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ロラゼパムの効果と副作用|効果が出るまでの時間や離脱症状についても解説

ロラゼパム 効果
公開日: 2026.01.31

「ロラゼパムの具体的な効果や副作用は?」
「効果が出るまでの時間や離脱症状について知りたい」

ロラゼパム(ワイパックス)は抗不安薬に分類され、不安や緊張を鎮めるために用いる薬です。服用する場合は副作用だけでなく、急に薬をやめると現れる離脱症状について理解しておくことも重要です。

本記事ではロラゼパムの効果と作用機序をはじめとして、以下を解説します。

  • 副作用と対応方法
  • 離脱症状と減薬方法
  • 正しい飲み方と効果が出るまでの時間
  • 服用する際の注意点
  • 処方を検討する病気や障害

ロラゼパムと似た効果を持つ他の薬について一覧で解説しています。「似たような薬があってよくわからない」と悩んでいる方は、参考にしてください。

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ロラゼパム(ワイパックス)の効果と作用機序

ロラゼパムの主な効果は以下の通りです。

効果 詳細
抗不安作用

不安や緊張を和らげる

鎮静・催眠作用

穏やかな眠りに導く

筋弛緩作用

筋肉の緊張を和らげる

ロラゼパムは、脳の興奮を静めるGABAという物質の作用を高めることで、不安や緊張を和らげます。

ロラゼパムの副作用と対応方法

ロラゼパムには以下のような副作用があります。

重大な副作用

依存性、錯乱、呼吸抑制など

その他の副作用

眠気、動悸、吐き気など

ここからは、ロラゼパムの副作用の詳細と対応方法について解説します。

重大な副作用|依存性、錯乱、呼吸抑制

ロラゼパムの重大な副作用として、以下のようなものが挙げられます。

重大な副作用 詳細
依存性

・薬の長期使用により薬なしではいられなくなる
・急にやめると不安やふるえなどの症状が現れる

興奮・錯乱

・イライラして興奮する
・時間や場所がわからなくなる

呼吸抑制

・呼吸する力が弱まり、呼吸の回数が減少したり息苦しさが現れたりする
・重症化すると命に関わることもある

これらの重大な副作用が現れた場合は直ちに医療機関を受診してください。

その他の副作用|眠気、動悸、吐き気

その他の副作用を一部紹介すると以下の通りです。

  • 眠気
  • 不眠
  • ふらつき
  • めまい
  • 立ちくらみ
  • 頭痛
  • 頭の重だるい感覚
  • 吐き気
  • 下痢
  • 便秘

これらの副作用が現れたら減薬を検討する必要があります。疑われる症状が現れたら、医療機関を受診しましょう。

ロラゼパムの離脱症状と減薬方法について

ロラゼパムを長期間の服用している場合は、急に服用を中止すると離脱症状が現れることがあります。離脱症状とは不安や不眠、けいれんなどのことです。

薬をやめるには、例えば以下のように時間をかけて徐々に減らしていく必要があります。

減薬方法 詳細
量を減らす方法

2〜4週間ごとに4分の1くらいずつ薬の量を減らしていく

頻度を減らす方法

2〜3日に1回、数日に1回と服用の頻度を減らしていく

文献1※減薬は必ず医師と相談のうえで進めてください。

上記はあくまでも一例であり、自己判断で減薬または服用の中止をしてはいけません。医師に「減薬をしても良いのか」「薬を辞めても良い状態であるのか」「どのように減薬していくか」を必ず相談してください。

また、薬だけに頼らないために規則正しい生活習慣やストレス対処法を取得するのも重要です。

ロラゼパムの正しい飲み方と効果が出るまでの時間

ロラゼパムの成人の標準的な用法・用量は、1日1〜3mgを2〜3回に分けた服用です。年齢や症状によって調整します。不安が強い際に頓服として処方されるケースもあります。

ロラゼパムの服用後、血液中の薬の濃度がピークを迎えるのは約2時間後です。つまり、約2時間以内には効果が出るということです。服用後、約12時間後には半減期を迎えて、24時間後には消失します。(文献2

半減期とは、服用してから血液中の薬の濃度が半分になるまでの時間のことです。半減期の時間によって薬の作用時間が分類され、ロラゼパムは中時間作用型にあたります。

ロラゼパムを服用する際の注意点

ロラゼパムを服用する際の注意点は以下の通りです。

  • 運転や危険な作業は控える
  • 持病のある方は医師に必ず報告する
  • 妊婦や授乳婦は服用しない

それぞれの注意点について詳しく解説します。

運転や危険な作業は控える

ロラゼパムは副作用として、眠気やふらつき、注意力・集中力の低下などの症状が現れることがあります。そのため、自動車の運転、高所作業、機械操作など危険が伴うことは控えてください。

