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腱板断裂(腱板損傷)でやってはいけないこととは?注意したい動作を現役医師が解説

腱板断裂(腱板損傷)とは、肩の関節を安定させるための筋肉(腱板)が傷ついたり、腱組織が断裂して切れていたりする病気です。
腱板は、肩のなかで最も損傷を受ける部位であり、腱板が損傷すると腕の力が入らなくなり、とくに腕を上げようとしたときに痛みを引き起こします。
また、夜に激しく痛み、眠れなくなる経験をした方もいるのではないでしょうか。
夜間の痛みは受診のきっかけとして最も多いものとされています。(文献1)
結論:腱板断裂でやってはいけないことは主にこの4つ
- 頭上へ重いモノを持ち上げる・下す動作
- 首の後ろで腕を動かす動作
- 上半身の力を使って重いものを持ち上げる動作
- 肩を後方に回した位置で行う上運動
加えて見落とされやすいのが、痛む側を下にして眠ることと、五十肩と思い込んで無理にストレッチを続けることです。五十肩は動かして治す病気ですが、腱板断裂は腱そのものが切れているため、同じつもりで伸ばすと断裂が広がるおそれがあります。
日常生活の動作が原因となることもあるため、どのような動作を避けて安静を保つと良いのか、この記事を参考に取り入れてみてください。
実際に当院(リペアセルクリニック)の治療を受けた方の症例については、以下の動画でも解説していますので、ぜひ参考にしてください。
辛い肩の痛みから解放されるためにも、ぜひ当院(リペアセルクリニック)にご相談ください。
目次
腱板断裂(腱板損傷)でやってはいけないこと4つ
腱板断裂(腱板損傷)でやってはいけないことは、以下の4つです。
腱板損傷直後は基本的に、肩周囲の安静を保つべきです。通常は三角巾を用いて、腕の動きを最小限にするように配慮します。
安静は急性期における対処法ですが、急性期が過ぎた後も、できる限り避けた方が良い動作があります。
腱板損傷後に避けるべき動作を紹介しますので、一つずつチェックしながら症状を悪化させないようにしていきましょう。
頭上へ重いモノを持ち上げる・下す動作

腱板損傷を発症した後、とくに発症初期は以下のような動作や運動は控えたほうが良いでしょう。
- 頭上に手を持っていく動作
- 頭上へ重いモノを持ち上げる動作(重い荷物を上げたり、高所から下すような動作)
また、ボールを投げるような動きや、ジムでバーベルを頭の上に持ち上げるなどのウェイトトレーニングは、しばらく行わないようにします。
これらの動きは肩に過度な負担をかけ、損傷した部位の悪化や痛みの増強につながる可能性があるため、注意が必要です。
したがって、腱板損傷後は「オーバーヘッドでボールを投げること」「重いボールを上半身の力に頼って投げること」「水泳のクロールや背泳のように、頭上に右手を持ってきて力を入れて引き下げる」ようなストロークを避ける必要があります。
首の後ろで腕を動かす動作

バーベルやバーなどを、頭や首の後ろで上下させる運動も避けるべき動作のひとつです。
この運動は、腱板に過度の負担をかけ、さらなる肩の問題や慢性的な痛みを引き起こす危険性があります。この動作の問題は、肩の「外旋(骨を外側にねじるような運動)」にあります。
頭や首の後ろで上下させる運動では、肩をしっかりと外旋させる必要がありますが、これは肩にとって非常に負担のかかるポジションです。
この動きをすると、関節を構成する組織をさらに損傷してしまい、治癒までの時間が非常に長くなりかねません。
上半身の力を使って重いものを持ち上げる動作

上半身の力を使って重いものを持ち上げる動作も非常にリスクが高く、別名アップライトローと呼ばれる動作です。
アップライトローはジムでよく見かけるエクササイズのひとつですが、このエクササイズのメカニズムを見れば、なぜこの動作が腱板損傷後に避けるべき動作であるか、理解できるでしょう。
アップライトローは、上半身を起こした状態で肩を開き、両手に持ったバーベルなどの重りを首元まで引き上げ、持ち上げる動作です。
このエクササイズの問題は、腕を置かなければならない位置にあります。この位置は「内旋」と呼ばれ、アップライトローをするために腕を挙上させると、腱板が肩の骨に挟まれます。これは腱板損傷を引き起こす原因となる動作そのものでもあります。
肩を後方に回した位置で行う上運動

