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大人が毎月風邪をひく原因は?隠れている病気や予防法を解説【医師監修】
「ここ最近毎月のように風邪をひくようになった」
「なにかの病気が関係している?」
大人になってから、風邪を繰り返す背景には、日々の生活習慣による免疫機能の低下が関係している可能性があります。
本記事では、大人が毎月風邪をひく原因や原因となる病気、見直したい生活習慣などを解説します。原因を確認するためのセルフチェックリストを掲載しているため、風邪予防につなげるために参考にしてください。
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目次
大人が毎月風邪をひく原因【セルフチェック】
繰り返す風邪の背景には、生活習慣による免疫機能の低下があります。
以下に該当しないかチェックしてみましょう。
| 免疫機能を低下させる原因 | チェック |
|---|---|
| 睡眠不足が続いている | ▢ |
| 食生活が乱れている | ▢ |
| 過度な心理的ストレスが続いている | ▢ |
| 過度な飲酒習慣がある | ▢ |
| 喫煙者である | ▢ |
| 運動不足である | ▢ |
| エアコンの効いた室内で長時間過ごす | ▢ |
| 口呼吸の癖がある | ▢ |
| 人が密集する環境によくいる | ▢ |
それぞれの原因について詳しく解説します。
睡眠不足
睡眠不足は、風邪をひきやすくする原因の一つです。本来は睡眠中に体内でウイルスと戦う免疫細胞の働きが整えられるのですが、睡眠時間が短いと十分な働きが得られなくなります。
実際に、睡眠時間が5時間未満であると、風邪の発症リスクを高めるとの報告があります。(文献1)仕事や育児に追われていると、睡眠時間を後回しにしがちですが、風邪予防のためには十分な睡眠が必要です。
食生活の乱れ
栄養バランスが偏った食事を続けていると、体の免疫機能が低下してしまいます。例えば、ビタミンEが不足すると免疫細胞が正常に働けなくなり、ウイルスや細菌に対する抵抗力が低下します。
しかし、コンビニ食や外食が続いたり、簡単な食事で済ませてしまったりすると、栄養バランスが偏ってしまいます。忙しい日々の中でも、食事内容を見直すことは、免疫機能を維持するために重要です。
過剰なストレス
過度なストレスは、感染症のリスクを高める原因の一つと考えられています。実際に、心理的ストレスが増加すると、感染症の発症リスクが高まるとの報告があります。(文献2)
現代社会では、仕事の責任やプレッシャー、育児の悩みなど、多方面にストレスがかかりやすいです。これらのストレスを上手に解消していくための対策を身につけていく必要があります。
過度な飲酒や喫煙
過度な飲酒や喫煙は、感染症のリスクを高める生活習慣として知られています。過度なアルコール摂取は、免疫機能に悪影響を与える可能性があるとされています。喫煙は気道の粘膜にダメージを与え、ウイルスや異物を排除する働きを弱めてしまいます。その結果、呼吸器の感染症にかかりやすくなるのです。
ストレス発散のために、飲酒や喫煙が増えるといったケースは珍しくありません。しかし、このような生活習慣の積み重ねは風邪をひきやすい状態につながります。
運動不足
運動不足は免疫機能の低下につながる生活習慣の一つです。実際に座りがちな生活習慣よりも、適度に運動している方は、感染症のリスクが低下するとの報告があります。(文献3)
一方、以下のような運動は、一時的に感染症のリスクを高めるとされています。
- 長時間にわたる激しい運動
- 強度の高いトレーニング
運動はほど良い強度で取り入れることが大切です。
体の冷え
「体が冷えると風邪をひきやすい」というのは、昔からよく言われている考え方です。しかし、体の冷えそのものが免疫機能を直接低下させるという医学的な根拠は、実ははっきりとは確認されていません。(文献4)
一方で、寒い時期に風邪をひく人が増えるのは事実です。これは、体が冷えること自体よりも、空気の乾燥や、暖房が効いた室内で長時間過ごすことなど、寒い季節特有の環境要因が関係していると考えられます。
気道粘膜の乾燥