また、ロラゼパム服用中に飲酒をすると、眠気やふらつき、注意力・集中力の低下を増強させるおそれがあります。ロラゼパムを服用している方は飲酒を控えましょう。

持病のある方は医師に必ず報告する

持病がある方がロラゼパムを服用すると、以下のようなリスクがあります。

障害 服用によるリスク
脳の障害 薬の効果の増強
心臓の障害 病気の症状の悪化
中等度以上の呼吸不全 病気の症状の悪化
腎臓の障害 薬の排泄の遅延
肝臓の障害 薬の排泄の遅延

その他にも、ロラゼパムと併用してはいけない薬もあります。既往歴や現在治療中の病気がある場合は、必ず医師に申告してください。

妊婦や授乳婦は服用しない

妊婦や授乳婦は以下のような理由により服用は避ける必要があります。

  服用を避けるべき理由

妊婦

・新生児に口唇裂(こうしんれつ:唇に裂け目がある状態)が起こるリスクがある
・新生児に哺乳困難や活動性の低下、呼吸抑制などの症状が現れるリスクがある

授乳婦

・ロラゼパムが乳汁中に移行するリスクがある
・ロラゼパムが移行した乳汁を乳児が飲むと、意識障害や体重減少などの症状が現れるリスクがある

妊婦または妊娠している可能性がある方は、薬を飲むメリットとデメリットを比較して、メリットのほうが大きい場合に服用を検討します。

ロラゼパムの処方を検討する病気や障害

ロラゼパムの処方を検討する病気や障害は、以下のようなものが挙げられます。

  • 神経症
  • 心身症
  • 高次脳機能障害
  • 更年期障害

それぞれについて詳しく解説します。

神経症

神経症とは以下のような病気のことです。

神経症 特徴
社会不安障害

「人に注目される」「恥ずかしい思いをする」などに対して極端に恐怖を感じる病気

強迫性障害

「戸締りやガス栓を何度も何度も確認する」などにより生活に支障をきたす病気

パニック障害

理由もなく突然激しい不安に襲われて、動悸やめまいなどの症状が現れる病気

ロラゼパムは、これらの神経症に対する不安や緊張、抑うつなどの症状の改善に効果を期待できます。

心身症

心身症とは、心理的・社会的ストレスの影響により、発症または悪化する身体の病気のことです。

代表的な病気は以下の通りです。

心身症 特徴
過敏性腸症候群

ストレスにより下痢や腹痛などの症状が悪化する病気

機能性ディスペプシア

ストレスによりみぞおち辺りの腹痛や焼けるような感覚、食後の胃もたれなどの症状が現れる病気

本態性高血圧

生活習慣の乱れやストレスなどにより発症する高血圧

ロラゼパムにより不安や緊張を和らげることで、心身症の症状の改善が期待できます。

高次脳機能障害

高次脳機能障害とは、脳梗塞や脳卒中、頭部外傷、アルツハイマー病などが原因で起きる認知機能障害のことです。不安や動悸などの症状が現れている際にロラゼパムの処方が検討されます。ロラゼパムは依存性があるため、抑制障害(衝動的な行動や言動を制御できない状態)が強い場合は服用を控えます。

脳卒中の後遺症に対する再生医療

高次脳機能障害の原因となる脳卒中の後遺症に対する治療法として再生医療があります。再生医療とは人が本来持つ「再生する力」を活用した治療方法です。

以下のような後遺症が治療対象です。

  • 会話がスムーズにできず意思疎通が難しい
  • 食事の際にむせやすく十分に食べられない
  • 見る力や考える力の変化でこれまでの生活が送りにくい
  • 排泄に問題があり外出や人との交流が減っている

その他にも、再発予防のための治療を行っています。脳卒中の後遺症や再発予防についてお悩みの方は、当院「リペアセルクリニック」へご相談ください。

手術しなくても治療できる時代です。

脳卒中のお悩みに対する新しい治療法があります。

更年期障害

更年期障害とは、40歳以降辺りから起きる性ホルモンの分泌量の低下により現れる症状の総称です。

更年期障害は以下のようなさまざまな症状が現れます。

  • 不安
  • イライラ
  • 抑うつ
  • 情緒不安定
  • 頭痛
  • のぼせ
  • めまい
  • 肩こり
  • 疲労感

更年期障害による不眠や不安に対して、ロラゼパムが処方されるケースがあります。

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ロラゼパムと似た効果を持つ他の薬

抗不安薬はさまざまな種類がありますが、抗不安作用や鎮静作用、筋弛緩作用など効果は基本的に共通しています。主な違いは効果が現れるまでの時間や消失するまでの時間です。

