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【医師監修】脂質異常症の診断基準|総コレステロールなど各数値の正常値と治療法を解説

Diagnostic criteria for dyslipidemia
公開日: 2025.07.31

「健康診断で脂質異常症の疑いありと診断された」

「脂質異常症の可能性があると医師から告げられ、不安になっている」

健康診断で脂質異常症の疑いがあると言われたものの、何を基準に診断されているのかわからず、不安を感じている方も多いのではないでしょうか。また、総コレステロールやLDLコレステロール、中性脂肪の正常値がわからない方も多くいらっしゃいます。

そこで本記事では、脂質異常症の診断基準や原因、治療法を現役医師が解説します。自分の検査結果を正しく理解し、必要な対策を知ることが健康維持の第一歩です。

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脂質異常症の診断基準【正常値一覧】

診断項目 基準値
高LDLコレステロール血症 140mg/dL以上
境界域高LDLコレステロール血症 120~139mg/dL
高トリグリセライド(中性脂肪)血症(空腹時) 150mg/dL以上
高トリグリセライド(中性脂肪)血症(随時) 175mg/dL以上
低HDLコレステロール血症 40mg/dL未満
高Non-HDLコレステロール血症 170mg/dL以上
境界域高Non-HDLコレステロール血症 150~169mg/dL

文献1

脂質異常症は、血液中の脂質バランスが崩れることで将来的に動脈硬化などの病気を引き起こすおそれがあります。健康診断では、LDLコレステロールが140mg/dL以上、中性脂肪が150mg/dL以上、HDLコレステロールが40mg/dL未満の場合は要注意です。

これらのうち一項目でも基準を超えると脂質異常症の可能性があり、複数項目に異常がある場合は、より高いリスクが懸念されます。

基準値を大幅に超えている場合や、高血圧・糖尿病など他のリスク因子がある場合は、速やかに医療機関を受診しましょう。

とくにLDLコレステロールが160mg/dL以上、中性脂肪が400mg/dL以上、HDLコレステロールが30mg/dL未満のときは、医療機関での精密検査が必要です。文献2

以下の記事では、脂質異常症の異常値で起こりうる症状のひとつであるしびれについて詳しく解説しています。

脂質異常症の原因

原因 詳細
食生活の乱れと栄養バランスの偏り 飽和脂肪酸やコレステロールの過剰摂取、野菜や食物繊維の不足、糖質やアルコールの多量摂取
運動不足・喫煙・ストレスなどの生活習慣の乱れ 運動不足による代謝低下、喫煙による善玉コレステロール低下、ストレスや肥満による脂質代謝の悪化
遺伝や体質による要因 家族性高コレステロール血症などの遺伝的素因、体質による脂質代謝異常
基礎疾患や薬剤の影響による脂質異常症 糖尿病や甲状腺機能低下症などの基礎疾患、一部薬剤の副作用による脂質バランスの変化

脂質異常症の原因には、さまざまな要因があります。脂っこい食事や野菜不足、糖質・アルコールの過剰摂取など食生活の乱れが挙げられます。また、運動不足や喫煙、ストレスなどの生活習慣も脂質異常症に影響しやすく、とくに善玉コレステロールが減る原因となります。

さらに、遺伝や体質により脂質代謝が乱れやすい人もいます。糖尿病や甲状腺の病気、一部の薬剤の影響でも脂質異常症を発症するおそれがあるため、原因を把握し、早急に対策することが大切です。

以下の記事では、脂質異常症と高脂血症の違いについて詳しく解説しています。

食生活の乱れと栄養バランスの偏り

原因 詳細
動物性脂肪・飽和脂肪酸の過剰摂取 LDLコレステロール上昇の主因。肉や乳製品、卵やレバーなどの多量摂取が影響
炭水化物やお菓子・甘い飲料の過剰摂取 中性脂肪増加の主因。白米・パン・お菓子・清涼飲料の摂りすぎが関与
カロリー過多による肥満 内臓脂肪の蓄積によるLDL・中性脂肪上昇、HDL低下
食物繊維・植物性食品不足 コレステロール排出作用の低下、血中脂質の上昇

脂質異常症の主な原因として挙げられるのが、脂質や糖質に偏った食生活です。脂肪分の多い肉類や揚げ物、スナック菓子、甘味飲料を頻繁に摂取すると、LDLコレステロールや中性脂肪(150mg/dL以上)が上昇しやすくなります。文献1

