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椎間板ヘルニア内視鏡手術のデメリットとメリットを解説【医師監修】

椎間板ヘルニア内視鏡手術のデメリットとメリットを解説【医師監修】
公開日: 2024.02.08 更新日: 2025.03.31

「ヘルニアの内視鏡手術って本当に安全なの?」
「PELDやPEDってよく聞くけど、デメリットもあるのかな?」

このような疑問をお持ちではないでしょうか?

腰椎椎間板ヘルニアの代表的な手術に、 PELD(経皮的内視鏡下腰椎椎間板摘出術)とPED(経皮的内視鏡下椎間板摘出術) があります。

これらの手術は、傷口が小さく回復が早いというメリットがありますが、すべての患者様に適しているわけではありません。

たとえば、再発のリスクや適応範囲の限界 など、事前に知っておくべきポイントがあります。

そこで本記事では、ヘルニアの内視鏡手術(PELD・PED)のデメリットについて詳しく解説します。手術の詳細がわかれば、後悔のない選択ができるでしょう。

【前提知識】椎間板ヘルニアの内視鏡手術PELD(PED)とは?

椎間板ヘルニアを手術する方法のひとつに、経皮的内視鏡下椎間板摘出術(Percutaneous Endoscopic Discectomy:PED)があります。

PEDのうち、特に腰椎に対して行うものを経皮的内視鏡的腰椎椎間板摘出術(Percutaneous Endoscopic Lumbar Discectomy:PELD)と呼びます。

この手術は7mmか8mmの細い内視鏡を使い、生理食塩水を流しながらヘルニアを取り除きます。

手術の目的は、神経を圧迫しているヘルニアの部分だけを取り除くことです。健康な椎間板はできるだけ残すため、手術後に腰痛が起こるリスクを減らせます。

この手術が適応となる疾患には、主に神経根型の椎間板ヘルニアなどの変性疾患や、化膿性椎間板炎という炎症性疾患があります。

PED/PELDは神経を圧迫しているヘルニアの突出部分を取り除き、痛みやしびれを軽減することを目的としています。

ただし、これらの手術は、すべてのヘルニア患者に適しているわけではありません。

手術を受ける前には、詳細をよく理解し、医師としっかり相談することが大切です。

なお、椎間板ヘルニアの治療においては「再生医療」も選択肢として挙げられます。再生医療とは人間の自然治癒力を活用した医療技術で、自身の幹細胞を培養して患部に注射し、損傷している組織の修復と再生を促します。

具体的な治療方法が知りたい方は、再生医療専門の『リペアセルクリニック』にお問い合わせください。

手術しなくても治療できる時代です。

腰の痛みは手術しなくても治療できる時代です。

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椎間板ヘルニア内視鏡手術のデメリット

内視鏡手術は体への負担が少なく、回復が早いとされていますが、いくつかのデメリットもあります。

後悔しない治療選択をするために、注意すべきポイントを5つ紹介します。

  • 手術後に合併症や後遺症が出る可能性がある
  • 再発のリスクがある
  • 手術ができないケースもある
  • 手術できる病院が限られる
  • 1回で2箇所以上の手術ができない

手術を検討している方は、リスクも含めてしっかりと理解しておきましょう。

手術後に合併症や後遺症が出る可能性がある

頻度としては低いものの、ヘルニアを摘出する際の神経損傷や脊髄損傷が起こり、後遺症として手足のしびれや麻痺などが出てしまう場合があります。

また、椎間板の再突出などの合併症が生じる可能性もあります。

再発のリスクがある

椎間板ヘルニアの内視鏡手術を受けたとしても、症状が再び現れる可能性はゼロではありません。

なぜなら、手術で取り除けるのは、あくまでも飛び出した椎間板の一部だからです。

手術後に、残った椎間板に負担がかかったり、別の場所が新たに飛び出したりすると、再び痛みやしびれなどの症状があらわれることがあります。

手術ができないケースもある

内視鏡手術は、すべての椎間板ヘルニアに適用できるわけではありません。

PELDは細い内視鏡を使用するため、ヘルニアの突出が大きい場合は、手術ができない場合があります。

また、骨の変形がひどいと、内視鏡を正しい位置に挿入できず、手術自体が危険になる可能性があります。

そのため、PELDを受ける前には、MRIを含む画像検査でヘルニアの状態を詳しく調べ、医師とよく相談した上で手術方法を決める意識が大切です。

手術できる病院が限られる

内視鏡手術は、どの病院でも受けられるわけではありません。

高度な技術が必要なため、経験豊富な医師がいる医療機関でのみ対応しています。専門的な知識と技術が求められ、設備が整っていない病院では対応が難しいです。

通院可能な範囲に手術ができる病院があるとは限らず、遠方まで行く必要がある場合もあります。

手術を希望する場合は、対応している病院を事前に調べ、適切な医療機関を選びましょう。

1回で2箇所以上の手術ができない

椎間板ヘルニアの内視鏡手術では、一度に2箇所以上の手術ができない場合があります。

手術は身体への負担が大きく、一度に多くの場所を手術すると、回復に時間がかかったり、合併症のリスクが高まったりするからです。

椎間板ヘルニアが2箇所以上にある場合は、症状がとくにひどい場所から手術をおこないます。そして、手術後の状態を見ながら、症状が改善しないようであれば、数カ月後に別の場所を手術する流れがよく採用されます。

