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降圧剤(高血圧の薬)とは?種類別の副作用や薬で血圧が下がりすぎた時の対処法を解説
高血圧で医師から降圧剤をすすめられたものの、「薬の違いがわからない」「副作用が不安」と感じている方は少なくありません。
高血圧は放置すると、脳卒中や心筋梗塞など命に関わる病気のリスクが高まるため、降圧剤などを用いた適切な治療が必要です。
また、降圧剤には複数の種類があり、血圧を下げる仕組みが薬ごとに異なるため、体質に合う薬を選ぶことが大切です。
本記事では降圧剤の種類別に効果や副作用を解説します。
降圧剤の服用により血圧が下がりすぎた時の対処法もまとめているので、ぜひ参考にしてください。
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目次
降圧剤(高血圧の薬)とは血圧を下げる薬
降圧剤とは、血圧を適切な範囲に保ち、高血圧による病気のリスクを抑えるために使われる薬です。
生活習慣の見直しだけでは血圧の改善が難しい場合に、治療の一環として用いられます。
ここでは、降圧剤が血圧の改善に必要な理由について解説します。
降圧剤(高血圧の薬)の必要性
高血圧の治療では、生活習慣の改善と薬物療法を行うケースが一般的です。降圧剤は生活習慣の改善だけでは十分に血圧が下がらない場合や、脳心血管疾患のリスクが高い場合に用いられます。
そもそも、血圧が上がる主な原因は以下のとおりです。
- 加齢による血管の硬化
- 塩分の多い食事
- 運動不足
- 肥満
- 喫煙
- ストレスの蓄積
- 遺伝的な体質
上記の影響が重なると血管に負担がかかり、血圧が高い状態が続きます。高血圧の状態が続くと、脳卒中や心筋梗塞、心不全、腎臓病などの合併症を引き起こすリスクが高まります。
生活習慣の改善だけでは血圧が下がらない場合に取り入れられるのが、薬物療法となる降圧剤です。つまり、降圧剤は血圧を目標範囲に管理し、合併症予防のために必要とされています。
高血圧の診断基準と降圧目標
「高血圧管理・治療ガイドライン 2025」では、高血圧の治療における降圧目標を以下の数値に設定しています。(文献1)
|
測定する場所 |
降圧目標 |
|---|---|
|
医療機関で測定した場合 |
130mmHg未満/80mmHg未満 |
|
自宅で測定した場合 |
125mmHg未満/75mmHg未満 |
一方で、血圧が130〜139mmHg/80〜89mmHgの場合は「高値血圧」と判断されます。高値血圧は、将来的に高血圧へ進行する可能性が高い状態です。
血圧が140mmHg以上/90mmHg以上になると、「高血圧症」と診断され、薬物治療を含めた対策が検討されます。
ただし、降圧剤を使うかどうかは血圧の数値だけで決まるわけではありません。
年齢や持病の有無、生活習慣などを総合的に考慮した上で治療方針が決定されるため、自己判断せず、医師と相談しながら決めることが大切です。
降圧剤(高血圧の薬)の種類と副作用
降圧剤にはいくつかの種類があり、血圧を下げる仕組みや副作用の出やすさがそれぞれ異なります。
代表的な降圧剤は、下表のとおりです。
【代表的な降圧剤の種類】
|
薬の種類 |
主な作用 |
|---|---|
|
末梢の血管を拡張させて血圧を下げる作用の薬 |
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血管収縮を抑えて血圧を下げる作用の薬 |
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アンジオテンシンⅡの産生を抑えて血圧を下げる薬 |
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体内の水分と塩分を排出して血圧を下げる薬 |
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心拍数や心臓の負担を抑えて血圧を下げる薬 |
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交感神経の働きを抑えて血管を広げる薬 |
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ホルモンの作用を抑えて体液量を調整する薬 |
次に、それぞれの特徴と副作用について詳しく解説します。
カルシウム拮抗薬
カルシウム拮抗薬は高血圧の治療を始める際に、第一選択として選ばれることが多い降圧剤で、主に以下の効果や副作用があります。
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効果 |
末梢の血管を拡張させることで血圧を下げる作用を持つ |
|---|---|
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副作用 |
