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変形性股関節症のリハビリを医師が解説|効果的な筋トレや運動も紹介

股関節の痛み
公開日: 2020.12.21 更新日: 2025.01.15

変形性股関節症の症状改善には、ウォーキングや筋トレといった運動療法を中心としたリハビリが効果的です。

運動療法には、股関節の柔軟性を高めたり、股関節を守るための筋力を向上させたりする効果があるからです。

ただし、股関節に負担がかかりすぎるリハビリは、症状を悪化させるリスクがあります。運動療法を始める際には、運動量や実践時間における注意点を把握した上で開始しましょう。

本記事では、変形性股関節症でおこなうリハビリの目的や効果的な運動療法を解説します。リハビリ時の注意点も紹介するので、症状の改善を目指したい方は最後までご覧ください。

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変形性股関節症におけるリハビリ(運動療法)の目的

変形性股関節症におけるリハビリ(運動療法)には、股関節の柔軟性を高めて可動域を広げ、股関節の負担や痛みを軽減させる目的があります。

また、筋力強化を図って、股関節を衝撃から守る効果も期待できます。

なお、変形性股関節症の治療には「再生医療」が有効です。人間の自然治癒力を活用して、すり減った膝軟骨を再生させます。

期待できる治療効果が知りたい方は、再生医療専門の『リペアセルクリニック』にお気軽にご相談ください。

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変形性股関節症のリハビリにおける運動療法プログラム4選

ここでは、変形性股関節症に効果のある運動療法のリハビリを4つ紹介します。

・水中ウォーキング
・ウォーキング
・ストレッチ
・適切な筋力トレーニング

順番に見ていきましょう。

水中ウォーキング

水中ウォーキングは、変形性股関節症のリハビリとして有効です。

水中では浮力が働くため、陸上でウォーキングするよりも股関節への負担が軽減されます。

また、水中ウォーキングは、水の抵抗により少しの動きでも全身の筋肉を使います。そのため、股関節を守るための筋力をバランス良く強化できるのです。

ウォーキング

ウォーキングは股関節の柔軟性を向上させ、可動域を広げる効果があります。

リハビリを目的としたウォーキングでは、ゆっくりとしたペースでの歩行を心がけましょう。歩く速度が早すぎると股関節に過度な負担がかかり、症状を悪化させる恐れがあるためです。

リハビリ開始時は15分程度から始め、体調や症状に応じて徐々に時間を延ばしていくのが理想的です。リハビリは継続が大切なので、無理のない範囲で続けるようにしてみてください。

ストレッチ

股関節付近のストレッチをおこなうと、柔軟性が高まり股関節の可動域の拡大にもつながります。

変形性股関節症には、股関節の前側を伸ばすストレッチや股関節周りのお尻・太ももに効くストレッチが効果的です。

たとえば、股関節の前側を伸ばすストレッチでは、片足の膝を床につけて立ち膝の姿勢をとり、骨盤を前方に動かして、股関節の前側を伸ばします。

ももの内側を伸ばしたいときは、開脚のストレッチがおすすめです。

ストレッチは痛みのない範囲でおこないましょう。負担をかけすぎず、徐々に強度を上げていくのが理想です。

適切な筋力トレーニング

適切な筋力トレーニングも変形性股関節症のリハビリに有効です。

筋力強化には、衝撃から関節を守ったり、股関節の動きを安定させたりする働きがあるためです。

変形性股関節症における筋力トレーニングでは、股関節周りを中心に足全体の筋力を高めていくのが効果的です。

たとえば、ふくらはぎの筋肉を鍛えるには、テーブルにつかまりかかとを上げ下げする運動がおすすめです。お尻の筋肉を鍛えるには、仰向けに寝て、両足を立てた状態でお尻を上に引き上げる運動が効果があります。

ストレッチ同様に過度な負担をかけるのは逆効果となります。痛みのない範囲で無理なく続けていきましょう。

変形性股関節症の根本的治療には「再生医療」を推奨します。再生医療は、人間の自然治癒力を活用した最新の医療技術で、すり減った膝軟骨の再生を図ります。

「再生医療に興味があるけど具体的なイメージがつかめなくて不安…」という方は、再生医療専門の『リペアセルクリニック』にお気軽にお問い合わせください。

変形性股関節症でリハビリを実施するときの注意点

h原型股関節症の治療でもストップするべきこと

変形性股関節症でリハビリを実施する際は、以下3つの注意点があります。

・股関節に負担が大きい運動は避ける
・痛みがあるときは無理をしない
・体重管理にも気を配る

これらの注意点を守らないままリハビリを続けると、症状が悪化するリスクがあります。ポイントをおさえて効果的なリハビリを実施していきましょう。

股関節に負担が大きい運動は避ける

変形性股関節症の運動療法で激しい運動を長時間おこなうことは避けてください。

股関節への負担がかかりすぎて、軟骨のすり減りが進行してしまうためです。

以下は、股関節に大きな負担がかかりやすい運動例です。

・ハードな筋力トレーニング
・サッカー
・ランニング、マラソン
・テニス

変形性股関節症のリハビリにおける運動療法プログラム4選で紹介したリハビリは、股関節の負担が少ない運動療法です。参考にしながら、自身に合った運動療法を見つけてみてください。

変形性股関節症でやってはいけない動作や運動についての解説はこちら

注意すべき動作の1つである立ち上がりについての解説はこちら

痛みがあるときは無理をしない

股関節に痛みを感じるときは、股関節を休ませてあげましょう。

痛みを我慢してまで運動やトレーニングをおこなうと、症状が悪化するリスクがあるからです。また、無意識に痛む部分をかばってしまい、ほかの関節にも負担をかけてしまう可能性もあります。

痛みを感じたら一度運動を中止し、安静に過ごすことを第一優先にするようにしてください。

体重管理にも気を配る

リハビリで運動をおこなうためには「体重の管理」にも気を使ってください。体重が増えてしまうとせっかく運動療法をおこなっても関節への負担が増えて悪影響になりかねません。

とくに、疾患を患っている最中は、運動量が落ちるとどうしても体重が増えがちになります。

「増えたな」と思ったら、食べる量や間食を減らすなどして適正体重を保つよう心がけましょう。

変形性股関節症の発症後に気をつけることについての解説はこちら

まとめ|変形性股関節症に効果的なリハビリを知って症状を回復させよう

変形性股関節症の進行を遅らせたい方や症状改善を目指す方は、本記事で紹介した運動療法のリハビリを試してみてください。

リハビリは、焦って負荷をかけすぎたり、長時間続けたりすると症状が悪化するリスクがあります。確実な改善を目指すためにも、無理せず地道でも継続的に取り組みましょう。

変形性股関節症では運動療法も有効ですが、根本的な治療を希望されたい方や、すでに手術を勧められて迷っておられるなら、切らずに改善できる「股関節の再生医療」という手段もあります。

こちらに「股関節の再生医療」について詳しい内容や動画もございますので参考にしてみてください。

 

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