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「頚椎症性脊髄症の手術成功率はどのくらい?」 「後遺症リスクはある?」 医師から手術が必要といわれ、上記のような不安や疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか。 結論、頚椎症性脊髄症の手術成功率は約50~80%といわれていますが、手術のタイミング、年齢、症状の進行度によって結果は大きく変わります。 本記事では、頚椎症性脊髄症の手術方法や成功率について詳しく解説します。 従来の治療では、手術によって神経の圧迫を取り除くことで痛みやしびれの改善を目指していましたが、近年では「再生医療」が注目されています。 \神経損傷の根治を目指せる再生医療とは/ 再生医療は、損傷した神経に対してアプローチできる治療法で、頚椎症性脊髄症による痛みやしびれの根本的な改善が期待できます。 【こんな方は再生医療をご検討ください】 頚椎症性脊髄症を手術せずに治したい 手術を受けたけど後遺症に悩まされている 頚椎症性脊髄症による痛みやしびれを早く治したい 現在受けている治療で期待した効果が得られていない 当院リペアセルクリニックの「脊髄腔内ダイレクト注射療法」は、従来の点滴では届きにくかった損傷部位へ幹細胞を直接届ける治療法で、神経損傷による痛みやしびれに対しても高い治療効果が期待されます。 具体的な治療法については、当院(リペアセルクリニック)で無料カウンセリングを行っておりますので、ぜひご相談ください。 ▼まずは脊髄梗塞の治療について無料相談! >>(こちらをクリックして)今すぐ電話してみる 以下の動画では、実際に再生医療を受け、脊髄梗塞に悩まれていた患者様の事例を紹介しています。 https://youtu.be/g2C435Z2YhQ?si=gh-VkUKYdetFwB8Y 頚椎症性脊髄症の手術成功率は? 頚椎症性脊髄症の手術で症状が改善する割合は、49.4%~79.2%です。(文献1) この数値は、日本整形外科学会が定めた、症状の程度や治療効果を評価する「JOAスコア」によるものです。 およそ50%以上の人が手術によって症状が改善されています。ただし、手術するタイミングによっては症状があまり改善されない場合もあります。 症状が悪化して歩けない状態の場合、手術をしても症状が改善しないことがあります。また、手術による合併症や後遺症のリスクもまったくないわけではありません。 医師と相談し、手術するメリットとデメリットを十分に理解して判断することが重要です。 頚椎症性脊髄症の手術の種類と内容 頚椎症性脊髄症の症状が軽度〜中程度の場合、頚椎カラーや痛み止め薬などを用いて症状を緩和する保存療法で治療を進めます。 しかし、数カ月経っても症状が改善されない場合や、手足のしびれや運動障害が酷くなった場合には手術療法が検討されます。 手術方法は主に、首の前方から手術をする「前方除圧固定術」と首の後ろから患部の手術をする「後方除圧術」の2通りです。 それぞれの手術方法について詳しく紹介します。 前方除圧固定術 前方除圧固定術は、脊髄を圧迫する原因を首の前から取り除き、隙間ができた部分をチタン製のケージや人工骨、プレートなどを用いて固定する方法です。 圧迫要因が前方に近い場合や、圧迫されている範囲が比較的少ない場合この手術が適用されます。 頚椎の変形に関する疾患では一般的に広く用いられる手術方法である一方、手術の難易度が高い点が特徴です。 起こりうる合併症として、移植骨の沈下や隣接椎間障害が挙げられます。 後方除圧術(椎弓形成術) 後方除圧術(椎弓形成術)は背中側から頚椎に侵入し、圧迫要因を取り除く手術です。 人工骨などを用いて脊柱管を広げ、脊髄の圧迫を和らげます。 手術範囲が広い場合に後方除圧術が適用されることが多いです。 後方除圧術で見られる合併症としては移植骨の沈下、隣接椎間障害のほか、腕や肩に麻痺が見られることがあります。 頚椎症性脊髄症の手術をすべきタイミング 頚椎症性脊髄症は、手術するタイミングが重要です。 決め手となるのは、患者様本人の「年齢」と「症状の進行度」です。 それぞれ適したタイミングはいつなのか解説します。 年齢 高齢の患者とそうではない患者の手術後の改善率を比較すると、高齢の患者のほうが改善率は低かったという結果も出ています。(文献2) 高齢者は手術前の時点で症状が既に重くなっていることが多く、病気の進行度を示すJOAスコア(症状の重さを数値で表したもの)が低い状態から治療を始めることになります。