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【医師監修】乳がんセルフチェックのやり方を解説|やりすぎNGな理由や受診の目安も紹介

セルフチェック乳がん
公開日: 2025.04.30 更新日: 2025.12.29

「乳がんはセルフチェックで見つけられるのかな?」

「乳がんのセルフチェックはどこを触れば良いのか?」

このような疑問をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。

乳がんは、早期に見つけることで治療の選択肢が広がり、身体への負担も軽くなる可能性があります。

乳房の異変に気づいたきっかけの多くは「セルフチェック」であるという報告もあり、日ごろから自分の身体に目を向けることが早期発見につながります。文献1

ただし、セルフチェックはやりすぎることで不安を強めてしまう側面もあるため、正しい頻度と方法を知ることが大切です。

とはいえ「どうチェックすれば良いのか」「乳がんのしこりはどんな感触なのか」と、わからないことも多いでしょう。

本記事では、現役医師が正しい乳がんのセルフチェックのやり方を詳しく解説します。また、乳がんが疑われる場合の受診の目安やセルフチェックにおける注意点についても合わせて紹介します。

記事の最後には、乳がんのセルフチェックについてよくある質問をまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。

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乳がんにおけるセルフチェックのやり方

セルフチェックのやり方 詳細
鏡での視診(腕を下ろした状態・上げた状態) 鏡の前で両腕を下ろした状態および上げた状態での乳房の左右差、形や大きさの変化、皮膚のへこみ・ひきつれ・赤みの有無の確認
触診(入浴時や滑りを良くして) 石けんやボディソープを使い指の腹で円を描くように触れることによる、しこりや硬い部分、痛みの有無の確認
乳頭(乳首)のチェック(分泌物の有無) 乳頭を軽くつまんだ際の血性や透明な分泌物の有無、ただれや陥没の変化の確認
わきの下(リンパ節)の触診 わきの下に指を差し入れて触れることによる、しこりや腫れ、左右差の確認
仰向けでのチェック(乳房を平らにしてしこりを探す) 仰向けで乳房を平らにした状態での、指の腹によるしこりや硬結の有無の確認

乳房のセルフチェックは月1回、毎回同じタイミングで行うことが大切です。

鏡で形や左右差、皮膚のへこみや赤みを確認し、入浴時など滑りの良い状態で指の腹を使い乳房全体を触診します。

乳頭からの分泌物やわきの下のしこり、仰向けでの硬さの変化にも注意し、気になる所見があれば、早めに医療機関を受診しましょう。

以下の記事では、乳がんかもしれない12の症状について詳しく解説しています。

鏡での視診(腕を下ろした状態・上げた状態)

手順 チェック内容
1. 準備 全身が映る鏡の前に立ち、上半身を脱いで正面から乳房全体が見える状態に
2. 腕を下ろした状態 両腕を身体の横に自然に下ろし、乳房の大きさ・形・左右差、乳頭の向きや色、皮膚のへこみ・ひきつれ・変色・発赤の有無を確認
3. 腕を上げた状態 両腕を頭の上にゆっくり上げ、乳房の形の変化、皮膚のひきつれ・へこみ、乳房の異常な動きがないかを確認
4. 異常の確認 左右差、片方だけの変形、乳頭からの分泌物やただれの有無を観察

鏡での視診は、乳房の変化を自分の目で確認する重要なセルフチェックです。腕を下ろした状態と上げた状態の両方で観察することで、皮膚のひきつれやへこみなど動きによって現れる異常に気づきやすくなります。

左右差や片側のみの変化、乳頭からの分泌物やただれも見逃さないことが大切です。視診は触診と組み合わせて行い、少しでも気になる変化があれば、医療機関での評価が必要です。

触診(入浴時や滑りを良くして)

手順 方法
1. 準備 シャワーや石鹸で乳房を濡らし、指がスムーズに動く状態に。指の腹を使い、力を入れすぎず優しく触る
2. 身体の姿勢 仰向けに寝て、片方の肩の下にタオルやクッションを置き乳房を平らに。反対側の手で乳房全体を調べる
3. チェックの範囲と手順 外側から中心に向かって螺旋状に指を動かし、乳房全体をカバー。乳頭からわきの下まで重点的に触診し、わきの下のリンパ節も確認
4. 触感の確認ポイント しこりの有無、硬さ、境界の明瞭さ、動きやすさをチェック。異常に硬い・動かないしこりや痛みを感じる箇所に注意
5. 実施頻度 月1回を目安に習慣化

