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変形性股関節症と診断されたけどどうしたら良いのかわからない。 股関節の変形はもう治らないと聞いたので今後が不安…… 変形性股関節症と病院で診断され、これ以上悪化させないためにはどうすればいいか悩んでいる人も多いのではないでしょうか。 変形性股関節症は股関節に負荷がかかり続けることで軟骨がすり減り、骨が変形していく疾患です。 進行を遅らせる方法があれば知りたいと思う人もいるかもしれません。 結論から言えば、変形性膝関節症で禁止されている動作や運動はなく、日常生活の動作や姿勢に注意すれば問題ありません。普段から股関節への負荷をできるだけ避け、股関節の可動域・筋力向上に効果的な運動を継続すれば、痛みを軽減できます。 そこで今回の記事では、変形性股関節症に対して避けるべき動作や効果的な運動をご紹介します。 病院で変形性股関節症と診断されて不安に思われている人は、ぜひ最後までチェックして実践してみてください。 【シーン別】変形性股関節症でやってはいけないこと 変形性股関節症でやってはいけないこととして、以下の3つに注意してください。 運動 姿勢 生活習慣 ここから具体的に、どういった運動や姿勢、生活習慣が変形性股関節症に悪影響となるのか、詳しく解説していきます。 変形性股関節症の発症後に注意すべき点については、以下の記事もご覧ください。 変形性股関節症でやってはいけない・注意すべき運動 変形性股関節症でやってはいけない・注意すべき運動として、以下の2つには注意しましょう。 ジョギング ストレッチ・ヨガ(股関節に負担がかかるもの) これらの運動は股関節に大きな負担が生じます。軟骨の摩耗や骨の変形・痛みといった変形性股関節症の進行を強める要因となるため、可能な限り避けましょう。 ジョギングは着地の衝撃で股関節への負担が大きくなるとされています。また、大きく脚を開くようなストレッチやヨガも股関節への負担が大きいため、注意しましょう。 上記以外の運動中でも、痛みなど異変があれば無理に動かさず安静にするよう心がけてください。 変形性股関節症でやってはいけない・注意すべき姿勢 変形性股関節症でやってはいけない・注意すべき姿勢は以下の4つです。 あぐら 時間しゃがむ 足を組んで座ること 猫背 あぐらや長時間しゃがむ姿勢は、股関節への負担が大きく、変形性股関節症の症状を強めてしまう可能性があります。 足を組むのも、股関節が捻られて負担が大きくなるため避けましょう。 また、猫背の姿勢は骨盤と大腿骨(ふとももの骨)が不安定な形になりやすく、股関節への負担が大きい姿勢です。 変形性股関節症を悪化させる可能性があるため、正しい姿勢を保つようにしましょう。 変形性股関節症でやってはいけない・注意すべき生活習慣 変形性股関節症でやってはいけない・注意すべき生活習慣は以下の3つです。 重い物を持って立ち上がる・歩く行為 体重の増加 ヒールの高い靴を履く 重い物を持って立ち上がったり歩いたりする行動は、変形性股関節症を強めるリスクが高いです。 体重の増加も股関節に負担がかかるため、暴飲暴食や運動不足による肥満には注意しましょう。 また、ヒールの高い靴を履くと足首の動きが悪くなり、歩行時の衝撃を吸収しにくくなります。股関節にかかる負担が増えるため、できるだけフラットなパンプスやスニーカーなど、足首の動きに影響が少ない靴を選ぶと良いでしょう。 変形性股関節症の禁忌動作を続ける3つのリスク 変形性股関節症の禁忌動作を続けることで、以下に挙げる3つのリスクが生じます。 疼痛が増強する 歩行が困難になる 人工関節を入れる手術が必要になる なぜこのようなリスクが生じるのか、それぞれ詳しくみていきましょう。 疼痛が増強する 変形性股関節症の人がしゃがむ、股関節を内側にねじるなどの動作を日常的に繰り返すと、脚の骨と骨盤の間にある軟骨がすり減り、疼痛(とうつう)が増強してしまいます。 疼痛とは、皮膚や粘膜、内臓、骨膜、筋、腱などの自由神経が刺激されて発生する痛みのことです。焼けるような感覚、強いしびれなど、人によって感じ方や痛みの程度は異なります。 股関節に負担がかかる動作や姿勢を繰り返すと、変形性股関節症の症状の進行が加速し、疼痛もひどくなる可能性があります。 歩行そのものが困難になる 変形性股関節症は、運動療法で筋肉を鍛えるなど改善に向けたリハビリもおこないます。