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【医師監修】クローン病で寿命は短くなる?死亡率を医学的根拠に基づいて解説

「クローン病と診断され、将来が心配」
「クローン病は長生きできないのではないか?」
クローン病と診断されて動揺する方は多くいます。合併症や手術の話を目にすると「このまま悪化するのでは」と不安になるでしょう。
結論として、クローン病が直ちに短命につながる根拠は乏しく、寿命への影響は病勢(炎症)のコントロール状況によって左右されます。
ただし、適切な治療や予防を行わなければ病状が悪化するおそれがあるため、継続的な管理が欠かせません。
本記事では、現役医師がクローン病の寿命について詳しく解説します。死亡率を医学的根拠に基づいて解説し、記事後半にはよくある質問をまとめていますので、ぜひ最後までご覧ください。
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目次
クローン病と寿命の関係性
| 寿命との関係性 | 詳細 |
|---|---|
| クローン病が寿命に与える影響は限定的 | 適切な治療継続により、寿命への影響が大きくなりにくい疾患 |
| クローン病患者の平均寿命 | 治療環境の改善により、一般人口と大きく変わらない水準に近づいている可能性がある |
クローン病は慢性疾患ですが、診断されたからといって直ちに短命に結びつくわけではありません。
近年は治療の選択肢が増え、病状評価の精度も向上したことで、炎症を抑えながら生活を整えやすくなってきています。
寿命への影響は病気そのものよりも、再燃を放置して合併症を招くかどうかで差が生じます。病状のコントロールが不十分なほどリスクが高まる点に注意が必要です。
クローン病が寿命に与える影響は限定的
日本の公的情報において、クローン病は「診断後10年の累積生存率96.9%」とされ、生命予後は良好と整理されています。(文献1)
寿命への影響が問題となるのは病気そのものより、炎症のコントロール不良が続き、腸管合併症(狭窄・穿孔・膿瘍・瘻孔など)や感染症、長期炎症に伴うがん、血栓症を重ねて重症化する場合です。(文献2)
さらに長期データでも、一般集団と大差がないとする報告があります。(文献3)
クローン病患者の平均寿命
クローン病は発症年齢が若く、治療法・重症度・合併症・生活習慣によって経過が大きく異なるため、平均寿命を一律に示すことは困難です。
寿命の理解では「平均寿命」より「生存率」で見るとわかりやすく、国内の公的資料では診断後10年の累積生存率は96.9%とされています。(文献4)
海外レビューでは死亡比(SMR)1.29程度とする報告もあり、差があるとしても大きくはないという整理が一般的です。(文献5)
死亡リスクが問題となるのは、腸管合併症(狭窄・穿孔・膿瘍・瘻孔)・感染症の重篤化・がん・血栓症などが重なった場合であり、炎症をコントロールし再燃・合併症を防ぐ治療継続が重要です。(文献1)
医学的根拠に基づいたクローン病の死亡率
| 評価項目 | 日本での研究データ | ここからわかること |
|---|---|---|
| 診断後5年の累積生存率 | 99.2% | 5年間で亡くなる方が少ない傾向 |
| 診断後10年の累積生存率 | 96.9% | 10年間で高い生存率の傾向 |
| 全体の解釈 | 生存率が高い | 国内研究における死亡リスクの低さ |
| 注意点 | 年代・治療状況・重症度で変動 | 数字の断定回避と傾向理解 |
(文献6)
クローン病の死亡リスクは大きく高いとは言いにくい一方で、一般集団よりやや高い可能性を示す研究もあります。
評価には標準化死亡比(SMR)が用いられ、メタ解析ではSMR 1.52(一般集団より約1.5倍)と報告されています。(文献7)
クローン病・潰瘍性大腸炎を含むIBDのメタ解析でも、SMRの上昇が示されています。(文献8)
