-
- 股関節
- 変形性股関節症
変形性股関節症でやってはいけない禁忌肢位について 変形性股関節症には、やってはいけない姿勢、いわゆる「禁忌(きんき)肢位」というものが存在します。 やってはいけない、してはいけない!禁忌肢位を知らずに、日常的にその動作や姿勢を繰り返すと股関節に大きな負担がかかり変形性股関節症の症状を悪化させる恐れがあります。 そこで今回、変形性股関節症の人が気を付けたい、「やってはいけない禁忌肢位」について解説します。 変形性股関節症でやってはいけない禁忌肢位とは具体的にどのようなものがあるのか順に解説していきましょう。 ポイントは、日常生活全般において股関節まわりを動かすような動作や姿勢を控えるようにすることが基本になります。 股関節を内側にひねる姿勢 変形性股関節症では、股関節を曲げて膝を内側に入れる動作は、やってはいけない禁忌肢位になります。また日常生活でやりがちな「正座」や「あぐら」なども股関節に負担がかかり症状が悪化する恐れがあります。 変形性股関節症の人は地べたに座るのではなく、椅子に座った方が良いでしょう。同様に寝る姿勢も布団からベッドやマットレスに変えて起き上がる場合の負担を減らしましょう。生活が和風なら洋風に変える意識です。 変形性股関節症を悪化させないようにするためにも、このような姿勢をとらないように気をつけましょう。 しゃがむ姿勢 低い椅子で立ち座りの繰り返しや、和式トイレなどでしゃがむ動作、ズボン、靴下などの着替えなども股関節に負担がかかってしまいます。そのため、基本的にしゃがむという動作や姿勢などは禁忌肢位になります。 椅子は高いものを使う、和式トイレは洋式トイレにするなど、生活スタイルで変えることができるところは意識して変えていき、しゃがむ姿勢は禁忌肢位だと、認識して生活するようにしましょう。 無理な姿勢やストレッチ ストレッチや、軽いウォーキングなどの運動は、正しくおこなうことで股関節のまわりの筋肉にしなやかさと張りができ、変形性股関節症の痛みの緩和に効果を期待できます。 ただし、無理な姿勢でのストレッチは禁忌肢位になるので、控えなければなりません。また強いストレッチも避けましょう。行う場合は、姿勢に気を付けながら一気に行うのではなく、徐々にジワーッと負荷をかけるような軽めのストレッチを毎日、継続するよう心がけましょう。 ストレッチでも例えば、開脚前屈など股関節を広げるような姿勢でのストレッチも疼痛が増強するおそれがあるため、変形性股関節症の禁忌肢位になります。 ただし、水中ウォーキングや固定式自転車での運動など、股関節の負担の少ない運動は脚の筋肉を鍛えることに有効です。 無理のない運動、無理のないストレッチを心がけてお取組みください。 ▼変形性股関節症を最新の再生医療で治療する 変形性股関節症は、再生医療なら入院や手術を避けて治療できます 変形性股関節症の人がやってはいけない禁忌肢位を続けると、どうなる? 初めは症状の軽い変形性股関節症の症状であっても、禁忌肢位をとり続けると股関節などの痛みがどんどん悪化し、日常生活に支障をきたすようになってしまいます。 そのため、変形性股関節症における禁忌肢位というものを知ることは、とても大切なことになります。禁忌肢位を意識することで痛みを出さない、症状を悪化させないことになるからです。 変形性股関節症の人が禁忌肢位をとり続けると、どのようなことが起こるのか、もう少し詳しく、具体的な例をご紹介しましょう。 疼痛が増強する 変形性股関節症の人がしゃがんだり、股関節を内側にねじったり、禁忌肢位を日常的に繰り返すと、脚の骨と骨盤の間にある軟骨がすり減り、症状が悪化し、結果として疼痛が増強してしまいます。 疼痛とは、皮膚や粘膜、内臓の自由神経が刺激されて発生する痛みのことです。 焼けるような感覚、強いしびれなど、人によって感じ方や痛みの程度は異なりますが、禁忌肢位をとり続けることにより変形性股関節症の症状の進行が加速し、痛みもひどくなっていきます。 日常生活を送るのが困難になる 変形性股関節症の人が無理な運動や、禁忌肢位をとり続けていると、症状が進行し、これまでなら、そつなくこなしてきた動作ができなくなる可能性があります。 