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【医師監修】膝サポーターのデメリットとは?効果や注意点を紹介

膝サポーター デメリット
公開日: 2025.02.11 更新日: 2026.01.31

膝の痛み…それを解消する強力なアイテムとなるのが「膝サポーター」です。

装着すると楽になる一方で、「このままずっと使い続けても良いのだろうか」「サポーターに頼ると筋肉が落ちて、余計に膝が悪くなるのではないか」といった不安を感じている方もいるのではないでしょうか。

サポーターは、ドラッグストアやネット通販で手軽に買える反面、自己判断で使うとトラブルを起こす可能性もあります。

この記事では、膝サポーターのデメリットを中心に、使用時の注意点や、正しく使った場合に期待できる効果について医師監修のもとで解説します。

膝サポーターを上手に取り入れ、膝の痛みを悪化させないための判断材料にしてください。

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【前提知識】膝サポーターの種類と効果

膝サポーターには多くの種類がありますが、使用する目的や期待できる効果は製品によって異なります。

膝サポーターの効果は、大きく分けて「痛み軽減」「関節の安定化」「怪我予防」の3つです。

痛み軽減

膝サポーターの装着により、膝関節を適度に圧迫し、保温効果によって血行が促進され、痛みが軽減できます。温かいタオルで患部を温めると痛みが和らぐのと同様です。また、圧迫によって、関節内の炎症に伴う腫れを抑える効果も期待できます。

関節の安定化

膝関節が不安定な状態では、わずかな動きでも痛みを感じやすく、転倒のリスクも高まります。膝サポーターは、関節を外部から支えることでぐらつきを抑え、安定性を高めます。不安定な積み木にそっと手を添えるように、サポーターが膝関節をサポートしてくれるイメージです。

怪我予防

スポーツや重労働などで膝に大きな負担がかかる場面では、サポーターは関節や靭帯を保護し、怪我のリスクを軽減するのに役立ちます。とくに、膝への負担が大きい動作を行うスポーツでは、怪我予防の目的でのサポーターの使用が重要です。

膝サポーターの効果を把握した上で、具体的なサポーターの種類と特徴を紹介します。

スポーツ用サポーター

スポーツ用サポーター

スポーツ用サポーターは、運動時の膝への負担を和らげたり、怪我を未然に防いだりするために使われます。競技の特性によって、機能は大きく異なります。

サポーターを選ぶ際は、行うスポーツに適切な機能を備えたサポーターを選びましょう。

バスケットボール

ジャンプや着地動作が多いため、いかに膝への衝撃を少なくするかが重要です。

厚みのあるパッドが付いたものや、衝撃を分散する機能を持つサポーターを選ぶと良いでしょう。

サッカー

急な方向転換やストップ動作が頻繁に行われるため、膝関節にねじれの負荷がかかり、靭帯を痛めてしまいます。

膝関節をしっかりと固定し、不意のねじれから保護するタイプのサポーターがおすすめです。

バレーボール

ジャンプやレシーブなど、膝を捻るリスクが非常に高い競技です。

膝のお皿(膝蓋骨)の周囲をサポートし、脱臼を防ぐサポーターが有効です。

日常生活用サポーター

日常生活用サポーターは、家事や仕事、買い物など、日常生活での膝の痛みや不安定感を和らげるために使用します。

年齢を重ねると膝の軟骨がすり減り、変形性膝関節症を発症する方も少なくありません。

初期段階では「動き始めが痛い」程度ですが、放置すると歩行時や夜間にも痛みが現れ、日常生活に大きな支障をきたす恐れがあります。

日常生活用サポーターは、階段の上り下りや椅子からの立ち上がりといった動作を楽にしたり、膝のぐらつきを抑えて安定感を高めたりする効果が期待できます。

装着が簡単なものや、薄手で服の下に着けても目立ちにくいものなど、多種多様な製品があり、ご自身の生活スタイルや好みに合わせて選ぶと良いでしょう。

変形性膝関節症の治療について、併せてお読みください。

医療用サポーター

医療用サポーター

医療用サポーターは、変形性関節症や靭帯損傷などの特定の疾患のサポートを目的としたものです。基本的には、医師の指導のもとで使用します。

膝関節の軟骨がすり減り炎症や痛みが発生する変形性膝関節症では、膝関節を安定させて痛みを軽減し、変形の進行を遅らせる効果が期待できます。

また、靭帯損傷では、前十字靭帯や内側側副靭帯の損傷が多く、サポーターにより損傷した靭帯を保護し、関節の安定性を高めることで、怪我を治す期間の短縮が期待できます。

医療用サポーターの費用について知りたい方は、以下の記事もご参照ください。

機能別サポーター(保温、固定など)

