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ダッシュボード損傷の症状と治療法!交通事故後の回復プロセスを徹底解説

ダッシュボード損傷
公開日: 2024.09.18 更新日: 2025.06.30

「ダッシュボード損傷ってどのような症状があるの?」「事故後の治療やリハビリはどうなるの?」 このように悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

ダッシュボード損傷は、交通事故の衝撃によって膝や大腿部を車内のダッシュボードに打ち付けることで起こる外傷です。強い痛みや腫れ、歩行困難など日常生活に大きな支障をきたす可能性があります。

この記事では、ダッシュボード損傷の代表的な症状や治療法、リハビリテーションなどを詳しく紹介します。事故後の不安や痛みに悩む方の助けとなり、少しでも回復への道筋を示すものになれば幸いです。

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ダッシュボード損傷とは

ダッシュボード損傷は、交通事故の際、車両の急停止や衝突によって乗員が車内のダッシュボードに膝や大腿部を強打することで生じる外傷を指します。シートベルトを着用していない場合や、エアバッグが正常に作動しなかった場合に発生しやすいとされています。

ダッシュボード損傷の症状は、軽度の打撲から骨折、靭帯損傷まで幅広く、早期の診断と適切な治療が重要です。放置すると、後遺症として長期的な痛みや可動域の制限などを引き起こす恐れがあります。

ダッシュボード損傷は状況によって膝や股関節、太ももの骨など複数の部位に同時にダメージが及ぶ場合がある点が特徴です。そのため、事故直後には早期に医療機関を受診し、適切な治療を受けましょう。

ダッシュボード損傷の症状【損傷個所ごとに解説】

ダッシュボード損傷のイメージ図

ダッシュボード損傷の主な症状は、以下の部位に現れます。

  • 股関節
  • 血管・神経

ダッシュボード損傷の症状は軽度の打撲から、重度の靭帯損傷や骨折に至るまで多岐にわたります。

この項目では、発症部位ごとに代表的な重症例を取り上げ、詳しく解説します。

股関節の主な症状

ダッシュボード損傷では、膝を曲げた状態で衝撃を受けることで、太ももの骨(大腿骨)の先端が後方に押し込まれ、股関節の脱臼や骨折を引き起こすことがあります。

ダッシュボード損傷における股関節の主な症状は、以下の通りです。

疾患名 股関節脱臼 股関節脱臼骨折
原因 太ももの骨の先端(大腿骨頭)が後方にずれて、股関節が外れる 股関節の脱臼に加え、骨盤側の関節部分(寛骨臼)の後方が骨折する
症状
  • 股関節に激しい痛みが生じ、動かせなくなる
  • 太ももの長さが短くなったように見えることがある
  • 骨折した部位によっては大量出血のリスクがある
  • 自力で身体を動かせない程の強い痛み
  • 股関節の可動域が制限される
治療法
  • ずれた股関節を元に戻す処置(整復)を行う
  • 24時間以内に整復を行わないと、股関節の血流が不足し、股関節の組織が壊死するリスクが高くなる
  • 関節を正しい位置に戻す
  • プレートやピンを使って骨を固定する手術が必要な場合がある

股関節に損傷がある場合、医師が皮膚の上から関節を整復する処置や、ギプス固定・手術による治療が行われます。

股関節の脱臼や骨折は、放置すると関節の壊死や大量出血などの重篤な合併症を引き起こす可能性があるため、できるだけ早期に適切な医療処置を受けることが重要です。

膝の主な症状

膝の骨の画像

ダッシュボード損傷では、膝を強打することで靭帯の損傷や骨折など、さまざまな外傷が発生します。以下は、代表的な重症例です。

疾患名 後十字靭帯損傷 膝蓋骨骨折
原因 ダッシュボードへの衝突により、脛骨(すねの骨)が後方に押し込まれ、後十字靭帯が損傷する 膝を正面から強打し、膝蓋骨(膝のお皿)が骨折
症状
  • 膝裏の痛み
  • 膝を曲げると痛む
  • 靭帯が断裂すると膝が不安定になる
  • 膝関節の痛み
  • 内出血による腫れ
治療
  • 軽症例ではサポーターや松葉杖で2か月ほど安静にする
  • 断裂時にはふとももの筋肉を移植する手術を行う
  • 骨のずれがない場合は、内出血による関節内の血液を抜いてギプスで固定
  • 骨がずれている場合は、ワイヤーなどで骨を固定する手術を実施

