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腰痛ストレッチで即効ケア|座ったまま・立ったまま・寝ながらでできる方法を紹介

腰痛 ストレッチ 即効
公開日: 2026.02.27

「急に腰が痛くなって動けない」
「長時間座っていると腰がどんどん重くなる」

こうした腰の不調に悩まされている方は多いのではないでしょうか。

慢性腰痛の原因の多くは、腰回りの筋肉の過度な緊張や血行不良にあると考えられています。硬くなった筋肉をやさしく伸ばし、血流を促すストレッチは、痛みの緩和を目指すセルフケアの一つです。適切な方法で行うことで、腰回りのこわばりが和らぐ場合があります。

本記事では、「座ったまま」「立ったまま」「寝ながら」といったシーン別に厳選した腰痛ストレッチの方法を紹介します。さらに、絶対にやってはいけないNG動作や、医療機関を受診すべき危険なサインについても解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。

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座ったままできる即効性のある腰痛ストレッチ

ここでは、椅子に座った姿勢のまま手軽にできる3つのストレッチを紹介します。

デスクワークの合間やテレビを見ながらでも取り組めるメニューです。ぜひ参考にしてください。

ぎっくり腰に効くストレッチ

ぎっくり腰の発症直後(急性期)は安静が基本です。しかし、少し動けるようになってきた回復期には、軽いストレッチが改善の助けになるケースもあります。

ストレッチの手順は以下のとおりです。

  1. 椅子に座る
  2. ゆっくりと首を後ろに反らし、天井を見る
  3. その姿勢のまま20秒キープする
  4. 20秒経過後、元の姿勢に戻る
  5. 20秒を1セットとし、無理のない範囲で繰り返す

上記動画を参考にし、無理のない範囲で行ってください。強い痛みを感じる場合はすぐに中止しましょう。

ぎっくり腰の原因や対処法について詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。

骨盤前後チルトストレッチ

骨盤前後チルトストレッチは、長時間のデスクワークで固まりやすい骨盤周りの筋肉をほぐし、反り腰の改善にも役立つストレッチです。骨盤を前後に傾ける動きを繰り返すことで、腰回りの柔軟性を取り戻していきましょう。

手順は以下のとおりです。

  1. 椅子にやや浅めに腰掛け、背筋を伸ばして足を軽く開く
  2. 両手を骨盤の上に当て、骨盤の動きを意識する
  3. 息を吐きながら、おへそを覗き込むように背中を丸める(骨盤を後ろに傾ける)
  4. 次に息を吸いながら、胸を張るように背中を反らす(骨盤を前に傾ける)

上記の動きを1分間ほどリズミカルに繰り返してください。

ポイントは、腰だけを動かすのではなく「骨盤から動かす」意識を持つことです。上半身全体が連動して動く感覚をつかめると、腰回りの緊張が緩みやすくなります。

座ったまま腰ひねりストレッチ

腰ひねりストレッチは、背中からお腹の側面にかけての筋肉を効率よく伸ばし、腰周りの血行を促すストレッチです。ひねる動作には体幹を安定させる働きもあるため、姿勢の改善にもつながります。

ストレッチの具体的な手順は、以下のとおりです。

  1. 椅子にやや浅めに腰掛け、足を腰幅程度に開く
  2. 背もたれを掴むように、上半身を片側へゆっくりとひねり10〜15秒キープする
  3. 反対側も同様に行う

左右交互に10回程度を目安に取り組みましょう。

なお、呼吸を止めないよう意識しながら、背筋を伸ばした状態でひねると、より深い伸びを感じやすくなります。猫背のまま行うとストレッチの働きが弱まるため、姿勢を正してから取り組んでください。

立ったままできる即効性のある腰痛ストレッチ

ここでは、立った姿勢のまま行える2つのストレッチを紹介します

立ち仕事の合間や家事の途中でも気軽にできるメニューです。ぜひ参考にしてください。

上体反らしストレッチ(これだけ体操)

東京大学医学部附属病院の松平浩医師が考案した、腰痛ケアのための簡単な体操です。NHKの健康番組でも取り上げられ、その手軽さから「これだけ体操」として広く知られています。(文献1

手順は以下のとおりです。

  1. 足を肩幅より少し広めに開いて立つ
  2. 両手を腰骨の上あたりに当て、指先が下を向くようにする
  3. 息をゆっくり吐きながら、両手を支点にして骨盤を前方へぐっと押し出し、3秒間キープする

