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足底筋膜炎でスポーツや仕事は何日休むべき?目安となる期間や治し方を医師が解説

足底筋膜炎何日休む
公開日: 2022.04.14 更新日: 2025.05.30

「足底筋膜炎って何日休めば良いの」
「足の痛みをなんとかしたいけど、どんな治し方があるの」

このような不安を抱える方は多いでしょう。

足底筋膜炎は、ランニングなどのスポーツや長時間の立ち仕事などで足裏に負担がかかることで発症し、休養期間は症状の軽重によって数日から数カ月と大きく異なります。

本記事では、足底筋膜炎の症状に応じたスポーツや仕事を休むべき期間の目安、そしてその治し方について詳しく解説します。

原因や休養中にやってはいけないことも紹介しますので、足底筋膜炎で何日休むべきか悩んでいる方は、ぜひ最後までご覧ください。

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足底筋膜炎でスポーツや仕事を休む期間は症状の度合いで変わる

足底筋膜炎は、スポーツや仕事などで足裏に過度の負担が継続的にかかることで発症します。主な症状は、踵(かかと)から足裏にかけて、とくに踏み込んだ際や動き始めに生じる痛みです。

スポーツや仕事を休む期間は、症状の程度によって異なります。軽度であれば、数日から1週間程度の安静とセルフケアで改善する場合が多く見られます。

しかし、痛みが強く日常生活に支障が出る中等度から重度では、1週間から数週間、ときには数カ月以上の休養と治療が必要となる場合も少なくありません。

症状が長引く際は、医療機関を受診し、医師の指示に従うことが大切になります。

スポーツや仕事復帰を早めたい患者様には、入院を必要としない再生医療の選択肢もあります。

再生医療を提供する当院では、メール相談オンラインカウンセリングを承っておりますので、ぜひご活用ください。

足底筋膜炎の休養中にやってはいけないこと

足底筋膜炎の休養中は以下のようなことはおこなってはいけません。

  • 無理な運動
  • サイズの合わない靴の着用
  • 自己判断での冷却や温熱

症状が悪化し、重症化してしまう可能性があります。

注意すべきポイントを詳しく見ていきましょう。

無理な運動

足底筋膜炎の休養中は、炎症を悪化させる可能性があるため、無理な運動は禁物です。

具体的には、以下のような踵に集中的かつ反復的な負荷がかかる運動は避けましょう。

  • ジャンプ
  • ダンス
  • 長距離走

痛みを我慢して運動を続けると、症状の悪化や慢性化につながる可能性があります。

しかし、まったく運動しないのも関節が硬くなったり、かえって痛みが再発したりする原因となるため、推奨できません。医師の指示のもと、軽いウォーキングやストレッチなど、足裏に負担の少ない運動から様子を見ながらおこなうのが良いと考えられます。

運動を再開する際は、必ず専門家のアドバイスを受け、徐々に負荷を上げていくように心がけてください。

サイズの合わない靴の着用

足底筋膜炎の治療中や予防において、靴選びは重要なポイントです。サイズの合わない靴を履くと、足底筋膜に余計な負荷がかかり、症状を悪化させる原因となります。

大きすぎる靴は靴の中で足が動いてしまい、安定性が損なわれ負担が増します。反対に小さすぎる靴は、足を圧迫し血行不良を招く場合も少なくありません。

また、ビーチサンダルやハイヒールといった不安定な履物は、足裏を十分に支えられず、足底筋膜への負担を増大させます。

クッション性が低く、靴底の薄い硬い靴も、地面からの衝撃が直接足裏に伝わりやすいため注意が必要です。ご自身の足のサイズや形に合った、適切なクッション性とサポート力のある靴を選びましょう。

自己判断での冷却や温熱

足底筋膜炎の痛みに対して、冷却や温熱療法は有用な場合がありますが、自己判断でおこなうと思わぬ症状の悪化を招く可能性があります。

一般的に、足底筋膜炎はかかと周辺の炎症を伴うため、運動直後や炎症が強く熱感がある場合は、患部を冷やすことで炎症を抑え、痛みを和らげることにつながる場合があります。

一方で、慢性的な痛みや、炎症がそれほど強くない場合には、温めることで血行が促進され、筋肉の緊張が和らぎ症状が改善するという専門家の意見も少なくありません。

このように、冷やすべきか温めるべきかは、症状の時期や状態によって異なり、一律の見解は示されていません。

どちらが適切かを見極めるのは難しいため、自己判断は避け、まずは医療機関を受診し、医師や理学療法士など専門家のアドバイスを受けましょう。

足底筋膜炎の治し方

足底筋膜炎に対する治療は、以下の5つが適用されます。

  • 保存療法
  • 薬物療法
  • リハビリテーション
  • 装具療法
  • 再生医療

順番に解説します。

保存療法|安静やテーピングなど

足底筋膜炎の治療は、リハビリを中心とした理学療法での治療が基本となります。まずは症状が軽くなるまでは安静にしてください。

スポーツはもちろんのこと、長距離の歩行や、長い時間、立っていることも避けねばなりません。その他、必要があればテーピングなどを行うことで患部の負担軽減を目指します。

薬物療法|湿布やステロイド注射など

患部に炎症がある場合は、消炎鎮痛剤の塗布や、湿布で炎症を抑えて症状の改善を待ちます。また、痛みが強い場合は、和らげるために鎮痛剤の服用も有効ですが長期間での使用は胃に負担がかかるため、ご注意ください。

