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ぎっくり腰に前兆はある?なりそうなときの対処法も解説【医師監修】

公開日: 2022.06.06
更新日: 2024.12.08

腰に小さな痛みや違和感があり、「ぎっくり腰なのではないか」と不安を覚えていませんか?

ぎっくり腰は、歩けなくなるほど痛いと言われることも多く、できれば悪化させたくないと考えている人もいるでしょう。

結論、「なんとなく腰が痛くなりそうな違和感」は、ぎっくり腰の前兆の可能性があります。

この記事では、ぎっくり腰になりそうなときの対処法や、病院を受診したほうが良いケースを解説します。

ぎっくり腰の不安の解消や、症状の緩和にお役立てください。

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ぎっくり腰の前兆は「なんとなく腰が痛くなりそうな違和感」

ぎっくり腰の前兆については、明らかなものがないと言われています。

しかし、以下のようなタイミングで「なんとなく腰が痛くなりそうな違和感」があれば、ぎっくり腰の前兆の可能性があります。

  • 重いものを持ち上げたとき
  • 座ったり歩いたりしているとき
  • 前かがみになったとき
  • 咳やくしゃみをしたとき
  • 寝ているとき
  • 身体を起こしたとき

前兆を見過ごしてしまうと、症状が悪化してぎっくり腰になってしまうかもしれません。

ぎっくり腰を未然に防ぐためにも、次の章で解説する対処法を試してみましょう。

【前兆】ぎっくり腰になりそうなときの対処法4つ

腰に違和感があり、ぎっくり腰になりそうなときには、以下4つの対処法を試してみてください。

  • 無理な姿勢を避ける
  • 痛みがある場合は冷やす
  • 身体を軽く動かす
  • ストレスを解消する

各対処法について、ぎっくり腰の原因とともに詳しく解説していきます。

無理な姿勢を避ける

ぎっくり腰になりそうなときは、無理な姿勢を避けましょう。

ぎっくり腰の正式名称は「急性腰痛症」といい、腰や背骨を支える組織に傷が付いて痛みを引き起こすと言われています。

腰や背骨を支える組織は、椎間板、椎間関節、骨膜、筋肉・筋膜、靭帯、血管などさまざまで、どの部分に原因があるかは感覚だけではわかりません。

そのため、まずは無理な姿勢を避けて、腰周りに負担をかけないことが大切です。

痛みがある場合は冷やす

ぎっくり腰の前兆である「なんとなく腰が痛くなりそうな違和感」を通り越して、すでに痛みがある場合は、湿布や氷枕などで患部を冷やしましょう。

痛みの原因は腰周りの組織の炎症であるため、冷やすことで症状の改善に効果があると言われています。

ただ、冷やしすぎると皮膚を刺激し、かえって痛みが悪化してしまうおそれがあるため注意しましょう。

身体を軽く動かす

ストレッチなどで身体を軽く動かすのも、ぎっくり腰になりそうなときの対処法として有効だと言われています。

ぎっくり腰の症状は、安静にしすぎると治りが遅くなる可能性があるためです。

ストレッチで腰周りにある筋肉の緊張をほぐし、血行が促進されたり可動域が広がったりすることで、腰椎への負担を減らせます。

痛みがない、または痛みが引いたら、無理のない範囲で身体を動かしてみましょう。

また、マッサージの良否は症状によって異なるため、自己判断で実施せず医師に相談してください。

ストレスを解消する

ぎっくり腰になりそうなときは、ストレスを解消することも大切です。

ストレスは筋肉の緊張や血流の悪化を引き起こすため、ぎっくり腰の原因のひとつだと考えられています。

すべてのストレスを解消することは難しいかもしれませんが、十分な睡眠や休息を取るなど、リフレッシュできるよう心がけてみてください。

ぎっくり腰になると「耐えられないほどの激痛」が走ることも

前兆を放置し、ぎっくり腰になってしまうと「耐えられないほどの激痛」が走ることもあります。

正式名称である「急性腰痛症」という文字のとおり、急激に発症するのが、ぎっくり腰の怖いところです。

重いものを持ち上げたときや、前かがみになったときなどのタイミングで腰に激痛が走った場合、ぎっくり腰の可能性が高いでしょう。

ぎっくり腰の症状や原因については、以下の記事でも解説しているので、あわせてご覧ください。

ぎっくり腰ではない?病院を受診したほうが良い3つのケース

ぎっくり腰やその前兆のような症状が出ており、以下のような状態の場合は、一度病院を受診してください。

  • 痛みが2週間以上続いている・しびれがある
  • 高齢である
  • 発熱がある

「ぎっくり腰かと思いきや、骨折や他の病気だった」という可能性があります。

それぞれの症状について、詳しく解説します。

痛みが2週間以上続いている・しびれがある

腰周りの痛みが2週間以上続いている、またはしびれがある場合は、以下の病気が隠れている疑いがあります。

  • 椎間板ヘルニア
  • 脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)

そのままにしておくと痛みが長引いたり、手術が必要になったりするおそれがあるため、早めに病院を受診することが大切です。

高齢である

高齢でぎっくり腰のような痛みがある場合、「圧迫骨折」で背中の骨が折れている可能性があります。

高齢者は「骨粗しょう症」の人が多く、骨が折れやすいためです。

骨折が原因で寝たきりになってしまうこともあるため、ただのぎっくり腰だと自己判断せず、一度背中や腰の状態を診てもらいましょう。

発熱がある

腰の痛みに加えて発熱がある場合に考えられるのは、細菌やウイルスへの感染です。

脊椎が細菌に感染する「化膿性脊椎炎(かのうせいせきついえん)」の可能性もあります。

感染は抗生物質などの薬で治療する必要があるため、発熱がある場合は病院を受診しましょう。

そのまま入院となるような、重大な病気が隠れているケースもあります。

以下の記事では、ぎっくり腰で病院を受診する目安に加えて、病院に行く前の応急処置を紹介しています。

まとめ|ぎっくり腰の前兆は4つの対処法で乗り切ろう

「なんとなく腰が痛くなりそうな違和感」は、ぎっくり腰の前兆の可能性があります。

重いものを持ち上げたときや前かがみになったとき、咳やくしゃみをしたときなど、前兆が現れるタイミングはさまざまです。

ぎっくり腰になりそうなときには、無理な姿勢を避けるなど、この記事で解説した4つの対処法で乗り切りましょう。

2週間以上続く痛み・しびれ・高齢者・発熱を伴うなどの場合は、ぎっくり腰ではない病気が隠れているおそれがあるため、一度病院を受診してみてください。

当院「リペアセルクリニック」では、腰痛治療の選択肢として再生医療を提供しています。

ぎっくり腰の前兆についてよくある質問

ぎっくり腰の前兆を感じたらどうしたらいいですか?

ぎっくり腰の前兆に有効な対処法は、「無理な姿勢を避ける」「身体を軽く動かす」「ストレスを解消する」です。

痛みがある場合は、まず患部を冷やし、腰回りの組織の炎症を抑えましょう。

ぎっくり腰になりそうなときにやってはいけないことは?

重い物を持ち上げたり、痛みがあるのに無理に動いたりと、腰に負担がかかることは避けましょう。

症状が悪化し、激痛が走るぎっくり腰になってしまうおそれがあります。

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