喉や鼻などの気道粘膜が乾燥すると、ウイルスや細菌に対するバリア機能が低下するため、感染症のリスクが高まります。空気が乾燥する冬期に風邪をひきやすくなる原因の一つです。
また、エアコンの効いた室内で長時間過ごしたり、水分補給が不十分であったりすると、粘膜の乾燥を進める原因になります。口呼吸も気道粘膜を乾燥させてしまいます。体内へのウイルスや細菌の侵入を防ぐためには、気道粘膜の潤いを保つことが重要です。
ウイルスに接触しやすい環境
ほこりの多い場所や人が密集する環境などでは、ウイルスに接触することが多く感染症のリスクが高まります。
具体的には以下のような環境です。
- 満員電車での通勤
- 学校や保育園など人が集まる場所
- 掃除や換気が不十分な室内
換気が不十分な室内で長時間過ごすと、感染症につながる可能性があります。人が密集する室内などではこまめに換気をするのが重要です。
ここまでの風邪をひく原因のいずれかに該当する方は、免疫機能が低下していないか確認するために、以下の記事を参考にしてください。
なお、当院「リペアセルクリニック」では、免疫機能に対する再生医療も行っています。詳しくは以下を参考にしてください。
再⽣医療で免疫⼒を⾼めることができる時代です。
大人が毎月風邪をひく原因になる病気
風邪のような症状を繰り返す背景には、生活習慣だけでなく、他の病気が隠れている場合があります。
例えば、以下のような病気は免疫機能に悪影響を及ぼす可能性があります。
| 病名 | 詳細 |
|---|---|
| 糖尿病 | 生活習慣の乱れや遺伝が原因で血液中の血糖値が高くなる病気 |
| 甲状腺機能低下症 | 体に必要なホルモンを分泌する甲状腺の働きが悪くなる病気 |
なお、長期間続く咳や息苦しさ、胸の痛み、高熱、荒い呼吸などが現れている場合は、ただの風邪ではないおそれがあります。医療機関を受診して適切な治療を受けてください。
毎月風邪をひく大人が見直したい生活習慣
毎月風邪をひく大人が見直したい生活習慣として、以下が挙げられます。
それぞれについて詳しく解説します。
手洗い・うがいを徹底する
手洗い・うがいは風邪予防の基本となる対策です。外出先から帰宅した際には、まず手洗い・うがいを行う習慣を身につけましょう。
手洗いは、指先・爪先・指の間・手の甲・手首まで丁寧に洗うことで、手に付着したウイルスや細菌を洗い流すことができます。うがいは、喉の奥まで意識して行うことがポイントです。このような基本的な対策を毎日続けることで、ウイルスや細菌が体内に入ることを減らし風邪予防につながります。
十分な睡眠をとる
十分な睡眠は免疫機能を維持するために重要です。まずは、就寝時間と起床時間をできるだけ一定に保つことから始めてみましょう。
適度な睡眠時間は、6時間以上とされています。とはいえ、9時間以上など長時間におよぶ睡眠は、免疫機能を低下させるとの報告があるため注意が必要です。(文献5)また、寝る前に「スマートフォンを見ない」「お酒を飲まない」など、睡眠の質が悪くならないようにするのも大切です。
栄養バランスの良い食生活を心がける
栄養バランスの良い食生活を心がけることも、免疫機能を高めるための基本です。
免疫機能に関わる栄養素は以下のように多岐にわたります。
- たんぱく質
- ビタミンD
- ビタミンE
- ビタミンC
- 食物繊維
まずは、主食・主菜・副菜をそろえることを意識した食事を心がけましょう。
適度な運動習慣を取り入れる
適度な運動習慣は免疫機能の維持・向上に役立ちます。
以下のような有酸素運動を取り入れましょう。
- ウォーキング
- 軽いジョギング
- 水泳
運動の強度は「少しきついかな」と思う程度が目安です。ウォーキングの場合は1日合計20〜30分を目安にしてください。
ストレスを解消する
ストレスの解消は、免疫機能を維持するために大切です。
ストレスの解消方法の一例としては以下が挙げられます。
- 趣味の時間を確保する
- 信頼できる人に話を聞いてもらう
- 軽い運動で気分転換をする
「また風邪をひいてしまった」と自分を責めないことも、心の負担を減らす上で重要なポイントです。完璧を目指すのではなく、少しずつ生活習慣を整え心身を休めましょう。
湿度を管理する
