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変形性股関節症の手術後の生活で注意したいこと

変形性股関節症の手術後の生活で注意したいこと

変形性股関節症の手術をされた方や、手術が決まっている。また病院で人工股関節への置換術をすすめられたけれど、術後の生活について詳しく知ってから手術を受けるかどうかを検討したいという人へこの記事を書かせていただきました。

変形性股関節症の手術を行って人工股関節を入れた場合、それですべて元通りになるかというと・・・そうではありません。股関節に気を配る、動作や姿勢に気をつけるなどの必要があります。つまり、手術前の生活と手術後の生活では日常が少し異なってきます。

今回は、変形性股関節症の手術後の生活で気を付けることをポイントごとに解説します。変形性股関節症の手術後の生活は、とにかく股関節に負担がかからないように注意しなければなりません。

術後リハビリ

過度の運動は避ける

運動によって股関節周りの筋肉を鍛えることができるため、運動をすることはおススメです。

しかし、変形性股関節症の手術をしたからとハードな運動を行えるというものではありません。過度な運動は控えたほうが良いでしょう。実際、変形性股関節症の手術後の生活で、ハイキングやウォーキングなど、いろいろなスポーツをしている人もいます。

ですが、このような運動をすることで、股関節の脱臼が起こることがあることを知っておくべきです。とはいっても運動を全く否定するものではありません。無茶をしない範囲でお取組みください。

変形性股関節症の手術後の生活の中で無理なく行っていただけるのは、水泳やウォーキングなどのスポーツとなります。しかし、例えば水泳であれば、平泳ぎは股関節に負担がかかるので控えるべきでバタ足などがお勧めです。ウォーキングは15分程度など軽めにするなどの配慮が必要です。

何より、過度な運動は合併症を起こしてしまう可能性があり、後々股関節のゆるみが生じてしまう恐れがあるので注意しましょう。

転倒しないようにする

変形性股関節症で人工股関節を入れた場合、手術後の生活は、この人工股関節と上手く付き合っていく意識が必要になります。人工関節の破損を避けるためにも転倒には気をつけましょう。

また、転倒は、破損だけでなく骨折の原因にもなり、そうなれば歩行が難しくなる可能性もあり、手術をした意味がなくなりかねません。

変形性股関節症の手術後の生活では、外出時には階段を避けてエスカレーターや、エレベーターを積極的に利用する。足場の悪いところは極力歩かないということを心がけるようにしてください。

股関節に負担のある姿勢を避ける

変形性股関節症の手術後の生活では、股関節を曲げて膝を内側にねじるような姿勢は負担が大きいので避けるようにしましょう。

また、あぐらやしゃがむ動作なども股関節に負担がかかります。そして、股関節の屈曲などの複合動作が続くと、股関節に大きな負担がかかってしまい脱臼や骨折の原因になります。無意識をできるだけ避けて股関節の動きや状態を意識して生活してください。

変形性股関節症の手術後の生活で工夫すべきこと

変形性股関節症の手術後の生活では、股関節に以下にご紹介します。

1.生活スタイルを変える

変形性股関節症の手術後の生活では、股関節に負担のかかる生活を避けなければいけません。特にしゃがむ姿勢は、変形性股関節症において厳禁です。和式トイレなどでしゃがむ姿勢や、座布団に座る、重いものを持ち上げるなどは、意識してしないようにしましょう。

変形性股関節症の手術後の生活では、徐々にでもできる範囲で椅子や、洋式トイレを利用するなど、和式から洋式へと生活スタイルを切り替えることをおすすめします。

布団を敷いて寝ているという人は、ベッドにしたほうが股関節に負担をかけずに済みます。

2.運動時間を短くする

運動は、股関節の筋肉をつける上で有効な保存治療の一つですので変形性股関節症の手術後の生活でも、基本的にはおこなっても問題はありませんが、過度な運動は禁忌です。

徐々に股関節を慣らすようにして、運動は1日15分程度、ウォーキングなど軽いものからスタートしましょう。

また、体重が重いというだけでも股関節には負担が大きくなるので、運動をして体重管理をすることが大切です。標準体重よりも重い場合や、体重を重く感じていたり、落としたいと思ったら思い切ってダイエットを志向しましょう。ダイエットと言わず体重の管理は非常に大切です。

3.重いものを持たない

変形性股関節症の場合、手術後の生活では日常的に重たいものを持たないようにしましょう。重量のあるものを持ち上げたり、持って移動するのは、股関節に大きな負担がかかります。もちろんしゃがんだ姿勢から持ち上げることはやめてください。

軽い荷物であれば大丈夫ですが、もし足腰を使うぐらい重い荷物を運ばなければいけないときは、家族や友人に遠慮せず手伝ってもらいましょう。

特に家族には、変形性股関節症のことを伝えて、手術後の生活についても話し合い、よく理解してもらうことが大切です。

変形性股関節症の手術後の生活で起こりやすいトラブル

変形性股関節症の手術後は、股関節に負担がかからないように生活することが大切ですが、気をつけていても起こりやすいトラブルがあります。変形性股関節症の手術後の生活で想定されるトラブルを順に解説します。

ちょっとしたことや、油断が危険につながる

変形性股関節症は股関節への配慮が最も重要で、負担のかかる姿勢や動作を繰り返さないようにするだけでなく、物につまずいて転倒しないように気をつけることが大切です。手術前の生活と術後では体力が変わっている可能性があります。

これぐらい・・・、この程度なら・・・という油断はくれぐれも禁物です。慣れ親しんだ普段の生活にこそ危険が潜んでいるものです。歩く、座る、立つなどの行動はもちろんのこと、何事も慎重な動作をお願いいたします。

変形性股関節症でない状態であれば、全く不安のない動作でも、またかすり傷程度で済むような、ちょっとした転倒であっても、変形性股関節症の人にとっては非常に危険な事故につながる恐れがあります。

ちょっとしたことや、油断が大きな危険、事故につながることがあるため、十分に気をつけるようにしましょう。

筋肉量の低下の注意する

変形性股関節症の手術後の生活は、とにかく安静にしておくのが一番だろうと、まったく体を動かさない人もいるようです。しかし、それはそれで全く体を動かさない、安静にし過ぎるのは良ありません。なぜなら筋肉量の低下につながるからで回復に向けて大きな問題になりますす。

手術後の生活は、最初のうちは痛みが伴うことが多いため安静にすることが多いと思いますが、しばらく経過して痛みが落ち着いてきたら、外に出て、散歩を行うなど、無理のない範囲、軽い運動を心がけましょう。

短い時間での散歩や、軽めのジョギングなどの運動を通して筋肉を維持する、保つことが大切です。筋肉量を落とさないよう付けておかねば、歩行ができなくなったり、寝たきりになるリスクをはらんでいます。

もちろん運動に際しては、医師などの指導を受けて無理のない範囲で取り組むようにしましょう。具合が悪い時は、無理しないで、できる時に根気よく、継続的に行うようにしてください。関節の筋肉を維持するため、日々の運動を取り入れていきましょう。

まとめ・変形性股関節症の手術後の生活で注意したいこと

今回は、変形性股関節症の手術後の生活で気を付けるべきことや工夫すること、予想されるトラブルなどを解説しました。基本的に変形性股関節症の手術後の生活は、人工股関節に配慮をすれば大きな支障をきたすようなことはないでしょう。

しかし、人工股関節とうまく付き合っていく必要があるため、どうしても注意や工夫をしなければならない場面も出てきます。生活における注意事項や、運動、リハビリなどは必ず主治医に指導を受けるよう致しましょう。

 

No.0004
監修:院長 坂本貞範

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