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【医師監修】ニトログリセリンは心筋梗塞に効果ある?副作用や作用時間について解説

ニトログリセリン心筋梗塞
公開日: 2026.06.30

「ニトログリセリンは心筋梗塞にも効果があるのか?」

「ニトログリセリンの服用に抵抗がある」

ニトログリセリンを処方されているものの「副作用は大丈夫なのか?」「発作時、いつ使えば良いのか」と疑問を抱いている方は多くいます。

ニトログリセリンは、狭心症発作による症状の緩和に用いられる薬です。一方で、心筋梗塞では十分な効果が得られない場合もあり、症状によっては速やかな救急要請が必要になります。

本記事では、現役医師が心筋梗塞に対するニトログリセリンの効果について詳しく解説します。ニトログリセリンの副作用や作用時間についても合わせて紹介し、記事の後半にはよくある質問をまとめていますので、ぜひ最後までご覧ください。

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心筋梗塞に対するニトログリセリンの効果

ニトログリセリンの効果 詳細
ニトログリセリンは血管を広げて心臓の負担を軽減する 血管拡張による心臓の負担軽減や血流改善への作用
心筋梗塞による胸部症状の緩和を目的に使用される 胸の圧迫感や息苦しさなどの症状緩和を目的とした薬剤

ニトログリセリンは血管を拡張させることで心臓が必要とする酸素量を減らし、胸の痛みや息苦しさを和らげる薬です。

狭心症発作時はもちろん、心筋梗塞に伴う症状緩和を目的に使用されることもあります。ただし、冠動脈を塞いだ血栓を取り除く作用はなく、心筋梗塞そのものを治す薬ではありません。

あくまで症状を和らげる補助的な位置づけであるため、心筋梗塞が疑われる際は速やかに医療機関を受診してください。

ニトログリセリンは血管を広げて心臓の負担を軽減する

ニトログリセリンは血管を広げることで心臓の負担を軽減し、心筋の酸素需要と供給のバランスを整える目的で使用される薬です。心筋梗塞や狭心症に伴う胸の圧迫感、息苦しさの緩和を目的として使用されます。

ニトログリセリンには、以下のような効果が期待できます。

期待される効果 詳細
心臓の負担を軽くする 心臓へ戻る血液量の減少による心臓負荷の軽減
心筋の酸素不足を和らげる 心筋酸素消費量の減少による虚血状態の改善補助
冠動脈の血流改善を助ける 冠動脈拡張による心筋への血流確保の補助
胸部症状を和らげる 胸の圧迫感、息苦しさなどの症状の緩和

文献1)(文献2

ニトログリセリンは血管を拡張させ、心臓の仕事量を減らすことで心筋への負担を軽減します。これにより酸素消費量が抑えられ、胸の圧迫感や息苦しさが和らぎます。

冠動脈の血流改善を助ける作用もありますが、血管の閉塞そのものを解消する薬ではありません。心筋梗塞に対してはあくまで症状緩和を目的とした補助的な薬であり、根本治療にはカテーテル治療などが必要です。

心筋梗塞による胸部症状の緩和を目的に使用される

ニトログリセリンは、心筋梗塞や狭心症に伴う胸の痛みや圧迫感などを和らげる薬です。血管の閉塞を解消する治療薬ではありませんが、心臓への負担を軽減することで症状の改善が期待できます。主な効果は下記の通りです。

胸部症状の緩和につながる作用 詳細
心筋の酸素不足を和らげる 心筋酸素需要の低下による虚血症状の軽減
胸部症状や息苦しさを軽減する 心臓負荷の軽減による胸部症状の緩和
発症直後の症状管理に活用される 心筋梗塞急性期における症状コントロール
重症度の判断につなげる 症状の経過をもとに治療方針を検討

文献3)(文献4

ニトログリセリンは心臓への負担を軽減し、胸の痛みや息苦しさを和らげる薬です。発症直後の症状管理に用いられますが、心筋梗塞そのものを治癒するものではありません。

症状が落ち着いた場合でも心筋への障害が進行していることがあるため、速やかに医療機関を受診してください。

ニトログリセリンの効果が現れるまでの時間の目安

ニトログリセリンは剤形によって効果が現れるまでの時間や持続時間が異なります。心筋梗塞や狭心症の発作時に使用される舌下錠やスプレーは、数分以内に作用することが特徴です。

