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【医師監修】くも膜下出血の後遺症とは?症状の種類や回復の可能性を解説

くも膜下出血 後遺症
公開日: 2022.11.10 更新日: 2026.03.11

突然発症するくも膜下出血は、命に関わることもある深刻な脳の病気です。

幸い治療が成功しても、手足のしびれや失語症、記憶力の低下などさまざまな「後遺症」が出る可能性があります。

本記事では、くも膜下出血の治療後に現れる後遺症の種類や、回復の可能性について詳しく解説します。

また、くも膜下出血のリハビリ効率を上げたり、再発予防につながる再生医療の選択肢も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

\くも膜下出血の後遺症に有効な再生医療とは/

くも膜下出血によって脳細胞がダメージを受けると、麻痺やしびれなどさまざまな後遺症に悩まされるケースも少なくありません。

先端医療である再生医療は、従来の治療では元に戻らないとされている脳細胞の改善が期待できる治療法です。

【こんな方は再生医療をご検討ください】

  • くも膜下出血が回復しないか不安を抱えている
  • くも膜下出血後に麻痺やしびれの後遺症に悩まされている
  • 現在受けている治療の効果が得られていない
  • 患者様が治療やリハビリに積極的になれない

当院リペアセルクリニックでは、2億個の生きた幹細胞を脳に届けることで脳神経の再生・後遺症の回復・再発予防という3つの側面で効果が期待できる治療を提供しています。

治療を受けるのが早いほど治療成績は良好ですが、発症から数年経過した症例でも改善する可能性があります。

具体的な治療法については、患者様一人ひとりの症状やお悩みに合わせてご案内しておりますので、当院(リペアセルクリニック)の無料カウンセリングにて、ぜひご相談ください。

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以下の動画では、実際に再生医療を受け、くも膜下出血による半身不随に悩まれていた患者様の事例を紹介しています。

くも膜下出血の主な後遺症

くも膜下出血の後には、運動機能や言語、認知機能などに影響が残ることがあります。具体的には以下のような後遺症が挙げられます。

  • 運動麻痺
  • 感覚障害
  • 嚥下障害
  • 視野障害
  • 失語症
  • 認知障害
  • うつ病・不安障害などの精神疾患
  • てんかん

まずは代表的な後遺症の種類と症状の特徴を整理していきましょう。

運動麻痺

くも膜下出血により現れる主な症状のひとつは、手や足に力が入りにくくなる「運動麻痺」です。その一例として、身体の左右どちらか一方の手足に麻痺が現れる「片麻痺」がみられる場合もあります。

麻痺が現れる範囲や重症度は、出血した部位や損傷の程度によって異なるものの、適切なリハビリにより徐々に機能の改善が期待できる場合もあります。

感覚障害

くも膜下出血の後遺症として、手足のしびれや感覚の鈍さ、感覚がわかりにくくなる「感覚障害」が現れることがあります。

感覚が低下すると、足元の状態に気づきにくくなり、転倒のリスクが高まります。そのため、日常生活では十分な注意が必要です。

リハビリによって感覚機能の回復を促すと同時に、手すりの設置や段差の解消など生活環境を整えることも重要となります。

嚥下障害

「嚥下障害(えんげしょうがい)」は、食べ物や飲み物をうまく飲み込めなくなる状態です。食事中にむせやすくなったり、飲み込みに時間がかかったりすることがあります。

また、食べ物や唾液が誤って気管に入る「誤嚥(ごえん)」が起こると、誤嚥性肺炎の原因になることもあります。そのため、早期から言語聴覚士による嚥下リハビリを開始し、安全に食事ができる環境を整えることが大切です。