後十字靭帯損傷は、適切な治療を受けずに放置すると、関節が不安定になることで軟骨がすり減り変形性関節症を引き起こす恐れがあります。

軽症であっても痛みや腫れが長引く場合は、整形外科を受診しましょう。

脚の主な症状

ダッシュボード損傷によって脚におこる主な症状は、下記の通りです。

疾患名 足首の骨折 大腿骨骨折
原因 衝突時にブレーキを強く踏み込んでいた際、足首に強い負荷がかかって骨折する ダッシュボードに脚がぶつかった際の衝撃が太ももに伝わり骨折
症状
  • 強い痛み
  • 内出血
  • 足首の変形
  • 強い痛み
  • 歩行困難
治療
  • 骨のずれがない場合は、ギプスにて固定する
  • 骨のずれが多い場合は、手術によって骨の位置を元に戻したり、ワイヤーやプレートで固定する
  • 成人はプレートやピンで骨を固定する手術を実施
  • 子どもは、牽引(けんいん)治療により骨の位置を矯正し、安静にする

脚の損傷は、歩行や移動など日常生活に大きな支障をきたすおそれがあります。違和感があれば検査を受け、見逃しのないようにしましょう。

血管・神経の主な症状

ダッシュボード損傷では、骨や靭帯だけでなく、血管や神経にも下記のようなダメージを受けることがあります。

疾患名 脂肪塞栓症 神経障害
原因 骨盤や大腿骨などの大きな骨を骨折した際、脂肪滴と呼ばれる脂肪組織が血管内に流出し、肺や脳の血管を塞ぐ 骨折や打撲などによる外傷で、末梢神経が圧迫・損傷される
症状
  • 肺での梗塞は胸の痛みや呼吸困難など
  • 脳での梗塞は片側の手足のしびれやめまい、意識障害など
  • 手足の痛み
  • しびれ
  • 脱力感
  • 可動域の制限
治療
  • 外傷後1~3日は注意深く容体を観察する必要がある
  • 水分や電解質を投与する輸液や、酸素吸入、人工呼吸器など
  • 装具を用いて患部を安静にする
  • リハビリにて関節の可動域を改善する
  • ビタミンB12を投与して神経の修復を促す

脂肪塞栓症は脳梗塞や肺梗塞など命にかかわる症状や後遺症を引き起こす可能性があります。骨盤や大腿骨の骨折など大きな怪我をした場合は注意が必要です。

ダッシュボード損傷の検査

ダッシュボード損傷では、問診や身体所見、X線やMRIなどの画像検査を行い、損傷の種類や程度を評価します。

検査は以下のような流れで進行するのが一般的です。

診断・治療の段階 内容例
1. 診察
  • 症状の詳しい聞き取り
  • 痛みの場所や程度、動かせる範囲の確認
2. 検査
  • レントゲン撮影:骨折の有無や骨のずれを確認
  • MRI検査:必要に応じて、筋肉や靭帯の状態をより詳細に確認
3. 治療方針の決定
  • 軽症:安静、痛み止め、湿布
  • 中等度:サポーターの使用、リハビリ
  • 重症:関節や骨の損傷が大きい場合は手術を検討

治療方針は、患者様の状態や生活環境などを考慮して、医師と相談の上で決定します。

事故後に違和感や痛みを感じた場合は、早期に整形外科を受診して検査を受けましょう。

ダッシュボード損傷の治療方法

ダッシュボード損傷の主な治療方法は、以下の通りです。

  • 事故直後の応急手当
  • 薬物療法
  • 手術
  • 再生医療
  • リハビリテーション
  • 心をケアするカウンセリング

ダッシュボード損傷の治療方針は、検査の結果と患者様の状態をもとに医師と相談して決定します。それぞれの治療内容を詳しく見ていきましょう。

事故直後の応急手当

交通事故などでダッシュボード損傷が疑われる場合、適切な応急手当を行うことで症状の悪化を防ぎ、回復への準備を整えることができます。

ダッシュボード損傷の応急手当における具体的な方法と注意点は、以下の通りです。

やるべきこと 具体的な方法例 注意点
動かさない 怪我した部分をそのままの状態で保つ
  • 無理に動かすと症状が悪化する可能性がある
  • 必要に応じて固定や装具を使用する
冷やす 氷のうやアイスパックなどを使って患部を冷やす 直接皮膚につけずタオルで包み、15~20分ごとに冷却と休憩を繰り返す
固定する 骨折の可能性がある場合、板や厚紙で固定