これが改善率の低さにつながっています。 そのため、高齢の方が手術を受ける場合は、歩行障害などの症状が完全には改善せず、ある程度残ってしまう可能性があることを理解しておく必要があります。 このことから、手術を検討する場合は、できるだけ若いうちに決断することが重要です。 症状の進行度 頚椎症性脊髄症の手術を検討しているのであれば、歩行ができるうちに手術を受けましょう。症状が進行し重症化してしまうと、手術をしても効果が得られない可能性があります。 頚椎症性脊髄症が重症化すると、足をひきずるなどの歩行障害、ボタンを留めるなどの細かい動作がやりづらくなる巧緻運動障害(こうちうんどうしょうがい)などが起こります。 さらに、歩けなくなり身体を動かさなくなると、足の筋肉が衰えてしまいます。衰えた状態から再び筋肉を増やし、歩行ができるまで回復を目指すのは困難です。 そのため、手術を検討しているのであれば、歩行ができるうちに受けた法が良いと考えられます。医師とよく相談の上で決めましょう。 頚椎症性脊髄症手術後の経過とリハビリ 手術後の入院期間はおよそ2〜4週間ほどです。術後は頚椎カラーで首を固定する場合もあります。 手術によって脊髄の圧迫は改善されますが、それだけで治療が完了するわけではありません。 手足のしびれや運動障害によって身体をあまり動かせていないと、日常生活を送るために必要な筋肉が衰えてしまいます。 そのため、手術後は歩行訓練や筋力トレーニングなどのリハビリテーションをします。 手術をしたから大丈夫と油断すると、症状が悪化してしまうこともあります。頚椎に負担がかからないよう、普段の生活の中でも工夫が必要です。 寝る際にはうつぶせ寝や横向きで寝ない。 長時間上向きや下向きになる姿勢をとらない。 読書やテレビ、スマートフォンの使用時は長時間熱中してしまうことがあるため、意識的に休憩を取る。 これらの点を心がけ、症状の回復を目指しましょう。 頚椎症性脊髄症手術後に発生する可能性がある後遺症 頚椎症性脊髄症の手術後、軸性疼痛と呼ばれる首から肩にかけての痛みが強くなってしまう症状や、手足の痺れ、膝関節の可動が悪くなるといった後遺症が見られることがあります。 手術方法によっても、それぞれ異なる合併症のリスクがあります。 前方除圧固定術で手術をした場合、手術時に気道を損傷することがごくまれにあります。 そのほか合併症として嚥下障害や急性的な上気道障害を起こすこともありますが、大半の場合は一過性です。 後方除圧術で手術をした場合は、脊椎が通常よりも後ろに弯曲してしまう「後弯変形」が見られることがあります。 これらのリスクについても事前に医師とよく相談し、十分に理解した上で手術を検討することが大切です。 頚椎症性脊髄症に対する治療の一つ「再生医療」とは 再生医療とは、自己再生能力を持つ「幹細胞」という細胞を用いる治療法です。 幹細胞は神経や血管、筋肉などさまざまな細胞に変化する能力「分化能」があります。この幹細胞を患者様自身の脂肪から採取し、培養したものを患部に投与します。 頚椎症性脊髄症に対する再生医療については、以下の治療内容もご覧ください。 まとめ|頚椎症性脊髄症の手術成功率は50〜80%!手術を受けるタイミングが重要 頚椎症性脊髄症の手術で症状が改善する確率は、約50%〜80%です。 一方で合併症を起こすこともあるため、手足のしびれや関節の可動域が下がるといった手術によるリスクも理解しておくことが重要です。 また、頚椎症性脊髄症は、手術するタイミングによって症状の改善率が変わる可能性があります。 高齢の場合や症状が進行し重症化している場合、手術をしても大きな改善が見られない可能性があるため、適した手術時期を医師と相談して決めましょう。 手術せずに頚椎症性脊髄症を治したい方は、先端医療である再生医療も選択肢の一つです。 \こんな方は再生医療をご検討ください/ 頚椎症性脊髄症を手術せずに治したい 手術を受けたけど後遺症に悩まされている 頚椎症性脊髄症による痛みやしびれを早く治したい 現在受けている治療で期待した効果が得られていない 当院リペアセルクリニックの「脊髄腔内ダイレクト注射療法」は、従来の点滴では届きにくかった損傷部位へ幹細胞を直接届ける治療法で、神経損傷による痛みやしびれに対しても高い治療効果が期待されます。 具体的な治療法については、当院(リペアセルクリニック)で無料カウンセリングを行っておりますので、ぜひご相談ください。 ▼まずは脊髄梗塞の治療について無料相談! >>(こちらをクリックして)今すぐ電話してみる 参考文献 (文献1) 頚椎症性脊髄症診療ガイドライン2020改訂第3版│日本整形外科学会 (文献2) 高齢者頚椎症性脊髄症手術症例の検討│整形外科と災害外科