また、野菜や魚、食物繊維が不足すると、HDLコレステロール(善玉)が低下する傾向にあります。外食や加工食品が中心の生活では、知らないうちに摂取エネルギーが過剰になり、肥満や脂質代謝の悪化につながります。食生活の見直しは、脂質異常症の改善・予防の第一歩です。

以下の記事では、脂質異常症で食べてはいけないものを一覧で紹介しています。

運動不足・喫煙・ストレスなどの生活習慣の乱れ

要因 影響・メカニズム
運動不足 基礎代謝の低下、中性脂肪増加、HDLコレステロール減少、内臓脂肪蓄積による脂質代謝の悪化
喫煙 HDLコレステロール減少、LDLコレステロールの酸化促進、中性脂肪増加、動脈硬化進行のリスク上昇
ストレス ホルモンバランスの乱れによる脂質代謝異常、不健康な生活習慣(過食・飲酒・喫煙)への誘導

日常的な運動不足は、基礎代謝の低下や内臓脂肪の蓄積を引き起こし、LDLコレステロールや中性脂肪の増加、HDLコレステロールの低下につながります。喫煙はHDLを減らすだけでなく、LDLを酸化させて動脈硬化を進める要因ともなります。

また、慢性的なストレスはホルモンバランスを乱し、脂質代謝を悪化させます。これらの生活習慣の乱れが複合的に作用することで、脂質異常症のリスクを高めます。予防には、適度な運動、禁煙、ストレス管理の実践が不可欠です。

遺伝や体質による要因

原因・体質 詳細
家族性高コレステロール血症(FH) LDL受容体などの遺伝子変異により、LDLコレステロールが著しく高くなる。若年から動脈硬化や心疾患リスク増大
一般的な遺伝的素因 コレステロールや中性脂肪の代謝に関わる酵素やタンパク質の働きが遺伝的に弱い。家系内で脂質異常症が多発
生活習慣で改善困難 遺伝的要因が強い場合、食事や運動だけでは十分な改善が得られず、薬物療法が必要となる

文献3)(文献4

脂質異常症は、生活習慣だけでなく遺伝や体質の影響も大きく関係します。代表的なのが、家族性高コレステロール血症(FH)と呼ばれる遺伝性疾患で、LDLコレステロールが先天的に高値を示します。

FHでは、肝臓でLDLをうまく処理できず、血液中に長く残るため、若いうちから動脈硬化や心筋梗塞のリスクが高くなります。家族に高コレステロールや心疾患の人がいる場合は注意が必要です。

また、FHでなくても、脂質代謝に関わる酵素やタンパク質の働きが遺伝的に弱いと、体質的に脂質が上がりやすくなります。遺伝的な要因が強い場合は、生活習慣の改善だけでは不十分なことがあり、医師の指導による薬物療法が必要になるケースもあります。家族歴がある方は、早めに医療機関を受診しましょう。

以下の記事では、脂質異常症の薬物療法について詳しく解説しています。

基礎疾患や薬剤の影響による脂質異常

脂質異常症は、生活習慣の乱れだけでなく、糖尿病や甲状腺機能低下症などの基礎疾患や、特定の薬剤の影響によっても発症するケースもあります。

糖尿病ではインスリンの働きが弱まることで、中性脂肪やLDLコレステロールが増えやすくなります。甲状腺機能低下症では、コレステロールの分解や排泄が低下し、血中のLDLコレステロールが上昇するため、注意が必要です。

さらに、慢性腎臓病や内分泌疾患なども脂質代謝に影響を与え、脂質異常症の原因となることがあります。また、ステロイド薬や一部の抗精神病薬、経口避妊薬などの薬剤は、コレステロールや中性脂肪を増加させる作用があるとされます。

このような基礎疾患や薬剤が関与する脂質異常症は、続発性脂質異常症と呼ばれ、生活習慣の改善だけでなく、原因となる病気の治療や薬の見直しが必要です。適切な管理が、脂質異常症の改善と合併症の予防に貢献します。

