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ヘバーデン結節の治療法|自分でできるケアや放置するリスクも解説

ヘバーデン結節 治療
公開日: 2022.01.10 更新日: 2025.04.28

「最近の指の腫れの原因は、ヘバーデン結節かも」

「ヘバーデン結節は治療できるのかな…」

このようなお悩みを抱えている方もいるのではないでしょうか?

ヘバーデン結節は、更年期以降の女性を中心に多く見られる症状で、指の第一関節に痛みや変形が生じる疾患です。

治療法としては、痛みを和らげる保存療法や生活習慣の見直し、場合によっては手術など、症状の進行度に応じた対策があります。また、治療による体の負担が少ないため、入院が必要のない治療法、再生医療もご紹介します。

本記事では、ヘバーデン結節の治療法について詳しく解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。

ヘバーデン結節の治療法5選

ヘバーデン結節の治療は、症状の段階や生活の状況によって異なります。主な治療法は以下の5つです。

  • 局所安静
  • 薬物療法
  • マッサージ
  • 手術
  • 再生医療

1つずつ詳しく見ていきましょう。

局所安静|テーピングや金属製リングの使用

へバーデン結節の症状を落ち着かせるには、日常的に指先への過度な負担を避けることが大切です。

とくに炎症が強いときは患部を冷却して、テーピングや金属製リングなどの装具で関節を固定すると良いでしょう。

指を安静に保てば痛みが和らぎやすくなります。

腫れや熱感が続いているときは無理をしてはいけません。

指先を酷使する仕事や趣味を控え、痛みが落ち着いたら医療機関での診察を検討するのも1つの選択肢です。

薬物療法|漢方や消炎鎮痛剤の服用

指の痛みが顕著なときには、漢方や消炎鎮痛剤などを使う薬物療法が検討されます。

以下に薬物療法で使用される代表的な薬物をまとめました。

医薬品 目的 効果
内服薬(漢方や消炎鎮痛剤など) 炎症を抑え、痛みを和らげる 指の腫れや痛みの軽減
外用薬(湿布や塗り薬など) 患部に直接アプローチし、局所的に炎症や痛みを抑える 患部の消炎鎮痛作用
使用部位の血行促進や腫れの軽減
ステロイド注射 強い炎症や痛みを即時的かつ集中的に抑える 強力な抗炎症作用による痛みの軽減

薬物には副作用が見られるものもあります。たとえば、ステロイド注射による副作用は、注射部位の痛み・腫れや血糖値の上昇などです。

薬を使う際は、自己判断で続けるのではなく、定期的に医療機関を受診し、処方内容の再検討や症状の変化を診察してもらいましょう。

こうした薬物療法は他のアプローチと合わせて活用し、日常生活の負担の軽減に役立ちます。

軽いマッサージ|炎症や痛みがないときに実施

へバーデン結節の痛みや腫れが和らいだタイミングであれば、軽いマッサージを試すことも1つの方法です。

手先をほぐすようにさする程度であれば、血行を促して関節の動きを保ちやすくなります。

ただし、炎症が続いている段階で実施したり、指圧を強めすぎたりすれば逆効果となるため、痛みがないときに実施 自己流で無理しないようにしてください。あくまで補助的なケアとして取り入れ、違和感があるときは医療機関に相談すると安心です。