肩を後方に引いた状態で行う運動のうち、避けたほうが良いものとしてベンチディップスがあります。
具体的には、椅子などに両手をついた状態で腰を座面よりも低い位置まで落とし、肩を後方に回した状態で、主に二の腕に相当する上腕三頭筋に負荷をかける運動です。
ベンチディップスは、腰を落としすぎて上腕が肩と平行な位置以上になってしまうと、肩関節に過度な負荷がかかります。
肘を開きすぎても閉じすぎても、上腕三頭筋に負荷がかかるため、腱板損傷後には避けるべき動作のひとつです。
より詳しく腱板断裂について知りたい方は以下の記事も参考にしてください。
【関連記事】
腱板が再断裂する原因を医師が解説|治療方法や予防法も併せて紹介
【医師監修】肩腱板断裂の手術方法と入院期間を解説|復帰目安もあわせて紹介
【日常生活編】腱板断裂でやってはいけないことと代替動作
運動をしていない方でも、日常の何気ない動作が肩の負担になっている場合があります。場面ごとに、避けたい動作と代わりにとれる動き方をまとめました。
| 日常生活の場面 | 避けたい動作 | 代替動作 |
|---|---|---|
| 高い所の物を取る | つま先立ちで腕を伸ばし、片手で荷物を下ろす | 踏み台を使って対象物を目線の高さに近づけ、両手で体に引き寄せる |
| 重いものを運ぶ | 肘を伸ばしたまま、買い物袋を片手で提げる | 荷物を分けて、脇を締めて手のひらを上に向け、肘を曲げて体の正面で抱える(文献2) |
| 後ろの物を取る | 運転席から腕を後ろへ回し、後部座席の荷物を取る | 体ごと後ろを向く、または一度車を降りて取り出す |
| 髪を洗う | 首の後ろで腕を上下させて洗う | 上半身を前に倒し、腕を肩より高く上げずに正面で洗う |
| 服を着る・脱ぐ | 痛くない側の腕から袖を通す | 着るときは痛む側から先に通し、脱ぐときは痛くない側から先に脱ぐ |
| 眠るとき | 痛む側の肩を下にして横向きで眠る | 仰向けで眠り、痛む側の肘の下にタオルを敷いて肘を体より少し前で支える |
※痛みの程度や断裂の範囲によって、避けるべき動作の範囲は変わります。リハビリを受けている方は、担当の理学療法士や主治医の指示を優先してください。
共通するのは肩から先だけを動かすのではなく、体ごと動いて肩の負担を減らすという考え方です。
動作に気をつけていても痛みが変わらない場合は、断裂の範囲が広がっている可能性があります。ご自身の状態が気になる方は、公式LINEの無料オンライン診断をご利用ください。
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腱板断裂(腱板損傷)が改善しない場合は再生医療

