変形性膝関節症でサポーターの注意すべき使い方!正しい選び方と装着方法
公開日: 2021.03.03更新日: 2024.10.07
目次
変形性膝関節症|サポーターの注意すべき使用法!正しい選び方と装着方法
変形性膝関節症を発症され、歩行時にぐらついたり、痛みが生じたりする症状で苦労をされていませんか?
そんな場合、サポーターを着ける機会も多くなるのではないでしょうか?!そんな場合、以下のようなことを考えられたり思われたことがお有りになるかもしれません。
- ・「自分に合わせた専用のサポーターが欲しい」
- ・「専用のサポーターってどうなのか?」
- ・「自分に合わせてもらえるのか?」
そのサポーターについて以下のように思っていませんか?
- ✕「ドラックストアで売ってる既製品で良い」
- ✕「着けてさえいれば良い」
- ✕「オーダーする必要が分からない」
- △「オーダーできるとは知らなかった」
まずお伝えしたいのは「変形性膝関節症」の場合、「サポーターを使用することは大変有効である」ということです。そこで今回は、「変形性膝関節症のサポーター」に関して、その選び方と使用法、装着方法について解説いたします。
ご自身の膝の状態、そしてご自身にフィットしたものが良いのは言うまでもなく、サポーターの選び方、更には効果的な装着方法、着け方について具体的にご説明したいと思います。
ご一読いただき通院先や、お近くの医療機関でご相談されることをお勧めします。
変形性膝関節症サポーター|使い方で注意したいこと
変形性膝関節症の対策としてサポーターを使われることは有効です。
しかし、適当にサポーターを選んでつけると、サポーターの効果が十分に発揮されない可能性があることをご理解いただかねばなりません。
せっかく付けるのですから効果的に装着していただきたいものです。
気を付けて頂きたいのは、変形性膝関節症の「進行具合」「炎症の箇所」などによってはサポーターをつけることが逆効果になることもありえるということです。
そのため、サポーターの使用について、まずは主治医にご相談されることをお勧めします。
主治医にご相談いただきサポーターを使用することになった場合は、その指示のもとで選んで頂きたいのですが、ご自身でもポーターの選び方や、つけ方についてご理解いただくことは非常に大切です。
清潔な状態で使用しよう
変形性膝関節症でサポーターを使用するときは、膝もサポーターも清潔な状態で使用するようにしましょう。清潔な状態が保たれていない状態で使用すると皮膚がアレルギー反応を起こしたり、接触性皮膚炎を引き起こす可能性があります。
サポーターはズレてしまうことがあります。汗をかいているときは、汗をしっかり拭きとってからサポーターをつけるましょう。
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長時間の使用は避ける
サポーターを正しく装着しても、長時間つけ続けていると患部が圧迫されて血流が悪くなってしまいます。楽だからと、ずっと装着したままでいると膝を支える筋力が低下してしまいかねません。
家にいる場合などは、はずして長時間の使用は控えるべきです。サポーターは外出直前につけ、定期的に外すことで、できるだけ着けている時間を短くする工夫をしましょう。
短い時間であっても安静時には外すなど、こまめに着け外す習慣をつけるようにしましょう。
定期的に交換しましょう
サポーターは消耗品という認識を持ってください。
長期間使用していると素材が伸びたりして、劣化します。例え専用にオーダーして、正しいつけ方をしていてもフィット感が乏しくなってくることがあります。
サポーターは正しくフィットすることで効果を発揮するよう設計されているからです。長期間使用したために、伸びたり劣化したりして正しくフィットしなくなってきた場合は積極的に新しいものに交換しましょう。
劣化したサポーターを使って変な負担が掛かることで逆に症状が悪くなる危険性もあります。
変形性膝関節症|サポーターの選び方
変形性膝関節症でサポーターを使用し、効果を十分に得るためには、装着方法だけでなく、どのようなサポーターを使用するのか、選び方も重要です。
現在は、いろいろな種類のサポーターが販売されていますが、どれも大差ないだろうと適当に選んで使用するべきではありません。