2025.07.31 -
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頚椎症性脊髄症の手術を受けたものの、期待したほど痛みが取れなかったり、手術後もしびれが残っていて辛い、良くなる兆しが見えないなどと、不安やもどかしさを感じていませんか? 手術で神経の圧迫を取り除いても、ダメージを受けた神経が完全に回復せず、症状が残ってしまうケースは残念ながら少なくありません。 「もう打つ手はないのか」と諦めかけている方もいらっしゃるかもしれませんが、近年、傷ついた神経機能の回復をサポートする新しいアプローチが登場しています。 この記事では、頚椎症性脊髄症の手術後の痛みや後遺症の現実について解説するとともに、改善を諦めないための次の一手として注目される「再生医療(幹細胞治療)」の可能性についてご紹介します。 手術を検討すべきタイミングやおすすめの治療法も紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。 ▼後遺症のご相談・無料のオンライン診断を受付中 【結論】頚椎症性脊髄症の手術後に痛みやしびれなどの後遺症はある 頚椎症性脊髄症を改善する目的から手術をしても、痛みやしびれなどの後遺症が発症する可能性があります。 神経が長期間圧迫されていた場合、手術で圧迫を取り除いても、ダメージを受けた神経が完全に元の状態に戻るとは限らないためです。 実際に、頚椎症性脊髄症の手術後「手足にしびれが残っている」と感じる患者様が多いと、大阪公立大学大学院医学研究科による研究結果で明らかになっています。(文献1) 研究グループによると、187例中86人の患者様が「強いしびれがある」と答えるほどで、手術後の後遺症が発症する可能性が高いと言えます。 中には「除圧後急性増悪」や「上肢挙上困難」などの合併症になるケースもあるため、手術をしたからと言っても油断しないようにしましょう。 そもそも頚椎症性脊髄症とは 頚椎症性脊髄症(けいついしょうせい せきずいしょう)とは、首の骨(頚椎)の中にある、脳から続く重要な神経の通り道「脊柱管(せきちゅうかん)」が狭くなり、その中を通る神経(脊髄:せきずい)が圧迫されることで、手足のしびれや動かしにくさなどが生じる病気です。 主な原因は、加齢に伴う頚椎そのものや、骨と骨の間でクッションの役割を果たす「椎間板(ついかんばん)」の変形です。 50歳以上の方が発症しやすく、加齢とともに発症しやすい病気と考えられているので年配の方は注意が必要です。 ただし、もともと脊柱管が狭い方もいるので「私はまだ問題なさそう」と自己判断せず、専門医に相談しましょう。 頚椎症性脊髄症の症状 頚椎症性脊髄症の症状は、主に以下の症例があります。 首、背中、手足のしびれ 手足を使用する上での不器用さ(ボタンのはめ外し、箸の使用など) 歩行障害 など 50歳以上の方が多く発症しますが、若年層の方でも駆け足しにくくなるような軽度な症状も認められています。 頚椎症性脊髄症が神経に関係する症状であるため、神経を圧迫した結果、頻尿や尿失禁など日常生活に影響する症例も稀ではありません。 症状が悪化するとボタンのはめ外し、箸の使用だけでなく、歩けなくなる事態にまで進行してしまいます。 運動機能障害により、転倒のしやすさから頭部の打撲や捻挫、頚椎症性脊髄症が急速に悪化する恐れもあるのです。 ケガのように見た目で判断できない神経の疾患である頚椎症性脊髄症は、正確に神経障害の進行度を診断し、適切な治療を受けられるかが重要です。 また、以下の記事では「脊柱管狭窄症」にも触れているので、早期の発見・治療のためにも、ぜひご覧ください。 頚椎症性脊髄症の治療法 ここからは現役医師の立場から、頚椎症性脊髄症の治療法を紹介します。 手術を検討すべきタイミングや注意点を解説しているので、ぜひ役立ててください。 治療法 頚椎症性脊髄症の治療法は、一般的なケースで薬やけん引などが行われています。 しかしあくまで痛みを緩和させるための治療法なため、神経の圧迫を改善する治療法とは言えません。 首の後ろから骨を削り、脊柱管の圧迫を取り除く方法が頚椎症性脊髄症の手術法です。 「椎弓形成術(ついきゅうけいせいじゅつ)」と呼ばれる手術ですが、首の後ろを削る手術なため、後遺症として痛みを感じる患者様もいます。 