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ウォーキングの5つの効果|正しい歩き方のポイントを解説
ウォーキングは、特別な道具や技術がなくても始められる、もっとも手軽な運動のひとつです。
日々の生活に取り入れるだけで、ダイエット効果はもちろん、生活習慣病の予防やストレス解消、睡眠の質向上など、心と体のさまざまな不調にアプローチできます。
本記事では、ウォーキングで得られる5つの代表的な効果と、健康効果を引き出すための正しい歩き方をわかりやすく解説します。
より効果を高めるためのポイントを押さえて、健康の維持や体力向上を図っていきましょう。
なお、当院「リペアセルクリニック」の公式LINEでは、さまざまな病気や後遺症の治療にも用いられている「再生医療」に関する情報の提供と簡易オンライン診断を実施しています。気になる症状があれば、ぜひご活用ください。
目次
ウォーキングの5つの効果|体に起こる変化
ウォーキングは、体にとって良い変化をもたらす有酸素運動です。
ここでは、ウォーキングにどのような効果があり、体にどんな変化をもたらすのか見ていきましょう。
生活習慣病を予防できる
ウォーキングは、高血圧・糖尿病・脂質異常症などの生活習慣病の予防・改善に役立つ運動です。一定時間歩くことで全身の血流が促進され、血管の柔軟性が保たれやすくなります。
その結果、血圧・血糖値・血中脂質のコントロールに良い影響を与えるとされているのです。また、ウォーキングを継続することで内臓脂肪が減少し、メタボリックシンドロームの予防にもつながります。
激しい運動でなくても、少し速めのペースで日常的にウォーキングをする習慣を積み重ねることで、将来的に病気にかかるリスク低下につなげられます。
基礎代謝アップでダイエットできる
ウォーキングは脂肪燃焼と基礎代謝アップの両面から、リバウンドしにくいダイエットをサポートする運動です。
一定時間以上歩き続けると、有酸素運動によって体脂肪がエネルギーとして使われます。
さらに、脚・お尻・体幹など大きな筋肉を動かすことで筋量が維持・向上し、安静時の消費エネルギー(基礎代謝)を高められるのもメリットです。
食事制限だけのダイエットでは、脂肪が落ちずに筋肉だけが減ってしまうケースも少なくありません。ウォーキングを取り入れることで、「脂肪を燃やす」「筋肉を保つ」という両面から体重管理が可能になります。
睡眠の質が向上する
適度なウォーキングを習慣にすると、睡眠の質が安定しやすくなるとされています。
歩くことで一時的に体温が上がり、その後ゆっくり下がる流れが自然な入眠を促すと考えられているのです。
また、リズミカルに歩くことで自律神経のバランスが整い、心身がリラックスしやすい状態になります。
とくに、夕方から就寝の2〜3時間前に軽めのウォーキングを行うと、寝つきが良くなりやすいのでおすすめです。
睡眠の質が気になる方は、無理のない距離から夜のウォーキングを取り入れてみましょう。
ストレスや不安を軽減できる
ウォーキングは、ストレスや不安感を和らげるメンタル面での効果も期待されています。
一定のリズムで歩く動きは、呼吸を整えながら全身の筋肉を使うため、心と体の緊張をほどきやすくなるのです。
さらに、日光を浴びながら屋外を歩くことで、気分に関わるホルモンの分泌が整い、落ち込みや不安の軽減にもつながります。
とくに、20〜30分のウォーキングを仕事や家事の合間に取り入れると、気分の切り替えがスムーズになり、イライラやモヤモヤを抱えにくくなる効果が期待されます。
薬やカフェインに頼る前に、まずは歩いて気持ちを整理する習慣を実践してみましょう。
認知症の予防効果が期待できる
ウォーキングは、将来的な認知症リスクの低下にもつながる運動として注目されています。
歩くことで全身の血流が促進されると脳への血流も保たれ、脳細胞の働きがサポートされやすくなると考えられているのです。
やや息が弾む程度の速さで毎日歩く習慣は筋力低下や活動量の減少を防ぎ、フレイル(加齢による心身の衰え)や寝たきりの予防にもつながるとされています。
ただし、高齢期になってから急に始めるのではなく、若いうちから歩くことを日常に取り入れていく意識が重要です。
ウォーキングはいつから効果が出る?
