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【医師監修】大腸ポリープ切除後は何日休む?痛みがいつまで続くのか・食事等の注意点を解説

大腸ポリープ切除後
公開日: 2026.01.31

「大腸ポリープの切除(内視鏡治療)が控えている」

「大腸ポリープ切除後が不安」

大腸ポリープ切除後は、仕事への復帰の目処や何日休むべきかを迷う方が多くいます。

出血やお腹の張り、違和感が続くと、「経過は順調なのか」と不安になることもあるでしょう。初めて切除を受けた場合は、医師の説明を聞いていても、日常生活での判断に悩みやすいものです。

本記事では、現役医師が、大腸ポリープ切除後について詳しく解説します。また、記事の最後にはよくある質問をまとめています。ぜひ最後までご覧ください。

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大腸ポリープ切除後は何日休むべき?

休暇期間 詳細
デスクワーク中心の場合は翌日から復帰できることが多い 身体への負担が少ないため翌日復帰が可能なケースが多い
立ち仕事や軽い身体活動がある場合は2〜3日の休養が目安 腹圧や体力負担を考慮した2〜3日程度の休養目安
重労働や力仕事がある場合は1週間程度の休養が必要 強い腹圧や出血リスクを避けるため、1週間前後の休養が目安
大きなポリープ・複数切除時は1週間以上の休養を考慮 切除範囲が広い場合の出血予防を優先した長めの休養を検討

休養の目安は、切除の方法(生検か切除か)、ポリープの大きさ、切除数、止血処置の有無、普段の仕事内容で変わります。

多くは日帰りで終わりますが、切除部は数日かけてかさぶたのような状態になるため、便の刺激や血圧上昇で出血しやすい時期があります。

まずは当日〜翌日は予定を詰めず、飲酒・長風呂・激しい運動・重い物を持つ作業は避けた上で、体調を見ながら復帰を判断しましょう。抗血栓薬を服用している方、便秘傾向の方、過去に出血経験がある方は慎重な計画が必要です。

デスクワーク中心の場合は翌日から復帰できることが多い

大腸ポリープ切除後は、切除部位が粘膜の浅い「小さな傷」であることが多く、経過が順調なら早期に日常生活へ戻れます。

とくにデスクワークのような座って行う仕事は身体的負担が小さく、体幹や腹部に強い力がかかりにくいため、後出血や穿孔などのリスクを高めにくい点が特徴です。

医療情報でも軽作業は翌日から2日で復帰できる例があります。術後管理の目安として、軽い仕事は翌日から数日後に復帰可能である一方、重い作業や腹部に力が入る動作は数日から1週間程度の休養が推奨されています。

立ち仕事や軽い身体活動がある場合は2〜3日の休養が目安

立ち仕事や軽い身体活動がある場合は、2〜3日の休養が目安です。大腸ポリープ切除後の粘膜は一時的に傷の状態になっており、術後数日は後出血などが起こりやすい時期とされます。

そのため、安静期間として2〜3日は無理な身体負荷や腹圧がかかる動作を控えることが、出血リスクを下げる一般的な目安です。

立位での作業や歩行は、座位よりも腹部への圧力や血圧の変動が大きくなります。切除部位への刺激が増えて合併症リスクがやや高まる可能性があります。

また、倦怠感や腹部の張りなど軽い不調が出ることもあり、2〜3日の休養は体調変化を落ち着ける実用的な期間です。

重労働や力仕事がある場合は1週間程度の休養が必要

重労働や力仕事がある場合は、術後1週間程度の休養が目安です。内視鏡でポリープを切除すると腸粘膜に一時的な傷ができます。

見た目が落ち着いても修復は途中段階です。無理をすると後出血などの合併症につながるおそれがあるため、注意が必要です。

重い物を持つ、強く踏ん張るといった動作は腹圧を上げ、切除部位の止血部に負担がかかりやすくなります。

実際に、負担の大きい作業は数日から1週間ほど控えるよう示す案内もあります。ただし、切除した大きさや数、体調、出血の有無で必要な休養は変わるため、最終的には医師の指示を優先しましょう。

大きなポリープ・複数切除時は1週間以上の休養を考慮

大きなポリープを切除した場合や複数個を同時に切除した場合は、1週間以上の休養を見込むことが大切です。切除範囲が広いほど腸粘膜の傷も大きくなり、止血や修復に時間がかかるため、術後早期の出血リスクが高まる傾向があります。

また切除部位が多いと、腸の動きや腹圧の変動による刺激を受けやすく、出血や不快感、合併症につながるおそれがあります。

必要な休養期間は、切除した部位や大きさ、止血状況、体調によって変わるため、医師の指示に従うことが大切です。

大腸ポリープ切除後の痛みが続く期間

期間の目安 起こりやすい状態・ポイント
術後1〜3日 張り感・軽い違和感・ゾクゾク感の自然軽快、内視鏡送気と切除部位反応の影響
術後数日〜1週間 切除部位の修復過程に伴う軽い不快感、周囲炎症による一時的な違和感
1週間以上続く場合 個人差や切除方法によって長引くことがあり、続く場合は医師へ相談
早期相談が必要なサイン 発熱、耐え難い腹痛、症状の悪化、強い症状の持続による合併症の疑い

