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【医師監修】癌が嫌う食べ物とは?料理レシピや見直したい食習慣についても解説
「がんが嫌う食べ物って何?」
「どんなものを食べたら、がんを防げるの?」
そのような疑問を持たれる方も多いことでしょう。
がんは日本での死因順位第1位であり、日本人の2人に1人ががんと診断されています。(文献1)
そのため、がん予防について関心を持たれている方も多くいらっしゃいます。
結論から申し上げますと、現時点では、「これをとっていればがんを予防できる」といった単一の食品、栄養素が存在していません。
ただし、がんが嫌う食べ物とされる食品は存在します。逆に、とりすぎるとがん発症のリスクをあげる食べ物も存在します。がん予防の基本は、1つの食べ物に偏らないバランスの良い食事です。
本記事ではがんが嫌う食べ物および、それを使った簡単なレシピ、がん予防のために見直したい食習慣について解説します。
「食べ物でがんを予防したい」「食習慣を変えたい」とお考えの方は、ぜひ最後までご覧ください。
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目次
癌が嫌う食べ物とは
がんが嫌う食べ物としては、がん細胞の発育を抑える効果があるもの、抗酸化作用によりがん予防に役立つものなどがあげられます。
主なものを表にまとめました。
| 主な食べ物 | 食べ物に含まれる成分および効果 |
|---|---|
|
ブロッコリー ピーマン いちご |
ビタミンCが多く含まれる。 ビタミンCの効果:がん細胞の発育を抑える |
|
小麦胚芽 アーモンド かぼちゃ |
ビタミンEが多く含まれる ビタミンEの効果:抗酸化作用が、がん予防に役立つ |
|
ごぼう 厚揚げ 納豆 ひじき |
食物繊維が多く含まれる 食物繊維の効果:発がん性物質を作る悪玉菌を減少させる |
| コーヒー |
クロロゲン酸が多く含まれる クロロゲン酸の効果:抗炎症作用や抗酸化作用があり、がん予防につながる |
癌が嫌う食べ物を使用した料理レシピ3選
この章では、がんが嫌う食べ物を使用した料理レシピを3種類紹介します。
厚揚げの照り焼き
食物繊維が多い大豆製品ときのこを合わせた一品です。ヘルシーで食べ応えもあります。
手順は以下のとおりです。
- 厚揚げを食べやすい大きさに切る
- 切った厚揚げに小麦粉をまぶし、余分な粉を落とす
- エリンギは縦半分、アスパラガスは2~3等分に切る
- フライパンに油を熱し、厚揚げとエリンギ、アスパラガスを入れて2~3分焼く
- しょうゆ(大さじ1と1/2)とみりん(大さじ1)、水(大さじ1)を入れて味をからめる
かぼちゃの甘煮
ビタミンEを多く含むかぼちゃの常備菜です。冷めてもおいしく食べられます。
手順は以下のとおりです。
- かぼちゃを一口大に切る
- かぼちゃの皮を下にして鍋に入れる
- だし(1/2カップ)と砂糖(小さじ1/2)とみりん(大さじ1/2)、しょうゆ(大さじ1と1/4)を入れてかぼちゃが柔らかくなるまで煮る
焼きブロッコリー
ビタミンCを多く含むブロッコリーを簡単に食べられる一品です。ブロッコリーに含まれるスルフォラファンには、がん細胞増殖を抑える可能性があるとされています。
手順は以下のとおりです。
- ブロッコリーを小房に分ける
- フライパンに大さじ2の水とブロッコリーを入れて中火で沸騰させる(2~3分蒸し焼き)
- ふたを開けてから火を強め、水分がなくなったらオリーブオイルを入れて焼き目がつくまで焼く
- 食べる前に、お好みでしょうゆをかける
癌予防のために見直したい食習慣
がん予防のために見直したい食習慣は、主に以下の5点です。
- 高カロリー・高脂肪の食事
- 塩分が多い食事
- 加工肉や赤肉の摂り過ぎ
- 野菜不足
- 過度な飲酒
高カロリー・高脂肪の食事
高カロリー・高脂肪の食品としてあげられるものは、揚げ物やスナック菓子、菓子パン、洋菓子などです。これらの食品を摂り過ぎると肥満になる可能性が高まります。
肥満は喫煙と同程度のがん発症リスクがあるとされています。大腸がんや肝臓がん、膵臓がん、乳がん、腎臓がんなどは肥満との関係が深いものです。
間食を控える、蒸す・ゆでる・焼くといった調理法で脂肪摂取量を減らすといった行動が、がん予防のためにも大切です。
塩分が多い食事
がんの中でも、胃がんは塩分の多い食事との関連性が高いものです。日本人の男性のがんのうち3.0%、女性のがんのうち1.6%は、減塩により予防できると考えられています。(文献2)