室内の湿度管理も風邪予防につながる対策です。空気が乾燥すると、喉や鼻の粘膜が乾燥しやすくなり、ウイルスや細菌に対するバリア機能が低下するためです。室内の湿度は40〜70%が望ましいとされています。(文献6)
とくに冬期や冷暖房を使用する時期は、空気が乾燥しやすいため注意が必要です。加湿器を使用したり、洗濯物を室内に干したりすると、無理なく湿度を保つことができます。また適宜換気を行うことも大切です。
予防接種を受ける
予防接種を受けることも、特定のウイルスに対策できる有効な予防策の一つです。とくにインフルエンザは毎年12月中旬までに接種するのが望ましいとされています。
インフルエンザが流行する時期は、1月上旬から3月上旬とある程度決まっています。仕事や育児で忙しく、なかなか通院の時間がとれない方も、流行時期が来る前に早めに予定を組んでおきましょう。
風邪予防に役立つ再生医療
頻繁に風邪をひいてお悩みの方に向けて、免疫細胞を活用した再生医療という選択肢もあります。再生医療とは、幹細胞を採取・培養して投与する治療法です。
当院「リペアセルクリニック」で提供している再生医療の一つに、NK細胞(ナチュラルキラー細胞)を用いた「高活性NK細胞免疫療法」があります。NK細胞は、体内をパトロールしながらウイルスや異常な細胞を攻撃する働きを持つ免疫細胞です。
この治療では、患者様ご自身の血液から採取したNK細胞を培養して数を増やし、点滴により体内へ戻します。当院「リペアセルクリニック」の免疫に対する再生医療について詳しくは、以下のページをご覧ください。
再⽣医療で免疫⼒を⾼めることができる時代です。
毎月風邪をひくことでお悩みの大人の方は当院へご相談ください
毎月風邪をひく原因として、考えられるのは免疫機能の低下です。
これは、睡眠不足や食生活の乱れ、心理的ストレス、過度な飲酒、喫煙などによって起きる可能性があります。生活習慣を改善するだけでなく、手洗い・うがいなどの基本的な対策を徹底するのが重要です。
免疫に関係する病気が隠れている可能性もあります。生活習慣を改善しても、頻繁に風邪を繰り返す場合は、医療機関の受診を検討してください。
なお、当院「リペアセルクリニック」では、免疫に対する再生医療を行っています。風邪をひきやすいなど健康上で気になることがある方は、お気軽に当院にご相談ください。
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毎月繰り返す大人の風邪に関するよくある質問
頻繁に風邪をひく病気はありますか?
短期間で風邪を繰り返す場合は、甲状腺機能低下症や糖尿病など他の病気が隠れている可能性があります。生活習慣を整えても、体調をよく崩す方は、医療機関の受診を検討してください。
大人で熱が出やすい体質はありますか?
まれな例ですが、家族性地中海熱という周期的に発熱が起きる遺伝性の病気があります。発熱だけでなく、胸の痛みや腹痛、関節痛などの症状が現れます。
毎月風邪をひく大人におすすめの検査はありますか?
毎月風邪をひく大人が受ける検査の一例として、以下が挙げられます。
- 免疫検査(血液検査)
- 副鼻腔レントゲン検査
- 胸部レントゲン検査
必要な検査は症状や既往歴に応じて異なるため、医師に相談しましょう。
参考文献
(文献1)
Behaviorally Assessed Sleep and Susceptibility to the Common Cold|National Library of Medicine
(文献2)
Psychological stress and susceptibility to the common cold|National Library of Medicine
(文献3)
The Immunomodulatory Effects of Physical Activity|National Library of Medicine
(文献4)
Cold exposure: human immune responses and intracellular cytokine expression|National Library of Medicine


