首の筋肉も削るため、後弯の進行を防げるよう金属のネジを使い固定するケースもあります。 手術を検討すべきタイミング 頚椎症性脊髄症の治療法だけ聞くと、患者様にとって「いつ踏ん切りをつけるべきか」の判断が難しいでしょう。 頚椎症性脊髄症の手術後、後遺症のリスクを軽減させるためにも、症状が確認できたタイミングで手術を検討し始めるのがおすすめです。 しかし患者様の中には「軽度なのに手術しなければいけないの?」と感じる方もいるでしょう。 たとえばしびれが両手足まで広がったり、直立しているだけで不安定さを感じたりするような進行が確認できてから手術を検討するのも1つの選択肢です。 注意点として頚椎症性脊髄症は進行性のある疾患なため、進行度によっては危険状態と診断される可能性がある点は注意してください。 いずれにしても症状が軽度なうちに適切な治療をしておけば、しびれや痛みなどの後遺症が比較的早く軽快する可能性が高まります。 頚椎症性脊髄症の手術後、2週間程度は頸椎カラーを装着し経過観察になります。 術後の経過や「いつ日常生活に復帰できるか」など、少しでも不安な点がありましたら、当院へ気軽にご連絡ください。 当院(リペアセルクリニック)では「手術を必要としない」治療方法として、高い改善見込みがある再生医療を提供しています。 リペアセルクリニックの再生医療では「しびれ」や「脊髄の症状」にお悩みの方に向けた治療法もご提案していますので、手術以外の選択肢をご検討の方はご相談ください。 ▼LINEにて無料のオンライン診断も受付中 >>公式LINEを確認する 手術時の注意点 頚椎症性脊髄症の手術をする上で、進行が軽度なタイミングで手術するのがおすすめですが、いくら早期の治療でも手術後の自己判断は注意が必要です。 頚椎症性脊髄症の手術後、後遺症は確認されていたとしても、痛み自体は比較的回復しやすい傾向にあります。 しびれのみだった場合、比較的軽度な症状ですが手術後のしびれは完全には取れにくいと把握しておきましょう。 他にも頚椎症性脊髄症の手術後、以下の合併症が発症するリスクもあげられます。 ・神経損傷 ・硬膜損傷 ・傷の感染 ・血腫 ・肝機能、腎機能傷害 など 頚椎症性脊髄症の手術は、後遺症の恐れが考えられますが、手術をせず放置すると歩けなくなるような障害にまで発展してしまいます。 専門医と納得のいくまで念入りにカウンセリングした上で手術を受けるようにしましょう。 再生医療なら頚椎症性脊髄症の治療におすすめ! 頚椎症性脊髄症の治療は、自己脂肪由来幹細胞を用いて治療する「再生医療」による治療がおすすめです。 再生医療(自己脂肪由来幹細胞治療)は、ご自身の脂肪組織から「幹細胞」という特殊な細胞を少量採取し、体外で培養して数を増やした後に、点滴などで体内に投与する治療法です。 幹細胞には傷ついた組織の修復を助けたり(血管新生や神経保護作用など)、炎症を抑えたりする様々な働きがあります。 この働きによって、ダメージを受けた神経機能の回復をサポートし、頚椎症性脊髄症によるしびれといった神経症状の改善効果が期待されています。そのため、手術後の後遺症に対する選択肢の一つとなり得ます。 手術や入院をさけて治療したい、しびれをなくして健康な生活を取り戻したい方は、リペアセルクリニックまでご相談ください。 ▼改善症例についても配信中 >>公式LINEはこちら まとめ・頚椎症性脊髄症の症状や手術後の後遺症が心配なら再生医療を! 頚椎症性脊髄症とは、脊柱管が加齢によって変形して、重要な脊髄が走行する脊柱管の隙間が狭くなり、脊髄が圧迫され、いろいろな問題のある神経症状を覚える病気です。 本疾患を発症する原因としては、加齢に伴う頚椎などの物理的な構造の変化が多いと考えられています。 しかし、もともと日本人は諸外国人に比べて脊柱管が狭い傾向であり、頚椎症性脊髄症を発症しやすいと言われています。 脊髄へのダメージが軽度なケースでは軽い手足のしびれ症状のみです。 神経へのダメージが大きければ大きいほど、手足の筋力低下やしびれ、頻尿や失禁など膀胱、直腸障害などの症状も併せて見られるようになります。 神経の圧迫を手術で除いたにもかかわらず、術後にしびれや麻痺などの症状が残った場合はあきらめないでください。 リペアセルクリニックが提供している再生医療であれば、外科的な手術を必要とせず改善が見込めます。 別の選択肢としてご検討されたい方は、ぜひ当院の無料相談をご利用ください。 ▼無料のオンライン診断も実施中 >>公式LINEからのご相談はこちら
2021.11.17