視野障害

視覚情報を処理する脳の部位が損傷すると、視野の左右どちらか半分が見えにくくなる「半盲(はんもう)」が生じることがあります。

本人が気づきにくいケースも多く、次のように日常生活へ支障が出る場合もあります。

  • 歩行中に物にぶつかる
  • 食事の際に片側の料理を残してしまう
  • 文字が読みづらくなる

視野障害の後遺症が現れた際は、安全確保のためにも早めの対応が重要です。

また、必要に応じて、医師の指示のもと視線移動を促す訓練が行われることもあります。(文献1

失語症

「失語症」とは、話す・理解する・読む・書くといった言語機能が障害された状態です。

くも膜下出血によって脳が損傷すると、言いたい言葉がすぐに出てこない、相手の話を理解しにくいといった症状が現れる場合があります。

言語聴覚士によるリハビリを継続することで、少しずつ言語機能の改善が期待できる場合もあるため、早期から適切な支援を受けることが重要です。

なお、失語症は高次脳機能障害に含まれます。高次脳機能障害については、以下の記事にて詳しく解説していますので、あわせてご参照ください。

認知障害

記憶力の低下・注意力の散漫・判断力の低下といった「認知障害」が現れることがあります。

たとえば、以前は問題なくこなせていた複数の作業を同時に進めることが難しくなったり、約束を忘れやすくなったりする場合があります。このように、日常生活や仕事に影響が及ぶことも少なくありません。

症状の程度や現れ方には個人差がありますが、適切なリハビリや支援によって日常生活機能の改善が期待できます。

うつ病・不安障害などの精神疾患

くも膜下出血後には、次のような精神症状が現れることがあります。

  • 気分の落ち込み
  • 意欲の低下
  • 強い不安感

これらの状態が続く場合、うつ病や不安障害と診断されることもあります。脳機能へのダメージに加え、発症や後遺症による生活の変化といった心理的ストレスも影響すると考えられています。

症状が長く続く場合は、精神科や心療内科に早めに相談することが大切です。

てんかん

てんかんは、突然けいれんが起きたり、一時的に意識を失ったりする発作が繰り返されるのが特徴です。発作の現れ方は人によって異なり、短時間ぼんやりするだけの場合もあります。

適切な治療を継続することで発作のコントロールが可能となるケースも少なくありません。

ただし、安全面から自動車の運転に制限がかかる場合があります。気になる症状があれば早めに主治医へ相談しましょう。

くも膜下出血で後遺症が出てしまう仕組み

くも膜下出血の後遺症は、脳がさまざまなダメージを受けることで起こります。

なぜ後遺症が残ってしまうのか、その主な原因と詳細については以下の通りです。

くも膜下出血の後遺症の原因 詳細
出血による直接的なダメージ 出血の範囲や場所によって、脳が受ける直接的なダメージの程度は異なるが、脳の表面で出血が起こると、血液が脳を圧迫したり、脳の細胞そのものを傷つける場合がある
脳の血流が悪くなる 出血から数日経って、脳の血管が異常に縮んでしまうことで血液が十分に流れなくなり、脳細胞が酸素不足や栄養不足に陥ることで脳細胞がダメージを受ける。脳血管攣縮(のうけっかんれんしゅく)」と呼ばれる
脳の中に水がたまってしまう(水頭症) 出血した血液などが影響し、脳の中を循環している液体(髄液:ずいえき)の流れが悪くなった結果、脳の中に髄液がたまってしまい、脳を圧迫する状態になることがある
脳の腫れや炎症 出血や血流不足が起こると、脳が腫れたり炎症を起こし、脳細胞にダメージを与えることがある

くも膜下出血の後遺症は単一の原因ではなく、上記のような原因が複合的に関わって発生すると考えられています

どの機能にどのような後遺症が出るかは、脳のどの部分が、どの程度ダメージを受けたかによって異なります。

くも膜下出血の部位

くも膜下出血後に多い3つの合併症

くも膜下出血では、急性期から回復期にかけて以下の3つの合併症が起こりやすいとされています。

これらは後遺症をさらに悪化させる可能性があるため、早期発見と適切な対応が必要です。

合併症 特徴
脳血管攣縮 出血から5〜14日後頃に脳の血管が異常に収縮する状態(文献2
水頭症 脳の中を循環している髄液の流れが悪くなり、脳の中に余分な水分がたまってしまう状態
再出血 未処置の脳動脈瘤が再び破裂する状態