ウォーキングの効果が現れるまでの期間には個人差がありますが、およそ2週間〜3カ月がひとつの目安です。
体力や生活習慣によって感じ方は異なるものの、継続することで少しずつ変化を実感しやすくなるでしょう。
とくに初期は、「疲れにくくなった」「眠りが深くなった」「気分が軽くなった」といった主観的な変化から現れやすいのが特徴です。
その後、体重・腹囲・血圧・血糖値などの数値にも変化が現れる場合があります。
したがって、数日〜1週間で効果を感じなくてもすぐにやめず、まずは数週間同じペースで継続することが大切です。
目的を明確にしつつ2週間〜3カ月ほど様子を見ながら、自分に合ったウォーキング習慣を整えていきましょう。
何分くらいが効果的?ウォーキングの時間
ウォーキングの時間は「何分歩くか」だけでなく、「どのくらいの強度で、1日の合計としてどれだけ動くか」が大切です。
東京都健康長寿医療センターのデータによると、「1日8,000歩・中強度の速歩き20分」が高血圧や糖尿病、脂質異常症など生活習慣病の予防・改善に役立つ目安とされています。(文献1)
ただし、年齢・体力・持病・生活環境によって適切な運動量は異なる点に注意しましょう。一律の基準にこだわりすぎず、まずは今の自分の歩数を把握し、無理なく少しずつ増やすことが重要です。
目標としては「やや息が弾む速さで合計20分程度」を中長期的なゴールとしつつ、最初は5〜10分のウォーキングを1日2〜3回にわけて行うなど、自分の体に合ったペースから始めましょう。
ウォーキングの効果的な歩き方6つのポイント
ウォーキングの健康効果をしっかり引き出すためには、「とりあえず歩く」のでなく、始める前の準備や歩き方のフォームを意識することが重要です。
ここでは、ウォーキングの効果を高める歩き方のポイントを解説します。
始める前にストレッチをする
ウォーキング前には、必ずストレッチを行いましょう。
ストレッチには筋肉を温めてほぐし、運動中のケガを防ぐ効果があります。
とくに朝や寒い日は筋肉が緊張しやすく、準備運動なしで歩き始めると関節や筋肉を痛める原因になるため注意が必要です。
ストレッチを行う際は、以下のポイントを押さえておきましょう。
- 呼吸を止めずに行う
- 反動をつけず、ゆっくり伸ばす
- 痛みを感じない範囲で無理なく行う
なかでも、ふくらはぎ・太もも・股関節など下半身を中心に丁寧に伸ばすと、筋肉の柔軟性や血流が高まり、ウォーキングの効果をより高められます。
正しいフォームを意識する
ウォーキングは手軽に始められる運動ですが、正しいフォームを意識することで、ケガを防ぎつつ効率よく効果を得られます。
以下の点を意識し、正しいフォームでウォーキングしましょう。
- 姿勢:お腹を軽く締め、胸を少し張り、腰が反りすぎないよう意識する
- 視線:あごを引き、やや遠くの前方を見ることで自然に背筋を伸ばす
- 腕:肩の力を抜き、ひじを軽く曲げてリズムよく前後に振る
- 歩幅:一本線上を歩くイメージで、少し大股を意識する
- 着地:かかとから接地し、足裏全体からつま先の流れで地面を蹴る
また、クッション性が高く、自分の足に合ったシューズを選ぶと足腰への負担を軽減できます。
「ややきつい」と感じる強度で歩く
ウォーキングの効果をしっかり得るには、「ややきつい」と感じる強度で歩きましょう。
身体活動の強さを示すメッツという指標で「4メッツ程度」に相当する運動「日常の歩行より少し高い負荷で、姿勢を保ちながら心地よく汗ばむ程度のペース」が理想です。
安静に座っている状態を1メッツとするため、その4倍のエネルギーを消費する運動にあたります。
また、「速歩き3分+ゆっくり歩き3分」を1セットとし、1日5セット・週4日以上行う「インターバル速歩」も有効です。
最初から無理をせず、「会話はできるが、少し息が弾む」くらいの強度を目安に、自分の体力に合わせて少しずつペースを調整しましょう。
「1日8,000歩」を目標にする
ウォーキングの歩数目標は、「1日8,000歩・そのうち速歩き20分」を目安にしましょう。歩数と中強度の運動時間を組み合わせたもので、病気の予防に効果的な運動量です。(文献1)