一方で差が小さい、または大きな差がないとする報告も複数あり、「寿命を大きく短くする病気ではない」とガイドラインは整理しています。(文献9)
日本の長期フォロー研究では、診断後10年の累積生存率96.9%、5年で99.2%と報告され、国内で生命予後は良好と考えられます。(文献6)
クローン病で死亡率が上がるといわれている背景
| 死亡率が上がるといわれている背景 | 詳細 |
|---|---|
| 腸管合併症による致死的リスク(狭窄・穿孔・膿瘍・瘻孔) | 腸管穿孔や腹膜炎、膿瘍形成など重篤化につながる合併症の発生 |
| 感染症・血栓症などの全身合併症 | 重篤感染症や血栓塞栓症による致命的転帰のリスク |
| 長期罹患(りかん)による悪性腫瘍のリスクと生活習慣の影響 | 長期炎症に伴う悪性腫瘍リスクの上昇と生活習慣による病勢悪化 |
クローン病で死亡率が上がるといわれる背景には、炎症のコントロール不良に伴う合併症の重症化があります。
具体的には、狭窄・穿孔・膿瘍・瘻孔などの腸管合併症による腹膜炎や感染拡大、免疫抑制や低栄養を背景とした重篤感染症、血栓塞栓症などが挙げられます。
さらに長期罹患では、慢性炎症に伴う悪性腫瘍リスクの上昇や、喫煙など生活習慣の影響も重要です。
腸管合併症による致死的リスク(狭窄・穿孔・膿瘍・瘻孔)
| 腸管合併症の種類 | ポイント |
|---|---|
| 狭窄 | 腸閉塞(イレウス)による緊急入院・手術リスク |
| 穿孔 | 腹膜炎・敗血症に直結し得る緊急手術リスク |
| 膿瘍 | 腹腔内感染の重症化(敗血症)リスク |
| 瘻孔 | 感染反復による難治化・全身状態低下リスク |
(文献10)
クローン病は、病気そのものが直接命に関わることは多くありません。ただし、炎症が長期間コントロールできない状態が続くと腸壁が傷み、腸管合併症(狭窄・穿孔・膿瘍・瘻孔)が起こりやすくなります。
狭窄は腸閉塞から緊急入院・手術につながり、穿孔や膿瘍は腹膜炎や敗血症(血液の感染)へ進展する可能性があります。
瘻孔も感染や炎症の遷延を介して重症化に関与し、結果として死亡リスクが高まる場合があるため、注意が必要です。(文献11)
感染症・血栓症などの全身合併症
| 全身合併症 | 要点 |
|---|---|
| 感染症(肺炎など) | 肺炎など感染で重症化すると、命に関わることがある |
| 治療薬と感染リスク | 免疫に作用する薬で感染しやすくなる場面があり、予防(ワクチン・検査)が大切 |
| 敗血症 | 感染が全身に広がると、短期間で重症化しやすい |
| 血栓症 | 入院・脱水・手術が重なると血栓ができやすい |
| 肺塞栓 | 血栓が肺に詰まると、急に呼吸や血圧が悪化することがある |
クローン病の死亡リスクが問題になるのは、病気そのものよりも合併症や全身状態の悪化が引き金になる場合です。
肺炎・敗血症などはIBD患者の死亡リスク増加に関連することが報告されているため、それらの管理が欠かせません。(文献12)
クローン病の治療ではステロイド・免疫調整薬・生物学的製剤など免疫に作用する薬が用いられ、病勢を抑える一方で状況によっては日和見感染を含む感染症リスクが上がるため、ワクチンや感染スクリーニングを含む予防が推奨されています。(文献13)
また、感染が敗血症へ進むとショックや臓器障害を伴い短期間で重篤化し、IBDでは転帰不良の可能性も示唆されています。(文献14)
また、静脈血栓塞栓症は入院・脱水・手術が重なるほど起こりやすく、アジアのIBD患者で術後に発症が増えることも報告されています。(文献15)
静脈血栓塞栓症の中でも肺塞栓は呼吸循環が急激に悪化する可能性があり、院内死亡や予後不良との関連も示されています。(文献16)
長期罹患(りかん)による悪性腫瘍のリスクと生活習慣の影響
| 項目 | 要点 |
|---|---|