膝サポーターは、その機能によっても分類できます。代表的な機能として、保温機能と固定機能が挙げられます。

保温機能タイプ

膝周りの保温性を高めて血行を促進し、痛みを和らげる効果があります。冬季のスポーツ時や冷えから膝を守りたい方におすすめです。

固定機能タイプ

膝関節をしっかりと固定し、安定性を向上させます。

スポーツ時の怪我予防や、膝の不安定感が強い方、靭帯損傷後のリハビリテーション時などに使用されます。

近年では保温と固定、両方の機能を兼ね備えたサポーターも販売されています。

素材別サポーター(ネオプレン、ナイロンなど)

膝サポーターは、素材によって特徴が異なります。

ネオプレン素材

保温性と伸縮性に優れているため、フィット感が高いのが特徴です。保温効果が高いことから、冷え性の方や、冬季のスポーツに適しています。また、水に強く、汚れにくいというメリットもあります。

ナイロン素材

軽量で通気性が良く、速乾性にも優れているため、暑い季節でも快適に使用できます。耐久性も高く、洗濯を繰り返しても型崩れしにくいというメリットがあります。

手術しなくても治療できる時代です。

膝の痛みは⼿術しなくても治療できる時代です。

膝サポーターを使用するデメリット

膝の痛みは、日常生活の質を大きく低下させる悩ましい症状です。適切なサポーターを装着することで、怪我の予防や、症状の悪化を防ぎます。しかし、使い方を誤ると逆効果になるデメリットも存在します。

この章では、膝サポーターを使用する際のデメリットについて解説します。

血行障害

サポーターによる締め付けが強すぎると膝周囲の血流が妨げられ、血行障害を引き起こす可能性があります。不快感や痛み、しびれを感じる場合は、締め付けが過剰になっているかサイズが合っていない可能性があります。とくに長時間装着する場合は、血行への影響に注意が必要です。

皮膚トラブル

サポーターの素材や装着状況によっては、かぶれやかゆみ、赤みなどの皮膚トラブルが生じることがあります。汗をかきやすい夏場や、長時間サポーターを装着している場合は、蒸れや摩擦によって肌への刺激が強くなりやすいため注意が必要です。

筋力低下

サポーターに頼りすぎると、膝周りの筋肉を十分に使わなくなり、筋力が低下する可能性があります。怪我をした際にギプスで固定し続けると、筋肉が衰えてしまうのと同じ仕組みです。

実際に、「サポーターを使うと楽になる」と言われる患者様には、「サポーターをつけると筋力が落ちるので、必ず筋トレも行いましょう」とお伝えしています。筋トレをせずに筋力が低下すると、さらにサポーターが手放せなくなるという悪循環に陥るので注意が必要です。

サポーターはあくまで補助的な役割と捉え、適切な運動やリハビリテーションと併用しながら膝関節機能の維持が重要です。

他の部位の負担

膝サポーターによって膝の動きが制限されると、本来膝が担うべき動きや衝撃吸収がうまく働かなくなります。その結果、足首や股関節、さらには腰などに無理な負担がかかり、膝以外の場所に痛みや不調が出てしまう恐れがあります。

膝サポーターの選び方

膝サポーターは選び方を誤ると、効果が薄れるばかりか、逆に痛みの悪化や血行障害などのトラブルにつながる可能性があります。

ここでは、膝サポーターを選ぶ際に押さえておきたい3つのポイントを解説します。

サポーターの選び方については、以下もご参照ください。

使用目的

どのような目的で膝サポーターを使用するのかを明確にすることが大切です。

  • 痛みの軽減
  • 関節の安定性の向上
  • スポーツ時の怪我予防

それぞれの目的によって、適したサポーターは異なります。

目的に合わないサポーターを選ぶと、十分な効果が得られないだけでなく、かえって膝に負担をかけることもあるため注意が必要です。

使用感

継続して使い続けるには、使用感も重要なポイントです。

  • 蒸れにくさ
  • 温かさ
  • 着脱のしやすさ・フィット感

汗をかきやすい夏場や運動時には通気性を重視し、冷えからくる痛みには保温性があるものといったように、季節や体質に合わせて選ぶことが大切です。また、毎日使う場合は「着脱のしやすさ」や「フィット感」も大きなポイントです。しっかり固定したいなら筒状タイプ、靴を履いたままでも着け外ししたいならオープンタイプなど、ご自身の生活スタイルに合わせて選ぶと良いでしょう。