脂質異常症の治療法

治療法 詳細 注意点
食事療法 摂取エネルギー量の調整、脂質・糖質の制限、食物繊維や魚・大豆製品の積極的摂取、バランスの良い食事 飽和脂肪酸やトランス脂肪酸、コレステロールの多い食品、過度な糖質やアルコールの摂取に注意
運動療法 有酸素運動や筋力トレーニングの定期的実施、適正体重の維持、基礎代謝の向上、脂質代謝の改善 急激な運動や無理な運動は避け、体力や持病に合わせて無理なく継続することが重要
薬物療法 スタチンやフィブラートなどの脂質低下薬の使用、医師の指導による継続的な投薬管理 副作用や他の薬剤との相互作用に注意し、自己判断で中止せず定期的な検査と診察を受けること

脂質異常症の治療では、まず医師の指導のもと、食事療法と運動療法で生活習慣を見直すことが基本です。バランスの良い食事や適度な運動を継続しても改善が見られない場合や、リスクが高い場合には薬物療法が検討されます。

いずれの治療法も自己判断で行うのではなく、医師の助言に従い適切に取り組むことが重要です。生活習慣の改善と治療の継続が、動脈硬化や心疾患の予防につながります。

以下の記事では、脂質異常症の改善について詳しく解説しています。

食事療法

取り組み内容 期待できる効果 ポイント・目安
飽和脂肪酸・コレステロールの摂取を減らす LDL(悪玉)コレステロールの低下 肉の脂身・バター・卵・レバーなどを控える
食物繊維・野菜をしっかり摂る コレステロール吸収の抑制、LDL低下 食物繊維20~25g/日、野菜350g/日が目安
砂糖や精製炭水化物の摂取を控える 中性脂肪(TG)の上昇抑制 菓子・ジュース・白米・パンなどを控えめに
青魚(DHA・EPA)を積極的に摂る 中性脂肪(TG)の低下 サバ・イワシ・サンマなどを週2回以上
適正体重・エネルギーバランスを保つ 内臓脂肪減少・インスリン感受性向上、LDL・TGの正常化 標準体重×25~30kcal/日を目安
飽和脂肪酸の摂取を控え、不飽和脂肪酸を積極的に摂る LDL増加の抑制、HDLや非HDLのバランス改善、動脈硬化予防 オリーブ油・しそ油・青魚油などを活用

脂質異常症の治療で最も基本となるのが食事療法です。飽和脂肪酸(肉の脂身やバター)やコレステロール(卵・レバーなど)の摂取を控え、青魚やオリーブオイル、ナッツ類など不飽和脂肪酸を積極的に取り入れることが重要です。

また、食物繊維を多く含む野菜や全粒穀物、海藻類を摂ることで、腸でのコレステロール吸収を抑え、血中LDLコレステロールの低下が期待できます。

食物繊維20~25g/日、野菜を1日約350g摂ることが推奨されます。中性脂肪(TG)を下げるためには、砂糖や精製炭水化物、甘い飲料の摂取を控え、青魚に含まれるDHA・EPAを意識して摂ることも効果的です。

適正体重の維持(標準体重×25~30 kcal/日)により、内臓脂肪の減少やインスリン感受性の改善とともに、LDL・TGの正常化が期待されます。食事療法は薬を使わずに始められる基本の治療であり、生活習慣病全般の予防にもつながります。

運動療法

定期的な有酸素運動は脂質異常症治療に非常に有効です。中等度〜高強度の運動でHDLが6.6〜11.6%増加し、LDLやapoBが低下することが報告されています。文献5

ウォーキングなどの継続的な運動は中性脂肪(TG)値を下げ、筋肉内のリポプロテインリパーゼ(LPL)活性を高めることで、効率的に中性脂肪を減少させます。体脂肪・内臓脂肪が減るとインスリン感受性が改善し、LDL・TGの正常化を促します。

また、週150分以上の中等度運動は心筋梗塞や脳卒中などの心血管リスクを低減し、他の生活習慣病予防にも役立ちます。(文献6

食事と並び、無理なく続けられる運動習慣を構築することが、血管を守る上で非常に重要です。

薬物療法

LDLコレステロール(悪玉コレステロール)は動脈硬化を進め、心筋梗塞や脳梗塞の原因となります。まずは食事や運動での改善が基本ですが、効果が不十分な場合は薬物療法が有効です。

