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アキレス腱断裂でおこなう手術の流れ・費用・入院期間を徹底解説

アキレス腱断裂手術
公開日: 2023.05.29 更新日: 2025.02.12

アキレス腱断裂の主な治療には「手術」と「保存療法」の2種類があります。どちらの選択をとっても、適切なケアをおこなえば回復を目指せます。

手術を選択した場合、回復に向けてダイレクトにアプローチできるため、スポーツや仕事復帰の期間が保存療法ほど長くかかりません。しかし、手術費用や手術後における合併症のリスクを考慮する必要があります。

本記事では、アキレス腱断裂の手術の流れや費用について解説しています。保存療法との違いも紹介しているので、アキレス腱断裂の治療方針を検討中の方は参考にしてみてください。

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アキレス腱断裂の治療法は手術もしくは保存療法【どっちを選択すべき!?】

アキレス腱断裂の治療法には、主「手術」と「保存療法」2種類があります。適切な治療をおこなえば、どちらの治療法を選択しても回復が期待できます。

ただし、治療方法の判断基準は、本人の回復目的と医師の考えがあるため完全な正解はありません。

手術は保存療法よりも仕事やスポーツの早期復帰が期待できます。しかし、手術費や術後の合併症リスクといった懸念点があるため、慎重に検討する必要があるでしょう。

一方で、保存療法は、手術費用や合併症のリスクにおける心配は少ないものの、仕事やスポーツへの復帰に時間がかかる傾向にあります。

双方のメリット・デメリットを理解した上で、医師と相談しながら自分に合った治療法を選択していきましょう。

手術と保存療法については以下の記事で解説していますので、参考にしてみてください。

現在、アキレス腱断裂の治療法の1つとして「再生医療」が注目されています。切らない治療法なので、手術の傷跡や術後の後遺症の心配がありません。

無料相談も受け付けていますので「再生医療でアキレス腱断裂をどうやって治療するの?」と気になる方は、再生医療を専門とする『リペアセルクリニック』にお気軽にお問い合わせください。

スポーツ医療の治療

アキレス腱断裂における手術の流れ【3つの過程で解説】

ここでは、アキレス腱断裂における手術の流れを3過程にわけて解説します。

  • 手術決定〜入院|入院期間はおよそ4〜10日
  • 入院〜手術|手術時間はおよそ1〜2時間
  • 退院後のリハビリテーション|リハビリ期間はおよそ4〜5カ月

