膝の上、ふとももが痛む場合の対策と考えられる病気
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膝の上、太ももが痛む場合の対策と考えられる病気
「膝の上の部分が筋肉痛のように痛む」こんな症状で悩まれている方はいませんか。今回は、膝の上に痛みが出る場合の原因や対処法について解説します。
- 「膝の筋肉が痛む・・・いったい何が原因なの?」
- 「膝上が痛くてつらい・・・なぜ?」
膝の上の筋肉、太ももの周辺が痛む原因について
膝の上の太ももと言われる筋肉は「大腿四頭筋(だいだいしとうきん)」、太ももの裏にある「ハムストリングス(大腿二頭筋、半腱様、半膜様筋」「内転筋(ないてんきん)」といった3つから構成されていて、この筋肉に痛みがある場合は、「筋肉そのものに問題」がある場合と、膝の上の「別の組織に原因がある」場合が考えられます。それぞれの原因を詳しく紹介してまいりましょう。
「太もも」に問題がある場合
膝の上には前述した通り。「太もも」には、さまざまな筋肉が存在します。
これらの筋肉を使いすぎて筋肉痛が発生したり、さらに筋肉が損傷して肉離れになったりすると筋肉に痛みが生じます。また、筋力低下により筋肉が疲労しやすかったり、力が入りすぎてしまったりして筋肉に痛み出てしまうこともあります。
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「太もも」の痛みで考えられる病気
膝上周辺には膝のお皿である膝蓋骨(しつがいこつ)があり、太ももの骨である大腿骨(だいたいこつ)と、すねの骨である脛骨(けいこつ)で関節を作っています。
さらにその周りには、骨や周りの組織の衝突を避けて膝の曲げ伸ばしをスムーズにする、膝蓋前滑液包や膝蓋上のうなどの組織があります。
そのため、膝の上の方に痛みが見られる場合は、これらの関節や組織に何らかの問題が発生している可能性が考えられます。
具体的には次のような病気が潜んでいる可能性があります。
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以上のように膝の上が痛む場合、筋肉以外にもさまざまな組織の炎症や変形が痛みの原因となっている可能性があるのです。そのため、痛みがある場合は無理せず早めに病院を受診して各種検査をすることが重要になります。
膝の上「太もも」の周辺が痛む場合の対策は?
痛みの原因に応じて対策をすることが大切です。
筋肉の痛みだと自己判断して、むやみにほぐすようなことをしては逆効果になって痛みを悪化させる可能性もあります。以下に原因別に考えられる対策を紹介します。
1)筋肉が原因の場合の対策
筋肉痛や筋肉の損傷が起こっている場合は、無理にほぐしたりストレッチをしたりするとかえって痛みを悪化させる可能性があります。そのため痛みがある場合は病院で正しい診断を受けましょう。
痛みが治まったり、病院での治療が終了したら、損傷したり、動かさなかったりした影響で筋肉が硬くなります。そのまま放置すると怪我の再発の原因となるので、筋肉をしっかりほぐすことが必要になります。
また、筋力低下が痛みの原因となる場合もあるので、膝周辺の筋力を日頃から鍛えておくことが大切です。ストレッチやトレーニングの具体的な方法は後ほど解説します。
2)筋肉が原因ではない場合の対策
組織の炎症による痛みが起こっている場合は、無理な運動は避けて炎症がおさまるまで安静にする必要があります。また、内服薬や注射により炎症の軽減をはかることで痛みを改善させます。
滑液包には炎症により組織から漏れでた水がたまりやすく、注射を使用して水を抜くことで痛みや動きの改善を図ります。
関節の変形がある場合は、膝の負担を軽減するために日常生活で次のような工夫が必要です。痛みが軽減すればストレッチや筋力トレーニングなどで再発を防いだり、膝にかかる負担を軽くしたりします。
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「ふともも」のストレッチとトレーニング方法
膝の上、太ももにある筋肉である大腿四頭筋とハムストリングスのストレッチを紹介します。
また、膝の変形に重要な大腿四頭筋のトレーニング方法も解説します。
このような運動は短期、例えば数日で効果が現れるものではありません。痛みがない状態で毎日習慣にすることで、筋肉の柔軟性や筋力が改善します。焦らず少しづつで構わないので毎日続けるようにしましょう。
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まとめ・膝の上の筋肉、ふとももが痛む場合の対策と考えられる病気
膝上の痛みがある場合は筋肉とは別の原因が潜んでいることもあります。そのため、自己判断でほぐすことは症状悪化のリスクがあります。
早めに医療機関、病院やクリニックを受診することで、正しい診断を受ければ、症状にあった治療を受けることができますので、我慢しないようにしましょう。
また、日頃から膝周辺の筋肉をほぐしたり、鍛えたりすることは怪我の予防につながります。
痛みがない場合は、紹介した方法を参考にして、運動を習慣にしましょう。また、症状の改善や予防のためのストレットや運動は継続して取り組むことがあ大切です。短期間だけでは効果を実感できません。
焦ることなく、できる事から毎日取り組みましょう。
以上、ご参考になれば幸いです。
No.S093
監修:医師 加藤 秀一
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