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肘の外側がボコボコしてかゆい原因一覧|対処法や受診目安も紹介

肘 外側 かゆい ボコボコ
公開日: 2025.04.30

「肘の外側がかゆい」「肘の外側がかゆくてボコボコする原因は?」

上記のように、肘の外側がかゆいと悩んでいる方もいるでしょう。肘の外側がボコボコする原因は、湿疹や蕁麻疹、汗疱などさまざまな原因が考えられます。

本記事では、肘の外側がボコボコしてかゆい原因を詳しく解説します。肘の外側がかゆくてボコボコする際に、やってはいけないことや、対処法も紹介しているので、肘のかゆみに悩んでいる方は、ぜひご覧ください。

肘の外側がかゆくてボコボコする場合に考えられる原因一覧

肘の外側がかゆくてボコボコする場合に考えられる原因は、以下があげられます。

  • 湿疹(しっしん)
  • 接触性皮膚炎
  • 蕁麻疹(じんましん)
  • アトピー性皮膚炎
  • 汗疱(かんぽう)
  • 皮脂欠乏性湿疹(ひしけつぼうせいしっしん)
  • 毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)

原因を1つずつ詳しく見ていきましょう。

湿疹(しっしん)

湿疹(しっしん)とは、皮膚にかゆみが生じる炎症を指します。皮膚炎とも呼ばれており、皮膚が赤くなったり、ブツブツや水ぶくれが出たりするのが特徴です。湿疹にはさまざまな症状がありますが、強いかゆみが生じる点は共通しています。

原因としては、内的要因と外的要因の2つが重なり合い発症するのが特徴です。内的要因は、皮膚のバリア機能が低下していたり、皮脂や汗による影響だったりが考えられます。一方で外的要因は、薬剤や化学物質との接触、気候変化などがあげられます。

湿疹を予防するには、思い当たる内的要因と外的要因を取り除き、適切な治療を受けなくてはなりません。

接触性皮膚炎

接触性皮膚炎とは、皮膚に何らかの刺激物が触れ、アレルギー反応を起こす炎症です。かぶれとも呼ばれており、赤みやブツブツ、湿疹などさまざまな症状が生じます。水ぶくれや腫れなどが生じるケースもありますが、刺激物に触れた部位のみ、炎症を起こすのが特徴です。

また、接触性皮膚炎の原因は、刺激性接触皮膚炎・アレルギー性皮膚炎・光接触皮膚炎の3つがあげられ、特徴は以下の通りです。

刺激性接触皮膚炎

バリア機能の許容範囲を超えた刺激物が肌に触れることで発症する

アレルギー性皮膚炎

肌に触れた物質に対して体の免疫システムが、アレルギー反応を起こすことで発症する

光接触皮膚炎

光や紫外線が当たることで、アレルギー反応を起こして発症する

接触性皮膚炎を予防するには、炎症を起こす原因となる物質を特定し、触れないようにしましょう。

蕁麻疹(じんましん)

蕁麻疹(じんましん)とは、皮膚に円形または地図状の膨疹(ぼうしん)が生じ、かゆみが伴う炎症です。蕁麻疹の原因は明確になっていませんが、何らかの要因によってかゆみ物質である「ヒスタミン」が放出されると、蕁麻疹を発症するとされています。

基本的に蕁麻疹は、数時間~24時間で消失します。かけばかくほど、かゆみが広がったり、湿疹化したりする恐れがあるため、かかずに安静に過ごしましょう。

ごくまれに、蕁麻疹と共にめまいや吐き気などのアナフィラキシーショックを起こす可能性があります。アナフィラキシーショックの症状が生じた場合は、速やかに医療機関を受診しましょう。

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎とは、乾燥した赤い湿疹が生じる炎症です。良くなったり悪くなったりするのが特徴的で、患部をかいてしまうと、ジュクジュクした状態になり、最終的には皮膚がゴワゴワになってしまいます。首や肘などに症状が現れやすく、左右対称に症状が生じます。

アトピー性皮膚炎は、もともと皮膚のバリア機能が弱い方が、汗やアレルゲンなどの刺激物に触れることで、過剰反応を起こすのが原因です。アレルゲンや高温多湿を避けることで、アトピー性皮膚炎を予防できます。

汗疱(かんぽう)

汗疱(かんぽう)とは、小さな水ぶくれが一部に集中して生じる皮膚の病気です。水ぶくれは1〜2mm程度と小さく、中が透き通っているのが特徴です。基本的には、時間経過とともに体内に吸収され、古い角質として剥がれ落ちます。