ただし、歩数の目標は体力や健康状態、生活環境によって個人差があるため、必ずしも8,000歩を毎日達成する必要はありません。
まずは現在の平均歩数を把握し、そこから少しずつ増やしていくと良いでしょう。
ダンベルやペットボトルを活用する
ウォーキングに慣れてきたら、ダンベルやペットボトルを使って負荷を高める方法を取り入れるのも効果的です。
重みのある物を持って歩くと消費エネルギーが増え、運動効果の向上が期待できます。
ただし、重すぎる負荷で腕を大きく振ると、肩やひじを痛める恐れがあるため注意が必要です。
また、ウォーキングポールを使う方法もあります。
ポールを地面につきながら歩くことで上半身の筋肉も活用でき、姿勢の改善や転倒予防にもつながるので試してみましょう。
道具を使うとウォーキングの負荷を高められますが、重さや本数は控えめにはじめることが大切です。
フォームを確認しながら、無理のない範囲で少しずつ取り入れてください。
無理をせず事故やケガに注意する
ウォーキングを安全に続けるには無理をせず、事故やケガへの配慮を最優先にすることも大切です。
とくに、運動習慣が少ない人が急に長時間・高強度で歩くのは危険です。体調や体力に合わせ、マイペースで継続しましょう。
また、調子が悪い日や悪天候の日は、無理に歩かず休む判断も必要です。
さらに、屋外を歩く際は信号や歩道のルールを守ることに加え、季節や時間帯に応じた安全性の高い服装(通気性・防寒・反射材など)を選びましょう。
なお、持病のある人はウォーキングを始める前に医師に相談し、適切な運動量を確認しておくことが重要です。
まとめ|ウォーキングの効果で健康を維持しよう
ウォーキングは生活習慣病の予防やダイエット、睡眠の質向上、ストレス緩和、認知症予防など、さまざまな健康効果が期待できる手軽な運動です。
正しいフォームとペースで無理なく続けることで、全身の血流が促され、心身のバランスも整いやすくなります。
健康的な身体状態を維持するためにも、日々の生活習慣に取り入れていきましょう。
ただし、何かしらの不調を感じたら、早めに医療機関を受診することも大切です。
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ウォーキングの効果に関するよくある質問
痩せたいならいつの時間帯がいい?
ダイエット目的でウォーキングを行うなら、「昼食後」が効果的なタイミングです。
昼食後は血糖値が上がりやすいため、このタイミングで歩くことで血糖値の上昇を抑えられ、脂肪の蓄積を防ぐ効果が期待できます。
無理のないペースで短時間でも歩き、体重管理に効果的な習慣として取り入れてみましょう。
夜のウォーキングは効果ない?
夜のウォーキングも効果があります。とくに、夕食後に歩くと血糖値を下げられるため、ダイエットの効果を高めることが可能です。
ただし、強度が高すぎると交感神経が刺激され、寝つきが悪くなる可能性があります。夜に歩く場合は、就寝直前ではなく少し早めの時間帯に行うのが理想的です。
週何回くらいウォーキングすればいい?
ウォーキングは、週2〜3回・1回30分程度を目安にすると無理なく続けやすくなります。
最初から毎日長時間歩くと、関節や筋肉に負担がかかり、疲労や痛みで挫折しやすくなるため注意が必要です。
まずは短時間・少ない回数から慣らし、体力や膝・腰の状態を見ながら徐々に増やしていきましょう。
30分と1時間のウォーキングで消費できるのは何キロカロリー?
ウォーキングの消費カロリーは、「運動強度(メッツ)×時間(h)×体重(kg)×1.05」で計算できます。
メッツ(METs)とは、運動の強さを表す単位で、「安静に座っている状態=1メッツ」としたときに、何倍のエネルギーを使っているかを示す指標です。
たとえば、ウォーキングの強度を3メッツとした場合、体重60kgの人が1時間歩くと約189kcal、30分なら約95kcalの消費になります。
なお、計算式の「1.05」は、メッツの強度をカロリーに変換するための係数です。
自分の体重と歩く時間を当てはめて計算し、エネルギー消費の目安を把握しておきましょう。
参考文献