深刻な合併症を防ぐためにも、急性期の適切な治療と継続的な経過観察が重要です。

なお、水頭症については以下の記事にて詳しく解説しています。気になる方は、あわせてチェックしてみてください。

くも膜下出血の後遺症の悪化予防で行われる治療

くも膜下出血の後遺症の悪化を予防するために行われる治療は以下の3つです。

  • リハビリ
  • 手術
  • 再生医療

本章を参考に、ご自身の状態に合った治療法を検討してみてください。

リハビリ

リハビリ

くも膜下出血から回復するのにかかる時間は、その重症度によって異なります。

とくに出血の部位は、手足の感覚の喪失や言語理解の問題(失語症)などの後遺症にも関連します。

そこで、治療後は急性期〜回復期にかけて理学療法士の下で実施されるリハビリ計画は、影響を受けた手足の感覚と動きを回復するのに役立ちます。

リハビリ専門医 脳損傷による機能回復を専門とする医師
理学療法士 基本動作(立つ・歩く)・徒手療法などの特定の技術の専門家
言語療法士 コミュニケーションの問題を認識し、治療を支援する専門家
作業療法士 着替えなどの日常生活で発生する可能性のある問題を特定する専門家

手術

手術療法は、動脈瘤の再破裂によるくも膜下出血の再発を防止する目的で実施します。

代表的な手術手法は以下の2種類です。

手術 詳細
クリッピング術 開頭手術により、脳動脈瘤の根元を金属クリップで挟んで血液が流れ込まないようにする方法
血管内コイル塞栓術 鼠径部(足の付け根)からカテーテルを挿入し、動脈瘤内にコイルを詰めて血液の流入を遮断する方法

上記のような方法で原因となった動脈瘤の処置を行うことで、脳へのさらなるダメージを防ぎ、後遺症の重症化予防にもつながります。

再生医療

近年、くも膜下出血の後遺症に対する新たなアプローチとして再生医療が注目されています。

再生医療とは、自己脂肪由来幹細胞を用いた治療です。くも膜下出血後の後遺症に対しては再発予防の効果が期待されています

くも膜下出血の後遺症のお悩みを解消したい・再生医療に興味がある方は、当院「リペアセルクリニック」の電話相談にてお問い合わせください。

\無料相談受付中/

通話料無料/受付時間 09:00~18:00

くも膜下出血の再発リスクを減らす予防法

くも膜下出血を発症したあとも、再発の可能性が残ります。
再発した場合にも高い死亡リスクが残るため、以下のような予防が重要です。

  • 喫煙や飲酒を控える
  • 定期的な運動に取り組む
  • 減塩食を心がける

再発リスクを下げるためにも、できることから日常生活に取り入れてみてください。

喫煙や飲酒を制限する

まず、喫煙や飲酒を制限するのが重要です。

喫煙はくも膜下出血の主な原因になる脳動脈瘤を発生させる要因です。
したがって再発を防止する上では禁煙するのが基本となるでしょう。

飲酒は高血圧の原因になります。血圧が上昇するとくも膜下出血の主な要因である脳動脈瘤の破裂が起こりやすくなるため、飲酒は大きなリスクとなるでしょう。

上記の理由から喫煙・飲酒は可能な限り控え、禁煙禁酒が望ましいです。

なお、くも膜下出血は後遺症が軽くても再発するケースもあるため、日々の正しい生活習慣が大切です。くも膜下出血後の生活のポイントや前兆については以下の記事にて詳しく解説していますので、あわせて参考にしてください。