| 長期罹患とがん | 炎症が長いほど、がん(とくに大腸がん)のリスクが上がる |
| 内視鏡の重要性 | 大腸に炎症がある場合、定期的な内視鏡検査で早期発見が重要 |
| 生活習慣(喫煙) | 喫煙は病状を悪化させやすく、再燃や手術のリスクを上げる |
| 喫煙の影響の大きさ | 喫煙者は再発が約2倍、手術再発が約2.5倍とされる |
| 食事・栄養・飲酒 | 極端な制限や栄養不良、過度の飲酒は体力低下につながりやすい |
クローン病では慢性炎症が長く続くほど腸粘膜に負担がかかり、悪性腫瘍のリスクが高まります。とくに大腸に炎症が及ぶタイプでは、罹患期間が長いほど大腸がんリスクが上昇するため、定期的な内視鏡によるサーベイランスが推奨されています。(文献17)
生活習慣の影響も重症化リスクに関与し、有力なエビデンスがあるのが喫煙です。(文献18)
喫煙は再燃・手術・術後再発と関連し、メタ解析でも臨床再発は約2倍、手術再発は約2.5倍と報告されています。生活習慣は直接死亡率を高めるよりも、病勢のコントロール不良を招き、合併症の発生や重症化を通じて予後不良に関与する点に注意が必要です。(文献19)
極端な食事制限や栄養不良、過度の飲酒も間接的に病勢管理を不利にする可能性があります。(文献20)
クローン病で寿命を縮めないための予防法
| 寿命を縮めないための予防法 | 詳細 |
|---|---|
| 治療継続し再燃を防ぐ(自己中断しない) | 炎症の再燃予防と重症化回避のための治療継続 |
| 禁煙と栄養管理で体調の土台を整える | 病勢悪化因子の回避と低栄養予防による体力維持 |
| 定期検査と早期受診で合併症を防ぐ | 再燃・合併症の早期発見と重症化の予防 |
クローン病で寿命への影響を最小限にするには、炎症を安定して抑え、再燃を防ぐことが基本です。
治療は自己判断で中断せず、医師の方針に沿って継続しましょう。禁煙と栄養管理で体調の土台を整えることも大切です。
定期検査を受け、症状の変化があれば早期に受診することで、合併症の重症化を防ぎやすくなります。
治療継続し再燃を防ぐ(自己中断しない)
クローン病で治療を継続し再燃を防ぐ(自己中断しない)ことが大切です。
症状が落ち着いても腸の炎症が完全に消えているとは限らず、自己判断で治療を止めると再燃(ぶり返し)が起こりやすいためです。
難病情報センターでも、5-アミノサリチル酸製剤(5-ASA)や免疫調節薬は症状が改善しても再燃予防のために継続投与されると明記されています。(文献1)
再燃を繰り返すほど腸管ダメージが蓄積し、狭窄・穿孔・膿瘍・瘻孔などの腸管合併症や手術につながりやすく、再燃・再発予防の重要性が指摘されています。(文献1)
研究でも中断後に再燃率が上がることが示され、ECCOのレビューでは治療中止後に再燃リスクが累積し、2年で約30%、5年で50〜75%が再燃すると推定されています。(文献21)
禁煙と栄養管理で体調の土台を整える
クローン病で寿命への影響を最小限にするには、治療継続に加えて禁煙と栄養管理で体調の土台を整えることが重要です。
喫煙は病勢悪化や再燃に関与するだけでなく、ACG(米国消化器病学会)のガイドラインでも術後再発のリスク因子として挙げられており、長期的に入院・手術のリスクを高め、結果として合併症(感染症など)を招きやすくなります。(文献22)
クローン病は低栄養になりやすく、栄養状態の低下は感染症や回復遅延を通じて重症化リスクを高めます。
自己流の極端な制限は低栄養を助長する可能性があるため、必要な栄養を確保する方針が重要です。NHSでも食事を大きく変える際は医療チームの助言を得るよう促されています。(文献11)
定期検査と早期受診で合併症を防ぐ
クローン病は症状が軽くても腸の奥で炎症が進行し、狭窄・瘻孔やがん化など重篤な合併症リスクが高まる場合があるため、症状だけで病勢を判断できません。