腱板損傷は、時間が経てば肩の炎症は徐々に落ち着きますが、放置すると悪化する恐れがあり、最悪の場合、完全断裂のリスクがあります。
症状が改善されなければ、手術が必要になることも考えなければなりません。
しかし、近年では身体への負担が大きい手術を回避でき、入院や長期間のリハビリが不要な「再生医療」といわれる先端医療で、損傷した腱板の再生を期待できます。
一般的な腱板損傷の手術では「再断裂」や「関節拘縮」のリスクがありますが、再生医療ではそうした後遺症の可能性について軽減できる点がメリットです。
リペアセルクリニックが提供している再生医療は幹細胞治療と呼ばれるもので、注射だけの日帰り治療で腱板の再生が期待できる治療方法を採用。
【こんな方は再生医療をご検討ください】
- 長期間の入院はできない方
- 身体への負担を出来る限り抑えたい方
症状に再生医療が適応するかどうか、まずは当院(リペアセルクリニック)の無料電話カウンセリングでご相談ください。
実際に腱板損傷・腱板断裂で当院の治療を受けた方の症例をご紹介します。
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以下の記事では「肩腱板損傷・腱板断裂、肩の痛みに対する再生医療・幹細胞治療」について詳しく解説しています。
腱板断裂の治療法
動作に気をつけるだけでは切れた腱が元に戻るわけではありません。
腱板は血流が乏しく、一度切れた部分が自然につながることはないとされています。
痛みが和らいでも断裂そのものが治ったわけではないため、放置すると断裂が広がり、選べる治療の幅は狭くなっていきます。
腱板断裂の治療には、大きく3つの選択肢があります。
| 治療の選択肢 | 内容 | 向いている方 |
|---|---|---|
| 保存療法 | 注射やリハビリで痛みと動かしにくさを軽減する。約70%は保存療法で症状が軽快するとされている | 断裂の範囲が小さく、日常生活への支障が限定的な方 |
| 手術療法 | 断裂した腱を縫い合わせる。術後は約4週間の固定と2〜3か月の機能訓練が必要 | 断裂が大きく、入院とリハビリの時間を確保できる方 |
| 再生医療 | 患者さまご自身の細胞を用い、損傷した組織の修復を促す。注射による日帰り治療 | 手術を避けたい方、長期の入院やリハビリが難しい方 |
(文献1)
どの選択肢が適しているかは、断裂の範囲や年齢、仕事や生活の状況によって変わります。
また、腱板断裂や肩の痛みに対して、つらい痛みから解放されたいという方は、再生医療も選択肢の一つです。
【こんな方は再生医療をご検討ください】
- 腕が思うように動かない、動かす時に痛みがある
- 手術を避けたい
- 今後悪化するのが怖い
- 長期の入院やリハビリができない
まだ治療方針を決めていない段階でもかまいません。断裂の範囲や生活状況をうかがった上で、再生医療が適応するかどうかをお伝えします。
腱板断裂(腱板損傷)でやってはいけないことに注意して負担を減らそう
本記事では、腱板損傷後に避けるべき動作、やってはいけないこと4つを解説しました。
腱板損傷後は、時間が経てば肩の炎症は徐々に落ち着いていきます。
外傷後や症状がなかなか改善しない場合は、どうしても手術を検討しなければなりません。
しかし腱板断裂手術に伴う主なリスクとしては、以下のようなものがあります。
- 術後の再断裂
- 関節拘縮(肩が動きにくくなる状態)
「手術しか選択肢がないと言われた」「今の痛みが本当に治るのか不安」という方は、手術を避けられる再生医療も検討しましょう。
痛みが軽いうちに断裂の範囲を確認しておくほど、選べる治療の幅は広がります。
当院(リペアセルクリニック)では、腱板損傷をはじめとする肩に関する病気にお悩みの方を対象に無料相談を実施していますので、ぜひご相談ください。
腱板断裂(腱板損傷)でやってはいけないことについてよくある質問
腱板断裂(腱板損傷)を放置するとどうなる?
放置した場合、肩の機能が低下し、別の病気に移行する可能性があります。腱板断裂を放置しても自然に治ることは期待できず、治療やリハビリが欠かせません。
放置をして、症状が進行すると手術による修復が難しいだけでなく、人工関節手術を検討する可能性もあります。
以下の記事では、腱板断裂を放置するリスクについて詳しく解説しています。
腱板断裂は自然に治りますか?
切れた腱が自然につながることはないとされています。(文献1)
ただし約70%は保存療法で症状が軽快するとも報告されています。(文献1)
腱板断裂は、断裂した腱が自然に元の状態へ戻ることは期待しにくいです。
しかし、リハビリテーションや薬物療法、注射などによって、痛みや動かしにくさの改善が期待できるため、断裂があるからといって、必ずしも手術が必要になるわけではありません。
保存療法で改善しない場合や、手術を避けたい場合の選択肢として再生医療があります。
以下の記事では、再生医療について詳しく解説しています。
腱板断裂(腱板損傷)はどれくらいで治る?
損傷の程度によって異なりますが、日常生活が送れるようになるまでは2〜3カ月が目安です。
肩周囲に多くの負担をかけるスポーツや重労働の場合は、6カ月を目安としてください。
治療方法によっても回復期間は変わるため、専門医と相談しながら適切な対応をとることが重要です。
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参考文献