大腸ポリープ切除後は、お腹の張り感や軽い違和感などが出ることがあります。これは内視鏡で空気(炭酸ガス)を入れることや、腸粘膜が切除された部位の反応によるものです。多くの場合は術後1〜3日で徐々に落ち着きます。

また、切除部位は体内で「傷」として修復が進むため、周囲の炎症反応により不快感が数日続くことは一般的な経過と考えられます。

一方で発熱や強い腹部の違和感、症状の悪化や長期化がある場合は合併症も否定できないため、早急に医療機関を受診しましょう。

大腸ポリープ切除後の注意点

注意点 詳細
食事・飲酒・水分摂取 消化にやさしい食事の選択と刺激物回避、十分な水分補給、一定期間の禁酒
入浴・運動・日常生活の制限 長風呂の回避とシャワー中心、重い物を持つ作業や運動の制限、腹圧がかかる動作の回避
服薬管理と移動・旅行の制限 抗血栓薬など内服の指示遵守、服薬再開時期の確認、長距離移動や旅行の延期を検討

大腸ポリープ切除後は、切除部位の出血や腸への刺激を避けるため、生活面の配慮が重要です。食事は消化にやさしい内容を基本とし、アルコールや刺激物は一定期間控え、水分も十分に摂取しましょう。

また、入浴や運動は腹圧や血流変化で出血リスクが高まる可能性があるため、無理のない範囲に制限します。服薬中の方は自己判断で中止せず、移動や旅行も含め医師の指示に沿って調整しましょう。

以下の記事では、大腸ポリープができやすい人について詳しく解説しています。

食事・飲酒・水分摂取

大腸ポリープ切除後の粘膜は「傷」の状態であり、刺激の強い食品や固い食品は粘膜への負担が大きくなり、出血や不快感の原因になることがあります。

そのため、最初の数日から1週間程度は消化が良く、お腹に負担の少ない食事を心掛けることが一般的に勧められています。刺激物や高脂肪食は腸の動きを活発にして傷に負担をかける可能性があるためです。

また、大腸内視鏡前の下剤や前処置で身体が一時的に脱水状態になることがあり、術後も脱水が続くと便が硬くなって排便時に腹圧が上がりやすく、切除部位に負担がかかることが示唆されます。水分をこまめに補給することは便の通りをスムーズにし、腸の回復を助ける基本的なケアです。文献1

加えて、術後の出血や違和感は多くの場合は経過の一部ですが、刺激が強い食事やアルコールは症状を悪化させる可能性があるため、術後数日から1週間程度は控える必要があります。これにより、術後の不快な症状や合併症リスクの軽減につながるとされています。

入浴・運動・日常生活の制限

大腸ポリープ切除後は、腸粘膜に切除部位という小さな傷があります。湯船に浸かるなどで体が温まり血行が良くなると、切除部位の血流も増え、術後の出血リスクが高まる可能性があります。

そのため、当日はシャワー中心にして、湯船に浸かる入浴は数日から1週間程度控えるのが一般的です。また、術後の数日から1週間は、日常生活で腹圧がかかるような動きや長時間の立ち仕事、力仕事、重い荷物の運搬などを控えることが推奨されます。

こうした活動は腸粘膜に負荷をかけ、出血や創部への刺激につながる可能性があるためです。これらの制限は、切除後の出血や穿孔などの合併症を予防し、回復を促すことを目的としています。

術後直後は腸粘膜が治癒過程にあり、血行や腹圧の急激な変化に弱い状態であるため、術後数日から1週間を目処に体調を見ながら段階的に通常の生活へ戻すことが一般的な臨床指導です。

服薬管理と移動・旅行の制限

大腸ポリープ切除後は、担当医が抗血栓薬(血液を固まりにくくする薬)や非ステロイド系鎮痛薬(NSAIDs)の中止・再開を指示することがあります。

これらの薬は血液の凝固能に影響し、止血が安定するまで出血リスクを高めることが示唆されているためです。診療ガイドラインでも、こうした薬の再開については医師の指示が重視されています。(文献1

患者さんごとに状況が異なるため、自己判断で再開しないことが大切です。また、術後しばらくは長時間の運転や遠方への移動を控え、出血などの症状が出た際に速やかに受診できる環境を優先します。

とくに大きいポリープ切除や複数個の切除があった場合、治癒期間が約2週間程度必要とするケースもあります。こうした状況では、海外旅行や国際線の搭乗は、気圧変化や長時間拘束で体調に影響が出る可能性があるため、切除部位の治癒状況を踏まえて計画することが大切です。(文献2

大腸ポリープ切除後の受診すべき症状

受診すべき症状 詳細
出血の症状(鮮血・黒色便) 便に混じる鮮血や黒色便の出現、出血量の増加や持続、めまい・ふらつきを伴う出血の可能性
腹部の違和感や張りが強い場合 強い腹部膨満感や違和感の持続、増悪する腹痛、吐き気を伴う腹部症状の可能性
発熱・だるさなどの全身症状 発熱の持続、強い倦怠感、寒気や食欲低下など全身状態悪化のサイン

