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変形性股関節症の悩み、人工関節手術の選択肢にある年齢的問題

変形性股関節症の悩み、人工関節手術の選択肢にある年齢的問題

変形性股関節症に悩まされ、運動療法や薬物治療に取り組むも改善が見られず、症状が進行した場合、人工関節への置換治療を薦められることがあります。しかし、その選択に関して年齢という側面があることを忘れてはなりません。

変形性股関節症の最終的な選択肢である手術は今ある関節を「人工関節」と取り換える大掛かりなものになります。

人工関節そのものに抵抗がある、手術を避けたい、入院期間が気になる、痛みが心配など、体や心、生活などの多様な心配事が浮かんで来られるのではないでしょうか。

  • よくある人工関節に関する心配ごと
  • ・人工関節そのものが心配
  • ・手術は避けたい
  • ・年齢的な心配
  • ・入院期間が気になる
  • ・痛みが心配
  • ・リハビリが心配
  • ・生活や仕事の心配

この中にもありますが、手術について年齢的な問題を心配にされる方がおられます。実際のところ「何歳まで受けることができるのか?」、「何歳位の人が多いのか?」、「早すぎる、また遅すぎる・・・といったことはあるのか」といった不安や、疑問を感じられる方がおられます。

そこで今回は、変形性股関節症の人工関節置換の手術を受ける心配事の内、年齢について、理由も触れながら解説致します。

人工関節

変形性股関節症|人工関節の特徴と手術を受ける年代

変形性股関節症の発症年齢は、40~以上が多い傾向があります。手術は、関節の痛みを感じて保存療法等リハビリを行っても症状が進行し、薬物療法等でも痛みが緩和できなくなり、生活に支障をきたす状況になると選択肢として検討されることになります。

変形性股関節症の場合、手術は人工関節の置換術となることが多く、注意したいのが人工関節は、文字通り「人工物」ということです。つまり、物である以上、耐用年数が存在するということです。

考えるまでもなく、股関節には日常生活において大きな力が掛かっていることはご理解いただけるはずです。そのため年数による経年劣化は避けることができないという特徴があります。

ここが大切なところで、年齢的に早くに手術をすると人工関節が緩んだり、そのもの耐用年数が来て機能を果たさなくなってくることがあります。そうなると再手術という可能性があります。

そのため、変形性股関節症の手術を受ける年齢は、60代と70代が圧倒的に多いのです。ただ、変形性股関節症は、40代以下の若い人でも患う可能性があるため、比較的若い年齢でも手術を検討せざるを得ないことがあります。。

30代から40代の年齢で変形性股関節症を発症し、保存療法を続けていたけれど、痛みが強くなってきたため、50代で手術を受けることになるという人もいますし、もっと若い年齢で発症する人もいます。

ただ、近年の人工関節は技術の進歩で耐用年数が長くなってきたことは事実です。そのため、若年層であっても、再手術のリスクがあることを知った上でも、痛みのない普通の生活を取り戻したいとの想いから手術を受ける方もおられます。

90代という年齢で手術を受ける場合もある

年齢について逆に高齢の場合はどうでしょうか?最高齢だと、90代で変形性股関節症の手術を受けたという症例があります。つまり、高齢であることが原因となって手術を妨げないことになります。

ただし、一点。術後はリハビリが必要になるため手術のあと、リハビリを受けられるだけの体力がある人に限らるでしょう、もちろん家族の術前の同意や、術後の協力が必要不可欠になります。

40代や50代で変形性股関節症の手術を選ぶ場合がある

変形性股関節症には、高齢者が悩まされるイメージがありますが、40代から50代という比較的若い年齢でも、その痛みに悩んでいる人はいますし、実際に手術を受けている人もいます。

40代、50代という若い年齢であって再手術のリスクはあるものの、変形性股関節症の手術を選択する場合の特徴は以下の通りです。基本は、長く苦しむよりも、痛みのないスムーズな生活(QOLの確保)を送ることを優先したいという想いに尽きますが、それ以外にも以下のような理由が見られます。

  • ※QOL
  • QOLとは、クオリティ・オブ・ライフ(Quality of Life)の略です。患者さんの肉体、精神、経済、社会といった各面での生活の質にこだわり、豊かな人生を確保するための概念です。
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1.体を動かす仕事に就いている

40代や50代の年齢であれば、まだまだ現役で仕事をする世代です。特に営業の外回りなどをしている、立ち仕事をしている、というような人は、変形性股関節症になると、思うように仕事ができなくなってしまう恐れがあります。

しかし、40代や50代という若い年齢であれば、変形性股関節症になってしまっても手術後にリハビリを行うことで、早い回復が見込めます。そのため、職場復帰などを考慮するのであれば、なるべく早く変形性股関節症の手術を受けたほうが良い場合もあります。