1過程ずつ見ていきましょう。

1.手術決定〜入院|入院期間はおよそ4〜10日

手術が決まれば、具体的な日取りを決めていきます。

入院期間はおよそ4〜10日なので仕事や学校など、考慮したい事情がある場合は必ず伝えましょう。

入院オリエンテーションで入院中の生活、注意点などの説明がありますので、わからないことがある場合は積極的に聞いてください。

術前検査や、全身麻酔の場合は麻酔科の診察もありますので、治療中の病気などがあれば必ず申告しましょう。

2.入院〜手術|手術時間はおよそ1〜2時間

手術より前の日に入院する場合と、手術当日に入院する場合があります。合併症や治療中の病気がある場合には、前もって入院するケースが多くなります。

入院・手術が近づいてきたら飲酒は避けたほうが良いでしょう。食べるものなどに制限はありませんが、「手術前〇時間は絶食」などの指示は必ず守ってください。

手術時間はおよそ1〜2時間で、手術が終わったあとは合併症に気をつけながら経過観察します。

3.退院後のリハビリテーション|リハビリ期間はおよそ4〜5カ月

入院した直後から日常生活、スポーツの復帰まで継続したリハビリテーションが必要になります。

以下は、術後のおおまかなスケジュールです。

術後1週まで
・足関節が動かないようギプスで固定する
・ヒールをつけて歩くなど、固定したところ以外はしっかり動かす

術後2週頃
・固定を外し、装具を装着する
・少しずつ足首を動かす練習をおこなう

術後1カ月頃
両足での底屈動作(つま先立ち)の練習を開始する

術後2カ月頃
・片足での底屈動作(つま先立ち)の練習を開始する
・装具がとれて、軽いジョギングを開始する

術後3カ月頃
ランニングを開始する

術後4〜5カ月頃
スポーツ動作の練習を再開する

それぞれの動作、運動を開始するタイミングは施設により異なりますが、最短でのスポーツ復帰は4~5カ月程度に設定している施設が多い傾向にあります。

せっかく受けた手術を無駄にしないためにも、していいこと・してはいけないことを確認し、しっかりと守りましょう。

アキレス腱断裂後のリハビリメニューについてはこちら▼

アキレス腱断裂の手術・入院にかかる費用相場

手術・入院にかかる費用は、どのような術式、麻酔法にするかで差があります。

3日間の入院で10万円ほど、7日間の入院で20〜30万円ほどは最低かかると見ておいた方が良いでしょう。食事代や個室を利用する場合は差額ベッド代がかかります。

【入院や手術に掛かる費用】

  • 3日間の入院で10万円ほど
  • 7日間の入院で20〜30万円ほど
  • 食事や個室(差額ベット)は別途

収入により高額療養費制度を利用できます。しかし、一旦は負担分を窓口で支払う必要があるので注意が必要です。

ギプス固定後の治療用装具はオーダーメイドで作成するので、こちらも8万円前後かかります。保険適応になりますが、一旦全額を支払う必要があります(支払先は装具屋さんです)。

そこから手続きをおこなえば差額が還付され、実質負担は医療費の負担割合と同等になる仕組みです。

まとめ|アキレス腱断裂における手術の理解を深めて治療に臨もう

アキレス腱断裂の手術は、仕事やスポーツの復帰を早めたり、再発リスクを低減したりする効果があります。

しかし、手術費用や術後における後遺症のリスクの懸念点があるため、治療法の選択は慎重におこないましょう。

「手術以外でアキレス腱断裂の早期回復を図りたい!」という方には「再生医療」がおすすめです。

切らない治療法なので、手術の傷跡や術後の後遺症の心配がありません。

無料相談も受け付けていますので「再生医療でアキレス腱断裂をどうやって治療するの?」と気になる方は、再生医療を専門とする『リペアセルクリニック』にお気軽にお問い合わせください。

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アキレス腱断裂の手術についてよくある質問

アキレス腱断裂の手術についてよくご質問いただく内容を以下に記載しました。

アキレス腱断裂の手術後、仕事復帰までどれくらいの期間がかかりますか?

アキレス腱断裂の手術後、一般的に3カ月程度で仕事に復帰できるケースが多いです。しかし、具体的な復帰時期は、仕事の内容によって変わります。

たとえば、事務作業のように座っておこなう仕事であれば、松葉杖や装具を使って歩けるようになった段階で仕事に復帰できる可能性があります。

しかし、走ったり、重い物を運んだりするような負担のかかる仕事の場合は、筋力や機能が回復するまで待たなくてはなりません。

現在、アキレス腱断裂の治療法として「再生医療」が注目されています。

人間の自然治癒力を活用した治療なので、身体への負担を最小限にできます。詳しい治療方法や効果が気になる方は、再生医療専門の『リペアセルクリニック』にお気軽にお問い合わせください。

アキレス腱断裂の手術後、歩けるまでどれくらいの期間がかかりますか?

歩行が可能になるのは、ギプスを外して装具を着用できるようになってからです。ギプスが外れるのは術後1〜2週間以降なので、歩行もその時期から段階的に開始します。

装具を使用してすぐの段階では、足元が安定せず、踵が高くなりがちです。そのため、歩行の際には松葉杖を併用するのが良いでしょう。

アキレス腱断裂における全治期間の解説はこちら▼

アキレス腱断裂手術の麻酔はどのようなものですか?

全身麻酔もしくは腰椎麻酔でおこなわれることが多いです。経皮的縫合術では侵襲が少ないために局所麻酔でおこなうケースもあります。

全身麻酔や腰椎麻酔の場合には、麻酔科医による麻酔がおこなわれるケースもあります。

手術の前に喫煙はしても良いですか?

喫煙をしていると、酸素の取り込みが少なくなります。

とくに全身麻酔をおこなう際には、痰の増加、肺炎や無気肺(肺の一部に空気が入らない状態)のリスクになります。

傷の治りも遅くなる可能性があるので、手術が決まった際にはその日から禁煙しましょう。

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