定期的な運動に取り組む

定期的な運動には、以下の効果が期待できます。

  • 血行の改善
  • 高血圧の予防
  • ストレスの軽減

血行不良や高血圧、ストレスは、すべてくも膜下出血の再発の原因です。

一方で定期的な運動の実施により、これらの影響をある程度解消できるでしょう。

とくにランニングやウォーキングなどの有酸素運動などが効果的です。

発症・再発防止には、これらの運動を日常に取り入れるのが重要です。

なお、くも膜下出血後は体調や後遺症の程度によって、無理のない運動量を見極めることも重要です。

退院後の過ごし方や日常生活での注意点については、以下の記事で詳しく解説していますので、あわせて参考にしてください。

減塩食を心がける

くも膜下出血の再発リスクを高める一因として、高血圧症があげられます。

血圧をコントロールするためには塩分の過剰摂取に注意が必要です。そのため、くも膜下出血の再発予防のためにも、日頃から減塩食を心がけましょう。

減塩食を心がけるポイントは以下の通りです。(文献3

  • 麺類のスープは残す
  • 減塩タイプの調味料に切り替える
  • 味見しながら少しずつ調味料をかける
  • 塩味の強い加工食品(ハム・ソーセージなど)は控える

また、緑黄色野菜・青魚・大豆製品を積極的に取り入れることで、血圧管理や血管の健康維持に役立てられます。

くも膜下出血の後遺症と向き合いながら再発を防ぐことが重要

くも膜下出血によって脳細胞がダメージを受けると、麻痺やしびれなどさまざまな後遺症が現れます。

再発予防には適切な治療やリハビリだけでなく、高血圧、糖尿病などの危険因子を管理し、健康的な生活習慣を心がけることが重要です。

再発の前兆として血圧の変動や頭痛など特徴的な症状が出るため、少しでも不調があれば病院を受診するのが大切です。

また、近年の治療では、くも膜下出血をはじめとする脳卒中予防に再生医療が注目されています。

\こんな方は再生医療をご検討ください

  • くも膜下出血が回復しないか不安を抱えている
  • くも膜下出血後に麻痺やしびれの後遺症に悩まされている
  • 現在受けている治療の効果が得られていない
  • 患者様が治療やリハビリに積極的になれない

当院リペアセルクリニックでは、2億個の生きた幹細胞を脳に届けることで脳神経の再生・後遺症の回復・再発予防という3つの側面で効果が期待できる治療を提供しています。

治療を受けるのが早いほど治療成績は良好ですが、発症から数年経過した症例でも改善する可能性があります。

具体的な治療法については、患者様一人ひとりの症状やお悩みに合わせてご案内しておりますので、当院(リペアセルクリニック)の無料カウンセリングにて、ぜひご相談ください。

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通話料無料/受付時間 09:00~18:00

くも膜下出血の後遺症についてよくある質問

くも膜下出血に特徴的な前兆はありますか?

くも膜下出血の特徴的な前兆は、これまで経験したことがないほど激しい突然の頭痛です。痛みは数分以内に最大となることが多いとされています。

そのほかにも、吐き気・嘔吐・光への過敏(羞明)・ろれつが回らない・手足の麻痺・意識の低下などが現れることがあります。

くも膜下出血の前兆については、以下の記事にて詳しく解説しています。あわせて参考にしてください。

後遺症を残さずに仕事復帰はできますか?

くも膜下出血で後遺症なく仕事復帰できるのは、3~4割程度といわれています。

完全に後遺症を残さないためには、適切なリハビリが大切です。

なお、くも膜下出血の予後については以下の記事にて詳しく解説しています。気になる方は、こちらも参考にしてください。

くも膜下出血の後遺症で性格が変わりますか?

くも膜下出血が原因で高次脳機能障害を患った場合、性格が変わるかもしれません。

高次脳機能障害は、脳に対するダメージが原因で、脳機能に影響が出る障害です。

とくに「意欲や情動のコントロールが困難になる」症状があり、これが現れると行動や言動に変化が生じます。結果として「性格が変わった」と表される状態になるかもしれません。

 

参考文献
文献1
脳卒中後片麻痺を呈する生活期同名半盲者の 歩行時視線行動への支援

文献2
くも膜下出血後の脳血管攣縮と遅発性脳虚血

文献3
ナトリウム(食塩)の減らし方|日本高血圧学会