2023年の「国民健康・栄養調査」によると、食塩摂取量の平均値は20歳以上の男性で1日10.7g、女性は9.1gでした。(文献3)
厚生労働省が策定した「日本人の食事摂取基準2025年版」によると、成人における食塩摂取量の目標は、男性で1日7.5g未満、女性では6.5g未満です。(文献4)
加工肉や赤肉の摂り過ぎ
ハムやベーコン、ソーセージといった加工肉は国際がん研究機関(IARC)において「ヒトに対して発がん性がある」と分類されています。また、加工肉には亜硝酸塩や発色剤といった添加物が利用されており、一部の添加物は発がん性物質に変化します。
牛肉や豚肉、羊肉といった赤肉の摂り過ぎは、大腸がんリスクを高める食習慣です。脂肪の摂り過ぎから肥満にもつながります。
国際的には赤肉が1週間に500g未満、加工肉は最小限の摂取が望ましいとされています。(文献5)
野菜不足
がん予防で考えると、野菜不足は望ましくありません。
野菜や果物を多く摂ることで、食道がん発症のリスクはほぼ確実に減少します。胃がんや肺がんの発症リスクも減少する可能性が高いとされています。
野菜や果物は、心疾患や脳血管疾患といった生活習慣病発症のリスクを抑えるためにも大切です。健康的な生活を送るための目安は、野菜1日350g以上・果物1日200g程度です。(文献2)
過度な飲酒
過度な飲酒は、がんの発症リスクを高めます。とくに、肝臓がんや大腸がん、食道がんなどは飲酒により発症リスクが増加しやすい疾患です。
1日あたりの平均アルコール摂取量が純エタノール換算で46g以上の方は、適量である23g未満の方よりがん発症リスクが40%程度高まります。69g以上の方は、がんになるリスクが60%以上高くなります。(文献2)
飲酒量が少ないほどがん発症のリスクが低下するため、過度な飲酒は避けましょう。
癌と食べ物に関する誤解
がんと食べ物に関するよくある誤解としては、以下の2点があげられます。
- がん細胞が消える食べ物がある
- サプリメントでがん予防ができる
癌細胞が消える食べ物がある
がん細胞が消える食べ物は存在しないと考えましょう。
「にんじんジュースでがんが消える」「糖質制限ががんに効果がある」などの食事療法は、がんそのものへの効果は証明されていません。(文献6)
特定の栄養素を多量に摂取したり、逆に制限したりすると身体に悪影響を及ぼし、がんの治療にも支障をきたします。
がん予防のためにも、特定の食品に偏らずバランスの良い食事を心がけましょう。
サプリメントで癌予防ができる
がんを予防する効果が証明されているサプリメントは、現時点で存在していません。
サプリメントでビタミンEやビタミンA(βカロテン)を摂取すると、通常の食事では摂取できないほどの量になります。その結果、逆にがんやほかの健康障害のリスクを上げます。
サプリメントは、あくまでも食事の補助と考えましょう。
癌が嫌う食べ物を把握し栄養バランスのよい食事を心がけよう
「これを食べるとがんが消える」といった単一の食べ物は存在しません。
対して、がん細胞の発育を抑えたり、抗酸化作用によりがん予防につながったりする食べ物は複数存在します。これらがいわゆる「がんが嫌う食べ物」です。
ただし、それだけを食べても栄養が偏ってしまい、がん予防にとっては悪影響です。
本記事で紹介した食べ物を上手に使いつつ、主食、主菜、副菜がそろった栄養バランスの良い食事を食べましょう。
また、がん予防のためには、食習慣の見直しも必要です。高カロリーや高脂肪の食事、塩分が多い食事、野菜不足などはがん発症のリスクを高めます。
本記事を参考に食習慣を見直し、がん予防につとめましょう。
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癌が嫌う食べ物に関するよくある質問
癌患者向けのレシピはありますか?
国立がん研究センターやがん患者支援サイトなどに、症状に合わせたレシピが多数掲載されています。
食欲がないときのメニューとしては麺類やおかゆ、ミニサイズのおにぎりがあげられます。味覚障害があるときに良いものは、お酢やレモンなどの酸味をきかせた料理やだしをきかせた料理などです。
以下の記事では、大腸がんの食事でおすすめのレシピを掲載していますので、あわせてご覧ください。
果物は癌に効果がありますか?
果物も、食道がんや胃がん、肺がんの発症リスク減少の効果があります。がん以外の生活習慣病発症のリスクも抑えられます。
果物の1日目安量は200g程度です。主な果物でたとえると、りんご1個、みかん(Mサイズ)2個です。
参考文献
科学的根拠に基づくがん予防法|国立がん研究センターがん情報サービス




