効果が現れるまでの時間の目安は以下の通りです。

ニトログリセリンの種類 効果が現れるまでの時間の目安
舌下錠 約1〜3分
舌下スプレー 約1〜3分
点滴(静脈内投与) ほぼ即時
貼り薬(経皮製剤) 約30分
徐放性製剤(飲み薬) 約60分

文献5

舌下錠やスプレーは舌下粘膜から吸収されるため、使用後1〜3分で効果が現れます。点滴製剤は医療機関で投与され、ほぼ即時に作用します。

貼り薬やゆっくり効くタイプの飲み薬は、発作の予防を目的としており、効果が出るまで時間がかかるため、急性の胸部症状には対応できません。症状が落ち着いた場合も心筋梗塞の治療が完結したわけではないため、医療機関を受診してください。

心筋梗塞で使用されるニトログリセリンの種類と使い方

種類 使い方
舌下錠の使い方 発作時に舌の下で溶かして使用
スプレータイプの使い方 発作時に舌の下へ噴霧して使用
テープ(貼付剤)の使い方 発作予防を目的として皮膚へ貼付
注射タイプの使い方 救急外来や入院中に点滴で投与する

ニトログリセリンには「舌下錠」「スプレー」「テープ」「注射剤」があり、使用目的と使い方はそれぞれ異なります。

舌下錠とスプレーは発作時に使用し、速やかに症状を和らげます。テープは発作予防として継続的に使用する製剤で、注射剤は救急外来や入院中に、医師や看護師の管理のもとで投与されます。剤形ごとの正しい使い方を把握し、自己判断で変更しないようにしましょう。

舌下錠の使い方

舌下錠は、心筋梗塞や狭心症による胸部症状が現れた際に使用される代表的なニトログリセリン製剤です。正しい方法で使用することで、速やかな症状緩和が期待できます。舌下錠の使い方は以下の通りです。

使い方のポイント 詳細
舌の下に置いて溶かす 口腔粘膜からの速やかな薬剤吸収
座るか横になって使用する 血圧低下による転倒予防
飲み込まないようにする 薬効低下の予防

文献6)(文献7

舌下錠は飲み込まず、舌の下に置いて溶かしながら粘膜から吸収させる薬です。舌下には血管が豊富なため、数分で効果が現れます。

使用後は血圧が低下し、めまいやふらつきが生じることがあるため、座るか横になった状態で服用してください。飲み込んでしまうと効果が十分に得られないため、正しい使い方をあらかじめ確認しておきましょう。

スプレータイプの使い方

スプレータイプは舌下錠と同様に、心筋梗塞や狭心症による胸部症状が現れた際に使用します。携帯しやすく外出先でも使いやすいため、舌下錠の代わりに処方されることもあります。使い方は下記の通りです。

使い方のポイント 詳細
舌の下や口の中へ噴霧する 口腔粘膜からの速やかな薬剤吸収
噴霧後は吸い込まない 粘膜からの薬剤吸収の促進
医師の指示どおり使用する 過量使用による副作用予防
外出時も携帯しやすい 発作時にすぐ使用できる

文献8)(文献9

胸の圧迫感や息苦しさが出始めたら、舌の下や口の中に向けて噴霧します。薬剤は口腔粘膜から吸収されるため、数分で効果が現れます。

噴霧後は吸い込まず、口を閉じたまましばらく待ちましょう。使用回数を自己判断で増やすと血圧が過度に低下するため、必ず医師の指示に従って使用してください。

テープ(貼付剤)の使い方

テープ(貼付剤)は心筋梗塞や狭心症による胸部症状の予防を目的とした製剤で、発作時の応急処置ではなく日常的な症状管理に使用します。使い方は下記の通りです。

使い方のポイント 詳細
胸や腕などの皮膚に貼付する 皮膚からの持続的な薬剤吸収
発作時には使用しない 急な症状には効果が間に合わない可能性
指示された時間に貼り替える 薬剤耐性の予防
毎日継続して使用する 狭心症発作の予防