小さな水ぶくれ以外に、赤みが生じたり、強いかゆみを伴ったりする場合は「異汗性湿疹」である可能性が考えられるため、注意が必要です。なお、汗疱の原因は、解明されていません。

多くの場合は、自然に完治するため、かかずに安静にしていましょう。かきむしってしまうと、湿疹化してしまう恐れもあるため、できるだけ触れないことが大切です。

皮脂欠乏性湿疹(ひしけつぼうせいしっしん)

皮脂欠乏性湿疹(ひしけつぼうせいしっしん)とは、肌表面の皮脂が不足し、皮膚が乾燥する病気です。乾燥が悪化すると、かゆみが生じたり、湿疹化したりする恐れもあるため、「乾燥湿疹」と呼ばれるケースもあります。

主な原因は、皮膚の乾燥のため、皮脂欠乏湿疹を防ぐには、こまめに保湿をするのがおすすめです。とくに秋や冬は乾燥しやすいため、お風呂上がりには保湿剤を塗りましょう。

毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)

毛孔性苔癬とは、毛穴に発疹ができる皮膚の炎症です。発疹は、ザラザラした触り心地で痛みを伴うことはありません。肩や背中、太ももなどに生じやすい傾向にあります。

毛孔性苔癬の原因は、毛穴にある毛孔が毛包(もうほう)の細胞が、異常な早さで角化するとブツブツが生じます。通常、毛包細胞が角化したとしても、垢として剥がれ落ちますが、毛孔性苔癬は、異常な早さで角化するため、毛穴に詰まってしまうのが特徴です。

基本的には、自然治癒するため、特別な治療はありません。医療機関によっては、サリチル酸や尿素を使用したピーリングを提案されるケースもあります。

肘の外側がかゆくてボコボコする際にやってはいけないこと

肘の外側がかゆくてボコボコする際に、かきむしったり、乾燥を放置したりすると、悪化する恐れがあります。かゆみが悪化すると、化膿したり傷跡が残ったりするリスクもあるため、安静に過ごすよう意識しましょう。

ここからは、肘の外側がかゆくてボコボコする際にやってはいけない行動を3つ紹介します。

かきむしる

肘の外側がかゆくてボコボコする際、患部をかきむしるのは控えましょう。かゆみが気になり、つい掻いてしまいがちですが、爪で皮膚を傷つけると、皮膚のバリア機能が破壊され、さらなる炎症を起こすリスクが高まります。

また、かきむしる刺激によって、皮膚は防御反応としてより厚く・硬くなるケースもあり、ボコボコとした状態を悪化させる原因にもなりかねません。

かゆみを感じた場合は、かくのではなく、冷やしたり、優しく押さえたりするのがおすすめです。

乾燥を放置する

肘の外側がボコボコしてかゆい部分の乾燥を放置するのも控えましょう。乾燥した皮膚はバリア機能が低下し、外部からの刺激を受けやすくなるため、かゆみを引き起こしやすくなります。乾燥を放置すると、症状を悪化させるだけでなく、慢性化させる原因にもつながります。

空気が乾燥する季節や、入浴後などは皮膚の水分が失われやすいため注意が必要です。かゆみやボコボコが見られる場合は、保湿剤をこまめに塗り、皮膚のうるおいを保ちましょう。

汗や皮脂などを放置する

汗や皮脂、汚れなどが皮膚に付着したまま放置すると、かゆみを悪化させる可能性があります。汗や皮脂は、皮膚の刺激となる可能性があり、とくにアレルギー体質の方や敏感肌の方は注意が必要です。

また、汚れが付着したままで過ごしていると、皮膚の細菌が繁殖しやすくなり、炎症や感染を引き起こすリスクが高まります。

運動後や汗をかいた後や、長時間同じ衣類を着用している場合は、速やかにシャワーを浴びるか、清潔なタオルで汗を優しく拭き取るようにしましょう。

肘の外側がボコボコしてかゆい場合の対処法

肘の外側がボコボコしてかゆい場合は、患部を冷やしたり、乾燥を防ぐために保湿したりするのが効果的です。放置していると、かゆみが悪化したり、化膿したりする恐れもあるため、できるだけ早い段階で対処しましょう。