きつく縛りすぎないよう以下のポイントに注意する

  • 指先の色が変わらないか確認する
  • 激しい痛みや痺れがないか確認
  • 指先が少し動かせるか確認
  •     

  • 腫れに備えて少し余裕を持たせる
圧迫する 包帯やテープで圧迫し、腫れや内出血を抑える しびれや指先の変色が見られたらすぐに緩める
挙上する クッションや座布団などを用いて患部を心臓より高い位置に保ち、腫れや内出血を防ぐ 受傷した24時間を目安に挙上するのが望ましい

これらの処置はあくまで一時的な応急対応であり、痛みや腫れを一時的に抑える効果はありますが、根本的な治療にはなりません。必ず早めに医療機関を受診し、専門的な診察・検査を受けましょう。

薬物療法

ダッシュボード損傷では、飲み薬や湿布などを用いて痛みや炎症の緩和を目指す薬物療法を行います。症状の程度に応じて、以下のような薬剤を使用するのが一般的です。

薬剤の種類 主な作用 主な薬の名前
非ステロイド性消炎鎮痛剤(NSAIDs)
  • 炎症を抑える
  • 痛みを和らげる
  • ロキソプロフェン
  • ジクロフェナク
  • セレコキシブ
鎮痛補助薬 NSAIDsで抑えきれない痛みの軽減に使用される
  • アセトアミノフェン
  • トラマドール

痛み止めは一時的な症状の緩和に有効ですが、自己判断での服用は避け、必ず医師の指示に従って適切な用量と期間を守りましょう。

たとえば、NSAIDsは胃腸に負担がかかったり、アセトアミノフェンは肝機能障害が生じたりする恐れがあるため、副作用に注意が必要です。

症状が改善しない場合や副作用が現れた場合は、速やかに医師や薬剤師に相談しましょう。

手術

ダッシュボード損傷の手術では、症状に応じて骨や関節、靭帯の状態を安定させるための外科的処置を行います。

主な手術の内容は、以下の通りです。

症状 手術名 内容
脱臼 観血的整復術 皮膚を切開して患部を確認しながら骨を正しい位置に戻す
骨折 内固定
  • 銅線やプレート、ピンなどを使用して骨を固定する。
  • 骨がつながったら取り除くのが一般的
重度の骨折 人工関節置換術 股関節や膝関節の骨を人工関節に置き換える
靭帯損傷 靭帯再建術 主にふとももの腱を用いて、損傷した靭帯を移植する

症状が重い場合や回復が思わしくない場合は、手術が検討されます。

手術後はリハビリや経過観察、定期的な検診を受けましょう。

とくに、関節の可動域や筋力の向上を図るリハビリテーションへの取り組みは、日常生活へのスムーズな復帰につながります。

再生医療

再生医療は、患者様自身の細胞や血液を利用して、ダッシュボード損傷によってダメージを負った靭帯や痛みに対してアプローチする治療法です。

少量の細胞採取や注射、点滴など通院で治療できるため、入院や手術を必要としません。

そのため、手術に抵抗がある方や日常生活への影響をできるだけ抑えたい方にとっての、治療選択肢の一つです。

再生医療の主な内容は、以下の通りです。

症状 再生医療の治療方法 治療方法
靭帯の損傷 幹細胞治療 様々な細胞に分化する能力を持つ幹細胞を用いた治療法
痛み PRP療法

成長因子を含む血小板を用いた治療法

再生医療による治療について詳細を知りたい方は、お気軽に当院「リペアセルクリニック」へご相談ください。

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リハビリテーション

手術療法の有無にかかわらず、ダッシュボード損傷の回復にはリハビリテーションが欠かせません。

ダッシュボード損傷の主なリハビリ内容は、以下の通りです。

可動域訓練
  • 段階的に関節の動きを改善
  • 痛みの範囲内で無理なく動かしながら、少しずつ可動域を広げる
筋力増強訓練
  • 外傷によって低下した筋力の向上を目指す
  • 軽度の負荷から開始
  • 徐々に負荷を増やしていく
日常生活動作の練習
  • 歩行、階段昇降、座る、立つなどの基本動作
  • 日常生活に必要な動作の再獲得