また禁忌肢位を続けることは、亜脱臼や疼痛を引き起こす原因となり、簡単な外出はもちろん、日常的な家事や着替え、掃除、入浴などの動きで痛みが発生するようになり、最終的に何をするにしても人の介添えが必要となる恐れがあります。 歩行そのものが困難になる 変形性股関節症は、運動療法で筋肉を鍛えるなど改善に向けたリハビリもおこないます。しかし、禁忌肢位を繰り返すと症状が悪化し、歩くことができなくなる可能性があります。そうなると努力して運動したことも無駄になりかねないので注意が必要です。 このように禁忌肢位をとることによって症状が悪化すると「生活の質」が著しく悪くなってしまいかねません。つまりは、少しでも症状の進行を食い止めるための努力が必要になるということです。 変形性股関節症の禁忌肢位をとらないように工夫しよう ご注意ください!日常生活の中で、少しでも股関節に違和感を感じたり、疼痛を感じた場合は、体勢を変更し、股関節に負担のかからない姿勢や行動を心がけるようにしてください。 また、変形性股関節症の禁忌肢位は、股関節を内側に「ひねる・しゃがみこむ」といった動作を避けてください。日常生活では良くない姿勢を無意識にやってしまうことが多く、実のところ絶対に禁忌肢位をとらずに生活をするというのは難しいと思います。 とはいえ、諦めては意味がありません。禁忌肢位を繰り返すと変形性股関節症がどんどん進行してしまう可能性があるので、できる限り禁忌肢位をとらない工夫をが必要です。 そのためには、やってはいけない姿勢!してはいけない姿勢!このように姿勢に対する知識と意識が大切です。 禁忌肢位とは何か?を理解したうえで、それを意識して生活するしかありません。この意識するというだけでも症状を悪化させることを防ぐ力があるといえます。 先にも記しましたが「意識するとは」、普段、あぐらや正座をしているなら、椅子やテーブルを用意し、地べたに座らないよう生活様式そのものを変える。同じように布団に寝ているならベッドに変え、トイレは洋式にするといったことを意識的に行ってください。 加えて取り組んでいただきたいこと それは家族にも、家族にこそ、理解をしてもらうことの必要性です。変形性股関節症の人が自分一人で今までの生活スタイル、様式を変えるということは難しい。「家族の理解や協力が無ければ成し遂げられません。」 禁忌肢位という一般的になじみのない言葉を含め、これらのことを家族の人に知ってもらう、意識してもらう努力を怠らないでください。そして、積極的にサポートをお願いしてみてください。 家族にも、変形性股関節症における禁忌肢位について十分に知ってもらい、理解してもらえれば、あなた一人の意識だけではなく、家族みんなで意識してもらえれば「しってはいけないよ」、「やってはいけないよ」と禁忌肢位を二重三重に防ぐことが可能になります。 ▼ 再生医療で変形性股関節症を治療する 変形性股関節症は、最新の再生医療で手術不要で症状を改善できます 変形性股関節症には再生医療という新たな治療方法もある! 変形性股関節症は、禁忌肢位に気を付けて生活を送ること、運動療法を適切におこなうことなどで進行を抑えることが可能であることは理解いただけましたでしょうか。そのための意識の持ち方や家族の理解、生活様式の変更などの取組がありました。 薬物療法でも痛みを抑えることも可能です。しかし、変形性股関節症は進行する病気なので、色々頑張ったけど徐々に痛みが強くなるなど症状が悪化し、いよいよ歩くことが難しくなるといった可能性がある病気です。 そこで、ご紹介しておきたいの最新の治療法があります。 それが「再生医療」というものです。医療でも最新分野であるため、まだまだ馴染みや知識そのものが乏しい場合もあるはずです。医療にかかわる医師であっても、良く知らない、分からないと言われる方もいるはずです。 変形性股関節症における再生医療のメリット 変形性股関節症の再生医療は、自身の細胞を活用して軟骨の損傷を回復させる!という最新の治療方法です。これによって症状の進行を食い止める効果が期待することが可能になります。 メリットとしては、最終的な「手術を避けることができる」こと。