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使用が検討されるケース |
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主なカルシウム拮抗薬の商品名(後発品含む) |
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副作用が比較的少なく使いやすいため、現在の高血圧治療では処方されることが多い傾向といえます。ただし、カルシウム拮抗薬には複数の種類があり、心拍数を低下させるタイプは、徐脈や心臓の伝導障害がある方に適さない場合があります。
ARB(アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬)
ARB(アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬)は、カルシウム拮抗薬に次いで多く使用されている降圧剤で、以下の効果や副作用があります。
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効果 |
血管に作用する「アンジオテンシンⅡ」の働きを抑え、血管収縮を防ぐことで血圧を下げる |
|---|---|
|
副作用 |
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使用が検討されるケース |
糖尿病や心不全などを合併する患者 |
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主なARBの商品名(後発品含む) |
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副作用が比較的少なく、治療の第一選択として使用されます。また、カルシウム拮抗薬だけでは十分な効果が得られない場合に、併用されるケースも少なくありません。
腎機能が低下している方が服用する場合、定期的に腎機能やカリウム濃度等をチェックする必要があります。
また、妊娠中や授乳中の方は服用できないため、ほかの降圧剤を検討しましょう。
ACE阻害薬(アンジオテンシン変換酵素阻害薬)
ACE阻害薬(アンジオテンシン変換酵素阻害薬)は、ARBと同じアンジオテンシン系に作用する降圧剤で、以下の効果や副作用があります。
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効果 |
アンジオテンシンⅡの産生そのものを抑えて血管収縮を防ぎ、血圧を下げる |
|---|---|
|
副作用 |
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|
使用が検討されるケース |
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主なACE阻害薬の商品名(後発品含む) |
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ACE阻害薬の副作用として知られているのが「空咳(からせき)」です。
空咳は体内物質であるブラジキニンの影響によるもので、日本人を含むアジア人に出やすい傾向があります。
妊娠中や授乳中の方は、ARBと同様に服用できません。
利尿薬
利尿薬は降圧剤の1つで、主な効果や副作用は以下のとおりです。
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効果 |
体内の余分な水分や塩分(ナトリウム)を尿として排出し、血液量を減らすことで血圧を下げる |
|---|---|
|
副作用 |
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使用が検討されるケース |
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主な利尿薬の商品名(後発品含む) |
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塩分摂取量が多い日本人にとって、効果が期待できる薬の1つです。
また、利尿薬は高血圧だけでなく、むくみを伴う心不全がある場合や、他の降圧剤で効果が不十分な場合に併用されます。
β(ベータ)遮断薬
β遮断薬は、主要な降圧剤の1つで、とくに狭心症や心不全、心筋梗塞後などを伴う方に用いられます。主な効果や副作用は、以下のとおりです。
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効果 |
心臓の働きを抑えて心拍数や心臓の負担を軽くすることで血圧を下げる |
|---|---|