定期的な内視鏡検査や画像検査で炎症の広がりや粘膜治癒の程度を評価し、必要に応じて治療を調整することが合併症予防につながります。
腹痛増悪・下痢悪化・発熱・体重減少・肛門部痛などの再燃サインを放置すると、穿孔や膿瘍形成から緊急手術・敗血症に至るおそれがあるため、早期受診が欠かせません。
寿命を縮めないための実践ポイントとして、寛解期でも1〜2年ごとの内視鏡と定期外来を基本とし、長期経過例ではがんサーベイランス(定期的ながんのチェック)として年1回以上の大腸内視鏡を検討します。(文献23)
クローン病で寿命を縮めないための治療法
| 治療法 | 詳細 |
|---|---|
| 薬物療法 | 炎症を抑えて再燃を防ぎ、合併症リスクを下げる治療選択 |
| 栄養療法 | 低栄養の予防と腸管負担の軽減による病勢の安定化 |
| 手術療法 | 狭窄・穿孔・膿瘍など重篤合併症の回避を目的とした外科的対応 |
| 再生医療 | 炎症や後遺症の改善を目指す治療選択肢のひとつ |
クローン病で寿命への影響を抑えるには、炎症を適切にコントロールし、再燃と合併症を防ぐ治療計画が大切です。
中心となるのは薬物療法で、必要に応じて栄養療法を併用し、低栄養予防や腸管負担の軽減を図ります。
狭窄・穿孔・膿瘍など重篤な合併症が疑われる場合は、手術療法が必要となる場合もあります。
再生医療は選択肢のひとつですが、実施できる医療機関は限られており、すべての症状に適用できるわけではないため、事前確認が必要です。
薬物療法
| 観点 | 要点 |
|---|---|
| 治療の位置づけ | 寛解維持と再燃予防を目的とした治療の柱 |
| 合併症予防 | 腸管合併症(狭窄・穿孔・膿瘍・瘻孔)リスクの低減 |
| 予後への影響 | 入院・手術リスク低下による長期予後の改善 |
| 術後管理 | 術後再発抑制による再手術・重症化の回避 |
(文献1)
クローン病は完治を目指すよりも、炎症を抑えて寛解を維持し、再燃や合併症を防ぐことで長期の生活と生命予後を守る病気です。
その中心が薬物療法であり、難病情報センターでも「活動性をコントロールして寛解を維持し、再燃・再発を予防すること」が治療目的と整理されています。
薬で再燃を抑えられれば、狭窄・穿孔・膿瘍・瘻孔などの腸管合併症や緊急入院・手術のリスクを下げ、感染症を含む重症化の連鎖を避けやすくなります。
以下の記事では、クローン病の薬について詳しく解説しています。
栄養療法
| 取り組み内容 | 目的 | 具体例(体言止め) |
|---|---|---|
| 腸を休ませる | 腸管刺激の軽減と炎症沈静化 | 経腸栄養の活用(栄養剤中心の摂取) |
| 栄養を補う | 低栄養・体重減少の予防 | 必要カロリー・たんぱく質の確保 |
| 寛解を保つ | 再燃予防と長期安定化 | 在宅経腸栄養の併用 |
| 継続しやすくする | 長期管理の実効性向上 | 薬物療法との併用と生活に合わせた調整 |
(文献4)
栄養療法は、クローン病で寿命への影響を抑える上で重要な治療のひとつです。
炎症が長引くと低栄養や体力低下を招き、感染症や合併症のリスクが高まります。とくに経腸栄養は腸を安静にして炎症を鎮め、病変改善や腸管合併症(狭窄・穿孔・膿瘍など)の予防に寄与します。
低栄養を防いで回復力を支え、寛解維持の一部として長期管理に組み込みやすいのも利点です。
以下の記事では、クローン病における食事について詳しく解説しています。
手術療法
| 手術が必要になりやすい状況 | 手術の目的(体言止め) | 寿命との関係 |
|---|---|---|
| 狭窄(腸閉塞)・穿孔 | 腸閉塞解除と穿孔による腹膜炎・敗血症の回避 | 致命的合併症回避による生命予後の保全 |
| 膿瘍・瘻孔(穿通型) | 感染源コントロールと膿瘍・瘻孔による重症化の抑制 | 敗血症など重篤感染の予防による死亡リスクを低減 |