文献10)(文献11

テープ(貼付剤)は胸部や上腕などに貼り、薬を少しずつ皮膚から吸収させる製剤です。狭心症発作の予防を目的としており、急な胸部症状への応急処置には使用できません。

長期連続使用で効果が減弱することがあるため、医師の指示通りに貼付時間と貼り替え方法を守ってください。

注射タイプの使い方

注射タイプは心筋梗塞や重症の狭心症、急性心不全に対して医療機関で使用される製剤で、医師や看護師の管理下で投与されます。注射タイプの使い方は以下の通りです。

使い方のポイント 詳細
点滴で投与する 静脈内からの迅速な薬剤投与
医療機関で使用する 救急外来や集中治療室での管理
状態を確認しながら投与量を調整する 血圧や症状に応じた投与管理
心臓への負担を軽減する目的で使用する 心筋酸素需給バランスの改善

文献12)(文献13

注射タイプは救急外来や集中治療室で点滴により投与される製剤です。静脈内に直接投与するためほぼ即時に作用し、血圧や症状をモニタリングしながら投与量を調整します。

心筋梗塞では心臓への負担軽減を目的に使用されますが、根本治療ではなくカテーテル治療などと併用されます。

心筋梗塞で使用されるニトログリセリンの副作用

副作用 詳細
頭痛 血管拡張による頭痛や拍動感
血圧低下やめまい 血圧低下によるふらつきやめまい
失神 強い血圧低下による意識消失

ニトログリセリンは血管拡張作用があるため、使用後に頭痛やめまい、血圧低下が現れることがあります。多くは一時的な症状ですが、血圧が大きく低下するとふらつきや立ちくらみが生じ、まれに失神に至ることもあります。

とくに高齢者や降圧薬を服用中の方は注意が必要です。転倒を防ぐため、使用時は座るか横になって服用してください。強い症状や意識障害がみられる場合は速やかに医療機関を受診しましょう。

頭痛

頭痛は、ニトログリセリンでよくみられる副作用のひとつです。心臓だけでなく脳の血管も拡張するため、薬が効き始めるタイミングでズキズキと脈打つような頭痛が現れることがあります。

多くは薬の作用が落ち着くにつれて自然に軽減するため、頭痛が生じたからといって必ずしも異常な反応ではありません。ただし、症状が強い場合や長引く場合は自己判断で服用を中止せず、医師や薬剤師に相談してください。

血圧低下やめまい

血圧低下やめまいはニトログリセリンの血管拡張作用による代表的な副作用です。血管が広がることで血圧が一時的に低下し、立ちくらみやふらつきが現れることがあります。

服用直後に立ち上がると脳への血流が下がりやすく、症状が強く出ることがあるため、使用時は座るか横になった状態で服用してください。

高齢者は血圧変動の影響を受けやすく転倒のリスクがあるため、服用後はしばらく安静にする必要があります。

失神

失神は頻度の高い副作用ではありませんが、発生した場合は注意が必要な症状です。速やかに救急要請すべき症状は以下の通りです。

注意すべき症状 詳細
意識を失う 脳血流低下による意識消失
意識がもうろうとする 重度の血圧低下や循環不全の可能性
転倒や頭部を強く打つ 外傷や骨折の発生リスク
胸部症状とともに失神する 心筋梗塞悪化や重篤な不整脈の可能性

文献14)(文献15

ニトログリセリンによる血圧低下が強く現れると、脳への血流が一時的に不足し失神することがあります。

失神は薬の副作用だけでなく、心筋梗塞の進行や重篤な不整脈が原因となる場合もあります。胸部症状や息苦しさを伴う場合はとくに危険なサインです。意識を失った場合やもうろうとした場合は様子を見ず、直ちに救急要請してください。

心筋梗塞で使用されるニトログリセリンの禁忌事項

禁忌事項 詳細
特定の心疾患や医師から使用を制限されている方 病状悪化につながる可能性
重度の低血圧や循環不全がある方 血圧がさらに低下する危険性
ED治療薬との併用 命に関わる血圧低下の危険性

ニトログリセリンは心筋梗塞や狭心症で広く使用される薬ですが、すべての方に使用できるわけではありません。

特定の心疾患がある方や医師から使用を制限されている方では病状が悪化することがあります。重度の低血圧や循環不全がある場合は血圧がさらに低下し、危険な状態に至るおそれがあります。

ED治療薬との併用は急激な血圧低下を招くため禁忌です。持病や服用中の薬については事前に医師へ伝えてください。

特定の心疾患や医師から使用を制限されている方

重度の大動脈弁狭窄症や閉塞性肥大型心筋症では、心臓から血液を送り出しにくい状態にあるため、ニトログリセリンによる血圧低下が全身の血流不足を招くことがあります。

過去に強い副作用を経験した方や医師から使用を制限されている方、脳血管疾患や重度の貧血がある方も同様です。持病や治療中の疾患がある方は自己判断で使用せず、事前に医師へ相談してください。