そして、「副作用がほとんどない」ため、「体への負担が非常に少ない」ことがあります。 この最新の医療方法ができたことで症状が進行しても人工関節などの大掛かりな手術を避けられる可能性が高くなっただけでなく、これまで長期的な入院が必要であったことが、その必要さえも無くしました。日帰りで治療できてしまう、これまでと真逆な方法です。 変形性股関節症における再生医療はどんな人におすすめ? 変形性股関節症における再生医療は、人工関節による手術に抵抗のある人や、保存療法、運動療法や薬物療法であまり効果を感じられない、感じられなくなってきた人にオススメします。 そのため仕事や家庭の都合で手術をする時間がないという人にもおすすめだと言えます。 変形性股関節症の再生医療は高齢者でも安全? 変形性股関節症の再生医療は、体への負担が少ないことが特徴です。そのため、高齢者でも安心して治療を受けることができる点もメリットです。 この治療法はアレルギーなどの副作用も少なく、安全性が高いことも特徴です。手術のリスクを避けて治療できるため、高齢者でも安心して受けることできる新しい手法です。 再生医療に興味を持たれた人は、詳細をチェックされることをお勧めします。 まとめ・変形性股関節症でやってはいけない禁忌肢位について 変形性股関節症には、「やってはいけない禁忌肢位」というものがあります。症状の進行を抑えるためにも自分はもとより、家族にも協力を依頼し、禁忌肢位を知り、日常生活で意識して、そのような動作や姿勢をしないように注意、工夫してまいりましょう。 また信頼できる医師のもとで適切な治療を受けてください。治療としては、運動療法や薬物療法に加えて最新の再生医療という選択肢もあることをお知らせいたしました。 No.0003 監修:院長 坂本貞範 再生医療で変形性股関節症を治療するための詳しい説明をしています。クリックしてご覧になれます。
2020.12.24 -
- 股関節
- 変形性股関節症
変形性股関節症のリハビリ|運動療法で治す!避けたい運動と、行うべき運動 変形性股関節症の進行を抑える治療法には、薬物療法や生活習慣の改善のほか、"運動療法"も推奨されています。 しかし、変形性股関節症の治療で運動療法に取り組むときに「避けたい運動!」たとえリハビリであっても、避けておきたい運動があります。そこで今回は、変形性股関節症のリハビリと言えど、運動療法をするときの注意すべき点について解説してまいります。 変形性股関節症における治療としてのリハビリ、運動療法でも避けておきたい、しない方が良い動作があります。それは「股関節へ負担をかけすぎないこと」に尽きます。 > 股関節の悩みを最先端の幹細胞治療で治療する 変形性股関節症は、股関節への負担が増えれば当然ながら症状は進行します。股関節は、運動にかかわらず、日常生活において歩くだけでも大きな負荷がかかる部位なので無理は禁物です。 早い効果を求めすぎて、過度な筋力トレーニングを行う等は、リハビリとしても避けるべきです。たとえそれがウォーキングなどの軽度な運動療法であても、股関節へ過度な負担が掛かるなら、症状を悪化させかねない危険性があります。 いずれにしましても自己判断や、早く治りたいとの思いで無理や、焦りを持った取り組みは禁物です。医療機関を受診し、治療の一環として適切な指導やアドバイスを受け、それを守るようにしましょう。 変形性股関節症のリハビリで避けるべきこと ・股関節に負担をかけすぎない ・リハビリのつもりでも過度なトレーニングは控えること ・股関節に過度な負担が掛かると症状を悪化させる ※医療機関を受診し適切な指導やアドバイスを受けて、それを守ること ※早く治したいとの想いはあっても、焦りは禁物 変形性股関節症で避けておきたい運動とは? 変形性股関節症の運動療法で激しい運動を長時間の行うことは避けてください。 運動療法と申しましても例えば、強めの筋力トレーニングはもちろん、サッカーや、ランニング、軽めのジョギングであっても股関節を大きく使う運動は、股関節への負担がかかりすぎて、軟骨のすり減りに繋がるため、推奨されません。 