- その他、整形外科疾患
【医師監修】ポンタールとは|効果・強さ・副作用・注意点を徹底解説
痛み止めとしてポンタールを処方され「他の痛み止めとどう違うの?」「強さや副作用は大丈夫?」と気になる方もいるのではないでしょうか。
ポンタールは、痛みや炎症を抑えるNSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)の一種で、正しく使えば効果が期待できる薬です。ただし、インフルエンザ時の使用など注意すべきポイントもあるため、事前に理解しておくことが大切です。
この記事では、ポンタールの効果・強さ・ロキソニンとの違い・副作用・注意点までをわかりやすく解説します。ぜひ最後までお読みいただき、ポンタールの不安を解消してください。
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目次
ポンタールの基本情報
ポンタールは、痛みや炎症を抑えるNSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)に分類される薬です。まずは、どのような成分でどんな痛みに効果があるのか、基本情報から具体的にみていきましょう。
ポンタールの成分
ポンタールの有効成分はメフェナム酸で、NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)に分類されます。(文献1)
NSAIDsはCOX(シクロオキシゲナーゼ)という酵素を阻害し、炎症・痛み・発熱を引き起こす物質「プロスタグランジン」産生を抑えます。ポンタールはその中でもアントラニル酸系という系統に属しており、比較的古くから使われてきた薬です。
同じNSAIDsには、ロキソニン(ロキソプロフェン)・ボルタレン(ジクロフェナク)・ブルフェン(イブプロフェン)などがあります。
主に月経痛などで選択されることが多く、一般的な鎮痛の場面では他のNSAIDsが優先される傾向があります。
ロキソニンの効果や副作用、効く痛みの種類については、別記事で詳しく解説しています。気になる方はあわせてご確認ください。
ポンタールの効果・効能
ポンタールは、頭痛・歯痛・生理痛・関節痛・術後の痛み・発熱など、幅広い痛みや発熱に使われます。(文献1)
炎症を伴う痛みに効果を発揮しやすいのが特徴で、生理痛や歯科治療後の痛みなどに処方されることが多い薬です。
炎症の原因となる物質の働きを抑えることで、ズキズキとした痛みや腫れを和らげる作用があるため、以下のような症状でよく使用されます。
- 生理痛がつらい場合
- 歯の治療後に痛みが出た場合
- 関節や筋肉の炎症による痛み
剤形は、カプセル(250mg)とシロップ(3.25%)の2種類が代表的で、カプセルが飲みにくい子どもには、シロップが処方されることもあります。
また、他のNSAIDsで効果が不十分だった症例でも選択肢として検討しやすく、処方する場面が多い薬剤です。
ポンタールの用法・用量
ポンタールの用法・用量は、年齢や体重によって異なります。また、胃への負担を避けるため、空腹時を避けて服用し、できるだけ短期間の使用にとどめることが大切です。
主な用法・用量の目安は以下の通りです。(文献1)(文献2)
| 対象 | 用法・用量 |
|---|---|
| 成人 | 【手術後および外傷後など】 ・初回は500mg(2カプセル) ・その後:6時間ごとに250mg(1カプセル) 【急性上気道炎の解熱・鎮痛】 ・1回500mg(2カプセル)をつらいときに服用 ・原則は1日2回まで ・1日最大1,500mg |
| 小児 | ・体重1kgあたり6.5mgを目安に服用 |
用量を超えて服用したり空腹時に服用したりすると、副作用のリスクが高まります。安全に使用するためにも、医師・薬剤師の指示に従って服用するようにしましょう。
ポンタールの副作用
ポンタールは、正しく使用すれば基本的には安全に使用できる薬ですが、他の薬と同様に副作用があらわれることもあります。
ここでは、ポンタールの副作用について以下2つに分けて解説します。
- よくある副作用
- 重篤な副作用