代表的な治療薬には、肝臓でのコレステロール合成を抑えるスタチン、腸での吸収を抑えるエゼチミブ、中性脂肪を下げるフィブラート系薬、注射でLDLを大幅に下げるPCSK9阻害薬などがあります。糖尿病や腎疾患のある方、過去に心筋梗塞を経験した方にはとくに重要な治療法です。文献7

薬の効果や副作用は血液検査で定期的に確認し、医師が患者さん一人ひとりに合わせて治療内容を調整します。生活習慣の見直しと薬を組み合わせることで、将来のリスクを減らすことができます。

脂質異常症の予防法

予防法 詳細
食生活と適正体重の管理 脂肪分の多い食品を控え、野菜や魚、果物を中心としたバランスの良い食事、適正体重の維持
運動習慣を身につける 有酸素運動や筋力トレーニングの継続、基礎代謝の向上と脂質代謝の改善
禁煙と生活習慣の見直し 喫煙の中止、ストレス管理、十分な睡眠と適切な飲酒量の維持
定期的に健康状態をチェックする 健康診断や血液検査で脂質の状態を把握し、異常があれば早期対応

脂質異常症を予防するには、毎日の生活習慣を見直すことが大切です。まず、脂肪分の多い食品を控え、野菜や魚、果物を中心としたバランスの良い食事を心がけ、適正体重を維持しましょう。運動も重要で、ウォーキングや筋トレなどを無理なく続けることで、脂質の代謝が改善されます。

また、喫煙は脂質異常症のリスクを高めるため禁煙が推奨され、ストレス管理や十分な睡眠も大切です。さらに、定期的に健康診断や血液検査を受けることで、脂質の異常を早期に発見し、適切な対応につながります。日々の積み重ねが健康維持に直結します。

食生活と適正体重の管理

脂質異常症予防には、日々の食事と体重管理が重要です。摂取エネルギーを消費に近づけることで、肝臓での中性脂肪・コレステロール合成を抑制できます。

また、体重の5〜10%減少により、LDL値や中性脂肪が改善し、HDLも増加するため、心血管リスクが低減されます。文献8

バランスの取れた食事、つまり飽和脂肪・トランス脂肪酸の制限と食物繊維、オメガ-3脂肪酸の豊富な食品の摂取は、LDL低下とHDL増加に効果的です。さらに、健康的な体重維持と良い食習慣は、血圧や血糖、内臓脂肪、炎症マーカーにも好影響を与え、総合的に動脈硬化リスクを下げます。

肉の脂身を控えて青魚や大豆製品、野菜・果物・海藻・きのこを意識的に取り入れ、間食やアルコール、甘い飲料を控えることが重要です。そしてBMI25以上を目安に、急激ではなく無理のないペースで少しずつ減量を続けることが、継続的な改善と予防につながります。

運動習慣を身につける

効果 詳細
中性脂肪・LDL低下 有酸素運動の継続で中性脂肪(トリグリセライド)と悪玉コレステロール(LDL)が減少
HDL増加・リスク低減 運動で善玉コレステロール(HDL)が増え、動脈硬化や心血管疾患リスク低下
体脂肪・内臓脂肪減少 継続的な運動により内臓脂肪や体脂肪が減少し、肥満・メタボ予防に効果的
基礎代謝上昇 筋肉量増で基礎代謝UP、脂質と糖の代謝改善に貢献
生活習慣病全般の予防 運動が血圧・血糖も整え、生活習慣病全体の改善・予防に寄与

脂質異常症の予防には、日常的な運動習慣がとても重要です。有酸素運動を続けることで、中性脂肪やLDLコレステロールが減り、HDLコレステロールが増えやすくなります。これにより動脈硬化や心血管疾患のリスクも下がります。主な運動習慣としては、ウォーキングや軽いジョギング、サイクリングなどが効果的です。

また、筋力トレーニングで筋肉量が増えると基礎代謝が上がり、脂質や糖の代謝も改善されます。運動が苦手な方でも、日常生活の中で階段を使ったり通勤時に歩いたりするなど、無理のない範囲で継続することが、脂質異常症の効果的な予防法です。

禁煙と生活習慣の見直し

脂質異常症の予防には禁煙が不可欠です。喫煙はHDL(善玉)コレステロールを低下させ、動脈硬化を進行させますが、禁煙により改善が期待できます。さらに、運動や食事など他の健康習慣への意識も高まり、生活全体の改善に貢献します。