しかし、股関節に負担がかかる姿勢や動作を繰り返すと症状が悪化し、歩けなくなる可能性があります。 歩行が困難になると、簡単な外出や日常的な家事・入浴動作も難しくなるかもしれません。痛みや可動域制限によって日常生活に支障をきたし、「生活の質」が低下していくでしょう。 最終的には日常生活を送るだけでも人の手を借りないといけない恐れがあります。 このような最悪の事態を避けるためにも股関節に大きな負担がかからないよう意識して過ごしましょう。 人工関節を入れる手術が必要になる 変形性股関節症の症状が進行すると、人工関節を入れる手術が必要になります。すり減った軟骨や変形した骨は自然治癒しないため、痛みをとるためには人工関節を入れないといけません。 人工関節を入れる手術を行えば痛みを緩和できる可能性は高くなりますが、皮膚や筋肉を大きく切開するため、術後のリハビリが必要です。 また、脱臼や2回目の手術を避けるために、術前よりもより生活習慣に気を配る必要もあります。 人工関節手術のリスクについては、こちらの記事もご覧いただければ幸いです。 変形性股関節症の悪化を防ぐためにやるべき3つのこと 変形性股関節症の症状悪化を防ぐためには、以下3つのことに取り組んでください。 身近な人の理解を得る 無理のない範囲で股関節を動かし鍛える 負荷の少ないストレッチで股関節まわりの柔軟性を保つ これらの簡単な取り組みを繰り返すだけでも変形性股関節症の症状悪化を予防する効果が期待できます。変形性股関節症の症状進行を止めたい人は必ず最後までチェックしてください。 身近な人の理解を得る 変形性股関節症の人は、まず家族や職場の人など、身近な人の理解を得ることが重要です。周囲からの理解を得られれば、股関節に負担がかかる動作を代わってもらえるなど、変形性股関節症が悪化しないよう協力してもらいやすくなります。 とくに以下のようなシチュエーションでは、身近な人の理解・協力が重要です。 重たい物を運んでもらう 食卓を座卓からイス・テーブルに変えてもらう 浴槽をまたぐための補助台を用意してもらう 1人だけで考えるより精神的な安心感を得られやすく、前向きに治療に取り組めるようになります。 身近な人と一緒に診察を受ける、リハビリの見学をしてもらうなど、周囲の協力を得られるよう働きかけてみてください。 無理のない範囲で股関節を動かし鍛える 変形性股関節症では、筋肉がないと関節にかかる負担が大きくなるため、無理のない範囲で股関節を動かし、鍛える必要があります。 関節を支える組織には骨・靭帯・筋肉の3つがあります。筋肉が少ないと関節を支える負担が骨にかかり、軟骨の摩耗や骨の変形を強めてしまうかもしれません。無理のない範囲で運動をして、股関節に負担をかけないことが大切です。 仰向けでの脚上げ運動や、プールでの水泳・水中歩行は、股関節に負荷をかけず筋肉を鍛えられるためおすすめです。 負荷の少ないストレッチで股関節周りの柔軟性を保つ 筋肉を鍛えることと同様に、負荷の少ないストレッチも変形性股関節症の症状を抑えるために重要です。 ストレッチで股関節周りの柔軟性が保たれれば、股関節にかかる負担を減らせます。 たとえば60°しか動かない関節と120°動く関節を比較したとき、60°しか動かない関節では衝撃が加わる範囲が限定されます。しかし120°動けば衝撃が広い範囲に分散されるため、一部分にかかる負担は軽減されるでしょう。 つまり動きが硬い股関節だと狭い範囲の軟骨や骨に衝撃が加わりますが、可動域が広い股関節であれば全体に衝撃が分散されるため、軟骨のすり減りや骨の変形を全体に広げられます。 結果として変形性股関節症の症状予防につながるため、負荷の少ないストレッチは重要です。痛みが出ない範囲で十分なので、毎日継続しましょう。 まとめ|変形性股関節症の悪化を防ぐためには股関節に負担をかけないことが大切 変形性股関節症は繰り返される股関節への負荷によって軟骨がすり減り、骨が変形することで発症する疾患です。 症状を進行させないためには股関節へ負担をかけないことが重要です。股関節への負担が大きい動作や姿勢を避け、家族の理解・協力のもと、日常生活で股関節にかかる負担を減らすよう努めましょう。 自分自身が無理のない範囲で運動・ストレッチを継続することも、変形性股関節症の症状緩和に効果的です。 