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右のおしりの上が痛い原因は?病院に行くべきタイミングとストレッチ・再生医療の選択肢

右のおしりの上が痛い
公開日: 2026.03.31

「右のおしりの上がズキズキと痛む」
「じっと座っているとおしりの上の方に鈍い痛みを感じる」

上記の症状でお困りではないでしょうか。

おしりの上部の痛みは、単なる筋肉疲労から神経の圧迫、さらには内臓疾患まで、原因が多岐にわたります。片側だけに現れることも多いため、深刻にとらえられずに放置されがちな症状です。

本記事では、右のおしりの上が痛くなる主な原因5つを解説した上で、病院に行くべきタイミングや受診する診療科の選び方、自宅でできるストレッチ、そして痛みが改善しない場合の選択肢についてお伝えします。

おしりの右側が痛む方は、ぜひ参考にしてください。

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右のおしりの上が痛くなる主な原因5つ

右のおしりの上部、とくに骨盤のあたりに痛みが出る場合、以下の5つの原因が考えられます。

それぞれのメカニズムを正しく理解し、適切な対処につなげましょう。

仙腸(せんちょう)関節の炎症や機能障害

仙腸関節とは、骨盤を構成する仙骨(せんこつ)と腸骨(ちょうこつ)をつなぐ関節です。体重を上半身から下半身へと伝える重要な役割を担っており、日常のあらゆる動作に深く関わっています。

この仙腸関節に炎症や機能障害が生じると、腰からおしりにかけての鈍い痛みや、片側のおしりの奥に感じる不快な痛みが現れることがあります。立ち上がる動作や歩行時、長時間の座位で痛みが強まるのが特徴です。

中腰での作業や繰り返しの負荷、姿勢の乱れなどが仙腸関節炎(仙腸関節障害)を引き起こすことがあり、症状が慢性化すると日常生活に悪影響をおよぼします。

以下の記事では、仙腸関節炎(仙腸関節障害)の治し方やセルフケアについて解説しています。ぜひ参考にしてください。

梨状筋症候群による神経の圧迫

梨状筋(りじょうきん)とは、おしりの深部に位置する洋梨のような形をした筋肉です。梨状筋のすぐそばには体の中でもっとも太い神経である坐骨神経が走っており、梨状筋が緊張・硬化すると坐骨神経が圧迫される「梨状筋症候群」が起こり得ます

梨状筋症候群では、おしりの深い部分の痛みや、太ももの裏側へ広がるような痛み・しびれが現れます。とくに股関節を内側にひねる動作で症状が強くなるのが特徴です。

長時間のデスクワークや、日常的に脚を組む・ぺたんこ座りをするといった習慣が梨状筋の緊張を招きやすいため、注意が必要です。

以下の記事では、梨状筋症候群の治療期間の目安などを解説しています。ぜひ参考にしてください。

腰椎椎間板ヘルニアからの関連痛

腰の骨(腰椎)の間でクッションの役割を果たす椎間板(ついかんばん)が変性して飛び出し、神経を圧迫した状態を「腰椎椎間板ヘルニア」といいます。この状態になると、腰の痛みだけでなく、おしりや太ももの裏側、ふくらはぎにかけて痛みやしびれが放散する「坐骨神経痛」が生じる場合があります

なお、坐骨神経痛はどちらの脚にも起こり得ますが、右側の神経根が圧迫された場合には、右のおしりから右脚にかけて痛みが現れます。

症状が続く場合は、整形外科の受診を検討しましょう。

以下の記事では、椎間板ヘルニアの原因や症状、痛みを和らげる方法を解説しています。ぜひ参考にしてください。

中殿筋や筋膜の疲労による痛み

中殿筋(ちゅうでんきん)は、骨盤の上半分あたりに位置し、股関節の動きや骨盤を支える役割を担う筋肉です。長時間の座りっぱなしや立ちっぱなし、同一姿勢が続くと、この筋肉に負担がかかってこり固まることがあります。

疲労が慢性化すると、筋肉の中に「トリガーポイント(発痛点)」が形成されます。中殿筋にトリガーポイントができると、腰や骨盤まわり、おしりにかけて広い範囲に痛みやしびれが生じることがあるのです。

また、坐骨神経痛と似た症状の中にも、神経ではなく中殿筋のトリガーポイントが原因となっているケースがあります。広い範囲の痛みやしびれを感じるときは、整形外科を受診しましょう。

がんなど内臓疾患が隠れているケース

おしりや腰の痛みは、多くの場合は筋骨格系の問題が原因ですが、まれに内臓疾患が背景にあるケースがあります。大腸がんや子宮・卵巣の疾患、腎臓の問題などが進行した際に、腰やおしり周辺への関連痛として現れることがあります。