触診によるセルフチェックは、乳房内部の変化を発見するのに欠かせません。入浴時など指の滑りが良い状態で行うことで、乳房全体をムラなく確認できます。

仰向けで乳房を平らにするとしこりの有無や硬さを感じ取りやすくなります。乳房だけでなくわきの下の変化にも注意が必要です。

乳頭(乳首)のチェック(分泌物の有無)

手順 方法
1. 鏡での観察 乳頭の形や色を目視で確認。へこみ、ひきつれ、ただれ、発赤の有無をチェック
2. 分泌物の確認 清潔なティッシュやコットンで乳頭を軽くつまみ、透明・白色・黄色・血性の分泌物が出ないか観察
3. 要注意な分泌物 血が混じる分泌物や片方の乳頭だけからの分泌。痛み・発赤・しこりを伴う場合は速やかな受診が必要
4. 日常的な観察 入浴時や触診の際に乳頭の状態を意識的に観察し、異常があれば記録

乳頭からの分泌物は、セルフチェックで見逃されやすい重要なサインのひとつです。鏡での観察に加え、乳頭を軽くつまんで分泌の有無や色を確認することで異常に気づきやすくなります。

とくに血が混じる分泌物や片側だけに見られる分泌物は注意が必要です。分泌物は必ずしも乳がんによるものとは限りませんが、気になる変化があれば早めに医療機関へ相談することで早期発見につながります。

わきの下(リンパ節)の触診

手順 方法
1. 身体の姿勢 仰向けに寝て、腕を軽く頭の後ろにのせるか、逆側の手でわきの下を触りやすい姿勢に
2. 触診の手順 指の腹でわきの下全体を優しく押しながら探り、小さなしこりや硬い部分、痛みの有無を確認。動きやすさや硬さに注意
3. 注意すべきしこりの特徴 腫れて硬くなったリンパ節や動かないしこり。腫瘍性病変が関与している可能性もあるため、異常を感じた場合は受診が必要
4. 定期的なチェック 入浴時やセルフチェックの際に習慣的に触診し、左右の違いを覚えておく。新たなしこりや痛みがあれば記録

わきの下のリンパ節触診は、乳がんの転移を早期に察知するために欠かせないセルフチェックです。

リンパ節は通常触れにくいですが、腫れると硬くなったり動きにくくなったりします。

入浴時などリラックスした状態で、左右を比べながら優しく触れることが大切です。新たなしこりや痛みを感じた場合は自己判断せず、医師に相談することが大切です。

仰向けでのチェック(乳房を平らにしてしこりを探す)

手順 方法
1. 準備と姿勢 仰向けに寝て、調べる側の肩の下に枕やタオルを入れ乳房を平らに。反対側の手の指の腹で触診
2. 触診の範囲と動かし方 乳頭からわきの下にかけて螺旋状に優しく動かしながら触る。脂肪の多い上外側を重点的に丁寧にチェック
3. しこりの感触の確認 硬さ、大小、境界の明瞭さ、動きやすさを確認。硬くて動かないしこりの有無に注意 4. 注意点
4. 注意点 強い力で押しすぎず、痛みを感じない程度の圧で実施。異常を見つけたら医療機関を受診
5. 習慣化 月経後の時期に毎月同じ方法で行い、変化を記録

仰向けでのチェックは、乳房を平らにすることでしこりを発見しやすくする効果的な方法です。肩の下に枕やタオルを入れて乳房を平らにし、反対側の手の指の腹で優しく触診します。

乳頭からわきの下にかけて螺旋状に動かし、脂肪の多い上外側を重点的に調べましょう。

しこりの硬さや動きやすさに注意し、硬くて動かないしこりがないか確認します。

強く押しすぎず、痛みを感じない程度の圧で行うことが大切です。月経後の時期に毎月同じ方法で実施し、変化があれば記録して早めに医療機関を受診しましょう。

【受診すべきサイン】乳がんのしこりの感触・特徴

受診すべきサイン 詳細
硬いしこりが触れることがある ゴムのように弾力のない硬いしこり、押しても形が変わりにくいしこり、周囲の組織と比べて明らかに硬い感触
境界が不明瞭なことがある しこりの輪郭がはっきりせず周囲に溶け込むような触感、指でなぞっても境目がわかりにくい状態
しこり以外の変化が見られることがある 乳房の皮膚のへこみ・ひきつれ、赤みや腫れ、乳頭の陥没や分泌物などを伴う変化