また、当院「リペアセルクリニック」では、国内でも数少ない、自己の幹細胞を用いた再生医療(幹細胞治療)を提供しています。 再生医療によってすり減った軟骨を復活させられれば、変形性股関節症の症状軽減につながるかもしれません。また、再生医療と生活習慣の改善・運動を併用すれば、より高い効果が期待できます。 当院ではメール相談やオンラインカウンセリングも実施していますので、ご活用ください。 この記事が、変形性股関節症における手術以外の治療法・予防法を知るのに役立ったのなら嬉しく思います。 変形性股関節症についてよくある質問 変形性股関節症に良い運動は? 股関節に大きな負荷がかからない運動がおすすめです。 具体的には仰向けでの脚上げ運動やお尻挙げ、浮力で体重を軽減できるプール運動が挙げられます。また、軽めのウォーキングやヨガ・ストレッチも良いでしょう。 ランニングや縄跳びなど股関節に衝撃がかかる運動や、股関節に負荷が大きくかかる運動は避けるべき運動なので注意してください。 変形性股関節症は歩かない方が良いですか? 痛みがない範囲であれば歩いてもかまいません。むしろ軽めのウォーキングは変形性股関節症の症状を和らげる方法として推奨されています。 実際、京都大学がおこなった研究によると、変形性股関節症が進行していた人は1日7000歩以上歩いていたといわれています(文献1)。 1日20〜30分程度のウォーキングで、踵から着地してしっかり蹴る意識で歩けば大きな問題はありません。しかし、痛みがあれば中止するなど、無理のない範囲でおこないましょう。 No.0003 監修:院長 坂本貞範 参考文献 文献1 Tateuchi, H. et al.Daily cumulative hip moment is associated with radiographic progression of secondary hip osteoarthritis:Osteoarthritis and Cartilage.2017;25(8):1291-1298.
公開日:2024.11.06 -
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変形性股関節症のリハビリ|運動療法!避けたい運動と行うべき運動 変形性股関節症の進行を抑える治療法には、生活習慣の改善のほか「薬物療法」や「運動療法(リハビリ)」が推奨されています。 中でも運動療法は、正しく行えば効果的な治療方法です。 ただ、変形性股関節症の治療で運動療法に取り組む場合、たとえ運動療法(リハビリ)であっても、避けておきたい運動があります。 そこで今回は、変形性股関節症における治療としての運動療法、リハビリに取り組む際に避けておきたい、しない方が良い注意すべき動作をご紹介します。 それは「股関節へ負担をかけすぎないこと」に尽きます。 変形性股関節症は、股関節への負担が増えれば当然ながら症状は進行します。股関節は、運動にかかわらず、日常生活において歩くだけでも大きな負荷がかかる部位なので無理は禁物です。 早く効果を求めすぎて、過度な筋力トレーニングを行う等は、リハビリとしても避けるべきです。たとえそれがウォーキングなどの軽度な運動療法であっても、股関節へ過度な負担が掛かるなら、症状を悪化させかねない危険性があります。 いずれにしましても自己判断や、早く治りたいとの思いで無理や、焦りを持った取り組みは禁物です。医療機関を受診し、治療の一環として適切な指導やアドバイスを受け、それを守るようにしましょう。 変形性股関節症のリハビリで避けるべきこと ・股関節に負担をかけすぎない ・リハビリのつもりでも過度なトレーニングは控えること ※医療機関を受診し適切な指導やアドバイスを受けて、それを守ること ※早く治したいとの想いはあっても、焦りは禁物 変形性股関節症で避けておきたい運動とは? 変形性股関節症の運動療法で激しい運動を長時間の行うことは避けてください。 運動療法と申しましても例えば、強めの筋力トレーニングはもちろん、サッカーや、ランニング、軽めのジョギングであっても股関節を大きく使う運動は、股関節への負担がかかりすぎて、軟骨のすり減りに繋がるため、推奨されません。 変形性股関節症で避けるべき運動の一例 ・ハードな筋力トレーニング ・サッカー ・ランニング、マラソン ・テニス ・股関節を大きく使う運動は避ける お勧めの運動は、「軽いウォーキング」や、股関節に負担の少ない「水中でのウォーキング」、「軽めのヨガ(股関節に負担をかけないポーズに限る)」、「軽めの自転車こぎ」等の負担が少ない運動を意識して行うようにしてください。 