とくに、以下のような場合は筋骨格系以外の原因も視野に入れ、早めに医療機関を受診してください。

  • 安静にしていても痛みが治まらない、または夜間に強くなる
  • 原因不明の体重減少が続いている
  • 発熱を伴う
  • 排便の習慣が急に変わった(便秘・下痢など)
  • 血便がある

上記のサインが見られる場合は、整形外科だけでなく内科での検査も必要になることがあります。痛みの原因は自己判断せず、早めに医療機関を受診してください。

右のおしりの上の痛みを和らげるストレッチ3選

右のおしりの上の痛みが軽度の場合、日常的なストレッチやマッサージで症状の緩和が期待できます。ここでは、痛みの原因となりやすい部位に直接アプローチできる3つの方法を紹介します。

それぞれ詳しく解説します。痛みが強いとき、または下肢にしびれがあるときは中断し、医療機関にご相談ください。

仙腸関節まわりをゆるめるストレッチ

仙腸関節まわりの硬さをゆるめることで、骨盤の歪みを整え、おしりの上部の痛みを和らげることを目的としたストレッチです。

以下の手順を参考に実施してください。

  1. 仰向けに寝て、両膝を立てる
  2. 仙骨(おしりの中央にある平らな骨)の下に硬く巻いたタオルを敷く
  3. 両膝を揃えて脚を上げ、両膝に手を当てる(タオルに重心がかかり、おしりが少し浮いた状態)
  4. 脚を揃えたまま右側にゆっくりと傾ける
  5. 倒れないところで止め、また元の姿勢に戻る
  6. 反対側も同様に行う

上記の動作は、左右に10往復程度行いましょう。なお、痛みが出る範囲を超えないよう注意してください。

梨状筋を伸ばすストレッチ

梨状筋が硬くなると、すぐ下を通る坐骨神経を圧迫し、おしりや脚のしびれ・違和感の原因になります。仰向けで片膝を胸に引き寄せる「膝胸抱えストレッチ」は、梨状筋をやさしく伸ばすのに適した方法です。

以下の手順を参考にしてください。

  1. マットやベッドなどに仰向けで寝て、軽く膝を立てる
  2. 片方の足首を反対側の膝の上に乗せ、数字の「4」の形を作る
  3. 両手で反対側の脚(床に立てている脚)の太ももの裏を抱え、ゆっくりと胸に引き寄せる
  4. そのまま30秒間維持する
  5. 反動を使わず、ゆっくりと元の姿勢に戻す
  6. 同じ手順で反対の脚も行い、左右のバランスを整える

1回あたりの目安は、各脚3回×1〜2セットです。ストレッチは心地良い範囲に留め、無理のない範囲で行いましょう。

以下の記事では、梨状筋症候群のストレッチ方法を詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

テニスボールを使った中殿筋マッサージ

中殿筋にできたトリガーポイント(発痛点)をほぐすには、テニスボールを使ったマッサージが有効です。硬式テニスボールを1つ用意してください。

ボールを当てる場所は、ベルトラインとおしりの下のラインの中間より上の部分です。痛みのある側を中心にほぐし、反対側もある程度ほぐしましょう。

以下の手順を参考に、マッサージを実施してください。

  1. 仰向けに寝て、両膝を立てる
  2. ボールをおしりの痛みやコリを感じるところに置く
  3. 息を吐いて体の力を抜く。とくにボールが当たっている部分の力を意識して抜くことで、奥の筋肉までほぐれやすくなる
  4. ボールを当てる場所や角度を細かくずらしながら、「痛気持ち良いポイント」を探す
  5. 1か所あたり10〜20秒を目安にほぐす

なお、ほぐした後に痛みが残ったり翌日に痛みが増したりする場合は、刺激が強すぎるか時間が長すぎるため、加減してください。

ほぐした後に「痛気持ち良い」感覚や、軽くなる・すっきりするといった変化があれば、効果的にほぐせているサインです。

病院に行くべきタイミングと受診する診療科の選び方

おしりの痛みが出た際は、基本的に整形外科を受診してください。レントゲンやMRI検査で腰椎椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症といった原因を特定でき、薬物療法やリハビリなど適切な治療方針を立てられます。