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副作用 |
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使用が検討されるケース |
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主なβ遮断薬の商品名(後発品含む) |
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心筋梗塞後や脈が速いタイプの高血圧では、他の降圧剤と併用される場合もあります。
喘息などの呼吸器疾患に関する持病があり、吸入を行っている方が使用する場合は、症状が悪化する可能性があるため注意が必要です。
α(アルファ)遮断薬
α遮断薬は自律神経に働きかける降圧剤で、主な効果や副作用は以下のとおりです。
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効果 |
交感神経の働きを抑えて血管を拡張し、血圧を下げる |
|---|---|
|
副作用 |
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使用が検討されるケース |
前立腺肥大症を合併する患者 |
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主なα(アルファ)遮断薬の商品名(後発品含む) |
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α遮断薬は、交感神経が活性化しやすい早朝に血圧が上昇する方の場合、就寝前に服用することで効果が期待されます。
ただし、交感神経を抑えることで副作用が起こる可能性もあります。α遮断薬を服用する場合は医師の判断により少量から開始し、経過を見ながら調整されます。
MR拮抗薬(ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬)
MR拮抗薬も降圧剤の1つで、効果や副作用は以下のとおりです。
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効果 |
アルドステロンの働きを抑え、体内の水分量を調整することで血圧を下げる |
|---|---|
|
副作用 |
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使用が検討されるケース |
治療抵抗性高血圧や慢性心不全、慢性腎臓病の患者 |
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主なMR拮抗薬の商品名(後発品含む) |
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MR拮抗薬は心臓を保護する作用も期待できるため、心不全を合併する高血圧で使用される場合があります。
一方で、MR拮抗薬は体液バランスを調節する薬のため、高カリウム血症などの電解質異常に注意が必要です。
とくに、腎機能障害がある方や糖尿病性腎症がある方は、使用できない可能性があります。
複数の降圧剤(高血圧の薬)をまとめた配合剤とは
高血圧の治療において、1種類の降圧剤では血圧が十分に下がらない場合、複数の降圧剤を1つにまとめた「配合剤」を服用するケースがあります。
降圧剤の配合剤は、異なる作用を持つ薬を組み合わせることで、より安定した血圧管理を目指す治療法です。
ここでは、配合剤の仕組みや特徴、代表的な配合パターンについて解説します。
複数の作用を一度に得られる治療薬
配合剤とは、血圧を下げる仕組みが異なる降圧剤を1錠にまとめた薬です。
たとえば、血管を広げる薬と、体内のホルモンの働きを抑える薬を組み合わせることで、それぞれの作用を補い合いながら血圧をコントロールできます。
高血圧の治療が進むにつれて薬の種類が増えると、「飲み忘れが心配」「管理が大変」と感じる方も少なくありません。
配合剤は、薬が増えることへの不安を軽減しやすい治療の選択肢として用いられています。
配合剤のメリット
配合剤は、作用の異なる複数の降圧剤を1錠にまとめた薬で、服用する錠数を減らしながら血圧管理を行える点が特徴です。
薬の数が増えると飲み忘れが起こりやすくなりますが、配合剤を用いることで服薬管理がシンプルになり、治療を継続しやすくなる効果が期待できます。
また、単剤の用量を増やすよりも、作用の異なる薬を組み合わせた方が降圧効果を得られやすい場合があります。
加えて、各薬剤の用量を抑えられることから、副作用の軽減が期待できる点も配合剤を用いるメリットです。
配合剤のデメリット
配合剤には複数の成分が含まれているため、副作用が現れた場合に、どの成分が影響しているのかを判断しにくい側面があります。