重度の低血圧や循環不全がある方

重度の低血圧や循環不全がある方は、ニトログリセリンの使用により血圧がさらに低下し、めまいや意識障害、ショック状態を招くことがあります。

心原性ショックのように心臓の働きが大きく低下した状態では、循環状態がさらに悪化するおそれがあるため、救急外来では血圧や全身状態を確認した上で投与の可否を判断します。気になる症状がある方は自己判断で使用せず、医師に確認してください。

ED治療薬との併用

ニトログリセリンとED治療薬の併用は禁忌です。代表的なED治療薬は下記の通りです。

代表的なED治療薬 詳細
シルデナフィル 血管拡張作用を持つED治療薬
タダラフィル 持続時間が長いED治療薬
バルデナフィル 比較的速効性のあるED治療薬
ニトログリセリンとの併用 急激な血圧低下の危険性

ニトログリセリンとED治療薬を併用すると、血管拡張作用が重なり血圧が急激に低下する恐れがあります。

重症の場合はショック状態など命に関わる危険があるため、併用は禁忌です。シルデナフィルやタダラフィル、バルデナフィルを服用中の方は、救急搬送時を含め必ず医師へ伝えてください。

血管拡張作用を持つ成分は市販薬やサプリメントにも含まれることがあるため、服用中の薬やサプリメントは、お薬手帳に記録して医師や薬剤師に伝えましょう。

心筋梗塞においてニトログリセリンを使用する際の注意点

注意点 詳細
使用時は座るか横になった状態で服用する ふらつきや転倒の予防
症状が改善しない場合は速やかに救急要請する 命に関わる状態の早期対応
自己判断で使用回数を増やさない 重い副作用の予防
保管方法や使用期限を定期的に確認する 必要時に使用できる状態の維持

ニトログリセリンは服用後に血圧が低下し、めまいやふらつきが生じることがあるため、座るか横になった状態で使用してください。

使用しても胸部症状が改善しない場合は心筋梗塞が進行している可能性があるため、直ちに救急要請してください。

自己判断で使用回数を増やすと血圧が過度に低下するため、医師の指示を守りましょう。緊急時に確実に使用できるよう、保管方法と使用期限を定期的に確認しておきましょう。

使用時は座るか横になった状態で服用する

ニトログリセリンは服用後に血圧が低下し、立ちくらみやふらつきが生じることがあります。

立ったまま使用したり服用直後に動いたりすると転倒につながるため、必ず座るか横になった状態で使用してください。高齢者の場合、骨折などの重篤な外傷に至ることもあります。

舌下錠やスプレーは通常1〜3分で効果が現れるため、症状の変化を確認しながら安静に過ごしましょう。(文献5

症状が改善しない場合は速やかに救急要請する

ニトログリセリンを使用しても症状が改善しない場合は、速やかに救急要請しましょう。とくに注意が必要な症状は以下の通りです。

注意すべき症状 詳細
胸部症状や締め付け感が続く 心筋梗塞進行の可能性
冷汗 重篤な循環障害のサイン
吐き気 心筋虚血悪化の可能性
呼吸困難 心機能低下や心不全の可能性
意識が遠のく感覚 血圧低下や不整脈の可能性

ニトログリセリンは胸部症状を和らげる薬であり、血管の閉塞を解消する薬ではありません。使用後も胸部症状や締め付け感が続く場合は緊急性が高い状態です。

冷汗や吐き気、呼吸困難、意識が遠のく感覚を伴う場合は重篤なサインであるため、様子を見ず直ちに救急要請してください。

以下の記事では、心筋梗塞の代表的な前兆について詳しく解説しています。

自己判断で使用回数を増やさない

胸部症状が強くても、ニトログリセリンの使用回数を自己判断で増やすことは避けましょう。過剰使用は血圧の過度な低下や失神を招くだけでなく、症状を抑え続けることで心筋梗塞の進行や病状悪化のサインを見逃すおそれがあります。