お勧めの運動は、「軽いウォーキング」や、股関節に負担の少ない「水中でのウォーキング」、「軽めのヨガ(股関節に負担をかけないポーズに限る)」、「軽めの自転車こぎ」等の負担が少ない運動を意識して行うようにしてください。 ただし、ウオーキングが良いからと、歩くスピードが速すぎたり、長距離を歩き過ぎると、筋肉が疲弊し、股関節を支えることができなくなるため、股関節への負担が増えてしまう点に注意が必要です。 症状を悪化させないためにも、ゆっくり歩く、15分程度の軽めのウォーキングにするなど、行う程度や時間を考えて実施しましょう。筋トレではなく、あくまで「リハビリとして」股関節に負担がかからないようにすることです。 また、激しい運動ではないからとヨガを行いたいという人もいます。ヨガ自体は、悪くはないのですが変形性股関節症のリハビリの一貫であるということ。運動療法として行うという意味からは、たとえヨガといえども股関節への負担がかかるような姿勢を行うことは避けねばなりません。 ヨガといえども股関節に負担が掛かりそうなポーズ、痛みが出そうなポーズは行わないでください。 いずれにしましても、長時間の運動や、無理な姿勢での運動は、避けて、運動は股関節に負担がかからないように少しづつでも、毎日継続して行うことが大切です。 変形性股関節症の運動療法でお勧めの運動 ・軽めのウォーキング ・水中を利用したウォーキング ・軽めのヨガ(股関節に負担がかかる動作や、痛みが出そうなポーズは厳禁) ・軽めの自転車こぎ 変形性股関節症の運動療法で避けたい動きがある理由 変形股関節症は、初期の段階なら痛みを感じない人もいますが、症状が進行すると、安静にしていても痛みを感じるようになります。そうならないためにも、たとえリハビリでも運動療法は股関節に負担をかけて症状を悪化させるような運動は避けてるできです。 更に言えば、変形性股関節症のリハビリでも股関節に負担が掛かるような運動を行うと、股関節以外、ほかの部位に影響が及ぶ場合があります。 無理な肢位や運動を続けていると、意識しなくても体は自然と、股関節を「かばう動作」を行いがちです。そのため、足首や膝の関節に負担がかかって、その部位が痛みを発するようになったり、反り腰の姿勢となることで腰痛を招いてしまうこともあります。 運動療法は、無理をすると股関節以外、他の部位に負担が行くことを理解してください。運動療法で膝が痛くなったりした場合は、負担が大きすぎると考えてください。姿勢や取り組み方法を見直して症状に合わせた運動療法を行うよう心がけましょう。 その際は、医師やリハビリの専門家に相談し、現在の症状にあった方法になるよう指導を受けてください。 無理や焦りは禁物 ・股関節をかばう動作が起こる ・無理をすると股関節以外の部位に痛みが出る 変形性股関節症、なぜ避けたい動きがあるのに運動療法を行うのか? 変形性股関節症で避けたい運動があるにも関わらず、なぜ運動療法をするのでしょうか。 リハビリとしての運動療法は、大切です。無理にならない程度、動かすことで股関節の固まりや、こわばりを防ぐことができ、股関節周りの筋力を落とさないためです。 そのため、股関節の負担を軽減しつつ、無理なく運動療法を行えば症状の進行を遅らせることができるのです。自身の力で歩くためにも大きな意義があります。 変形性股関節症とは? 変形性股関節症とは、股関節の軟骨や骨が、加齢や日常生活による負担などによって損傷し、痛みを生じてしまう病気です。初期の段階では痛みを感じない人でも進行するにつれて痛みや関節の動かしづらさを感じ始めます。 この症状に関わらず、一度損傷した軟骨や、骨を元通りに改善することは難しいため、症状が進行すると最終的に骨切り術や、人工関節の置換術のような手術が一般的におこなわれます。 そのため、進行を少しでも遅らせるように股関節への負担を減らす必要があります。 変形性股関節症の運動療法の目的とは? 股関節の柔軟性を高めることを目的とし、股関節の可動域が改善し、股関節を正しい位置にすることができます。指導を受けながら軽めの筋力トレーニングを行うことで筋肉をつけたり、血行を良くすることで、痛みの緩和を期待することが可能です。 運動療法を行うことで股関節の負担や痛みを軽減させ、変形性股関節症の進行を遅らせることが狙いです。 