べても食あたりを起こさないほど消化に良い食べ物の一つです。 大根は実も葉も食べられます。 春の七草は縁起が良い食べ物でもある 七草がゆは古くから健康や長寿を願い食べられてきましたが、春の七草は以下で示す通り縁起が良い食べ物としても知られています。 七草の種類 縁起 意味 セリ 競り勝つ 勝利や成功を願う ナズナ 撫でて汚れを払う 邪気を払い無病息災を願う ゴギョウ 仏様の身体 日常生活における平安や世界の平和を願う ハコベラ 繁栄がはびこる 一族の繁栄や発展を願う ホトケノザ 仏様の安座 日常生活における平安や世界の平和を願う スズナ 神を呼ぶ鈴 神様のご加護を願う スズシロ 穢れのない純白 身や心の清潔を保つ 春の七草は「七草がゆ」として1月7日に食べるが一般的 七草がゆは一年の無病息災を願う目的で、平安時代から人日の節句(1月7日)に食されてきた行事食の一つです。 古代の日本にはもともと野草の若芽や茎などを粥に入れて食べる習慣がありましたが、中国から伝来した人日の風習が加わり、1月7日に七草がゆを食べて無病息災を祈る人日の節句が制定されました。 関東地方では1月6日の夜に七草をまな板の上に乗せ「七草なずな 唐土の鳥が 日本の国に 渡らぬ先に ストトントン」と歌いながら包丁の背などでたたいて細かくし、翌朝の朝食の粥に用いたとの説があります。 現代ではクリスマスやお正月と続くイベントで疲れた消化管を休める意味も込めて、1月7日に胃に優しい七草がゆを食べる習慣が定着しています。 春の七草は効能とセットで覚えれば忘れにくい 春の七草にはさまざまな成分が含まれており、健康を増進する際に有益です。 主な成分および期待できる効果は以下のとおりです。 セリ:貧血予防 ナズナ:生活習慣病予防 ゴギョウ:鎮咳 ハコベラ:歯周病予防 ホトケノザ:健胃 スズナ:肌荒れ予防 スズシロ:整腸 セリには鉄分やカリウムが含まれており、貧血やこむら返りを予防する効果が期待できます。(文献2) ナズナにはビタミンAやB1・B2・C・E、カルシウム、鉄分などが含まれており、生活習慣病や骨の健康維持に効果的です。(文献3) ゴギョウ(ハハコグサ)は生薬「鼠麹草(そきくそう)」として、鎮咳・去痰・扁桃炎・のどの腫れに用いられてきました。(文献4)また、かつては歯磨き粉として使用されていたハコベラは歯周病の予防に役立つとされています。 食物繊維が豊富なホトケノザやスズナ、アミラーゼを多く含むスズシロには、消化を助けて胃腸を健康に保つ効果が期待できます。(文献5) 春の七草は特徴や効果と一緒に覚えて毎年楽しんで食べましょう 旬の野菜は栄養価が高く、健康増進のために積極的に取り入れることが推奨されています。 春の七草も寒い時期に旬を迎えるため、1月7日に七草がゆにして食べると、年末年始の疲れた胃腸を休めるのに効果的です。 今回ご紹介した方法で七草の名前や特徴、効果などを覚えて、家族やパートナーと楽しんで食べましょう。春の七草は縁起が良い食べ物でもあり、受験を控えたお子さんと一緒に食べるのもおすすめです。 季節の変わり目には七草で身体の調子を整え、より専門的なケアが必要なときは再生医療の選択肢もあります。 セルフケアで改善が難しい身体の不調がある方は、リペアセルクリニックまでお気軽にご相談ください。 参考文献 (文献1) 東邦大学「春の七草・秋の七草」 https://www.lab2.toho-u.ac.jp/phar/yakusou/nanakusa.pdf(最終アクセス:2025年5月22日) (文献2) JAグループ「春・冬の旬野菜セリ」 https://life.ja-group.jp/food/shun/detail?id=55(最終アクセス:2025年5月22日) (文献3) チバニアン兼業農学校「ナズナの魅力と活用法を紐解く」 https://chibanian.info/20240504-929/(最終アクセス:2025年5月22日) (文献4) 公益社団法人日本薬学会「ハハコグサ」 https://www.pharm.or.jp/flowers/post_34.html(最終アクセス:2025年5月22日) (文献5) 八雲総合病院「1月が旬の大根の豆知識」 https://hosp.town.yakumo.hokkaido.jp/modules/dietitian_blog/index.php?page=detail&bid=138(最終アクセス:2025年5月22日)
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年末年始のお知らせ
皆様!こんにちは。 早いもので2021年もまもなく終わろうとしております。当院へカウンセリングや治療、リハビリでお越しいただいた皆様、ホームページ、ブログをみてくださっている皆様、1年間ありがとうございました。 今年もコロナウィルス感染症で、大変な1年だったかと思います。 新たな変異株もでてきて、これから流行されることが予測されております。 感染症に負けないよう、手洗い·うがいの徹底や密を避けながら適度にリフレッシュして、よい年末年始をお過ごしくださいませ。 また大掃除などで、腰や関節を痛めないように気をつけてお過ごしください。 ◎リペアセルクリニック 大阪院 東京院 休業日期間 2021年12月30日~2022年1月4日 1月5日よりスタッフはおりますので、 何かございましたら、ご連絡くださいませ。 感染症対策にもしっかり取り組んでおりますので新年より、安心してお越しくださいませ。