そのため、めまいや体調不良など、これまでと異なる症状を感じた際には、自己判断で服用を中止せず、医師に相談しながら調整を行うことが重要です。
また、配合剤の成分比率は固定されているため、個別調整はできません。血圧の数値に合わせて、片方の成分だけ増減させるといった調整ができない点はデメリットです。
降圧剤の主な配合パターンと代表的な薬剤
現在国内で処方可能な降圧剤の代表的な配合パターンは、以下の3つです。
|
降圧剤の配合剤 |
詳細 |
|---|---|
|
カルシウム拮抗薬+ARB |
|
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ARB+利尿薬 |
|
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カルシウム拮抗薬+ARB+利尿薬 |
ミカトリオ |
配合剤の場合、名前だけでどの薬が配合されているかがわかりにくいため、使用する際は、各降圧剤の副作用に注意してください。
降圧剤(高血圧の薬)を安全に服用するための注意点
降圧剤は、飲み合わせや服用方法を誤ると、思わぬ副作用につながる場合があります。
ここでは、降圧剤を安全に服用するために知っておきたい注意点を解説します。
グレープフルーツなどの柑橘類を避ける
グレープフルーツには「フラノクマリン類」と呼ばれる成分が含まれており、体内で薬を分解する酵素の働きを妨げる場合があります。
この酵素の働きが阻害されると、薬の成分が体内に通常より長く残り、作用が強く出すぎることで、かえって副作用のリスクを高めます。
これは降圧剤に限らず、コレステロール低下薬や抗不安薬など、さまざまな薬で起こる可能性があります。
ただし、影響の有無は薬の種類によって異なります。自己判断ですべての柑橘類を避けるのではなく、医師や薬剤師、薬の説明書を確認しましょう。
自己判断で降圧剤の服用をやめるのは危険
血圧が落ち着いてくると、「もう治ったのではないか」と感じ、自己判断で薬をやめてしまう方もいます。
しかし、血圧が下がった状態は、薬によってコントロールされている結果であり、高血圧そのものが治ったわけではありません。
途中で降圧剤の服用を中止すると、再び血圧が上昇し、高血圧の状態に戻ってしまう可能性があります。
そのため、薬の減量や中止を考える場合は、必ず医師と相談しながら進めることが重要です。
また、降圧剤を一生飲み続けなければならないのか不安に感じる方もいるでしょう。
血圧を下げるには薬の服用が重要ですが、中には生活習慣が改善したことで徐々に減量し、降圧剤をやめられた方もいます。
そのため、治療が順調であれば、薬を中止できる可能性があります。
降圧剤で血圧が下がりすぎた時の対処法
降圧剤は血圧を下げる薬ですが、低下しすぎると健康リスクを引き起こす可能性があるため注意が必要です。万が一下がりすぎた場合は、適切に対処しましょう。
ここからは、降圧剤で血圧が下がりすぎた時の対処法をパターン別に解説します。症状が見られた際、適切に対処するための参考にしてください。
めまいやふらつきがあった場合は安静にする
降圧剤で血圧が下がりすぎると、めまいや立ちくらみ、ふらつきを引き起こす可能性があります。症状が現れた場合は、座ったり横になったりして安静にすることが大切です。横になる際に足を少し高くすると、下半身に溜まった血液が心臓に戻りやすく、血圧の回復につながります。
また、座っている状態や横になっている状態から立ち上がろうとすると、血圧が下がります。とくに、起床時やトイレの際に急に立ち上がるのは症状の悪化を招きます。
急な起立は転倒リスクを高めるため、立ち上がろうと無理に体を動かすのは控えましょう。
脱水を避けるために水分補給をする
発汗や下痢、食事量の低下などによる脱水が疑われる場合は、少量ずつ水分を補給しましょう。脱水状態になると体内の水分や塩分が失われ、循環血液量が減少するため、血圧低下を招きます。
とくに夏場は汗をかきやすく、水分不足になりやすいため注意しなければなりません。また、利尿薬を使用している場合も、脱水の可能性があり、血圧低下を引き起こしやすくなります。
脱水が疑われる場合は、必要に応じて経口補水液を使用する方法もあります。ただし、心不全や腎臓病などで水分制限がある方は、自己判断せず医師の指示に従うことが大切です。
医師の指示に従って薬を調整する
降圧剤で血圧が下がりすぎた時は、薬の調整をするのも対処法の1つです。血圧が下がりすぎる原因は、降圧剤の効果が強く出てしまっている可能性があります。
受診時に医師へ伝え、必要に応じて薬の種類や用量、服用時間を見直してもらうことが大切です。血圧や症状を記録しておくと、薬の量を見直す際の参考になります
血圧が下がりすぎたからといって、自己判断で服用を中止・減量せず、必ず医師に相談しましょう。
意識がもうろうとしている場合はすぐに医療機関を受診する