大腸ポリープ切除後は、軽い出血やお腹の張りがみられることもありますが、鮮血便や黒色便が続く場合は後出血の可能性があります。

また、腹部の違和感や張りが強い状態が続く場合は、腸への負担が大きいサインです。さらに、発熱や強いだるさを伴うときは感染など合併症も否定できません。

自己判断で様子を見るのではなく、早めに医療機関へ相談しましょう。

出血の症状(鮮血・黒色便)

大腸ポリープ切除後の出血は、比較的よくみられる合併症のひとつです。切除部位は腸内の「傷」にあたるため、腸の動きや便の刺激でかさぶたがはがれると出血することがあります。

便に鮮血が混じる場合は、切除部位から活動性の出血が起きている可能性があり、量が多い、繰り返す場合は止血処置が必要になることもあります。

また、黒色便(タール便)がみられる場合、消化管出血の可能性があるため、早めに医療機関へ相談しましょう。

腹部の違和感や張りが強い場合

受診の目安 詳細
よくある経過 検査時の送気による一時的な張り感、ガス貯留感
受診を検討 張り感の増悪、部位がはっきりした不快感、改善しない持続症状
緊急性が高い所見 強い腹痛、腹部全体の強い膨満、動けないほどの不快感
併発で要注意 発熱、嘔吐、冷汗、ぐったり感などの全身症状

文献3

術後の軽い張りは、内視鏡で空気や炭酸ガスを入れた影響による一過性症状で、数日で軽快することが一般的です。

一方、張りが強い、局所的に続く、時間とともに悪化する場合は、穿孔や炎症、切除後凝固症候群(PPCS)など合併症の可能性も否定できません。発熱や嘔吐を伴うときは早めの受診が重要です。

発熱・だるさなどの全身症状

大腸ポリープ切除後に発熱・だるさなどの全身症状が現れる場合、合併症のサインであるため医療機関への受診が必要です。

切除部位の影響で腸壁に傷が及び、炎症が広がる(穿孔など)と発熱や強い倦怠感を伴うことがあります。

また、後出血が続くと貧血傾向となり、ふらつき・動悸・強いだるさにつながる場合もあります。

さらに術後の粘膜は傷の状態で、感染や炎症が起きると寒気や発熱として現れることがあり、ガスによる張りは多くが24〜48時間で軽快する一方、改善しない・悪化する場合は合併症評価が必要です。文献4

大腸ポリープ切除後の違和感は当院にご相談ください

切除後の過ごし方は、ポリープの大きさや切除方法で変わり、同じ症状でも判断が分かれることがあります。症状が許容範囲かどうか迷う時間が長いほど、不安も強くなります。

大腸ポリープ切除後の違和感が続いている方は、当院「リペアセルクリニック」へご相談ください。当院では、大腸ポリープ切除後の出血の量、便の色、腹部症状の経過、服薬状況などを確認し、受診が必要か、生活調整で対応できるかを具体的に案内します。

ご質問やご相談は、「メール」もしくは「オンラインカウンセリング」で受け付けておりますので、お気軽にお申し付けください。

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大腸ポリープ切除後に関するよくある質問

大腸ポリープ切除後にコーヒーを飲んでも大丈夫ですか?

目安(時期) コーヒーの飲み方
当日 できれば控える、飲むなら薄めを少量
翌日〜3日程度 体調が良ければ少量から再開

大腸ポリープ切除後のコーヒーは、多くの場合、少量であれば飲んでも大きな問題はありません。ただし、カフェインは胃腸への刺激や脱水につながることがあるため、当日〜数日は控えましょう。

当日はできるだけ避け、飲む場合は薄めを少量にとどめましょう。翌日から3日程度は体調が良ければ少量から再開できます。

大腸ポリープ切除後に死亡するケースはありますか?

大腸ポリープ切除後に命に関わるケースは非常にまれです。重篤化し得る合併症は主に大量出血(後出血)と穿孔(腸に穴があく)による腹膜炎で、適切な治療が遅れると危険とされています。

外来大腸内視鏡97,091人の報告では、出血1.64/1000人、穿孔0.85/1000人、死亡0.074/1000人(概算で約14,000人に1人)で、高齢・男性・切除既往・低症例数の医師がリスク増と関連しました。文献5

参考文献

(文献1)

Colonoscopy: What to Expect at Home|Alberta

(文献2)

Colonoscopy Information Leaflet – United Lincolnshire Hospitals|NHS

(文献3)

大腸内視鏡検査による後腹膜血腫を契機に発症した 遅発性大腸穿孔の1例

(文献4)

Colonoscopy (C1) aftercare advice|Patient information factsheet

(文献5)

Bleeding and Perforation After Outpatient Colonoscopy and Their Risk Factors in Usual Clinical Practice – ScienceDirect