過度な飲酒や睡眠不足、ストレスも脂質代謝に悪影響を及ぼすため、リラックスできる時間を意識的に確保し、生活習慣の見直しが大切です。脂質異常症は自覚症状がほとんどないまま進行するため、早めの対策が重要です。

定期的に健康状態をチェックする

脂質異常症は自覚症状がほとんどなく、気づかないうちに進行することがあります。そのため、年1回の血液検査でHDLやLDL、中性脂肪の変化をチェックすることが予防につながります。

検査結果は、生活習慣を見直す手がかりとなるだけでなく、高血圧や糖尿病など他の病気のリスクを早期に発見する上でも役立つため、毎年欠かさず受けることが大切です。また、薬を服用している場合には、効果や副作用を評価するためにも定期検査が欠かせません。健康を守る第一歩として、定期的にチェックを行う習慣を身につけましょう。

脂質異常症の診断基準値が高い方は早めに医療機関へ

健康診断でLDLコレステロールや中性脂肪の値が基準より高い場合、放置せず医療機関を受診することが重要です。脂質異常症は自覚症状がないまま進行し、動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞などのリスクを高めます。

とくに数値が大きく基準を超えている場合や、複数項目に異常がある場合は注意が必要です。放置せず、医師の評価を受けて治療方針を立てましょう。

脂質異常症の診断基準が高いと指摘された方は、当院「リペアセルクリニック」へご相談ください。当院では、脂質異常症と深く関わる糖尿病などの疾患に対して、再生医療を治療の選択肢のひとつとしてご提案します。

ご質問やご相談は、「メール」もしくは「オンラインカウンセリング」で受け付けておりますので、お気軽にお申し付けください。

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脂質異常症の診断基準に関するよくある質問

数値が少しだけ高い程度なら放置しても問題ないですか?

少しの異常でも放置すると、動脈硬化や合併症のリスクが高まります。とくに他のリスクがある方は注意が必要であり、早期の生活改善や治療で健康を守ることが不可欠です。

ダイエットをしているのに数値が下がらないのはなぜ?

ダイエットをしていても脂質異常症の数値が下がらないのは、糖質やアルコールの摂りすぎ、運動不足、脂肪の質、体質や遺伝、内臓脂肪の蓄積、偏った食事などが原因として考えられます。総合的な生活管理が求められます。

家族に脂質異常症の人がいるのですが自分も検査すべき?

ご家族に脂質異常症、とくに家族性高コレステロール血症(FH)の方がいる場合は、ご自身も検査を受けることが大切です。

FHは遺伝性の疾患で、親がFHの場合、子どもに遺伝する可能性は50%あります。文献9

また、LDLコレステロールが180mg/dL以上、または家族歴がある場合は、FHの可能性が高くなります。(文献10

早期に発見すれば、薬による治療や生活習慣の改善により、心筋梗塞や脳卒中のリスク減少が期待できます。また、検査は20歳前後で受け、その後も定期的なフォローが推奨されています。

参考文献

(文献1)

脂質異常症の診断基準|生活習慣病オンライン

(文献2)

脂質異常症の検査と治療の最前線|2020年度日本内科学会生涯教育講演会Cセッション

(文献3)

家族性高コレステロール血症(ホモ接合体)(指定難病79)|難病情報センター

(文献4)

家族性高コレステロール血症(FH)とは?|一般社団法人日本動脈硬化学会

(文献5)

Moderate‐ and High‐Intensity Exercise Improves Lipoprotein Profile and Cholesterol Efflux Capacity in Healthy Young Men|AHA|ASA JournaIs

(文献6)

疾病予防および健康に対する 身体活動・運動の効用と実効性に影響する要因|運動基準・指針の改定のための検討会資料

(文献7)

A review of low-density lipoprotein cholesterol, treatment strategies, and its impact on cardiovascular disease morbidity and mortality|ScienceDirect

(文献8)

How to Lower Triglycerides & LDL Cholesterol|EatingWeII

(文献9)

What to Do If Your High Cholesterol Is Genetic|TIME

(文献10)

Application of the Japanese Guidelines for the Diagnosis of Familial Hypercholesterolemia in General Practice:|PMC pubMed CentraI

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