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寝違えとは?原因や対処法、放置してはいけない症状を解説
「寝違えのよくある原因や一般的な症状は?」
「放置してはいけない症状や対処法はある?」
寝違えとは、筋肉や関節周囲の組織が炎症することで現れる痛みのことです。不自然な姿勢による睡眠によって引き起こされることが多いです。
本記事では、寝違えの概要をはじめとして以下を解説します。
- 寝違えの原因
- 一般的な症状と放置してはいけない症状
- 寝違え以外で考えられる病気
- 寝違え後の対処法3選
- 繰り返さないための予防法
首や背中の痛みには、寝違え以外の病気が隠れていることもあります。適切に対処するために本記事を役立ててください。
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目次
寝違えとは筋肉や関節周囲の炎症による痛み
寝違えとは、筋肉や関節周囲の組織に炎症が起こり、痛みが生じることです。睡眠中の不自然な姿勢などにより血流が滞って炎症が起きると考えられています。
数日中に痛みが改善していく場合は問題ありません。しかし、痛みが長期間続いている場合や激しい痛みが現れている場合は、他の病気の可能性がないか調べる必要があります。
首や背中を寝違える原因
寝違えの主な原因は以下の通りです。
- 不自然な姿勢による睡眠
- 精神的なストレス
- 頭と枕の高さの不一致
- 慢性的な肩こりや筋肉の疲労
これらが筋肉の硬直や筋肉への血流不足を招き寝違えを引き起こします。
一般的な原因として知られているのは、不自然な姿勢による睡眠です。飲酒後や疲労が溜まっているときなどに、不自然な姿勢で睡眠をとってしまいます。
寝違えの一般的な症状
寝違えの一般的な症状は、寝違えた部分に現れる鈍い痛みです。また、寝違えには以下のような特徴があります。
- 首を動かすと肩や首に痛みが発生する
- 決まった方向に首を動かすと痛みが強くなる
- 首を傾けた姿勢になってしまう
寝違えの痛みは数日経過すると改善していきます。しかし、重度の寝違えの場合は、安静時の首の痛みや腕と肩の重苦しさ、しびれなどが現れます。
寝違えで放置してはいけない症状
以下のような症状が現れている場合は、ただの寝違えではない恐れがあります。
- 激しい痛み
- 3日以上続く痛み
- 発熱
- 手足のしびれ
- 脱力感
- 首を動かすと現れる手足の痛み
これらの症状が現れている場合は、椎間板ヘルニアや脊椎炎などの寝違え以外の病気が発生している恐れがあります。医療機関を受診して適切な検査を受けてください。
寝違え以外で首や背中に痛みが生じる病気
寝違え以外で首や背中に痛みが現れる病気には、以下のようなものがあります。
| 首や背中に痛みが生じる病気 | 詳細 |
|---|---|
| 椎間板ヘルニア | ・背骨のクッションである椎間板がはみ出して神経を圧迫する病気 ・頚椎(首の骨)の場合は首や肩甲骨、腕などに痛みが現れる ・悪化すると手足の痺れが現れる |
| 脊椎炎 | ・感染症などにより脊椎(背骨のこと)に炎症が起きる病気 ・背中に鋭い痛みが現れ、体を動かすと痛みが悪化する ・発熱や全身のだるさ、背中と腰の動きの制限などの症状が現れる |
| 脊椎腫瘍 |
・脊椎の中に腫瘍が発生する病気 |
疑われる症状が現れている場合は、速やかに医療機関を受診してください。
首や背中の痛みを引き起こす疾患の一つである椎間板ヘルニアに対しては、再生医療が治療法の選択肢となるケースがあります。当院の再生医療の治療例については、以下の症例記事をご覧ください。
寝違えたときの対処法3選
寝違えたときの主な対処法として、以下の3つが挙げられます。
- 前提として安静に過ごす
- 痛みがある部分を冷やす
- 痛み止めの薬や湿布を活用する
それぞれの詳細を解説します。
1.安静に過ごす
前提として、寝違え直後は安静にして炎症を鎮めることが優先です。
以下のような行為を寝違え直後に実施すると、悪化させる恐れがあるため避けてください。