| 薬物・栄養療法で改善しにくい重症例 | 病変処置による症状改善と全身状態の立て直し | 低栄養・炎症遷延の改善による合併症リスクを低減 |
| 腸管切除が必要な場合 | 腸管温存を意識した外科的介入 | 短腸症候群など長期合併症の回避による長期安定化 |
(文献1)
クローン病は薬物療法・栄養療法が基本ですが、狭窄による腸閉塞や穿孔、膿瘍・瘻孔などの腸管合併症が進行した場合、手術が生命予後を守るために必要となる場合があります。
手術は病変を直接処置して腹膜炎や敗血症など致命的な経過を回避し、症状改善を通じて栄養状態や体力の回復にもつながります。
再生医療
再生医療(自己脂肪由来幹細胞治療)は、クローン病において寿命を直接延ばす治療として確立しているわけではありません。
ただし、クローン病では再燃の反復や合併症の進行が、感染症や手術の増加、栄養状態の悪化を介して長期的な健康状態に影響する場合があります。
そのため再生医療は、病状や目的に応じて長期管理の一環として検討される治療選択肢のひとつと位置づけられます。
なお、クローン病の生命予後は比較的良好とされ、日本の長期追跡研究では診断後10年の累積生存率96.9%が報告されています。(文献6)
寿命を考える際は、生存率データを踏まえつつ、再燃・合併症を減らす治療継続が重要です。
以下の記事では、再生医療について詳しく解説しています。
クローン病と寿命の関係を理解し適切な予防策を講じよう
クローン病において寿命を縮める主因は、病名そのものではなく炎症が長く続く状態と合併症の見逃しです。
治療を継続し、禁煙と栄養管理で体力を守り、定期検査で病勢を客観的に把握することが大切です。この積み重ねが入院や手術のリスクを減らし、生活や仕事の計画も立てやすくします。
クローン病について不安を感じている方は、当院「リペアセルクリニック」へご相談ください。当院では、クローン病に対して再生医療を用いた治療を行っています。
再生医療は治療薬と比べて全身的な副作用のリスクが比較的低いとされます。さらに、炎症や組織修復といった病態に直接アプローチできる可能性がある点も特徴です。
手術を伴わないため、感染症や後遺症のリスクが小さく、強い痛みの心配も少ないとされています。
ご質問やご相談は、「LINE」や「メール」、「オンラインカウンセリング」で受け付けておりますので、お気軽にお申し付けください。
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クローン病と寿命の関係に関するよくある質問
クローン病が完治した人はいますか?
クローン病は慢性の炎症性腸疾患であり、現時点の医療で完治(再発しない状態)を達成することは一般的ではありません。
治療は、症状が落ち着いた寛解状態をできるだけ長く維持することを目標に行います。
クローン病で食べてはいけないものはありますか?
クローン病において絶対に食べてはいけない食品は基本的にありません。
ただし悪化しやすい食品は個人差が大きいため、脂っこい物・香辛料・食物繊維の多い食品・乳製品などは無理せず調整し、医師と相談しながら食事内容を整えます。(文献24)
クローン病で「人生終わった」と感じていますがどうすれば良いでしょうか?
人生終わったと感じるのは、診断直後としてごく自然な反応です。
ただしクローン病は治療で病勢をコントロールできる病気であり、寛解を維持しながら仕事・結婚・旅行など、これまでと同じような生活を続けている方も多くいます。
不安が強いこと自体も遠慮せず医師に相談し、つらさが長引く場合は心療内科やカウンセリングの併用も検討しましょう。
参考文献
日本消化器病学会 炎症性腸疾患(IBD)診療ガイドライン 2020(改訂第 2 版)|日本消化器病学会
ACG Clinical Guideline: Management of Crohn’s Disease in Adults|CLINICAL GUIDELINES