リハビリテーションは、患者さん一人ひとりの状態や回復のスピードに合わせて進めます。長期間に及ぶ場合もありますが、焦らず取り組むことが回復につながります。

心をケアするカウンセリング

ダッシュボード損傷は、身体的な苦痛だけでなく、つらい気持ちや悲しみなどが心にも影響を与えます。

突然の事故による衝撃や、その後の治療・リハビリの不安から、心のバランスを崩してしまう方も少なくありません。

以下のような心の状態が数週間続く場合は、精神科や心療内科にて相談やカウンセリングを受けるのも重要です。

  • 事故の記憶が頭から離れない
  • 気分が落ち込んだまま回復しない
  • イライラしやすい
  • 気持ちのつらさで仕事や学校、家庭生活に支障が出ている

カウンセリングは、医師や臨床心理士が患者様の心理的な問題や悩みに耳を傾け、解決に向けて支援することを指します。

身体と同じように、心も回復の時間が必要です。心のケアも、回復への大切な一部として考えましょう。

ダッシュボード損傷の回復期間

ダッシュボード損傷の回復には、損傷の程度や治療法、年齢や体力などによって大きく個人差があります。

一般的な回復期間の目安は、以下の通りです。

  • 軽度の打撲や捻挫2~4週間
  • 中等度の靭帯損傷6~8週間
  • 重度の骨折や手術療法後3~6か月

上記はあくまで目安であり、すべての方が同じように回復するわけではありません。

また、ダッシュボード損傷の回復過程を調査した結果、多くの場合で回復がみられ、適切な治療とリハビリを受けることで、回復の可能性が高まるというデータがあります。(文献1)

ダッシュボード損傷の回復を順調に進めるために、症状や回復の進み具合に応じた治療やリハビリを受けましょう。

ダッシュボード損傷の社会復帰

ダッシュボード損傷は、症状によっては一時的に仕事や家庭、学校といった日常生活から離れざるを得ない状況を生み出します。思うように動けず、不安や焦りを感じる方も多いでしょう。

適切な治療とリハビリを受け、さまざまなサポートを活用して社会復帰を目指しましょう。

社会復帰期の機能回復と日常生活動作の獲得

ダッシュボード損傷から回復し社会復帰を目指すには、以下の取り組みが重要です。

目標 具体的な取り組み例
1. 体の機能を元に戻す
  • 歩行や階段の昇降をスムーズに行えるようになる
  • 長時間の座位や立位に耐えられるようになる
2. 仕事や趣味に戻る
  • 仕事に必要な動作ができるようになる
  • スポーツなどの趣味活動を再開する
3. 再発を防ぐ
  • 適切なストレッチや運動を日課にする
  • 正しい姿勢や動作を意識する

社会復帰の目標は、安定して再び生活を送れる状態になることです。無理のない範囲で、医師やリハビリスタッフと相談しながら進めましょう。

社会復帰のために利用できる福祉サービス

ダッシュボード損傷から社会復帰を目指す過程では、以下のような福祉サービスが利用できます。

支援制度・サービス 内容
障害者手帳の取得と助成制度の活用 障害年金の受け取りや医療費の助成、税金の軽減など
障害者職業センターによる職業相談・職業評価 職場に適応し安定して働くためのサポート計画の作成や相談、助言など
ハローワークによる就労支援 職業相談や職業の紹介、履歴書の書き方など
障害者雇用に関する支援制度 障害者雇用枠での就職活動や職場環境の調整など

適切な支援を受けることで、生活の再建や就労への一歩を踏み出しましょう。

職場復帰の課題と対応策|会社・主治医との連携が大切

ダッシュボード損傷を経験された方が職場へ復帰する際には、さまざまな課題が生じる場合があります。心身の回復と社会復帰を両立させるには、本人と職場、医療機関の協力が重要です。