- 患部を温める
- 患部のマッサージやストレッチ
患部を温める行為は、寝違える前であれば予防効果を期待できますが、寝違え直後に実施すると炎症を悪化させる恐れがあります。寝違え直後の患部のマッサージやストレッチも、炎症を悪化させる恐れがあるため行わないでください。
2.痛みがある部分を冷やす
寝違えたあとに、痛みや腫れ、熱感などがある場合は患部を冷やします。
具体的な方法は以下の通りです。
- タオルで巻いた保冷剤または氷水を入れたビニール袋を用意する
- 痛む部分を10分ほど冷やしたあとにしばらく離す
- 3〜4回ほど繰り返す
一般的に3日ほど経過すると痛みは改善していき、1週間ほどで完治します。痛みが長引く場合は医療機関を受診してください。
3.痛み止めの薬や湿布を活用する
痛み止めの薬や湿布の活用も有効です。痛みの程度が強く動きに制限が出る場合は、痛み止めの薬を服用して安静にしてください。副作用があるため、用法・用量を守って使用しましょう。
湿布には、冷湿布と温湿布があります。寝違え直後は、冷湿布を貼って患部を冷やしてください。温湿布は、寝違えの痛みが改善し始めた際に、筋肉が固まるのを予防する目的で使用します。
【関連記事】
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寝違えを繰り返さないための予防法
寝違えを繰り返さないための予防法には、以下のようなものがあります。
- ストレッチを取り入れる
- 枕の高さや硬さを調整する
それぞれの詳細を解説します。
ストレッチを取り入れる
寝違えを予防するには、ストレッチにより肩周りの柔軟性を高めることが大切です。
例えば、以下のようなストレッチです。
- 椅子に座り片方の肘を下ろして伸ばす
- そのまま背中側に引き上げ20秒間静止する
- 左右両方2〜3回ずつを目安に行う
ストレッチを行った翌日に痛みが増す場合は実施するのを中断してください。
枕の高さや硬さを調整する
首の寝違えを予防するには、枕の高さや硬さの調整も大切です。枕の高さや硬さが合っていないと、寝違えを引き起こす原因になる恐れがあるためです。
以下を参考にして、自分に合った枕を選択してください。
| 枕を選ぶポイント | |
|---|---|
| 高さ | 枕に頭を乗せた状態で、頭の位置が自分の握りこぶしほどの高さ(6〜9cm)になる枕 |
| 硬さ | 枕に頭を乗せて、沈み込む深さが20%ぐらいの硬さの枕 |
上記はあくまでも一例です。日頃から自分が楽と感じる枕の高さや硬さを選んでください。
まとめ|寝違えの痛みが長引く場合は医療機関を受診
寝違えが長引く場合は、ほかの病気を発症している恐れがあります。とくに激しい痛みや発熱、手足の痺れ、脱力感、首を動かすと現れる手足の痛みなどの症状が現れている場合は、医療機関を受診してください。
寝違えたときの基本的な対処法は、安静にして冷やすことです。タオルで巻いた保冷剤で痛む部分を10分ほど冷やしたあとにしばらく離すを3〜4回繰り返してください。
痛み止めの薬や湿布を活用するのも有効です。繰り返さないためには、ストレッチを取り入れて肩周りの柔軟性を高めることや、枕の高さや硬さを調整することが大切です。
寝違えに関するよくある質問
寝違えたら温めても良い?
寝違えた直後は温めてはいけません。患部の炎症を悪化させる恐れがあるためです。痛みが改善して炎症が治まってきた際に温めると、血流を良くなり寝違え予防の効果を期待できます。
寝違えが治らない原因は?
寝違えが治らない原因は、不自然な姿勢での睡眠や頭と枕の高さの不一致、慢性的な肩こりなどさまざま原因が考えられます。3日以上持続する首や背中などの痛みは、他の病気も考えられるため医療機関を受診してください。
寝違えを早く治す方法は?
寝違えを早く治す方法は、以下の前述した対処法を適切に行うことです。
- 安静にして患部を冷やす
- 痛みが引いてきたら温湿布などで温める
痛みが続く場合や温めるタイミングなどがわからない場合は、医療機関に相談しても良いでしょう。












