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膝の痛みと再生医療|治療法や注意点を徹底解説

再生医療 膝の痛み
公開日: 2022.05.12 更新日: 2025.10.31

階段の上り下りや立ち仕事で痛みが増すなどの症状にお悩みの方は多いのではないでしょうか。変形性膝関節症や半月板損傷などによる膝の痛みに対しては、再生医療も選択肢のひとつです。

この記事では、再生医療の内容や検討のポイントなどについてわかりやすく解説します。

膝の痛みに関して症状や治療法の情報を集めている方や、手術以外の治療法を検討したい方は参考にしてください。

また、当院「リペアセルクリニック」では、再生医療の情報提供と簡易オンライン診断を実施しています。膝の痛みや関節の不調でお悩みの方は、ぜひ一度公式LINEにご登録ください。

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膝の痛みに再生医療という選択肢

膝の痛みに対する再生医療には、主に以下の治療法があります。

症状やケースによって使い分けたり併用したりします。

治療名 幹細胞治療 PRP治療
特徴 幹細胞がもつ分化能(他の細胞に変化する能力)を活用した治療 血液中の血小板に含まれる成長因子と呼ばれる成分の働きを活かす
治療方法 自身の脂肪を採取して培養し、注射にて投与 自身の血液を採取して血小板を抽出し、注射にて投与
入院の有無
  • 不要(外来・日帰り)
  • 細胞の培養に約1カ月かかるため、脂肪採取と投与で複数回の通院が必要
不要(外来・日帰り)

それぞれの治療について詳しく見ていきましょう。

幹細胞治療

幹細胞治療は、幹細胞がもつ分化能と呼ばれる能力を活かした治療法です。分化能とは軟骨や骨、靭帯などさまざまな細胞に変化できる能力を指します。

幹細胞治療の対象となる主な膝の疾患は、変形性膝関節症・半月板損傷・骨壊死・靭帯損傷などです。

当院「リペアセルクリニック」の幹細胞治療では、患者様の脂肪を採取し専門施設で約1カ月かけて細胞を培養した後、注射で膝関節内へ投与します。手術や入院は必要なく、日帰りでの治療が可能です。

入院や手術を避けたい方や、症状の進行が気になる方にとって、幹細胞治療は一つの選択肢となります。

PRP治療

PRP(多血小板血漿)治療は、血液中の血小板に含まれる成長因子と呼ばれる成分の働きを活かした再生医療です。成長因子には炎症を抑える働きがあります。

膝の痛みでPRP治療の対象となる主な膝の疾患は、変形性膝関節症・半月板損傷・靭帯損傷・関節リウマチなどです。

当院「リペアセルクリニック」では患者様の血液を少量採取し、血小板を濃縮した液体を作製、膝関節内に注射で投与します。

採取から投与までの所要時間は最短30分で、入院や手術は必要なく日帰りでの施術が可能です。

また、症状によっては幹細胞治療とPRP治療を組み合わせる場合もあります。

膝の痛みでお悩みの方は、当院「リペアセルクリニック」へご相談ください。患者様一人ひとりに合わせて治療方針を提案いたします。

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膝の痛みで再生医療を検討すべきケース

膝の痛みで再生医療を検討すべきケースは、以下の通りです。

  • 膝の痛みがあり、日常生活や趣味に支障を感じている
  • 手術は避けたいけれど症状の進行を予防したい
  • ヒアルロン酸注射の効果が3日ほどで薄れる
  • 人工関節や関節鏡、骨切りなどの手術を勧められた
  • 入院や手術に抵抗がある

上記のような方は、体が本来もつ回復力を活かすアプローチとして、再生医療もご検討ください。

再生医療の注意点

膝の痛みに対する再生医療の主な注意点は、以下の通りです。

  • 注射部位の症状:痛みや腫れが出る場合がある
  • 適応の制限:感染症を持つ方や重度の糖尿病の方、悪性腫瘍のある方は治療を受けられない場合がある
  • 再発防止の工夫:体重管理・筋力強化・正しい姿勢・膝に負担の少ない靴の使用など日常生活での工夫が必要

