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腰椎椎間板ヘルニアの再発予防!おすすめのストレッチ5選!

腰椎椎間板ヘルニアの再発予防!おすすめのストレッチ5選!

腰椎椎間板ヘルニアの症状に悩まされたことがある方は、このような不安や疑問があるかもしれません。

  • 「腰椎椎間板ヘルニアが再発しないか不安…」
  • 「腰のヘルニアの再発を予防する方法はないの?」

不良姿勢や負担のかかる動作を繰り返すことで起こる腰椎椎間板ヘルニアは、手術などで症状が改善しても再発する可能性があります。

再発を予防するためには、正しい姿勢を保つために体の柔軟性を保ち、腰に負担をかけないのが重要です。

本記事では腰椎椎間板ヘルニアの再発予防に大切な、ストレッチの方法を5つ紹介します。自宅で簡単にできる方法ですのでぜひ参考にしましょう。

腰椎椎間板ヘルニア予防ストレッチ

腰椎椎間板ヘルニアの再発予防にストレッチがおすすめである理由

腰椎椎間板ヘルニアに対するストレッチを紹介する前に、腰椎椎間板ヘルニアになぜストレッチがおすすめなのかを解説します。

再発の原因や再発率についても紹介するので参考にしてください。

腰椎椎間板ヘルニアは改善後も再発の危険性があり予防が不可欠

腰椎椎間板ヘルニアの原因は重量物の持ち上げやスポーツなどで、腰の骨である腰椎や腰椎の間にある椎間板に繰り返し負担がかかることです。

治療により症状が改善されたとしても、上記のような負担を減らさなければ再発の危険性が生じます。

手術後の再発率は術後2年で23%程度との報告があります。

手術後にも痛みが続いていたり、術前のような症状が新たに生じたりした場合は、再発の前兆として注意が必要です。

治療を受けたとしてもヘルニアの再発を防ぐためには、継続して再発予防に取り組む必要があるのです。

ストレッチにより腰椎の過剰な運動を防ぐことが大切

椎間板にかかる負担を減らすためには以下のような対策があります。

  • ・動作や環境の工夫する
  • ・腹筋や背筋の筋肉をつける
  • ・背骨や股関節の柔軟性を高める

モノを持ち上げ方る際に工夫したり、中腰を避けたりなどの動作・姿勢の工夫やスポーツや重労働を減らすなどの環境の調整は腰への負担を減らす大切なポイントです。

腰への負担を減らすため運動療法により腰を守るような筋肉を強化する必要があります。

また背骨や股関節の柔軟性を高めるのも重要です。

背骨や股関節は腰の上下にある関節で、固くなってしまうと腰椎が過剰に動いてしまい椎間板への負担が増えてしまいます。

ストレッチは背骨や股関節の柔軟性を保ち、腰椎の正常な運動を保つために大切なのです。

腰椎椎間板ヘルニアの再発予防におすすめの「股関節ストレッチ」

まずは脚の付け根にある股関節のストレッチを紹介します。

物を拾ったり座ったりするとき、正常であれば股関節と腰椎が連動して曲がります(腰椎骨盤リズム)。

しかし股関節が固くなり十分に曲がらなくなると、腰椎が股関節の動きを補って過剰に曲がってしまいます。腰椎が曲がると椎間板へのストレスが強まるためヘルニアのリスクを高めてしまうのです。

そこで股関節のストレッチ方法を紹介します。

①股関節のストレッチ

まずは股関節を曲げるストレッチを紹介します。

  • 1. 仰向けに寝る
  • 2. 右足を両手で抱えてできる限り胸に近づけ股関節を曲げる
  • 3. できるだけ股関節を曲げた状態で30秒キープする
  • 4. 左足も同様に行う

深く曲げると腰椎も連動して動くため、痛みが出ない範囲で行いましょう。

②ハムストリングスのストレッチ

太ももの裏側にあるハムストリングスと呼ばれる筋肉が固くなると、股関節や骨盤がスムーズに動かなくなるため腰椎に負担がかかりやすくなります。

そこでハムストリングスのストレッチを紹介します。

  • 1. 仰向けに寝る
  • 2. 膝をできるだけ伸ばした状態で右足を抱えてお腹に近づけます。
  • 3. 太ももの裏が伸びるのを感じた状態で30秒キープします
  • 4. 左足も同様に実施します

足を抱えにくい時はバスタオルを足の裏に引っ掛けて行うとストレッチしやすいです。

腰椎椎間板ヘルニアの再発予防におすすめの「背骨のストレッチ」

腰椎の上には背中の骨である胸椎や首の骨である頚椎とつながっており、連動して動きます。首・肩甲骨周りの動きが固くなると腰椎に負担がかかってしまいます。

またヘルニアは腰を曲げた状態を継続すると生じやすいため、腰を後ろへ反らす柔軟性も大切です。

そこで背骨がうまく連動して動くために必要な柔軟性を高めるストレッチを紹介します。

③背骨を反らすストレッチ

頚椎から腰椎まで連動してスムーズに動くために、背中全体をゆっくり反らすストレッチを紹介します。

  • 1. うつ伏せに寝る
  • 2. 両手をつくようにして体をゆっくり起こしていく
  • 3. 首、背中、腰と順番に反るような意識でできる限りそらして30秒キープする

痛みの出ない範囲でゆっくり行いましょう。

④背骨をひねるストレッチ

背骨は曲げ伸ばしだけでなく、回旋する動きも必要です。

そこで背骨をスムーズに回旋するためのストレッチを紹介します。

  • 1. 仰向けに寝て両膝を立てる
  • 2. 両膝をゆっくり右に倒していく
  • 3. 倒しきったところで30秒キープする
  • 4. 左も同様に行う

勢いよく倒すと負担がかかるので、ゆっくり行うのがポイントです。

⑤胸椎のストレッチ

腰椎の上にある胸椎の動きが制限されると、腰椎の過剰な動きを引き起こします。

そのため胸椎の柔軟性を高めるストレッチを紹介します。

  • 1. 左を下にして横向きに寝る(両膝は軽く曲げた状態にする)
  • 2. 両手を「前ならえ」のようにまっすぐ伸ばした状態で手を合わせる
  • 3. 胸を開くように右手をゆっくり動かす
  • 4. 右手の動きに合わせて顔も右へ回旋させて30秒キープする
  • 5. 左側も同様に行う

胸を開いたときに床に手がつかなくても良いので、痛みのない範囲で動かしましょう。

脊髄の損傷は手術しなくても治療できる時代です。

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腰椎椎間板ヘルニアの再発予防のストレッチは無理のない範囲でコツコツ続けよう

腰椎椎間板ヘルニアが改善したからといって、発症前と同じように生活していては再発の危険性があります。

再発予防のストレッチを継続して、背骨や股関節の柔軟性を保ち、腰の負担を減らしたり正常な動きを習得したりすることが大切です。

ストレッチは1日1回で1つの種目から始めても良いので、できるだけ毎日取り組むようにしましょう。

また再発の前兆があればストレッチなどをする前に整形外科を受診して、再発の恐れはないか、どの程度の運動やストレッチをしていいのかなどを確認するようにしましょう。

本記事を参考に辛い腰椎椎間板ヘルニアの再発を予防して、腰痛のない元気で健康な生活を送りましょう。

 

No.157

監修:医師 坂本貞範

参照資料

 

▼腰のヘルニアの初期症状は以下よりご欄になれます
腰椎椎間板ヘルニアの初期症状|足のしびれや痛みに注意!

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