乳がんのしこりは、触れた際に硬く、弾力が乏しいことが特徴とされます。

また、周囲との境界がわかりにくく、指でなぞっても輪郭を捉えにくい場合があります。

しこりに加えて皮膚のへこみやひきつれ、乳頭の陥没や分泌物などの変化が見られる場合があり、これらは必ずしも乳がんとは限りません。しかし、気づいた時点で早めに医療機関を受診することが大切です。

以下の記事では、進行後の乳がんについて詳しく解説しています。

【関連記事】

タチの悪い乳がんとは?トリプルネガティブの特徴と治療法を医師が解説

ステージ3の乳がんとは?症状や治療法・生存率を現役医師が解説

硬いしこりが触れることがある

項目 詳細
感触の特徴 コリコリした硬い部分、丸みが乏しくいびつな形、境界が不明瞭な広がり。押しても形が変わりにくい弾力に乏しい質感
注意が必要な硬さ 片側だけに持続して触れる硬い部分、時間をおいても硬さが変わらない、月経周期に左右されず同じ場所に残る硬さ
硬く感じる理由 線維成分が多く弾力が乏しい腫瘤、周囲組織との癒着により動きにくい硬さとして認識
気をつけたいポイント 単回の触診で判断せず日を変えて繰り返し確認。硬い部分が持続または増大している場合は医療機関での評価が必要

乳がんのしこりは弾力が少なく硬く触れることがあり、押しても形が変わりにくい点が特徴です。

丸みが乏しく、境界がわかりにくい感触として認識される場合もあります。ただし良性疾患でも硬く触れることがあるため、硬さだけで判断することはできません。

片側だけに同じ硬さが続く場合や、月経周期に関係なく変化しない場合は、自己判断せず医療機関での評価が重要です。

境界が不明瞭なことがある

項目 詳細
触れ方の特徴 丸みが少なくいびつな形、どこからどこまでがしこりか判断しにくい、広がるような硬さ。ひとつの塊ではなく境界が曖昧に続く感触
境界が不明瞭な理由 周囲組織への浸潤性があり境目がわかりにくい、線維性変化により硬さが連続的に触れる
注意が必要な場合 片側に境界不明瞭な硬い部分が持続、時間を置いても同じ部位に不明瞭な硬さが残る、月経周期に関係なく変化が続く
気をつけたいポイント 単回の触診で判断せず時間を空けて確認。境界不明瞭な硬さが持続または増大している場合は医療機関での評価が必要
医療的観点 炎症性変化や良性腫瘍でも境界不明瞭となることあり。良悪性の鑑別には超音波検査やマンモグラフィなどの画像検査が必要

乳がんのしこりは、触れた際に周囲との境界がわかりにくい硬さとして感じられることがあります。

はっきりした塊ではなく、広がるような触感や範囲を特定しにくい感覚が特徴です。ただし乳腺症などの良性疾患でも同様の触れ方をする場合があるため、触診のみでの判断は困難です。

片側だけに同じ硬さが続く場合や時間を置いても変化しない場合には、画像検査を含めた医療機関での評価が欠かせません。

しこり以外の変化が見られることがある

項目 詳細
観察されることがある変化 皮膚のくぼみやひきつれ、乳頭の陥没などの形状変化、乳頭・乳輪の発赤・ただれ・かさつき、乳頭からの分泌物
起こる理由 乳がんが皮膚や乳頭を内側から引っ張ることによるくぼみやひきつれ、乳管や周囲組織の変化による乳頭分泌や形状変化、リンパ節の関与によるわきの下の腫れ
注意が必要な場合 片側に特定の変化が持続、以前と比較して明らかな変化が続く、分泌物が自然に出続ける
気をつけたいポイント 肌荒れやホルモン変化でも類似症状が発生。単回の変化で判断せず経過観察。「片側・持続・悪化」が受診の判断基準
医療的観点 しこりが触れない病変でも皮膚や乳頭の変化を認める場合あり。最終判断には視診・触診に加え画像検査が必要