2.50代・60代以降もスポーツを続けたいという想い

仕事や趣味でスポーツをしている40代の人で、50代、60代になってもスポーツを続けたいと思われるかたは多くいます。そんな場合は、変形性股関節症の手術を早めに検討することがあります。

変形性股関節症は進行する病気、保存療法をおこなっても治癒は困難

変形性股関節症の治療は、「進行を抑えること」と、「痛みを抑える」ことを目的としたものになります。つまり、頑張っても症状は進行するし、痛みも伴うことになります。

そのため、再手術のリスクを抱えていたとしても、手術を受ける年齢が早いほど、術後のリハビリからの回復も早くなり、40代のうちに手術を受けておけば、それ以降、50代、60代でも元気にスポーツができる可能性が高まります。

このようなことから、あまり痛みが出ていない若い年齢であっても変形性股関節症の手術を受ける人がいるのです。ただ人工関節は万能ではありません。手術自体にもリスクがあります。

3.若くても既に変形性股関節症の痛みが出て日常生活に支障がでている人

変形性股関節症は、あぐらやしゃがみ込むなど、股関節に負担のかかる動作や姿勢を控えるようにして運動療法や薬物療法といった保存療法を続けていれば、ある程度痛みを抑えて日常生活を過ごすことは可能です。

しかし、既に日常生活で痛みが出てしまっている40代の人の場合は、早めに変形性股関節症の手術をおこなったほうが良い場合もあります。早く手術を受ければ、リハビリの効果も発揮されやすくなりますし、人工関節を入れた場合は、人工関節の扱いに早く慣れることもできます。

そのため、変形性股関節症の痛みがすでに強いという場合は、保存療法で時間稼ぎをするのではなく、40代など若い年齢で手術をおこなうことがあります。

 

変形性股関節症の手術を控えたほうが良い年齢

変形性股関節症の手術を受ける人が多い年齢の平均は60代~70代ですが、それ以上の年齢になってくると手術を控えたほうが良いケースもあります。

80代以上の年齢では手術を控えたほうが良い

絶対ということではありませんが80代や90代の高齢者は、一般的に変形性股関節症の手術を控えたほうが良いと言われます。

その理由としては、80代以上の高齢者の場合、身体や筋力の衰えなどのため、手術後のリハビリは、若い人以上に根気よく続ける必要があること、また、本人にも、「リハビリを頑張りたい」という強い意志が求められるためです。

また、家族の十分なサポートがない場合、寝たきりになってしまう可能性もあります。変形性股関節症の手術後のリハビリは、家族のサポートも必要とされます。

80代以上の年齢になると手術は、体力や心肺機能に懸念

80代や90代以上の変形性股関節症の手術は、体力や心肺機能の面でリスクが高いという理由もあり、手術を控えたほうが良い場合もあります。

たとえ本人や家族が手術を希望していたとしても、持病や年齢によって既に心肺機能が低下している場合は、手術が受けられないことも少なくありません。

変形性股関節症の手術は一般的に全身麻酔による手術であるため、心肺機能が低下した状態で手術を受けるというのは、非常に大きな危険が伴うからです。

▼こちらも合わせて確認しておきましょう

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まとめ・変形性股関節症の悩み、人工関節手術の選択肢にある年齢的問題

変形性股関節症の手術は、大掛かりな手術になるため、年齢や生活環境、将来なども見据えた上で手術をおこなうかどうかの選択をしなければなりません。

また、変形性股関節症の手術を受けた後は、リハビリが必要ですが、そのリハビリは年齢が高くなるにつれて難しくなる場合もあります。そのため、変形性股関節症の痛みを手術で改善したいけれど、手術を受けることができないという人もいます。

そこで紹介したいのが、近年注目されている変形性股関節症を「再生医療で治療する」という方法です。

再生医療は、人工関節などを入れる手術と比べても治療期間が少なく済み、副作用のリスクも少ない安全で安心な治療です。そして、年齢が高くても治療できる可能性が広がりますし、高い治療効果を期待することが可能です。

変形性股関節症の手術を検討すべき状態ではあるけれど、体力面、心肺機能などで懸念材料があるという人、治療期間を短くしたい、なるべく体に負担が少ない治療を受けたいという人は、再生医療を検討してみてはいかがでしょうか。

  • 変形性股関節症は「再生医療」という最新治療法で手術・入院を避けて治療することできる方法があります。

以上、変形性股関節症の悩み、人工関節手術の選択肢にある年齢的問題について記させていただきました。ご質問などございましたらお気軽にお問い合わせください。

 

No.051

監修:医師 坂本貞範

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