以下は代表的な抗不安薬です。

一般名(商品名) 効果が出るまでの時間 半減期

クロチアゼパム
(リーゼ)

約1時間以内 約6時間後

ブロマゼパム
(レキソタン)

約1時間以内 約20時間後

アルプラゾラム
(ソラナックス)

約2時間以内 約14時間後

ジアゼパム
(セルシン)

約1時間以内 約9〜96時間後

クロキサゾラム
(セパゾン)

約2〜4時間以内 約11〜24時間後

メダゼパム
(リボトール)

約0.5〜1.5時間以内 約51〜150時間後

ロフラゼプ酸エチル
(メイラックス)

約1時間以内 約122時間

文献3

それぞれの薬について詳しく解説します。

クロチアゼパム(リーゼ)

クロチアゼパムは心身症の他に、自律神経失調症によるめまいや肩こり、食欲不振などの症状に処方する薬です。服用後、約1時間以内で効果が現れ、約6時間後には半減期を迎えるため短時間作用型の薬です。

ブロマゼパム(レキソタン)

ブロマゼパムは神経症や心身症の他に、うつ病の不安や緊張などの症状に処方する薬です。服用後、約1時間以内に効果が現れ、約20時間後に半減期を迎えるため中時間作用型の薬です。

アルプラゾラム(ソラナックス)

アルプラゾラムは主に心身症に対して処方する薬です。服用後、約2時間以内に効果が現れ、約14時間後に半減期を迎えるため中時間作用型の薬です。

ジアゼパム(セルシン)

ジアゼパムは神経症や心身症の他に、うつ病による不安や緊張、脳脊髄の病気のけいれんや痛みなどの症状に対して処方する薬です。服用後、約1時間以内に効果が現れます。半減期は9〜96時間後と文献により異なりますが、長時間作用型に分類します。

クロキサゾラム(セパゾン)

クロキサゾラムは、主に神経症と心身症に処方する薬です。投与後、約2〜4時間以内に効果が現れます。約11〜24時間後に半減期を迎えるため長時間作用型に分類します。

メダゼパム(リボトール)

メダゼパムは主に神経症や心身症に処方する薬です。服用後、約0.5〜1.5時間以内に効果が現れます。半減期は約51〜150時間後と幅がありますが、長時間作用型に分類します。

ロフラゼプ酸エチル(メイラックス)

ロフラゼプ酸エチルは主に神経症や心身症に処方する薬です。服用後、約1時間以内に効果が現れます。半減期は約122時間後で超長時間作用型に分類します。

まとめ|ロラゼパムの効果や副作用を十分に理解して服用を検討しよう

ロラゼパムの主な効果は、不安や緊張を和らげる作用や穏やかな眠りに導く作用などです。主に神経症や心身症に対して処方されますが、脳卒中の後遺症として現れる高次脳機能障害などの症状に対して処方するケースもあります。

重大な副作用として、依存性や錯乱、呼吸抑制があります。これらの副作用が現れた場合は、速やかに医療機関を受診してください。

ロラゼパムを長期間服用している方は、急に薬をやめてはいけません。不安や不眠、けいれんなどの離脱症状が現れることがあるためです。調子が良くなっても、自己判断で薬の量を調整しないで、医師に相談しましょう。

当院「リペアセルクリニック」では、脳卒中の後遺症などに対して再生医療を行っています。気になる症状がある方は、お気軽にご連絡ください。

ロラゼパムの効果に関するよくある質問

Q.イライラに効果がある?

ロラゼパムは不安だけでなくイライラにも効果があります。その他にも、過呼吸やドキドキ、緊張などを鎮める効果を期待できます。

Q.パニック障害に効果がある?

ロラゼパムはパニック障害に効果があります。抗うつ薬との併用で治療を始めるのが一般的です。

Q.痩せる効果がある?

ロラゼパムに直接的な体重減少の効果はありません。副作用の食欲不振や吐き気により食事量が減る可能性はあります。

Q.飲み過ぎるとどうなる?

飲み過ぎると副作用が強く現れるおそれがあります。誤って多く飲んだ場合は直ちに医療機関を受診してください。

参考文献

(文献1)
睡眠薬や抗不安薬を飲んでいる方にご注意いただきたいこと|東京女子医科大学病院

(文献2)
ロラゼパム錠0.5mg「サワイ」|医薬品医療機器情報提供ホームページ

(文献3)
睡眠薬一覧(内服・外用)|愛媛大学医学部附属病院