乳がんの初期変化は、しこりとして触れなくても皮膚や乳頭の変化として現れることがあります。皮膚のくぼみやひきつれ、乳頭の陥没、乳頭からの分泌物、わきの下の腫れなどが代表的です。

これらは乳がんが皮膚や乳頭を内側から引っ張ることや、リンパ節の腫大により生じます。ただし肌荒れやホルモン変化でも類似症状が起こるため、単回の変化では判断できません。

片側に持続する変化や以前と比べて明らかな変化が続く場合は、早めに医療機関を受診し、画像検査を含めた評価を受けることが大切です。

乳がんのセルフチェックを行うタイミング

セルフチェックを行うタイミング 詳細
月1回の月経後のタイミングで行う 月経終了後数日以内の乳房の張りや痛みが少ない時期でのセルフチェックの実施
閉経後は毎月同じ時期に行う 日付を決めた定期的な実施による変化の把握と比較のしやすさの確保

乳がんのセルフチェックは、適切なタイミングで継続して行うことが大切です。

月経のある方は、乳房の張りや痛みが落ち着く月経終了後数日以内に月1回を目安に行うことで、変化に気づきやすくなります。

閉経後の方は毎月同じ日を決めて実施すると、前回との違いを比較しやすくなります。

月1回の月経後のタイミングで行う

月経後はホルモンが落ち着き、乳房が柔らかくなるため、しこりや変化を確認しやすい時期です。

月に1回、定期的に自分の乳房に触れる習慣をもつことで、普段との違いに気づきやすくなります。

一方、毎月特定の日付でセルフチェックを行うと、月経周期のずれによって乳房の状態が変わり、判断が難しくなる場合があります。

そのため、「月経後1週間以内」を目安に実施すると、毎回近い状態で確認することがおすすめです。

閉経後は毎月同じ時期に行う

閉経後は月経周期による乳房の張りや変化が少ないため、月に1回、同じ時期にセルフチェックを行うことが推奨されます。

実施時期を固定することで前回との比較がしやすくなり、小さな変化や持続するしこりにも気づきやすくなります。

日付や曜日を決めて入浴時や就寝前など落ち着いて確認できる時間帯に行い、新たな硬さや片側のみの変化が続く場合は早めに医療機関で評価を受けましょう。

乳がんにおけるセルフチェックの注意点

注意点 詳細
セルフチェックには限界がある 触診や視診のみでは判別が難しい病変の存在、画像検査や医師による診察の必要性
乳房は周期や体質によって状態が変化する 月経周期やホルモン変動、体質差による張りや硬さの変化の生じやすさ
過度な心配によるストレスに注意 不安の増大による心身への負担、気になる変化発見時の早期相談の重要性

乳がんのセルフチェックは日常的な変化に気づくための有効な手段ですが、視診や触診だけでは判断できない病変もあるため、定期的な検診や医師による診察が欠かせません。

また、乳房は月経周期や体質によって張りや硬さが変化しやすく、一時的な変化に過度に不安を感じる必要はありません。

気になる所見が続く場合は一人で悩まず、早めに医療機関へ相談することが心身の負担軽減にもつながります。

セルフチェックには限界がある

セルフチェックは、自分の乳房の状態を日常的に把握するための補助手段であり、すべての乳がんを見つけられる方法ではありません。

触診や視診で異常を感じなくても、乳房の深部や触れにくい位置に病変が存在する場合があります。

過去の研究では、定期的な自己触診だけで乳がんによる死亡率が低下するという十分な科学的根拠は示されておらず、偽陽性による不要な検査や不安を増やす可能性も指摘されています。文献2

そのためセルフチェックは「自分なりの正常な状態を知る」ことを目的とし、異常に気づいた際の第一歩と捉えることが大切です。気になる変化があれば躊躇せず専門医を受診し、セルフチェックだけに頼らず定期的な乳がん検診と併用する習慣を持ちましょう。(文献3

乳房は周期や体質によって状態が変化する

乳房は女性ホルモンの影響を受け、月経周期や年齢、体質によって状態が変化します。排卵から月経前にかけてはプロゲステロンなどの作用により乳腺が発達し、乳房の張りやむくみが生じやすくなります。