ただし、ウォーキングが良いからと、歩くスピードが速すぎたり、長距離を歩き過ぎると、筋肉が疲弊し、股関節を支えることができなくなるため、股関節への負担が増えてしまう点に注意が必要です。 症状を悪化させないためにも、ゆっくり歩く、15分程度の軽めのウォーキングにするなど、行う程度や時間を考えて実施しましょう。筋トレではなく、あくまで「リハビリとして」股関節に負担がかからないようにすることです。 また、激しい運動ではないからとヨガを行いたいという人もいます。ヨガ自体は、悪くはないのですが変形性股関節症のリハビリの一貫であるということ。運動療法として行うという意味からは、たとえヨガといえども股関節への負担がかかるような姿勢を行うことは避けねばなりません。 ヨガといえども股関節に負担が掛かりそうなポーズ、痛みが出そうなポーズは行わないでください。 いずれにしましても、長時間の運動や、無理な姿勢での運動は、避けて、運動は股関節に負担がかからないように少しづつでも、毎日継続して行うことが大切です。 変形性股関節症の運動療法でお勧めの運動 ・軽めのウォーキング ・水中を利用したウォーキング ・軽めのヨガ(※股関節に負担がかかる動作や、痛みが出そうなポーズは厳禁) ・軽めの自転車こぎ 変形性股関節症の運動療法で避けたい動きがある理由 変形股関節症は、初期の段階なら痛みを感じない人もいますが、症状が進行すると、安静にしていても痛みを感じるようになります。そうならないためにも、たとえリハビリでも運動療法は股関節に負担をかけて症状を悪化させるような運動は避けるべきです。 更に言えば、変形性股関節症のリハビリであったとしても股関節に負担が掛かるような運動を行うと、股関節以外、ほかの部位に影響が及ぶ場合があります。 運動療法は、無理をすると股関節以外、他の部位に負担が行くことを理解してください。 例えば、無理な肢位や運動を続けていると、意識しなくても体は自然と、股関節を「かばう動作」を行うからです。そのため、股関節以外、足首や膝の関節に負担がかかり、その部位で痛みが発するようになったり、反り腰の姿勢となることで腰痛を招いてしまうこともあります。 運動療法で膝が痛くなったりした場合は、負担が大きすぎると考えてください。姿勢や取り組み方法を見直して症状に合わせた運動療法を行うよう心がけましょう。 その際は、医師やリハビリの専門家に相談し、現在の症状にあった方法になるよう指導を受けてください。 運動療法は、無理や焦りは禁物 ・股関節をかばう動作が起こる ・無理をすると股関節以外の部位に痛みが出る ・地道に無理の無い方法で取り組む 変形性股関節症|避けたい動きがあるのに、なぜ運動療法を行うのか? 変形性股関節症で避けたい運動があるにも関わらず、なぜ運動療法をするのでしょうか。 リハビリとしての運動療法は、大切です。無理にならない程度、動かすことで股関節の固まりや、こわばりを防ぐことができ、股関節周りの筋力を強くして、その力を落とさないためです。 運動療法は、筋力を上げ、股関節の負担を軽減します。無理なく運動療法を行うことで症状の進行を遅らすことができるのです。自身の力で歩くためにも大きな意義があります。 変形性股関節症とは? 変形性股関節症とは、股関節の軟骨や骨が、加齢や日常生活による負担などによって損傷し、痛みを生じてしまう病気です。初期の段階では痛みを感じない人でも進行するにつれて痛みや関節の動かしづらさを感じ始めます。 この症状に関わらず、一度損傷した軟骨や、骨を元通りに改善することは難しいため、症状が進行すると最終的に骨切り術や、人工関節の置換術のような手術が一般的におこなわれます。 そのため、進行を少しでも遅らせるように股関節への負担を減らす必要があります。 変形性股関節症の運動療法の目的とは? 股関節の柔軟性を高めることを目的とし、股関節の可動域が改善し、股関節を正しい位置にすることができます。指導を受けながら軽めの筋力トレーニングを行うことで筋肉をつけたり、血行を良くすることで、痛みの緩和を期待することが可能です。 運動療法を行うことで股関節の負担や痛みを軽減させ、変形性股関節症の進行を遅らせることが狙いです。 