上記ストレッチは、1〜2回行うだけでも腰回りの筋肉の緊張が和らぐ場合があります。

注意点として、腰を「反らす」のではなく「骨盤を前に突き出す」意識で行いましょう。膝は曲げず、顎(あご)が上がらないよう気をつけてください。

なお、お尻から太ももにかけてしびれや強い痛みを感じた場合は、すぐに中止してください。

片足引き腸腰筋ストレッチ

上半身と下半身をつなぐ重要な筋肉「腸腰筋(ちょうようきん)」を伸ばすストレッチです。

腸腰筋が硬くなると骨盤が過度に前傾することで反り腰になり、腰痛を引き起こしやすくなります。デスクワークや長時間の座り姿勢が多い方には、とくに意識してほしい部位です。

手順は以下のとおりです。

  1. 片足を大きく前に踏み出す
  2. 後ろ足の膝は伸ばしたまま、ゆっくりと腰を落としていく
  3. 前に出した足の膝を曲げ、体重を乗せる
  4. 股関節の付け根あたりが伸びているのを感じながら、20〜30秒キープする

左右それぞれ2〜3回を目安に取り組みましょう。

腸腰筋ストレッチは、腰が反りすぎないよう、お腹に軽く力を入れた状態で行うのがコツです。股関節の前面にじわじわと伸びを感じられれば、正しいフォームで実践できている証拠です。

寝ながらできる即効性のある腰痛ストレッチ

ここでは、仰向けや横になった姿勢で行える3つのストレッチを紹介します

就寝前や起床時に、ベッドの上でリラックスしながら取り組めるメニューです。それぞれ詳しく解説します。

両膝抱え込みストレッチ

腰回りの筋肉を全体的にやさしく伸ばし、体のリラックスを促すストレッチです。動作がシンプルなので、ストレッチに慣れていない方でも取り組みやすい特徴があります。

手順は以下のとおりです。

  1. 仰向けに寝て、両膝を立てる
  2. 両手で膝を抱え、ゆっくりと胸の方へ引き寄せる
  3. 腰や背中が心地よく伸びるのを感じながら、20〜30秒キープする

3〜5回繰り返すのを目安にしてください。

両膝抱え込みストレッチは、反動をつけず、ゆっくりとした動作で行ってください。また、呼吸を止めると筋肉が緊張しやすくなるため、自然な呼吸を続けながら行いましょう。

仰向けひねりストレッチ

仰向けひねりストレッチは、腰だけでなく、お尻や背中の筋肉も同時に伸ばせるストレッチです。ひねる動作が加わるため、腰回りの広い範囲にアプローチできます。

ストレッチの手順は、以下を参考にしてください。

  1. 仰向けに寝て、両腕を肩の高さで真横に広げる
  2. 右膝を立て、そのまま左側へゆっくりと倒す
  3. 顔は膝と反対の右側を向き、右肩が床から浮かないように意識する
  4. 腰が気持ちよく伸びる位置で10秒キープする

左右交互に3〜5回を目安に取り組んでください。

なお、膝を無理に床につけようとする必要はありません。自然に倒れる範囲で止め、じんわりと伸びを感じることが大切です。

タオルを使った太もも裏(ハムストリングス)ストレッチ

太ももの裏側にあるハムストリングスは骨盤と直接つながっている筋肉群であり、この部位が硬くなると骨盤の動きが制限され、腰痛の原因となり得ます。タオルを補助具として使用し、体に無理な負荷をかけずに伸ばせるストレッチを紹介します

手順は以下のとおりです。

  1. 仰向けに寝て、片方の足裏にタオルの中央をひっかける
  2. タオルの両端を両手で持ち、膝を伸ばしたままゆっくりと脚を天井方向へ上げていく
  3. 太ももの裏に「痛気持ち良い」と感じる角度で止め、20〜30秒キープする

左右それぞれ2〜3回を目安に行いましょう。

太もも裏ストレッチを行う際は、膝が曲がらないように注意し、反対側の脚は床から浮かせないことがポイントです。タオルの長さを調整すれば強度を変えられるため、ご自身の柔軟性に合わせて取り組んでください。

絶対にやってはいけない腰痛ストレッチとは?3つの注意点

ストレッチは正しく行えば腰痛のセルフケアに有用ですが、やり方を間違えると痛みが悪化するリスクがあります。以下3つの注意点を必ず確認しておきましょう。

それぞれ詳しく解説します。

注意点1:痛みを我慢して無理に伸ばさない

「痛いほど効いている」という考え方は誤りです。強い痛みは体が発する危険信号であり、そのまま無理に伸ばし続けると筋肉が防御反応を起こし、かえって硬くなってしまう可能性があります。

ストレッチの適切な強度は「痛気持ち良い」と感じる範囲です。心地良い伸びを感じる程度でとどめると、筋肉は無理なくほぐれていきます。少しでも鋭い痛みを感じた場合は、すぐに動作を中止してください。