手術|コブの切除や関節固定

保存的な治療で改善が見られず、変形が著しく日常動作に支障が出る場合は、手術を検討することがあります。

以下はへバーデン結節の代表的な2つの手術です。

手術 手術内容
コブの切除 指の第一関節にできた骨性のこぶを切除する手術
関節固定 指の第一関節を固定する手術

こぶの切除は痛みや変形の進行の軽減、外見上の改善は期待できますが、手術によっては可動域が制限されます。

一方で、関節固定は可動域は制限されますが、痛みの軽減と変形の進行を抑える効果が期待できます。

どちらの術式も手術後は固定具の装着やリハビリが必要となるため、手術前に医師と十分に話し合って理解を深めましょう。

再生医療|自分の細胞を活用する新しい治療法

へバーデン結節に対しては、再生医療による治療も選択肢の一つです。

再生医療には、幹細胞治療と呼ばれる治療があります。

幹細胞とは、さまざまな細胞へ変化する可能性を持つ細胞です。自己脂肪や骨髄などから幹細胞を採取し、培養して数を増やしてから再び注射で体内に戻します。

自分自身の細胞を利用するため、拒絶反応が起こりにくい点が特徴です。

再生医療について詳しくは、当院「リペアセルクリニック」へお問い合わせください。

\まずは当院にお問い合わせください/

ヘバーデン結節を治療せず放置するとどうなるのか?

ヘバーデン結節を長期間放置すると、以下のような可能性があります。

  • 骨の変形が進み元に戻りにくくなる
  • 変形した状態で固定かし外見が気になる
  • 指の動きが制限され日常生活に支障が出る

こうした事態を避けるためにも、違和感を抱いた段階で医療機関を受診し、適切な治療のタイミングを逃さないように心がけましょう。

まとめ|ヘバーデン結節の治療法を知って自分にあった方法を選択しよう

へバーデン結節は、親指や人差し指から小指にかけて、第1関節が赤く腫れあがり、変形して曲がってしまう疾患です。

いまだ原因不明の疾患であり、放置すると指先が曲がったまま固まる恐れもあります。

治療法としては、安静や薬物療法、手術、再生医療などがあります。

痛みや指の動きの制限が気になる方は、一度医療機関を受診し、自分に合った治療を試してみると良いでしょう。

再生医療について詳しくは、当院リペアセルクリニックにお気軽にお問い合わせください。

\まずは当院にお問い合わせください/

ヘバーデン結節の治療に関するよくある質問

ヘバーデン結節は治りますか?

へバーデン結節は、すり減った骨そのものを完全に元の状態へ取り戻すことが難しいといわれています。

現在、医療の分野ではさまざまな治療アプローチが研究されています。その選択肢の一つが再生医療です。

当院「リペアセルクリニック」では、主に脂肪由来の幹細胞治療とPRP療法の二つの治療法を提供しています。

ヘバーデン結節の治療について詳しく知りたい方は、無料のメール相談を承っているので、ぜひご活用ください。

ヘバーデン結節の人がやってはいけないことを教えてください

以下にヘバーデン結節の人がやってはいけないことと、その理由をまとめました。

やってはいけないこと 理由
指先に負荷をかける作業
(例:固いものをハサミや包丁で切る、ペットボトルなどの容器を強く握っての開け閉めなど)
炎症や腫れがある箇所を無理に温めると、血行が過剰に促進されて腫れが増幅する恐れがある
強い圧力をかけるマッサージ 患部への刺激が大きく、かえって痛みを悪化させる可能性がある
重い物を持つ習慣 患部へ大きな負担がかかり、炎症や痛みを悪化させたり、関節の変形を進行させたりする可能性がある
指を酷使する活動
(例:スマートフォンの長時間使用)
同じ動作が反復されて、痛みや炎症が慢性化しやすくなる

これらはすべて関節に負担のかかる動作です。いずれの動作も痛みの増強や関節の変形を助長するため、患部に強い負荷をかける行動や習慣は控えましょう

コーヒーを良く飲む人はヘバーデン結節になりやすいですか?

コーヒーの摂取とヘバーデン結節の発症リスクとの関係については、はっきりした医学的根拠がないとされています。

ただし、コーヒーに含まれるカフェインには血管を収縮させる作用があり、血液のめぐりが悪くなると炎症のある部位の痛みが強まる恐れは否定できません。

とはいえ、適度な量のコーヒーが直接ヘバーデン結節を引き起こすという可能性は低く、飲みすぎに注意する程度で十分です。

もしコーヒーを飲むたび指の違和感が強まるようであれば、一度控えてみて症状の変化を確認することも選択肢の1つです。最終的には個人差があるため、不安がある方は食習慣を含めて医療機関で相談してみましょう。

 

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