変形性股関節症の運動療法で行うべき運動5選とは 変形性股関節症のリハビリテーション、運動療法で避けたい運動があることは述べました。 では、どのような運動を、どう行えば良いのでしょうか。変形性股関節症の運動療法で行っても良い、やるべき運動について具体的に4つご紹介しましょう。 水中ウォーキング プールでのウォーキングは、リハビリとしても非常に有効です。浮力により股関節への負担が軽減されるため、陸上でウォーキングをするよりも効果的です。 ただし、プールで水泳をする際に注意してほしいのは、平泳ぎを避けることです。水泳の中でも「平泳ぎ」は股関節を大きく開くため、関節への負担が大きく、変形性股関節症の運動療法として行うことは避けてください。 ウォーキング ゆっくりとしたスピードで、無理のない距離を歩きましょう。 目安としては、15分程度がおススメです。 ストレッチ 股関節付近を柔らかくすると、柔軟性が高まり股関節の可動域の拡大にもつながります。 運動する前にストレッチをおこない、筋肉をほぐすと良いでしょう。 ただし、変形性股関節症の人がおこなう運動療法におけるストレッチですから、股関節を大きく開いたり、負担のかかりすぎる姿勢は避けましょう。 適切な筋力トレーニング 筋力トレーニングをおこなうときは、徐々に運動強度をあげるようにしましょう。 大きな負荷が掛かるトレーニング避けてください。 変形性股関節症の運動療法・リハビリで無理は禁物 変形性股関節症のリハビリで運動療法をする場合は、負担の少ない運動を毎日継続して行う必要があります。しかし、無理せず休んだほうが良い場合もあります。 痛みがあるときは、無理はしない 股関節に痛みを感じるときは、股関節を休ませてあげましょう。痛みがあるのに無理して我慢してまで運動やトレーニングを行うと、無意識に痛む部分をかばってしまい、ほかの関節にも負担をかけてしまうことが往々にしてあることは前述しました。 そんな場合は、運動は控えたり、あるいは違う運動をするなど、痛みが起こらない動きをしてください。運動療法で膝や腰など別の部位に痛みが出たときは、運動を控えなければなりません。 しかし、だからといってまったく体を動かさない日が何日も続くと、ますます歩行ができなくなる可能性があり、悪循環を招く恐れがあります。痛みがあるときは、原則として運動を休むべきですが、痛くないときは、主治医から指導を受けた運動を行いましょう。 体重管理とダイエット リハビリで運動を行うためには「体重の管理」にも気を使ってください。股関節の痛みや、症状の影響で運動量が落ちるとどうしても体重が増えがちになります。 増えすぎた場合は、ダイエットを意識する必要があります。自分の標準体重を知って、体重管理してください。体重が増えてしまうとせっかく運動療法を行っても関節への負担が増えて悪影響になりかねなりかねません。 意識して体重を管理されることをオススメします。「増えたな」と思ったら食べる量や、間食を減らすなどの簡単でもダイエットする意識を持ってください。 まとめ・変形性股関節症のリハビリ|運動療法!避けたい運動と行うべき運動 今回は、変形性股関節症の人が運動療法をするときに、治したいと思うあまり焦って無理をしないこと、また、やるべき運動と、運動を避けたい状況についても解説しました。 変形性股関節症を発症したら、運動療法に取り組むことは大切ですが、股関節へ負担がかかる動作は避けましょう。ただし、医師から指導を受けたリハビリは、無理のない範囲、痛みが出ない範囲で取り組んでください。 ストレッチは有効です。筋肉をほぐしてから水中ウォーキングや軽めのウォーキング、負担の少ない筋力トレーニングをするようにしましょう。また、痛みがあるときは無理をせず、運動はお休みして主治医に相談しましょう。 リハビリは、焦らず、無理せず、地道でも継続的に取り組みましょう。 変形性股関節症では運動療法も有効ですが、根本的な治療を希望されたい方や、すでに手術を勧められて迷っておられるなら、切らずに改善できる「股関節の再生医療」という手段もあります。 こちらに「股関節の再生医療」について詳しい内容や動画もございますのでご参考になさってください。 https://youtu.be/PVZORiK2WsU?si=jjxFD0Pq_oHSlmwX ▼以下もご参考にされませんか 変形性股関節症|人工関節の手術で起こるリスクとは?
公開日:2024.10.07