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ご注意!変形性股関節症の運動療法で避けておくべき禁忌とは?

変形性股関節症の進行を抑える治療法には、薬物療法や生活習慣の改善のほか、”運動療法”も推奨されています。

しかし、変形性股関節症で運動療法に取り組むときに禁忌(きんき)しなければならないことがあるのでご注意ください。

そこで今回は、変形性股関節症で運動療法をするときの禁忌について解説いたします。

変形性股関節症で運動療法で避けておきたい禁忌について

ジョギング

変形性股関節症における運動療法で禁忌しなければならないこととして、まず挙げられることは「股関節へ負担をかけすぎないこと」です。

変形性股関節症は、当然ながら股関節への負担が増えれば症状は進行します。

股関節には運動にかかわらず、通常であっても歩くだけで大きく負荷がかかる部位です。

適度な筋力トレーニングはしたいものですが早い効果を求めるためにウォーキングなど軽度な運動療法であても禁忌な肢位をとるような運動をすると、股関節に過度に負担がかかり症状を悪化させてしまう場合もあります。

変形性股関節症の運動療法で禁忌になる運動とは?
変形性股関節症のリハビリとしての運動療法に激しい運動や長時間の行うことは禁忌となります。

運動療法と申しましても例えば、サッカーやランニングのように股関節を大きく使う運動は、股関節に負担がかかりすぎて軟骨のすり減りに繋がるため推奨されません。

軽いウォーキングや、関節に負担の少ない水中でのウォーキング、ヨガ、軽めの自転車こぎ等の負担が少ない運動を行いましょう。

しかし、歩くスピードが速すぎたり、長距離歩き過ぎると筋肉が疲弊し、股関節に負担がかかってしまいます。ゆっくり歩く、15分程度のウォーキングにするなど、筋トレではなく、リハビリとして股関節に負担がかからないようにしてくださいね。

また、激しい運動ではないとの判断からヨガを行う人もいますが、変形性股関節症の運動療法では、たとえヨガといえども股関節への負担がかかるような姿勢でおこなうものは禁忌です。

いずれにしましても長時間の運動や無理な姿勢での運動は避けて股関節に負担がかからない運動療法を毎日継続して行いましょう。

変形性股関節症の運動療法で禁忌の運動がある理由

股関節の写真

初期の段階では痛みを感じない人もいますが、症状が進行すると、安静にしていても痛みを感じるようになることがあります。そのため、変形性股関節症の運動療法では、股関節に負担をかけ、症状を悪化させるような運動をするのは禁忌なのです。

また、注意したいのは変形性股関節症の運動療法で禁忌とされていることをすると、ほかの部位にも影響が及ぶ場合があることです。

変形性股関節症の運動療法で禁忌な肢位をすると、痛みをかばうために、足首や膝の関節に負担がかかったり、反り腰の姿勢となることで腰痛を招くこともあるでしょう。

変形性股関節症の人が運動療法を行う際は、禁忌とされていることに注意して、痛みや症状に合わせた運動療法を継続しておこなうようにしましょう。

禁忌な運動もある変形性股関節症で運動療法をおこなうのはなぜ?

股関節 写真

変形性股関節症では、禁忌な運動があるなら運動療法をするべきではないのでは?などと思う人もいると思います。しかし、変形性股関節症で運動療法をおこなうのは、股関節への負担を軽減できるようにするためです。

変形性股関節症とはどんな病気?

変形性股関節症とは、股関節の軟骨や骨が、加齢や日常生活による負担などによって損傷し、痛みを生じてしまう病気です。

初期の段階では痛みを感じない人も多く、進行するにつれて痛みや関節の動かしづらさを感じ始めます。

一度損傷した軟骨や骨を元通りにすることは難しいため、最終的には骨切り術や人工関節置換術のような手術をおこなう場合も多くあります。

そのため、股関節への負担を減らして進行を抑える必要があります。

運動療法の目的とは?