その他、治療上の注意点として、患部へのステロイド注射を行うことがありますが、易感染性や血糖値の上昇などの副作用の心配もあり、長期間にわたって頻繁に行うことは回避すべきです。

リハビリテーション|ストレッチや物理療法など

症状が重篤でなければ、通常は数か月程度で症状が軽快するとされています。リハビリで重要となるのは筋膜の柔軟性を向上させることです。

そのためには足底腱膜だけでなく、それに続くアキレス腱やハムストリング、下腿三頭筋を含めた柔軟性の確保を目指しストレッチを中心にアプローチします。

このようなリハビリを用いた治療法は、ステロイド注射のように明らかな即効性は見られませんが長期的なスパンで見ていただくと非常に有効です。

なお、こういったリハビリは、低周波による電気療法や超音波を用いた療法、レーザー照射などといった物理療法を組み合わせるのが一般的です。

装具療法|靴選びやインソールの使用など

足底筋膜炎の治療では、靴選びも重要になります。

靴を履く際は自分の足の形に適したクッション性の優れた靴を選択すると共に着地する際の衝撃を少しでも緩和できるよう、衝撃を吸収できるインソールを挿入するなどで足底筋膜部にかかるストレスを和らげる対策を取りましょう。

インソールとは、靴底に敷くことで足底のアーチ形状を解剖学的に補正し、足のアライメントを調整し改善するものです。そのため、個人に合わせてオーダーメードで作成します。

以上のような薬剤やリハビリ、インソールを中心とした保存的治療で症状が改善しないケースにあっては、根治的な手術療法が考慮されることになります。

再生医療|PRP治療など

足底筋膜炎の治療における選択肢として、再生医療の1つであるPRP(多血小板血漿)療法があります。この治療法は、患者様ご自身の血液を採取し、その血液から血小板を多く含む成分を抽出して作製したPRPを、患部に注射するものです。

PRP療法は、日帰りで行われることが多い治療法です。ご自身の血液を用いるため、アレルギー反応などのリスクは一般的に低いと考えられています。

どのような治療法が適しているかは、症状や状態によって異なりますので、詳細については医師にご相談ください。

再生医療について詳しく知りたい方は、メール相談オンラインカウンセリングで当院へお気軽にお問い合わせください。

足底筋膜炎は何日休むか把握した上で治療を進めよう

足底筋膜炎でスポーツや仕事を休む期間の目安は、症状の度合いによって異なり、軽度であれば数日から1週間程度、中等度以上では数週間から数カ月以上です。

ただし、これらはあくまで目安であり、大切なのは医師の診断に基づいた適切な期間、安静を保つことです。

自己判断せずに専門医に相談し、症状に合った治療法の選択が回復への近道です。休養中は無理な運動を避け、足に合った靴を選ぶなど、足底筋膜への負担を減らす工夫も重要になります。

治療法には保存療法からリハビリテーション、薬物療法、そして再生医療(PRP治療など)といった選択肢があり、医師と相談しながら進めていきましょう。

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足底筋膜炎と休養に関するよくある質問

足底筋膜炎と足底腱膜炎の違いはなんですか?

「足底筋膜炎」と「足底腱膜炎」は、一般的に同じような足の裏の痛みを指す疾患として扱われることが多く見られます。厳密にいうと、「筋膜」は筋肉を包む膜を指し、「腱膜」は腱が膜状に広がったものを指すため、炎症が起きているとされる組織の名称が異なります。

しかし、実際にはこれらの組織は密接に関連しており、炎症がどちらか一方に限定されるとは限らないため、臨床現場では両者を厳密に区別せずに「足底筋膜炎」または「足底腱膜炎」と呼ぶことが少なくありません。

大切なのは名称の違いよりも、症状を正確に把握し、適切な治療を受けることです。

足底筋膜炎のときは歩かないほうが良いですか?

足底筋膜炎の症状がある場合、とくに炎症が活発な急性期には、無理に歩くことは避けて安静を保つことが基本です。歩行によって足底筋膜に繰り返し負荷がかかると、炎症が悪化し、回復が遅れる可能性があります。

ただし、長期間にわたってまったく歩かない、動かないのも問題が生じることがあります。たとえば、足や下半身の血行が悪くなったり、筋力が低下したり、関節が硬くなったりするかもしれません。

そのため、症状が少し落ち着いてきたら、医師や理学療法士の指示に従い、足裏に負担の少ない軽いウォーキングや、足首や足指のストレッチなどから徐々に活動を再開していくのが一般的です。自己判断で無理をせず、専門家のアドバイスを受けながら慎重に進めましょう。

足底筋膜炎は痩せたら治るって本当ですか?

体重を減らすことが足底筋膜炎の症状緩和につながる可能性はありますが、痩せるだけで必ず治る保証はありません。

確かに、体重が増加すると、立っているときや歩行時に足裏にかかる負担が大きくなるため、体重過多は足底筋膜炎の一因となり得ます。

しかし、足底筋膜炎の原因は体重だけでなく、以下のような要因が複雑に絡み合っています。

  • 長時間の立ち仕事やスポーツによる使い過ぎ
  • 合わない靴の着用
  • 足のアーチの異常
  • ふくらはぎやアキレス腱の柔軟性低下
  • 足裏の筋力低下

体重管理は有効なアプローチの一つですが、それ以外の原因にも目を向け、ストレッチや適切な靴選び、筋力トレーニングなどを総合的に行うことが治療や再発予防には重要です。

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