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【医師監修】高血圧とは|原因・症状・予防法・治療まで徹底解説
「健康診断で血圧が高いと言われたけど、体調に問題もないし大丈夫かな?」と、放置してしまいがちな高血圧。
しかし、血圧が高い状態が続くと脳や心臓などの臓器がダメージを受け、脳卒中や心筋梗塞といった命にかかわる病気を発症しやすくなります。
そのため、「血圧が高い」と言われた段階で状態を悪化させない対策を講じることが、将来の健康を守ることにつながるのです。
この記事では、高血圧の基準や原因・予防策・治療などを解説します。
「受診すべきか迷っている」「できるだけ自然に改善したい」と感じる方は、ぜひ最後までご覧ください。
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目次
高血圧とは
高血圧とは、血液の量が増えたり、血液の通り道が狭くなったりすることで、血液が血管の壁に強く圧力をかけ続けている状態を指します。(文献1)
水道のホースに強い水圧がかかっているようなイメージです。
この状態が長く続くと、常に強い圧力にさらされた血管は次第に硬くもろくなっていき、「動脈硬化」と呼ばれる状態につながります。
動脈硬化が進むと、心臓や脳など全身の重要な臓器に深刻なダメージを与えかねません。
そのため「血圧が高い」と指摘された段階から、予防策を講じることが大切です。
2019年の「国民健康・栄養調査」によると、20歳以上の方のうち47.7%が高血圧に該当するといわれています。
特定の方に起こるものではなく、私たちに身近な病気のひとつといえるでしょう。(文献2)
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高血圧の症状
高血圧は、自覚症状がほとんどないまま進行するのが特徴です。(文献1)
血圧が高すぎると、頭痛やめまい、肩こりなどが出ることもありますが、日常的に実感しやすい現象であるため、高血圧が原因だと考える方は少ないでしょう。(文献1)
しかし、血圧が高い状態が続くと血管は少しずつダメージを受けます。その結果、脳や心臓、腎臓への負担が大きくなり、以下のような症状があらわれることがあります。(文献1)
- 突然の手足のしびれや麻痺
- 話のしづらさ(呂律が回らない)
- 胸が締め付けられるような痛みや圧迫感
- 息苦しさ
- むくみやだるさ
- 夜間の頻尿
血圧が高めといわれても「何も症状がないから大丈夫」と軽く考えがちですが、気づかないうちに病状は進行しています。
何も感じないうちにこそ生活習慣を見直したり、医師の診断を受けたりして、将来の健康を守りましょう。
「何か症状が出てから治療すればいい」と思われる気持ちはわかりますが、血圧が高い状態のまま放置し、症状が出る頃には血管や臓器がすでにダメージを受けており、治療が難しくなることがあります。
血圧測定は簡単にできますので、機会があれば測定し、高血圧を指摘された場合は症状がなくても早めに受診してください。
高血圧の種類と原因
高血圧には主に以下の2つのタイプがあり、それぞれ原因が異なります。
|
高血圧のタイプ |
原因 |
|---|---|
|
本態性高血圧 |
多くが原因不明である |
|
二次性高血圧 |
血圧が上がる明らかな要因がある |
詳しく見ていきましょう。
本態性高血圧
原因が特定できない高血圧を「本態性高血圧」と呼び、高血圧の約90%がこのタイプです。(文献3)
遺伝や加齢などの要因に加えて、以下の生活習慣が合わさって発症すると考えられています。(文献1)
- 塩分の摂りすぎ
- 運動不足
- 睡眠不足
- 過度の飲酒・喫煙
- ストレスの蓄積
なかでも日本人は、塩分の過剰摂取とメタボリックシンドロームの増加が高血圧患者の増加に関係しているといわれています。(文献4)
詳しいメカニズムを知りたい方は、以下の記事をご参照ください。
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女性が高血圧になる原因は?更年期との関連性・対策を医師が解説!