適当な選び方をしたサポーターだと、正しいつけ方をしても変形性膝関節症への効果が得られないばかりか、悪影響になってしまうこともあります。
膝のサイズが合ったものを選ぶ
変形性膝関節症でサポーターを使うときは、まず、自分の膝のサイズに合ったものを選ぶことが大切です。
せっかくサポーターをつけてもサイズが合っていないと、膝をしっかり固定することができなくなり、サポーターをつける意味がなくなってしまいかねません。
- サポーターを選ぶ場合
- ・自分のサイズを知るため事前に測っておきましょう
- ・測り方は、メジャーで膝の皿の部分から上下10㎝の部分を測ります。
用途に合ったものを選ぶ
自分の用途に合ったものを選ぶことが大切です。
- ・スポーツにおすすめのタイプ
- ・立ち仕事をする場合におすすめのタイプ
- ・高齢者におすすめのタイプ
- ・リハビリをおこなう人におすすめのタイプ
変形性膝関節症の対策として選ぶ場合は、症状の度合いや体重、筋力、足の状態(O脚など)によって、どれが合うかは異なってくるので、選び方は判断がすごく難しいです。
主治医に相談して自分の用途に合ったものを見つけましょう。
使用感の良いものを選ぶ
変形性膝関節症のサポーターを選ぶ際は、使用感についても重視すべきです。サイズが自分にピッタリであっても、実際に使用して不快に感じると、長く使用することが難しくなってしまいます。
サポーターは、サンプルを置いているお店もあるので、実際に試して使用感をチェックするのがおすすめです。
変形性膝関節症のサポーター|正しい装着法(つけ方)
変形性膝関節症の人がサポーターを使用する場合、サポーターの選び方だけではなく、正しいつけ方で使用することが大切です。
そこで変形性膝関節症のサポーターのつけ方のコツをご紹介します。
サポーターの装着(つけ方)、手順とコツ
ベルトを締めるタイプのサポーターの場合、サポーターは上の方から締めていきます。上のベルトを締めるときは、強く締める必要はなく、フィットしているな!と感じられるくらいで十分です。
上を締めてズレがないかチェックしたら、今度は下のベルトを締めます。
下の方を締めるときは、膝の皿の部分をきちんと補助することができるように下から上に引き上げながら締めるのがポイントです。
下の方は上の方よりも強めに圧がかかるように締めますが、血流を阻害するほど強く締めすぎないように注意しましょう。
立った状態で装着する
サポーターをつけるときは、立った状態で装着するのがおすすめです。
立ち姿勢で膝を伸ばした状態でサポーターをつけると、しっかりとサポーターが巻き付いて膝を曲げたときに緩みにくくなります。
ただし、サポーターなしで立つのが難しいという人は座った状態でつけても問題ありません。
座った状態でサポーターをつける場合は、膝を少しだけ曲げた状態でつけるとしっかりと付けることができます。
膝を動かして確認する
サポーターをつけ終えたら一度膝を軽く動かしてみて、締め付けが強すぎないかチェックします。ズレがなくきちんとフィットしているかチェックしたりすることが大切です。
少しでも強すぎたり、フィットしていない場合は、面倒でもそのまま使用せず、つけ直しましょう。これが大切です。
まとめ・変形性膝関節症|サポーターの注意すべき使用法!正しい選び方と装着方法
ここでは変形性膝関節症のサポーターの使い方で注意すべきことや、選び方。そして、その着け方、装着方法についてご紹介させていただきました。
変形性膝関節症に悩む方にとって、サポーターは大きな助けとなります。しかし、正しい選び方や装着方法を知らずに使用すると、効果が得られないだけでなく、逆に症状を悪化させる恐れもあります。
まず、サポーターの選び方は自身の膝の状態や用途に合わせて慎重に行うことが重要です。
サポーターの装着方法も正しく行うことで効果的に症状の緩和が期待できます。清潔な状態で使用し、長時間の装着は避けるようにしましょう。
また、サポーターにも寿命があり、フィット感が乏しくなってきたら交換も必要になります。最もお勧めするのは主治医や専門家と相談しながら適切なサポーターを選ぶことです。
正しい装着方法を学び、これらのポイントを押さえて、変形性膝関節症に対するサポーターの効果を最大限に引き出しましょう。
以上、参考にしていただければ幸いです。
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