体調に異変を感じた場合は無理に服用を続けず、医療機関へ相談するようにしましょう。
よくある副作用
ポンタールで比較的よくみられる副作用には、次のようなものがあります。
- 下痢
- 胃痛・吐き気・食欲不振
- 眠気・めまい
頻度としては高くないものの、下痢は特徴的な副作用です。過去に経験したことがある方は再発リスクがあるため注意が必要です。
多くは軽度で自然におさまりますが、症状が強い場合や日常生活に支障が出る場合は、無理に我慢せず医療機関へ相談しましょう。
副作用を軽減するためには、空腹時を避けて必ず食後に服用すること、そして必要最小限の用量・期間にとどめて使用することが重要です。
重大な副作用
ポンタールでは、まれに重い副作用があらわれることがあります。頻度は高くありませんが、早めに気づくことが大切です。
主な重大な副作用と、初期症状は以下のとおりです。(文献1)
| 重大な副作用 | 主な初期症状 |
|---|---|
| 消化管出血・消化性潰瘍 | ・黒色便 ・腹痛 ・吐血 ・胃の不快感 |
| 腎機能障害 | ・尿量の減少 ・むくみ ・体のだるさ |
| 肝機能障害 | ・黄疸(皮膚や白目が黄色くなる) ・全身倦怠感 ・食欲不振 |
| アナフィラキシー | ・発疹 ・呼吸困難 ・顔や喉の腫れ |
これらの症状は初期の段階では気づきにくいこともありますが、放置すると重症化するおそれがあります。
表に記載されている以外にも、重大な副作用は存在します。服用後に少しでも異変を感じた場合は、速やかに医療機関へ相談してください。
ポンタールと他の痛み止めの違い
ポンタールとロキソニンはどちらが強いのか気になる方も多いですが、鎮痛効果に大きな差はありません。
ただし、効き方や副作用の出やすさには違いがあり、症状や体質によって適した薬は異なります。ポンタールと他の痛み止めの主な違いは以下の通りです。
| 薬剤名(一般名) | 特徴 |
|---|---|
| ポンタール (メフェナム酸) |
・比較的古くから使われている薬 ・下痢をはじめとする消化器症状に注意 |
| ロキソニン (ロキソプロフェン) |
・胃への負担が軽くなる工夫がされている ・市販されている |
| ボルタレン (ジクロフェナク) |
・鎮痛効果はやや強い ・胃腸への負担に注意が必要 |
| カロナール (アセトアミノフェン) |
・胃に優しく幅広く使われる ・炎症を抑える作用は弱い ・市販されている |
痛み止めは症状や体質、既往歴などをもとに医師が判断して処方しています。処方された薬に不安や疑問がある場合は、自己判断で変更せず、担当医や薬剤師に相談しましょう。
なお、それぞれの痛み止めの違いや使い分けについては、以下の記事で詳しく解説しています。あわせて参考にしてください。
ポンタールにおける禁忌
ポンタールは、体質や健康状態によっては服用できない場合や、注意が必要な場合があります。安全に使用するためにも事前に内容を確認しておくことが大切です。
主な禁忌・注意事項は以下の通りです。(文献1)
| 区分 | 対象となる方 |
|---|---|
| 禁忌(服用できない方) | ・過去にポンタールで下痢を起こしたことがある方 ・アスピリン喘息の既往がある方 (NSAIDsに分類する痛み止めで喘息発作が起きたことがある方) ・消化性潰瘍がある方 ・妊娠末期の方 ・重い血液の異常がある方 ・重い肝機能障害のある方 ・重い腎機能障害のある方 ・重い心不全のある方 ・ポンタールの成分に過敏症(アレルギー)の既往がある方 ・重い高血圧症のある方 |
| 慎重投与(医師に相談が必要な方) | ・妊娠中の方(妊娠末期を除く) ・授乳中の方 ・腎機能・肝機能が低下している方 ・高齢の方 ・持病がある方 など |
持病がある方や、他の薬を服用している方は、事前に医師・薬剤師へ伝えた上で処方を受けるようにしましょう。
ポンタールはインフルエンザの解熱には使えない
インフルエンザにかかっているときや、その疑いがある場合は、ポンタールの服用は控える必要があります。