使用回数や追加投与の方法は製剤の種類や状態によって異なるため、処方時に説明された用法と用量を守ってください。

症状が改善しない場合や繰り返し現れる場合は、自己判断で追加使用せず速やかに医療機関を受診しましょう。

保管方法や使用期限を定期的に確認する

ニトログリセリンは保管方法によって品質や効果に影響が生じます。とくに舌下錠は湿気や高温に弱く、保管環境が悪いと有効成分が劣化し、十分な効果が得られないことがあります。

別の容器に移し替えると湿気や温度変化の影響を受けやすくなるため、処方時の容器のまま保管してください。

発作時に確実に使用できるよう定期的に使用期限を確認し、長期間持ち歩いている場合は劣化がないかを合わせて確認しましょう。

ニトログリセリンで改善しない心筋梗塞は当院へご相談ください

ニトログリセリンを使用しても胸の圧迫感や息苦しさが改善しない場合は、直ちに119番へ連絡してください。心筋梗塞は治療開始が遅れるほど心筋への障害が広がります。

冷汗や吐き気、呼吸困難、意識の低下を伴う場合はより危険な状態であるため、ためらわず救急要請してください。

日々、ニトログリセリンで改善しない心筋梗塞の症状でお悩みの方は、当院「リペアセルクリニック」へご相談ください。当院では、心筋梗塞の状態や症状によっては、再生医療を用いた治療を提案しています。

「ニトログリセリンを使っても胸の圧迫感が繰り返される」「治療後も息切れや疲れやすさが続いて不安」とお悩みの方へ、心筋梗塞後の心機能低下に対しては、薬物療法やカテーテル治療などに加え、再生医療が検討される場合があります。

当院では自己脂肪由来幹細胞を用いた再生医療を提供しています。幹細胞には、さまざまな細胞へ変化する「分化能」などの特徴があります。

再生医療はすべての方が対象となるわけではなく、心機能や全身状態などを踏まえて適応を慎重に判断します。心筋梗塞後の心機能低下や今後の治療についてお悩みの方は、まずは当院へご相談ください。

ご質問やご相談は、「LINE」や「メール」、「オンラインカウンセリング」で受け付けておりますので、お気軽にお申し付けください。

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ニトログリセリンと心筋梗塞に関するよくある質問

ニトログリセリンは爆発すると聞きましたが本当ですか?

ニトログリセリンはダイナマイトの原料として知られていますが、医療用製剤が体内で爆発することはありません。

医療用のニトログリセリンは舌下錠やスプレー、テープに加工されており、含まれる成分量も工業用とは大きく異なります。処方された方法で使用する限り、爆発の心配は不要です。

心筋梗塞でニトログリセリンが無効な理由はなぜですか?

心筋梗塞でニトログリセリンが効きにくい主な理由は、冠動脈が血栓によって高度に閉塞しているためです。

血管を広げる作用はありますが、血栓そのものを取り除くことはできないため、血流がほとんど途絶えた状態では十分な効果が得られないことがあります。

狭心症は血管が狭くなった状態であるため血管拡張で血流が改善しますが、心筋梗塞では効果が限定的です。

使用しても胸部症状が続く場合は心筋梗塞が進行している可能性があるため、直ちに救急要請しカテーテル治療などを受けてください。

参考文献

(文献1)

ミニトロテープ27mg|RELX™

(文献2)

DAILYMED-NITROGLYCERIN tablet

(文献3)

医療用医薬品 : ニトログリセリン|KEGG

(文献4)

ニトログリセリン舌下錠0.3mg「NK」|DI Station

(文献5)

Nitroglycerin|Medicine.com

(文献6)

医療用医薬品 : ニトロペン|KEGG

(文献7)

ニトロペン® 舌錠0.3mg|日本化薬株式会社

(文献8)

医療用医薬品 : ミオコール|KEGG

(文献9)

ミオコールスプレー0.3mgの基本情報|日経メディカル

(文献10)

ニトログリセリンテープ27mg「トーワ」の基本情報|日経メディカル

(文献11)

ニトログリセリンテープ27mg「トーワ」 | くすりのしおり

(文献12)

ニトログリセリン点滴静注25mg/50mL「TE」の基本情報|日経メディカル

(文献13)

ニトログリセリン静注25mg/50mLシリンジ「TE」 | 今日の臨床サポート|RELX™

(文献14)

神経調節性失神の診断ーチルト試験の実際と解釈|HEART’s Selection2

(文献15)

失神の診療|18 J Cardiol Jpn Ed Vol. 2 No. 1 2008