普段の食生活を急に変えるのはストレスになりますし、やはりご飯はおいしく食べたいものです。減塩は我慢して取り組むよりも、無理なく続けられるように工夫することが大切です。
最近は減塩しょうゆをはじめ、さまざまな減塩食品が販売されており、味もしっかりしています。こうした商品を上手に取り入れることで、無理のない減塩生活を続けやすくなります。
二次性高血圧
血圧を上昇させている原因が明らかな高血圧を「二次性高血圧」と呼び、主に以下が要因となります。(文献3) (文献5)
- 腎臓に関する病気
- クッシング症候群
- 原発性アルドステロン症
- 褐色細胞腫
- 薬やサプリメント
本態性高血圧との違いは、原因となっている病気を治療すれば血圧の改善が期待できることです。
すでに病気を抱えている方は、それが血圧に影響している可能性もあるため、かかりつけ医に相談してみましょう。
高血圧の診断基準
日本高血圧学会の基準によると、以下の値以上になったときに「高血圧」と診断されます。(文献4)
- 診察時血圧(医療機関での測定):140/90mmHg
- 家庭血圧(自己測定):135/85mmHg
家庭血圧のほうが基準値が低いのは、診察室では緊張して血圧が一時的に上がる「白衣高血圧」と呼ばれる現象があるためです。
高血圧の診断には、診察室での測定だけでなく、家庭での血圧測定も重要となります。
診察室での血圧測定は緊張などの影響で高くなることが一般的に知られています。そのため、家庭での血圧記録が治療においても非常に重要になります。
高血圧の治療は無理なく長く続けることが大切ですので、ご自身の血圧を把握し治療への意識を高めるためにも、毎日の家庭血圧測定をおすすめします。
高血圧の放置により起こりうる健康リスク
高血圧は、症状がないまま進行してしまうことが多いため「サイレントキラー(沈黙の暗殺者)」とも呼ばれます。
放置すれば確実に血管にダメージを与え、以下のような病気を引き起こすリスクが高まります。(文献4)
こうした合併症を防ぐためには、早期発見と継続的な血圧管理が欠かせません。
「血圧が高い」と指摘された段階で予防策を講じることが、将来的な健康を守ります。
こうした合併症は適切な治療で防げる可能性が高いため、健康診断などで高血圧を指摘された場合は、一度医療機関を受診していただきたいと思います。
脳卒中の後遺症改善や再発予防を目的とした治療法として、再生医療という選択肢があります。脳卒中に対する再生医療の治療例については、以下の症例をご覧ください。
【家庭でできる】高血圧の治療法と悪化予防
高血圧の治療は、まず生活習慣の改善から始めます。
高血圧治療ガイドラインでは以下のような生活習慣が推奨されており、治療だけでなく予防にも効果的です。(文献4)
- 減塩を中心とした食事
- 適度な運動
- アルコールの制限
- 肥満の改善
生活習慣の改善だけで血圧が下がらない場合や、心血管系疾患のリスクが高い場合には、薬物療法が検討されます。
治療開始後も薬に頼るだけでなく、見直した生活習慣を続けることが長期的な健康維持につながります。
高血圧の予防策を詳しく知りたい方は、以下の記事をご参照ください。
高血圧は症状がなくても要注意!早期対策が重要
高血圧は、多くの方が自覚症状のないまま進行するため、気づかないうちに身体にダメージを与えている可能性があります。
放置すれば、脳卒中、心筋梗塞、腎不全などの命にかかわる病気を引き起こすリスクもあるため、早期発見・早期対応が何より重要です。
まずは血圧を意識し、生活習慣の見直しから始めることが高血圧の予防と改善につながります。
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高血圧に関するよくある質問
高血圧は何科を受診すれば良いですか?
高血圧に不安を感じたら、まずは一般内科を受診しましょう。
初診では、主に以下のようなことがおこなわれます。(文献4)
- 自宅と受診時の血圧値の確認
- 問診による生活習慣や家族歴の把握
- 必要に応じて、血液検査・尿検査・心電図などの追加検査
高血圧の原因に腎臓やホルモンの異常が疑われる場合には、専門の循環器内科や内分泌内科へ紹介されることもあります。
放置すれば、将来的に心臓や脳、腎臓などに大きなダメージを与える可能性があるため、「症状がないから大丈夫」と自己判断せず、医師の診断を受けることが重要です。
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高血圧の薬は一生飲み続けなければなりませんか?
高血圧の治療では、一度薬を始めると服用し続けるのが基本です。
ただし、生活習慣の改善によって血圧が安定し、医師の判断で減薬・中止が可能になる方もいます。
「血圧が落ち着いているから」と自己判断で中止してしまうと、再び血圧が上昇してしまう可能性があるため、薬の減量・中止は医師の指示のもとにおこないましょう。
生活習慣の管理が少し緩んで血圧が上がってしまった場合でも、通院を続けていれば再度調整することができます。
一方、自己判断で内服をやめてしまうと、医療機関の受診自体もやめてしまう方が少なくありません。そうなると、次に受診するのは合併症などの症状が出てからになることが多いため、注意が必要です。
高血圧で頭痛を感じることはありますか?
高血圧そのものでは多くの場合、明らかな自覚症状はあらわれません。
ただし、急激に血圧が上昇した場合や重度の高血圧では、血管や心臓への急激な負荷により、頭痛やめまい、動悸などを発症する恐れがあります。
こうした症状が頻繁に見られる場合は、臓器への負担が大きくなっている可能性があるため、早めに医療機関を受診してください。
高血圧が高くなる時間帯はありますか?
血圧は日中の活動時にやや高くなり、睡眠中は日中よりも10〜20%ほど低くなります。(文献4)
高血圧の既往がない方でもこの変動はありますが、その数値が高い場合は「早朝高血圧」や「夜間高血圧」である可能性が高いです。
1日の変化を把握するために、家庭での血圧測定は朝と夜の決まったタイミングでおこなうと良いでしょう。
高血圧は完治しますか?
高血圧は「完治」よりも「コントロール」する病気と捉えましょう。
日本人の高血圧の約90%を占める「本態性高血圧」は、塩分の摂りすぎ、運動不足、ストレスといった生活習慣や、遺伝的な体質が複雑に絡み合って発症します。
これらの要因を根本からすべて取り除くのは難しく、一度高くなった血圧は元の正常な状態に戻りにくいのです。
そのため高血圧の治療目的は「完治」ではなく、生活習慣の改善や薬物療法により血圧を適切にコントロールし、脳卒中や心疾患などの合併症を予防することです。(文献3)
参考文献



