椎間板ヘルニア内視鏡手術のメリット

次に、椎間板ヘルニア内視鏡手術における主なメリットを解説します。

  • 体に与えるダメージが低い
  • 脊柱周囲のダメージを抑えられる
  • 局所麻酔下でも手術が行える
  • 日帰りで手術が行える
  • 手術成績が良好である

メリットを把握すれば、手術を決断した際の不安が軽減されるでしょう。

体に与えるダメージが低い

内視鏡手術は、体への負担が少ない治療法です。

皮膚の切開が小さく済むため、傷跡が目立ちにくく、回復も早くなります。

開放手術では大きく切開するため、術後の痛みが強くなる傾向がありますが、内視鏡を使う方法なら最小限のダメージで済みます。そのため、日常生活への復帰もスムーズに進みやすいです。

負担の少ない治療法を選びたい方に適しているでしょう。

脊柱周囲のダメージを抑えられる

内視鏡手術は、背骨の周りの筋肉や組織へのダメージを最小限におさえられます。内視鏡を使ってヘルニアの部分に直接アプローチできるからです。

従来の切開手術では、背骨の周りの筋肉を大きく切開する必要がありました。しかし、内視鏡手術では小さな穴から内視鏡を挿入するだけで済みます。

手術後の筋肉や組織のダメージが少ないため、入院期間が短縮され、早期の社会復帰が期待できます。

局所麻酔下でも手術が行える

内視鏡手術では、部分的な麻酔(局所麻酔)で手術が受けられる場合があります。

麻酔は、高齢者や肥満の方に負担がかかります。そのため、局所麻酔を選択できるのは、麻酔が負担になる患者さんにとって大きなメリットといえるでしょう。

ただし、局所麻酔では、手術中に痛みを感じれば、治療を中断せざるを得ません。強い痛みを伴う場合は、全身麻酔が推奨されます。

日帰りで手術が行える

日帰り手術が可能な点も、内視鏡手術のメリットです。内視鏡手術は、小さな切開で済むため、入院せずに治療を終えられる可能性があります。

長期の入院が難しい人や、仕事や家庭の都合で休みを取りづらい人にとって、大きな利点となるでしょう。

手術成績が良好である

多くの研究で内視鏡手術の高い成功率が報告されています。とくに、足のしびれや痛みの緩和に効果が高いです。

身体への負担が少ない手術なので、合併症のリスクも低いことがわかっています。

椎間板ヘルニアの治療や術後の後遺症には「再生医療」の選択肢もある

椎間板ヘルニアの治療や術後の後遺症における治療法に「再生医療」の選択肢が挙げられます。

再生医療とは人間の自然治癒力を活用した新しい医療技術です。

椎間板ヘルニアの症状である手足のしびれ・歩きにくさが改善した症例が数多く報告されています。

当院リペアセルクリニックでは、椎間板ヘルニアの治療についてご相談を受け付けております。メール相談オンラインカウンセリングより気軽にお問い合わせください。

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まとめ|椎間板ヘルニアの内視鏡手術のデメリットも理解した上で手術を検討しましょう

内視鏡手術が失敗してしまう可能性は低いと考えられていますが、脊髄損傷や神経損傷の可能性は「0」ではありません。

しかし、内視鏡手術は体への負担が少ない手術なので、早期の社会復帰が期待できます。

手術のメリット・デメリットの両面を理解した上で治療方針を固めていくと、不安が軽減されるでしょう。

体に負担の少ない治療においては再生医療も選択肢として挙げられます。

椎間板ヘルニアの治療や後遺症などにお悩みの方で再生医療にご興味のある方は、ぜひ一度ご相談ください。

手術しなくても治療できる時代です。

腰の痛みは手術しなくても治療できる時代です。

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参考文献

尾原裕康ほか「経皮内視鏡下腰椎椎間板ヘルニア摘出術の現状と今後の展望」『脊髄外科』VOL30(2)pp.152-158 2016年

https://www.jstage.jst.go.jp/article/spinalsurg/30/2/30_152/_pdf(最終アクセス:2025年2月21日)

平野仁祟ほか「腰椎椎間板ヘルニアに対する経皮的内視鏡下腰椎椎間板摘出術(percutaneous endoscopic lumbar discectomy)の適応と限界」『脳外誌』:26(5)pp.346-352. p347 2017年

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jcns/26/5/26_346/_pdf(最終アクセス:2025年2月21日)

平野仁祟ほか「経皮的内視鏡下腰椎椎間板摘出術(percutaneous endoscopic lumbar discectomy:PELD)の現状と今後の展望」『脊髄外科』VOL28(3)pp.310-312 2014年

https://www.jstage.jst.go.jp/article/spinalsurg/28/3/28_310/_pdf(最終アクセス:2025年2月21日)

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