ポンタールは、インフルエンザによる発熱時に使用すると、まれに重篤な合併症である「インフルエンザ脳症」のリスクが高まる可能性があるため、原則として使用は控えられています。(文献3)
本章では、誤って服用してしまったときの対処法と、ポンタールの代わりにインフルエンザで使える解熱薬について詳しく解説します。
そのため自己判断での使用は避け、医師が安全と判断した薬を使うようにお伝えしています。
誤って飲んでしまった場合の対処法
インフルエンザでポンタールを服用してしまった場合は、まずは落ち着いて体調を確認し、必要に応じて医師や薬剤師に相談しましょう。
とくに、次のようなインフルエンザ脳症の初期症状がみられる場合は注意が必要です。(文献3)
| 症状 | すぐに受診が必要なケース |
|---|---|
| 異常行動 (急に叫ぶ・走り出すなど) |
・1時間以上続く ・意識が薄い |
| けいれん | ・15分以上続く ・左右非対称である ・繰り返されている |
| 意識障害 | ・呼びかけに答えられない ・視線が合わない |
これらの症状がみられた場合は、一度ポンタールの服用を中断して速やかに医療機関を受診してください。
インフルエンザで使える解熱薬
インフルエンザの解熱には、アセトアミノフェンが一般的に使用されます。アセトアミノフェン(カロナールやアンヒバなど)は、ポンタールやロキソニンとは異なる種類の解熱鎮痛薬で、インフルエンザにも使用できる薬です。(文献3)
アセトアミノフェンは市販もされていますが、自己判断で薬を切り替えるのではなく、医師に相談したうえで適切な薬を処方してもらうことが大切です。
なお、アセトアミノフェンについては、以下の記事で詳しく解説していますので、あわせて参考にしてください。
ポンタールを正しく使って痛みと向き合おう
ポンタールは、生理痛や歯痛、けがなど幅広い痛みに効果が期待できる薬ですが、医師や薬剤師の指示に従い正しく使用することが大切です。
また、痛みが長引く場合や繰り返す場合は、早めに医療機関を受診することをおすすめします。不安な点がある場合は自己判断せず、医師や薬剤師に相談しながら使用しましょう。
なお、痛みの原因によっては薬だけでなく根本的な治療が必要になることもあります。「このまま痛み止めを使い続けて良いのか不安」「できるだけ体への負担を減らしたい」と感じている方は、一度専門医に相談してみるのも選択肢のひとつです。
連用が続いている方や、最近効果が乏しくなってきたと感じる方は、自己判断で続けずに一度受診し、薬剤の選択や痛みの原因を見直すことが重要です。
リペアセルクリニックでは、再生医療(幹細胞治療・PRP療法)についてのご相談を受け付けています。まずはお気軽に公式LINEからご相談ください。
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ポンタールに関するよくある質問
ポンタールと他の痛み止めは併用できる?
ロキソニンやボルタレンなど、同じNSAIDsに分類される薬とポンタールの併用は避ける必要があります。(文献1)同種の薬を重複して服用すると副作用(胃腸障害・腎機能障害など)が増強するリスクがあるため注意が必要です。
また、違う種類の痛み止めであるカロナール(アセトアミノフェン)も、自己判断での併用は禁物です。
複数の痛み止めを同時に使用したい場合は、必ず医師・薬剤師に相談してから判断しましょう。
ポンタールは市販で買える?
ポンタールは、処方箋が必要な医療用医薬品であり、ドラッグストアや薬局で市販されていません。
服用するには医療機関を受診し、医師の診察を受けたうえで処方してもらう必要があります。副作用や注意点がある薬のため、必ず医師の指示に従って使用しましょう。
なお、同じように処方箋が必要な痛み止めとして、貼り薬のモーラステープも知られています。モーラステープの市販可否や代替できる成分については、以下の記事で詳しく解説していますので、気になる方はあわせてご覧ください。
参考文献
文献1
ポンタールカプセル250mg添付文書(2024年10月改訂(第3版))
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