以下の症状がある場合は、迷わず医療機関を受診してください。

こんな症状がある場合 考えられる原因 受診すべき診療科
脚やふくらはぎまでしびれ・痛みが広がる 神経の圧迫が疑われる 整形外科
両脚に同時にしびれ・痛みがある 脊髄の障害の可能性がある 整形外科
排尿・排便の感覚に異常が出た 脊髄や神経の重篤な障害の可能性がある 整形外科
(緊急度が高い)
発熱・体重減少・血便などを伴う 内臓疾患の可能性がある 内科・消化器科
数週間経過しても痛みが改善しない 保存療法で対応が必要な状態の可能性がある 整形外科

なお、整形外科での治療で改善が見られない場合はペインクリニック、神経症状が強い場合は神経内科への受診も選択肢になります。

改善しないおしりの痛みに「再生医療」という選択肢

改善しないおしりの痛みの原因として、腰椎椎間板ヘルニア・変形性股関節症・坐骨神経痛などが考えられる場合、症状が重症化すると最終手段として手術を検討されることもあります

「手術は避けたい」とお考えの方は、再生医療を選択肢の一つとして検討してみてください。

再生医療とは、人間が本来持っている自己修復力を活かす治療法です。患者様ご自身の細胞や血液成分を用いるため、拒絶反応のリスクが少ないのが特徴です。

再生医療について詳しく知りたい方は、以下の症例記事をご覧ください。

まとめ|右のおしりの上が痛いと感じたら原因の把握とセルフケアから始めよう

右のおしりの上の痛みは、仙腸関節の炎症や梨状筋症候群、腰椎椎間板ヘルニアなど、さまざまな原因が考えられます。中には内臓疾患が背景にあるケースもあるため、痛みが続く場合や気になるサインがある場合は、自己判断せず整形外科や内科を受診しましょう。

なお、セルフケアや保存療法を続けても改善が見られない場合は、再生医療という選択肢もあります。入院不要で体への負担を抑えながら受けられるので、ぜひ検討してみてください。

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右のおしりの上の痛みに関するよくある質問

歩くと右のおしりが痛い場合は歩き続けても大丈夫?

歩くたびに右のおしりが痛む場合、その原因によって「歩き続けて良いかどうか」の判断が変わります

たとえば、中殿筋の軽い疲労や筋膜の緊張が原因の場合は、無理のないウォーキング程度であれば血行が促進され、症状の緩和につながることもあります。

一方で、腰椎椎間板ヘルニアや仙腸関節炎など関節・神経に問題がある場合は、歩行によって症状が悪化する可能性があります。

以下のような場合は歩き続けることを避け、医療機関を受診しましょう。

  • 歩くたびに脚のしびれや電気が走るような痛みが出る
  • 一定距離を歩くと痛みで止まらなければならない
  • 歩行後に痛みが急激に強まる

「少し歩いて休めば楽になる」場合でも、繰り返すようであれば放置せず専門医に相談しましょう。

妊娠中に右のおしりの上が痛くなるのはなぜ?

妊娠中は、複数の要因が重なることでおしりに痛みが出やすくなります。

まず、妊娠中には「リラキシン」というホルモンが分泌され、骨盤の靭帯をゆるめて赤ちゃんが産道を通りやすくする準備が行われます。このとき、骨盤まわりの関節が不安定になり、坐骨神経が刺激されることがあるのです

また、妊娠の進行にともない子宮が大きくなると、坐骨神経が圧迫されて痛みやしびれが出ることもあります。さらに、お腹が大きくなるにつれて腰を反らせる姿勢(反り腰)になりやすく、梨状筋が引っ張られて坐骨神経を圧迫するケースも見受けられます。

妊娠中のおしりの痛みには、こうした複合的な背景があるため、自己判断でのストレッチや施術には注意が必要です。症状が強い場合は、産婦人科または整形外科に相談するようにしましょう。

急に右のおしりが痛くなったときの応急処置は?

急に右のおしりに強い痛みが出た場合は、以下の手順で対処してください

手順 タイミング 対処法
1. 安静にする 痛みが出たらすぐ 無理に動かず、楽な姿勢で患部への負担を減らす
2. 冷やす 急性期(48〜72時間程度) 保冷剤をタオルで包み、痛む部分に10〜15分あてる。この時期に温めると炎症が悪化することがあるため冷却が基本
3. 温める 急性期を過ぎて痛みが和らいだら 蒸しタオルやカイロなどで血行を促し、筋肉の緊張をほぐす
4. 姿勢をこまめに変える 回復期を通じて 座りっぱなし・立ちっぱなしを避け、長時間同じ姿勢を続けない

※筋肉の炎症ではなく神経痛(脚への強いしびれなど)が疑われる場合は、無理に冷やさず、一番痛みが和らぐ楽な姿勢をとることを優先してください。

数日経っても改善しない場合は、早めに医療機関を受診してください。