ここからは、肘の外側がボコボコしてかゆい場合の対処法を4つ紹介します。

患部を冷やす

肘の外側がボコボコしてかゆい場合、まずは患部を冷やしましょう。患部を冷やすと、皮膚の炎症を抑え、かゆみを鎮める効果が期待できます。

冷たいタオルや保冷剤をガーゼなどで包み、患部に優しく当てて冷やすのがおすすめです。

ただし、冷やしすぎると凍傷などのトラブルを引き起こす恐れがあるため、長時間冷やすのは控え、保冷剤と患部の間にタオルやガーゼを挟むのがポイントです。

保湿をする

皮膚の乾燥が原因となり、肘の外側がボコボコしてかゆくなっている場合は、保湿しましょう。保湿ケアは、皮膚のバリア機能を回復させ、外部からの刺激を受けにくくさせる効果を期待できます。

保湿剤は、セラミドやヒアルロン酸などが配合されているアイテムがおすすめです。

入浴後は、とくに肌が乾燥しやすいため、積極的に保湿しましょう。入浴後以外にも、肌が乾燥していると感じたタイミングで、こまめに保湿してください。かゆみの軽減やボコボコの改善につながる可能性があります。

市販薬でケアをする

肘の外側がボコボコしてかゆい場合、症状によっては市販薬で対処する方法もあります。ドラッグストアには、かゆみを抑える成分(抗ヒスタミン成分)や、炎症を鎮める成分(ステロイド成分)が配合された塗り薬などが販売されています。用法・用量を守って正しく使用しましょう。

なお、市販薬を一定期間使用しても、症状が改善しない場合や悪化する場合は、自己判断で使用を続けずに医療機関を受診してください。

原因と思われるものを避ける

肘の外側がかゆい場合は、原因となっている可能性のあるものを特定し、できる限り避けるのも大切です。たとえば、特定の化粧品や洗剤、衣類などに触れることで症状が悪化する場合は、化粧品などの使用を中止するのがおすすめです。

汗をかいたり、紫外線にさらされたりすると、かゆみを引き起こすケースもあるため、日常生活や生活習慣を振り返り、原因を探しましょう。

原因が特定できない場合は、皮膚科を受診してアレルギー検査などを受けると、より早く原因を突き止められます。

肘の外側がボコボコしてかゆい際の受診目安と診療科

肘の外側がボコボコしてかゆい際の受診目安は、以下の通りです。

  • 日常の動作に支障がでるほど、かゆみがある
  • 症状が悪化している
  • 症状の範囲が広がっている

安静にしていても、症状が改善されない場合は、速やかに医療機関を受診しましょう。医療機関を受診する際は、皮膚科がおすすめです。

「市販薬を塗り続ければ治るのでは?」と考える方もいますが、なかには市販薬がきっかけでかゆみが悪化するケースもあります。かゆみが悪化すると、かきむしってしまい傷跡が残るリスクもあるため、改善が見られなかったり、悪化したりしている場合は、速やかに皮膚科を受診しましょう。

肘の外側がボコボコしてかゆい際は再生医療もご検討ください

肘の外側がボコボコしてかゆいと悩んでいる方は、再生医療もご検討ください。リペアセルクリニックでは、脂肪由来幹細胞を用いた肌の再生医療を提供しています。

従来の治療では、肘のかゆみが収まらなかったり、再発に悩んでいたりする方は、ぜひ一度リペアセルクリニックにご相談ください。

また、リペアセルクリニックでは、オンラインカウンセリングやメールにてご相談を受け付けています。遠方にお住いの方でも、ご相談いただけるため、再生医療に興味がある方は、以下ページをご覧ください。

\まずは当院にお問い合わせください/

肘の外側がボコボコでかゆい原因はさまざま!専門医に相談しよう

肘の外側がボコボコでかゆい原因は、湿疹や接触性皮膚炎、蕁麻疹などが原因として考えられます。患部をかきむしってしまうと、症状が悪化する恐れがあるため、かきむしらず、患部を冷やしたり、保湿したりして対処しましょう。

また、肌に触れる日焼け止めや洗剤などが原因で、肘にかゆみが生じているケースもあります。かゆみが生じた際は、日常生活を振り返り、かゆみの原因がないかも見直してみましょう。

リペアセルクリニックでは、肌に対する再生医療を提供しています。「従来の治療では治らなかった」「何度もかゆみを繰り返している」と悩んでいる方は、ぜひ一度オンラインカウンセリングやメールにてご相談ください。

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