再生医療には注意点や制限があります。一方で、患者様自身の細胞や血液を用いるためアレルギー反応のリスクが低いこと、入院や手術を必要としないことが特徴です。

膝の痛みや生活スタイルに応じて、医師と相談しながら治療を検討しましょう。

再生医療が適用される膝のケガ・疾患

再生医療の対象となる膝のケガや疾患には、主に次のようなものがあります。

膝の痛みがどの疾患によるものかを知り、自分に合った治療法を考えましょう。

変形性膝関節症

変形性膝関節症は、膝の関節軟骨がすり減ることで関節の動きが悪くなり、炎症や痛みが生じる疾患です。

原因は加齢や体重増加、関節の使い過ぎなどが主で、以前の膝のケガが関係する場合もあります。(文献1

初期の症状は、歩き始めや立ち上がりの際に膝が痛んだり、スムーズに動きにくくなったりするのが一般的です。進行すると安静時にも痛みを感じるようになり、階段の昇り降りや長時間歩行が困難になる場合があります。

変形性膝関節症に対しての再生医療では、主に幹細胞治療やPRP治療を用います。

変形性膝関節症の原因や症状など詳細は、以下の記事で解説しているので参考にしてください。

半月板損傷

半月板損傷は、膝関節の中にある半月板が傷つくことで、膝の衝撃を吸収したり安定させたりする力が弱くなる状態を指します。

サッカーやバスケットボールなどでの急な方向転換・ジャンプ後の着地・交通事故などの外傷・加齢・膝の酷使などが主な原因です。

代表的な症状は、以下の通りです。

  • 膝の痛み
  • 曲げ伸ばしの引っかかり感
  • 膝に水がたまる
  • 重度の場合は膝が動かなくなるロッキング現象が生じる
    文献2

半月板損傷の再生医療では、幹細胞治療やPRP治療といった選択肢があります。

以下の記事では、半月板損傷の原因や症状について解説しているので参考にしてください。

膝靭帯損傷

膝靭帯損傷は、膝関節を安定させるための靭帯が伸びたり、部分的・完全に断裂してしまったりするケガです。

損傷しやすい膝の靭帯は、主に以下の2つです。

  • 前十字靭帯:ジャンプの着地や急停止の際に損傷しやすい
  • 後十字靭帯:ダッシュボードに膝を打ち付けた際の衝撃、サッカーやスキーなどで損傷しやすい
    文献3)(文献4

膝靭帯損傷の主な症状は、以下の通りです。

  • 膝に力が入らない
  • 歩いている際に急に膝が折れる
  • 関節内に少量の血が溜まる
  • 膝裏の痛み
  • 膝を曲げると痛む

膝靭帯損傷の再生医療では、幹細胞治療やPRP治療が選択肢として挙げられます。早期のスポーツ復帰を目指す方や、長引く痛みにお悩みの方はご検討ください。

以下の記事では、膝靭帯損傷について詳しく解説しているので参考にしてください。

【関連記事】

前十字靭帯断裂の全治までの期間は?歩けるまでの期間や入院・リハビリ期間も医師が解説

後十字靭帯損傷(断裂)の症状と治療法について現役医師が詳しく解説

関節リウマチ

関節リウマチは、免疫システムが誤って自分の関節を攻撃してしまう自己免疫疾患です。関節を包む滑膜に炎症が起こり、関節の腫れや痛みを引き起こします。

主な症状は、以下の通りです。

  • 手や足の小さな関節に腫れや痛みが見られる
  • 朝に関節が硬くて動かしにくい
  • 倦怠感
  • 肩や股関節などの大きな関節にも炎症や変形が及ぶ
    文献5

関節リウマチを放置して炎症が続くと、関節の変形や機能低下によって、日常生活に支障をきたす恐れがあります。

関節リウマチの治療に対しては、幹細胞治療やPRP治療という選択肢もあります。

以下の記事では、関節リウマチについて解説しているので参考にしてください。

まとめ|膝の再生医療を理解して、自分に合う治療を考えよう

膝の再生医療は、変形性膝関節症や半月板・靭帯損傷などに対して検討できる選択肢のひとつです。

幹細胞治療では、他の細胞に変化する分化能と呼ばれる幹細胞の能力を活かした治療です。患者様自身から採取した脂肪から幹細胞を培養し、注射によって膝関節内に届けます。

PRP治療は血小板に含まれる成長因子の働きで関節の炎症を抑えるサポートを行います。

幹細胞治療、PRP治療共に入院や手術は不要で日帰りで受けられるため、ライフスタイルに合わせて検討できる治療です。

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参考文献

(文献1)
変形性膝関節症診療ガイドライン2023|日本整形外科学会

(文献2)
日本整形外科スポーツ医学会 スポーツ損傷シリーズ|半月板損傷

(文献3)
前十字靱帯(ACL)損傷診療ガイドライン2019 |日本整形外科学会

(文献4)
後十字靱帯膝損傷|米国国立生物工学情報センター

(文献5)
関節リウマチの概要と病気の科学的理解|PubMed