股関節の柔軟性が高まることによって股関節の可動域が改善し、股関節を正しい位置にすることができます。指導を受けながら軽めの筋力トレーニングを行うことで筋肉をつけたり、血行を良くすることで、痛みの緩和を期待することが可能です。

このような目的のために、変形性股関節症の運動療法がおこなわれます。運動療法をおこなうことで負担や痛みが軽減し、変形性股関節症の進行を遅らせることができるのです。

変形性股関節症の運動療法で禁忌ではない【おこなっても良い】運動5選

股関節の写真

変形性股関節症の運動療法では、禁忌の運動があります。では、どのような運動をおこなえばいいのでしょうか。

具体的に、変形性股関節症の運動療法で禁忌ではない、おこなっても良い運動を5つ紹介します。

水中ウォーキング

プールでのウォーキングは、リハビリとして非常に有効です。浮力により股関節への負担が軽減されるため、陸上でウォーキングをするよりも効果的です。

ただし、プールで水泳をする際に注意してほしいのは、平泳ぎを避けることです。水泳の中でも平泳ぎは股関節を大きく開くため、関節への負担が大きいため、変形性股関節症の人の運動療法としておこなう場合は禁忌となります。

ウォーキング

ゆっくりとしたスピードで、無理のない距離を歩きましょう。
目安としては、15分程度がおススメです。

ストレッチ

股関節付近を柔らかくすると、柔軟性が高まり股関節の可動域の拡大にもつながります。
運動する前にストレッチをおこない、筋肉をほぐすと良いでしょう。

ただし、変形性股関節症の人がおこなう運動療法におけるストレッチですから、股関節を大きく開いたり、負担のかかりすぎる姿勢は禁忌となります。

筋力トレーニング

筋力トレーニングをおこなうときは、徐々に運動強度をあげるようにしましょう。

筋力トレーニングも、変形性股関節症の人がおこなう運動療法の1つですが、股関節を大きく開いたり、負担のかかる姿勢は禁忌となります。

変形性股関節症の人が運動療法をおこなうのを控えたほうが良いときもある?

ドクターストップ

変形性股関節症の人が運動療法をするときには、負担の少ない運動を毎日継続して行う必要があります。

しかし、休んだほうが良い場合もあります。

痛みがあるときは無理をしないようにしましょう
股関節に痛みを感じるときは、股関節を休ませてあげましょう。

痛みを我慢して無理に運動やトレーニングをすると、無意識に痛む部分をかばってしまい、ほかの関節にも負担をかけてしまうことが往々にしてあります。

運動は控える、あるいは違う運動をするなど、痛みがないようにしてください。運動療法で膝や腰など別の部位に痛みが出たときは、運動を控えるようにしてください。

しかし、まったく体を動かさない日が何日も続くと、歩行ができなくなるなどの悪循環を招く恐れもあります。痛みがあるときは、運動を休むべきか、どのような運動なら良いのかなど、主治医に相談すると安心ですね。

 

体重管理とダイエット

また、運動を補助するために体重の管理にも気を使ってください。症状の影響で運動量が落ちるとどうしても体重が増えがちです。そんな時はダイエットを意識してください。毎日、体重計に乗って自身の体重を見ること自体がダイエットになります。

また、体重が増えてしまうとせっかくの運動療法も関節への負担が増えて悪影響になりかねません。体調はもちろんですが意識を持って体重を管理されることをオススメします。「増えたな」と思ったら食べる量や、間食を減らすなどの簡単なダイエットに取り組みましょう。

 

変形性股関節症の人が運動療法をする際の禁忌のまとめ

変形性股関節症の人が運動療法をするときに、禁忌となることについて解説しました。変形性股関節症の人が運動療法をするときには、股関節への負担がかかる動作が禁忌となります。

ストレッチで筋肉をほぐしてから水中ウォーキングやウォーキング、負担の少ない筋力トレーニングをするようにしましょう。また、痛みがあるときは無理をせず、運動はお休みして主治医に相談しましょう。

変形性股関節症では運動療法も有効ですが、根本的な治療を希望されたい方や、すでに手術を勧められて迷っておられる方へ、切らずに改善できる「股関節の再生医療」につきましてこちらに詳しい内容や動画もございますのでご参考になさってください。

 

No.0002
監修:院長 坂本貞範

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