職場復帰において想定される主な課題は、以下の通りです。

  • 後遺症による身体的な制限
  • 長期休職にともなう業務スキルの低下
  • 職場の理解と協力体制の不足
  • 復職後のストレスや心理的な負担

上記の課題に対しては、以下のような対策が求められます。

  • 主治医や産業医と連携し、無理のない復職計画を立てる
  • 段階的な職場復帰プログラムを実施する
  • 必要に応じて業務内容や勤務時間の調整や配置転換を行う
  • 上司や同僚へ治療の情報を共有し、理解を得る
  • ストレス対処法を身につけ、十分な休養を確保する

職場復帰は、患者様と職場、医療機関が一体となって取り組むべき課題です。お互いの立場や状況を尊重しながら、円滑な社会復帰を目指しましょう。

ダッシュボード損傷のセルフケア

ダッシュボード損傷からの回復には、医療機関での治療だけでなく患者様ご自身によるセルフケアも重要です。

主なセルフケアは以下の通りです。

  • バランスの良い食事を摂る
  • 適度に運動する
  • ストレス発散の方法を身につける

セルフケアの意義と具体的な方法をみていきましょう。

バランスの良い食事を摂る

バランスの良い食事は、ダッシュボード損傷におけるセルフケアの一つです。

体の修復や炎症の抑制、免疫力の維持などを助けるために、以下の栄養素を積極的に摂取しましょう。

栄養素 役割 具体的な食材
タンパク質 組織の修復を促進する 鶏肉、魚、豆腐、卵
ビタミンC
  • 免疫力向上
  • 骨・軟骨の形成を促す
みかん、ブロッコリー、パプリカ
カルシウム 骨の修復と強化 牛乳、ヨーグルト、小松菜
鉄分 貧血予防、組織の酸素供給 ほうれん草、レバー、赤身肉
食物繊維 腸内環境の改善 玄米、野菜、果物
オメガ3脂肪酸 炎症の抑制 サバ、アマニ油、クルミ

バランスの良い食事は、体の回復を助ける上で重要な役割を果たします。管理栄養士や医師と相談しながら、自分に合った食事プランを立てましょう。

適度に運動する

ダッシュボード損傷のセルフケアには、適度な運動も重要です。

医師の許可が出た後は、以下のような運動を日常生活に取り入れましょう。

  • ストレッチや関節可動域訓練による柔軟性の維持
  • 軽度のウォーキングやサイクリングなどの有酸素運動にて持久力の向上
  • 筋力トレーニングによる損傷部位の機能回復
  • 片足立ちやバランスボードなどを活用し、バランス練習による転倒予防

運動は、身体機能の改善だけでなく、ストレス発散にも効果的です。無理のない範囲で、毎日の生活に運動を取り入れましょう。

ストレス発散の方法を身につける

ダッシュボード損傷のセルフケアでは、ストレスの発散方法を身につけることが重要です。

ストレス発散方法の一例は、以下の通りです。

  • 十分な睡眠時間の確保
  • 趣味や娯楽活動による気分転換
  • 友人や家族との交流による社会的サポートの強化
  • リラクセーション技法(深呼吸、瞑想など)の習得
  • 必要に応じた医療従事者への相談

ストレスは、回復の妨げになるだけでなく、痛みを増強させる原因にもなります。自分なりのストレス対処法を見つけて実践しましょう。

まとめ

ダッシュボード損傷は、交通事故で膝や股関節を強く打つことで起こる外傷です。

本記事では、以下の点について説明しました。

  • 主な症状
  • 治療方法
  • 社会復帰に向けた支援
  • 自宅でできるセルフケア

事故直後は不安や痛みで負担を感じることがあるかもしれません。

一人で抱え込まず医療従事者や周囲の支えを受けながら、少しずつ回復への歩みを進めましょう。

また、ダッシュボード損傷による靭帯の損傷や痛みにお悩みの方は、再生医療も治療の選択肢の一つです。

再生医療は、患者様自身の細胞や血液を使用して組織の損傷にアプローチしたり、炎症を抑えたりする治療法です。

手術以外の治療法をお探しの方や、再生医療に関心をお持ちの方は、お気軽に当院「リペアセルクリニック」へご相談ください。

参考文献

文献1
J-STAGE「ダッシュボードインジャリーにおける骨折の特徴と治療」1994 年
https://www.jstage.jst.go.jp/article/nishiseisai1951/43/3/43_3_1089/_article/-char/ja/(最終アクセス:2025年6月5日)

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