注意点2:勢いや反動をつけて行わない

勢いや反動をつけてストレッチを行うと、筋肉が急激に引き伸ばされ、「伸張反射(しんちょうはんしゃ)」と呼ばれる防御反応が起こりやすくなります。伸張反射が生じると筋肉が反射的に収縮し、かえって筋肉や腱を傷つけるリスクが高まります。

ストレッチの動作は勢いや反動をつけず、「ゆっくり」「じっくり」を意識しましょう。伸ばしたい筋肉に意識を集中させながら、時間をかけて丁寧に行うことが大切です。

注意点3:ぎっくり腰の直後(急性期)は安静第一

ぎっくり腰の発症直後から3日ほどは、腰の組織に炎症が起きている「急性期」にあたります。この時期にストレッチを行うと、炎症を悪化させてしまう恐れがあるため避けてください

急性期は、患部を冷やしながら安静を保つことが基本です。ただし長期間の完全な安静は回復を遅らせる場合があるため、痛みが落ち着いてきたら、できる範囲で少しずつ動くようにしましょう。

患部を冷やす際は、タオルで包んだ氷嚢(ひょうのう)や保冷剤を15〜20分程度当てます。

痛みが落ち着いてきた段階で、本記事で紹介したような軽いストレッチから徐々に体を動かしていきましょう。

ぎっくり腰の受診目安や治し方について詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。

ストレッチで改善しない腰痛は疾患の疑いがある

2週間以上ストレッチを続けても痛みが改善しない場合や、むしろ悪化している場合は、筋肉の問題だけでは説明できない原因が潜んでいる可能性があります。

とくに、以下のような症状がある場合は注意が必要です。

  • 足にしびれや脱力感がある
  • 安静にしていても強い痛みが続く
  • 排尿や排便に異常を感じる
  • 夜間に痛みで目が覚める

これらのサインは、腰椎椎間板ヘルニア(ようついついかんばんヘルニア)や脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)などの疾患が関与している可能性があります。その場合、治療は保存療法(薬物療法・リハビリテーション)から開始し、症状の程度によっては手術療法が検討されます

腰痛がひどい場合は、医療機関を受診してみましょう。

なお、保存療法や手術以外の選択肢として、再生医療という治療法もあります。再生医療とは、患者様自身の血液や細胞を活用し、組織の修復を促す治療法です。

具体的な治療法や症例は、以下の記事をご覧ください。

【症例記事】
【手術せずに改善!】 腰椎椎間板ヘルニア 60代女性
【手術せずに改善!】 腰椎脊柱管狭窄症 80代男性

まとめ|即効性のあるストレッチで和らがない腰痛は医療機関を受診しよう

本記事では、座ったまま・立ったまま・寝ながらの姿勢別に行える腰痛ストレッチの方法と、やってはいけないNG動作などを解説しました

ただし、2週間以上ストレッチを続けても改善がみられない場合や、しびれ・排尿障害などの症状がある場合は、放置せず医療機関を受診してください。椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症など、早期に対処すべき疾患が隠れている可能性があります。

なお、保存療法を続けても思うような改善が得られず、かといって手術には抵抗がある方は、再生医療を選択肢の一つとして検討してみてください。

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腰痛の即効ストレッチに関するよくある質問

腰痛ストレッチの即効性はどのくらいで感じられる?

ストレッチ直後に「腰が軽くなった」と感じられることもありますが、これは一時的に血行が良くなったことによるものです。痛みの根本的な改善を目指すには、目安として2週間〜1カ月は継続して取り組むことが大切です。

また、「即効性」を感じられるかどうかは個人差が大きいため、1回の結果だけで判断しないようにしてください。重要なのは、短期間の変化よりも「毎日続ける習慣」を身につけることです。

ストレッチ以外に即効で腰痛を和らげる方法はある?

ストレッチ以外にも、以下のような方法で一時的に痛みを軽減できる場合があります。

それぞれの特徴を以下の表にまとめました。

方法 特徴・注意点
市販の湿布・鎮痛薬 炎症を抑えて痛みを和らげる効果が期待できる。ただし、長期間の使用は胃腸への負担が懸念されるため、用法・用量を守っての使用を心がける
腰を温める 慢性的な痛みやこわばりに対して、血行を促し筋肉の緊張を緩める働きが期待できる。ただし、急性期の炎症がある場合は逆効果になるため、冷却を優先する必要がある
コルセットの着用 腰を固定して動作時の負担を軽減する方法。ただし、長期的な使用は筋力低下を招く恐れがあるため、痛みが強い時期に限定して使用するのが望ましい

いずれの方法も痛みを一時的に緩和する「対症療法」であり、腰痛の根本的な解決にはなりません。痛みが長引く場合は、医療機関で原因を特定し、適切な治療を受けましょう。

参考文献

(文献1)
「これだけ体操®」にチャレンジ!|公益社団法人「日本理学療法士協会」