降圧剤により血圧が下がりすぎた時は、安静にしたり水分補給したりすると症状の回復が期待できます。ただし、以下の症状が見られた場合はほかの疾患を引き起こしている可能性があるため、すぐに医療機関を受診しましょう。
- 意識がもうろうとしている
- 胸の痛みがある
- ろれつが回らず、痺れがある
- 息苦しさがある
また、吐血や下血などをした場合、出血が続くと血圧がさらに下がる可能性があります。とくに意識がもうろうとしている場合は、緊急性が高いため改善を待たず、救急車を呼ぶなど、直ちに医療機関へ連絡してください。
降圧剤以外に血圧を下げる方法
降圧剤は血圧をコントロールする上で重要な役割を果たしますが、生活習慣の見直しも大切です。生活習慣を見直すことで、血圧の改善につながる場合があります。
降圧剤以外に血圧を下げる方法は、以下のとおりです。
- 減塩を心がける
- 食事全体のバランスを見直す
- 禁煙する
- お酒の量を見直す
- ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動を取り入れる
- ストレス緩和を意識する
- 睡眠をしっかりとる
生活習慣を見直すことで、より効果的な血圧管理が可能です。毎日の食事や運動、過ごし方を改善し、血圧をうまくコントロールしましょう。
降圧剤が効かない原因がわからないときは医師に相談を
降圧剤の効果が得られにくく、原因がわからない場合は医師に相談しましょう。降圧剤を適切に服用しても血圧が十分に下がらない場合は、二次性高血圧などの疑いがあるためです。
二次性高血圧とは、ほかの疾患によって血圧が上昇している状態のことです。二次性高血圧の場合、血圧が上昇している原因として、以下の疾患が考えられます。
- 腎臓病
- 内分泌疾患
- 睡眠時無呼吸症候群
ほかの疾患を治療すると、血圧上昇が改善する場合もあります。降圧剤が効かない場合は、二次性高血圧の可能性もあるため、専門機関を受診しましょう。
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降圧剤(高血圧の薬)について理解を深め適切に服用しよう
降圧剤は、高血圧による脳卒中や心筋梗塞などの重大な病気を防ぐために、血圧を適切な範囲に保つ重要な治療方法です。
降圧剤にはさまざまな種類があり、それぞれ作用の仕組みや副作用が異なるため、自分の体質や状態に合ったものを選ぶことが大切です。
また、降圧剤以外にも食事の減塩や運動習慣の見直しといった生活習慣の改善を併せて行うことで、血圧の安定につながる場合があります。
降圧剤の服用を続ける中で不安や疑問が生じた場合は、自己判断せず、医師や薬剤師への相談が重要です。
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降圧剤(高血圧の薬)に関するよくある質問
降圧剤はやめたほうがいいと言われる理由は?
降圧剤はやめたほうがいいという声も一部で見られますが、医学的な根拠はありません。意見が見られる理由には、「副作用が心配」「一生飲み続けなければならないのでは」といった不安が影響していると考えられます。
しかし、高血圧を放置すると命に関わる疾患を引き起こす可能性があります。降圧剤は血圧を適切な範囲に保つ働きを持つ薬です。高血圧が原因となる疾患を引き起こすリスクを減らすためにも、医師の指示に従って服用することが大切です。
降圧剤は一生飲み続ける?
降圧剤は、必ずしも一生同じ薬を飲み続けなければならないものではありません。
血圧の状態や年齢、体質、生活習慣の改善状況によって、薬の量や種類が調整される場合があります。
また、治療が順調に進み、食事や運動などの生活習慣が整ってくると、医師の判断で減量や中止を検討できる場合もあります。
自己判断で薬をやめるのではなく、定期的な診察を受けながら医師と相談して進めることが大切です。
降圧剤の飲み忘れに気づいたらどうする?
降圧剤を飲み忘れた場合の対応は、薬の種類や服用タイミングによって異なります。
そのため、自己判断で対応せず、あらかじめ医師や薬剤師から指示を受けておくことが大切です。
一般的には、飲み忘れに気づいた時点で時間をずらして服用する場合がありますが、1度に2回分をまとめて飲むことは避けましょう。
まとめて服用すると、血圧が下がりすぎたり、副作用が出やすくなる恐れがあります。
飲み忘れが続く場合や、対応に迷った場合は、早めに医師や薬剤師へ相談しましょう。
サプリメントと併用しても大丈夫?
サプリメントの中には、降圧剤の作用に影響を与えるものがあります。
とくに、カリウムを多く含むサプリメントや健康食品は、薬との組み合わせによって体に負担がかかる可能性があります。
自己判断で併用するのではなく、サプリメントを使用している場合や新たに取り入れたい場合は、事前に医師や薬剤師へ相談すると安心です。
安全に治療を続けるためにも、服用しているものはすべて伝えるようにしましょう。
参考文献





