この時期には「しこりのように感じる」「硬くなる」といった変化が起こりやすく、乳がんのしこりと誤認する可能性があるため、注意が必要です。

そのため月経直後などホルモンの影響が小さい時期にセルフチェックを行うことで、普段の状態をベースに変化を見つけやすくなります。

過度な心配によるストレスに注意

セルフチェックは乳房の変化に早く気づくために有用な手段です。しかし、触れた感触を「病気ではないか」と過度に心配すると、強い不安や睡眠障害などのストレスにつながることがあります。

乳房は月経周期や体質により一時的に張ったり、しこりのように感じたりすることがあり、良性疾患でも不安を招く場合があります。

また、インターネット上の過剰な情報に触れることで不安が増幅することも少なくありません。

変化があってもすぐに病気と決めつけず、経過を見ながら判断することが大切です。気になる状態が続く場合は自己判断を続けず、早めに医療機関で相談することで安心につながります。

セルフチェックは不安を高めるためではなく、変化に気づくための手段であることを理解しましょう。

乳がんのセルフチェックを実施し早期の受診を心がけよう

乳がんのセルフチェックは、自分の身体を守るための大切な習慣です。月に1回、月経後のタイミングで行い、日ごろから自分の乳房の状態を意識することで、わずかな変化にも気づきやすくなります。

しこりや皮膚のひきつれ、乳頭からの分泌物など、気になる症状を見つけた場合は、自己判断せず、早めに医療機関を受診しましょう。

一方で、セルフチェックを過度に行ったり、インターネットでの過剰な情報収集を続けたりすると、不安を強めてしまうことがあります。

適切な頻度で実施し、気になる点があれば一人で悩まず、医師に相談することを心がけましょう。

当院「リペアセルクリニック」では、乳がん治療後の後遺症に対して、幹細胞治療を提供しています。乳がんについて気になる点がある方は、メール相談またはオンラインカウンセリングまで気軽にご連絡ください。

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乳がんのセルフチェックについてよくある質問

乳がんのセルフチェックのやりすぎはよくありませんか?

乳がんのセルフチェックは、基本的に月1回程度が目安です。

毎日のように行うと、小さな変化に過敏になりすぎて、不安が強くなることがあります。

大切なのは、自分の乳房の通常状態を知ることです。

月経後1週間ほど経過した、乳房が柔らかくなっている時期にチェックしてみましょう。

授乳中や妊娠中でも乳がんのセルフチェックはできますか?

授乳中や妊娠中でもセルフチェックは可能です。

ただし、授乳中や妊娠中はホルモンの影響で乳腺が発達し、乳房が張ったり硬く感じやすかったりするため、通常よりもしこりがわかりづらくなる可能性があります。

いつもと違う変化があるかどうかを意識して、気になる点があれば医師に相談しましょう。

乳がんのセルフチェックにおけるひきつれとはどんな感覚ですか?

「ひきつれ」とは、乳房の皮膚や乳頭が引っぱられたようにくぼんで見える、すじ状に引っぱられている状態です。

ひきつれによって皮膚のなめらかさが失われたり、動きに左右差が出たりする場合もあります。

鏡の前で腕を上げたり動かしたりして、左右差や皮膚の変化がないか確かめましょう。少しでも違和感を覚えたら、早めに専門医の診察を受けてください。

乳がん治療は手術が中心ですか?

乳がん治療では、多くの場合、手術が中心となる治療法です。

早期乳がんでは、しこりのみを切除する乳房部分切除や乳房全摘術が行われ、必要に応じて術後に放射線療法や薬物療法が組み合わされます。文献4

ただし、がんの進行度や病状によっては、手術に先行して薬物療法や放射線療法を行う場合もあります。

以下の記事では、乳がんの手術について詳しく解説しています。

【関連記事】

乳がんの手術後の痛みと後遺症について|乳房切除後疼痛症候群(PMPS)

乳がんの放射線治療で起こる副作用とは?時期・症状・対策を詳しく解説

参考文献

(文献1)

乳がん|がん情報サービス

(文献2)

Screening for Breast Cancer: Current Recommendations and Future Directions | AAFP|American Family Physician

(文献3)

Q1 乳がん検診について教えてください | 患者さんのための乳がん診療ガイドライン2023年版

(文献4)

乳がん 治療|がん情報サービス