膝に合うサイズ

サポーターの効果を最大限に発揮するためには、正しいサイズ選びが欠かせません。

  • 膝周りの正確な計測
  • 立った状態での計測
  • サイズ表との照合

サイズが合っていないと、効果が得られないばかりか、締め付けによる不快感や血行障害を引き起こす可能性があります。

サポーターを選ぶ際は、必ず膝周りのサイズを正確に測り、商品ごとのサイズ表と照らし合わせましょう。一般的には、膝のお皿の上約10cmの太ももの周囲の長さを基準とします。メジャーを使用して、立った状態で計測するのがおすすめです。

膝サポーターを使用する際の注意点

適切なサポーターを選んでいても、使用方法を誤るとトラブルを引き起こし、デメリットにつながる恐れがあります。膝への負担を最小限に抑えるため、使用の際に意識すべき注意点をまとめました。

締め付けすぎない

サポーターは、強く締め付ければ効果が高まるというわけではありません。締め付けすぎると、血流や神経を圧迫し、血行障害やしびれ、痛みを引き起こす原因になります。

「しっかり固定されているけれど、苦しくない」程度の適度な圧迫感で使用しましょう。

使用時間の遵守

サポーターは基本的に、「膝に負担がかかる動作をするとき」に使用します。

長時間装着し続けていると、皮膚がかぶれたり、膝周りの筋肉を使う機会が減り筋力が低下したりするリスクが高まります。「歩くときだけ」「運動するときだけ」というように、使用するタイミングを限定して、適切な使用時間を意識しましょう。

違和感・不快感が出たら中止

装着中に痛みやしびれ、かゆみなどの違和感・不快感を覚えた場合は、すぐに使用を中止してください。せっかく買ったからと無理して使い続けると、皮膚トラブルや症状の悪化につながります。サイズや装着方法が合っていない可能性もあるため、一度外して様子を見ましょう。

症状が続く場合は、医師や専門家に相談してください。

就寝時は使用しない

就寝中は体の動きが少なくなるため、起きているときよりも血流が緩やかになります。その状態でサポーターの圧迫が加わると、血流が滞りやすくなり、足のむくみや冷えの原因となります。

サポーターは原則として、起きて活動している時間帯に限定して使用しましょう。

膝サポーターのデメリットと効果を理解して膝の痛みの緩和を目指そう

膝サポーターは、痛みの軽減や関節の安定化など、膝に不安のある方にとって有効なアイテムです。しかし、あくまで一時的に負担を減らす「対処法」であり、原因そのものを治すものではありません。

もし、サポーターを使っても痛みが変わらない、または以前より効果を感じにくくなっている場合などは、膝の状態が変化している可能性があります。自己判断で使い続けるのではなく、医療機関を受診し、現在の膝の状態を正しく評価してもらうことが大切です。

また、近年では手術以外の選択肢として、再生医療も注目されています。再生医療について、詳しく知りたい方は、LINEにてご相談を承っております。

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膝サポーターのデメリットに関するよくある質問

膝サポーターは1日何時間つけたら良いですか?

膝サポーターの装着時間に明確な決まりはありませんが、必要な場面に限定して使用するのが基本です。たとえば、外出中や家事、仕事、運動時などが考えられます。

長時間の使用は、筋力低下や皮膚トラブルのリスクが高まる可能性があります。

使用するタイミングを限定することで、サポーターの効果を最大限に活かせます。

膝が痛いときにサポーターは逆効果ですか?

適切に使用すれば、膝サポーターは痛みの緩和に役立ちます。

ただし、サイズが合っていない場合や、痛みの原因に合わないサポーターを使用している場合は、逆効果になることがあります。

装着しても痛みが和らがない、違和感が増しているといった場合は使用を中止し、医療機関に相談してください。