変形性股関節症の運動療法で行うべき運動5選とは 変形性股関節症のリハビリテーション、運動療法で避けたい運動があることは述べました。では、どのような運動を、どう行えば良いのでしょうか。変形性股関節症の運動療法で行っても良い、やるべき運動について具体的に4つご紹介しましょう。 水中ウォーキング プールでのウォーキングは、リハビリとしても非常に有効です。浮力により股関節への負担が軽減されるため、陸上でウォーキングをするよりも効果的です。 ただし、プールで水泳をする際に注意してほしいのは、平泳ぎを避けることです。水泳の中でも「平泳ぎ」は股関節を大きく開くため、関節への負担が大きく、変形性股関節症の運動療法として行うことは避けてください。 ウォーキング ゆっくりとしたスピードで、無理のない距離を歩きましょう。 目安としては、15分程度がおススメです。 ストレッチ 股関節付近を柔らかくすると、柔軟性が高まり股関節の可動域の拡大にもつながります。 運動する前にストレッチをおこない、筋肉をほぐすと良いでしょう。 ただし、変形性股関節症の人がおこなう運動療法におけるストレッチですから、股関節を大きく開いたり、負担のかかりすぎる姿勢は避けましょう。 筋力トレーニング 筋力トレーニングをおこなうときは、徐々に運動強度をあげるようにしましょう。筋は避けてください。 変形性股関節症のリハビリで無理は禁物 変形性股関節症のリハビリで運動療法をする場合は、負担の少ない運動を毎日継続して行う必要があります。しかし、無理せず休んだほうが良い場合もあります。 痛みがあるときは、無理はしない 股関節に痛みを感じるときは、股関節を休ませてあげましょう。痛みがあるのに無理して我慢してまで運動やトレーニングを行うと、無意識に痛む部分をかばってしまい、ほかの関節にも負担をかけてしまうことが往々にしてあることは前述しました。 そんな場合は、運動は控えたり、あるいは違う運動をするなど、痛みが起こらない動きをしてください。運動療法で膝や腰など別の部位に痛みが出たときは、運動を控えなければなりません。 しかし、だからといってまったく体を動かさない日が何日も続くと、ますます歩行ができなくなる可能性があり、悪循環を招く恐れがあります。痛みがあるときは、原則として運動を休むべきですが、痛くないときは、主治医から指導を受けた運動を行いましょう。 体重管理とダイエット リハビリで運動を行うためには「体重の管理」にも気を使ってください。股関節の痛みや、症状の影響で運動量が落ちるとどうしても体重が増えがちになります。 増えすぎた場合は、ダイエットを意識する必要があります。自分の標準体重を知って、体重管理してください。体重が増えてしまうとせっかく運動療法を行っても関節への負担が増えて悪影響になりかねなりかねません。 意識して体重を管理されることをオススメします。「増えたな」と思ったら食べる量や、間食を減らすなどの簡単でもダイエットする意識を持ってください。 まとめ・変形性股関節症のリハビリ|運動療法で治す!避けたい運動と、行うべき運動 今回は、変形性股関節症の人が運動療法をするときに、治したいと思うあまり、焦って無理をしないこと。また、やるべき運動と、運動を避けたい状況についても解説しました。 変形性股関節症を発症したら、運動療法に取り組むことは大切ですが、股関節へ負担がかかる動作は避けましょう。ただし、医師から指導を受けたリハビリは、無理のない範囲、痛みが出ない範囲で取り組んでください ストレッチは有効です。筋肉をほぐしてから水中ウォーキングや軽めのウォーキング、負担の少ない筋力トレーニングをするようにしましょう。また、痛みがあるときは無理をせず、運動はお休みして主治医に相談しましょう。 リハビリは、焦らず、無理せず、地道でも継続的に取り組みましょう。 変形性股関節症では運動療法も有効ですが、根本的な治療を希望されたい方や、すでに手術を勧められて迷っておられるなら、切らずに改善できる「股関節の再生医療」という手段もあります。 こちらに「股関節の再生医療」について詳しい内容や動画もございますのでご参考になさってください。 No.0002 監修:院長 坂本貞範
2020.12.21