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関節リウマチの初期症状|どんな痛みが出る?チェックリストで確認
「関節リウマチはどんな初期症状が現れる?」
「簡単に判断できるチェックリストはない?」
関節リウマチとは、免疫の異常により関節の滑膜(かつまく:関節の内側を覆う膜)などに炎症が起きる病気です。典型的な初期症状には、朝の手指のこわばりや腫れなどがあります。
本記事では、関節リウマチの主な初期症状をはじめとして以下を解説します。
- 進行後の症状
- 似た初期症状が現れる病気
- 主な治療方法
- なりやすい人
簡易的に関節リウマチかどうかを判断する際のチェックリストも記載しています。疑われる症状が現れている方は参考にしてください。
なお、当院「リペアセルクリニック」の公式LINEでは、さまざまな病気の治療に応用されている再生医療の情報提供と簡易オンライン診断を実施しております。
関節リウマチの痛みに悩んでいる方は、ぜひ一度公式LINEをご利用ください。
目次
関節リウマチの主な初期症状【チェックリスト】
関節リウマチかどうかを判断する際、以下のチェックリストが参考になります。なお、アメリカリウマチ学会(1987年)の分類基準に基づいて作成しております。(文献1)
| 関節リウマチの初期症状のチェックリスト |
|---|
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上記はあくまでも簡易的なチェックリストです。診断をするためには、血液検査やレントゲン検査が必要です。いくつか当てはまる方は医療機関で詳しい検査を受けてください。
ここからは、関節リウマチの主な初期症状について詳しく解説します。
朝のこわばり|手指が動かしにくい
関節リウマチの典型的な初期症状は朝の手指のこわばりです。
具体的には以下のような症状です。
- 朝起きた際に手指にこわばりがあり動かしにくい
- 動かしにくい状態が少なくとも30分以上続く
こわばりにより「ぞうきんが絞りにくい」「物を握りにくい」といった症状も現れます。
関節の腫れ|手指に腫れぼったさがある
朝のこわばりの次に目立つのは、手指の関節の腫れです。明らかに腫れているのではなく「なんとなく腫れぼったい」状態で現れることもあります。
肘や膝、肩など大きな関節に腫れが出現する場合もあります。なお、実際には関節が腫れているのではなく、関節の周囲が腫れている状態です。
関節痛|手足の小さな関節に痛みが現れる
関節の腫れと同時に痛みが現れることもあります。痛みが現れる部位は、腫れが生じている手指や肘、膝、肩などの関節です。なお、関節リウマチはこわばりや腫れ、痛みなどの症状が左右対称に現れる特徴があります。
その他の初期症状は全身のだるさや微熱などです。疑われる症状が現れている場合は、早めに医療機関を受診してください。
関節リウマチの進行後の症状
関節リウマチが進行すると骨や軟骨が壊れてしまい関節の変形が起きます。近年では関節リウマチの発症後1~2年以内に関節破壊が進行するということがわかってきています。(文献2)つまり、関節リウマチは早期発見・早期治療が重要ということです。
ここからは、関節リウマチの進行後の症状について解説します。
関節の変形
関節リウマチが進行すると関節の変形が起きます。その結果、関節の動く範囲が狭くなってしまいます。
関節の変形には以下のようなものがあります。
| 起こりうる関節の変形 | 特徴 |
|---|---|
| スワンネック | 手指の第2関節が反って第1関節が内側に曲がった状態 |
| ボタンホール | 手指の第2関節が内側に曲がり第1関節が反った状態 |
| 外反母趾(がいはんぼし) | 足の親指の付け根が外側に曲がり、足の親指が人差し指に乗り越えた状態 |
その他にも、肘の外側や腰骨の上部にしこりができることがあります。
関節以外の症状
関節以外の主な症状は以下のとおりです。
- 疲れやすさ
- 脱力感
- 食欲低下
- 体重減少
関節リウマチの合併症である間質性肺炎(肺が炎症により繊維化する病気)が生じると、息切れや空咳などの症状が現れます。
関節リウマチと似た初期症状が現れる病気
関節リウマチと似た初期症状が現れる主な病気は以下のとおりです。
- 乾癬性関節炎(かんせんせいかんせつえん)
- 全身性エリテマトーデス
- リウマチ性多発筋痛症
それぞれの病気について詳しく解説します。
乾癬性関節炎
乾癬とは、免疫が過剰になり皮膚に炎症が起きる病気です。乾癬性関節炎とは、この乾癬に関節炎が合併した病気です。はっきりとした発症の原因は不明ですが、肥満や血縁関係の関連性が報告されています。
関節リウマチと似ている症状は、手指の関節の痛みや腫れです。第2関節に炎症が多い関節リウマチに対して、乾癬性関節炎は第1関節も炎症が起きて痛みや腫れが現れます。
特徴的な症状は以下のとおりです。
| 症状 | 特徴 |
|---|---|
| 皮膚症状 | ・皮膚に赤みや剥がれが起きる ・剥がれた皮膚の一部が残り白くなる |
| 爪病変 | ・爪のくぼみや腫れ、肥厚(ひこう:爪が分厚くなる) ・水虫のような見た目になる |
全身性エリテマトーデス
全身性エリテマトーデスとは、全身に炎症症状が現れる自己免疫疾患です。発症の原因は、遺伝や感染症、紫外線などが関連していると報告があります。関節リウマチと似ている症状は、関節の痛みや腫れです。関節リウマチとは異なり骨や軟骨の破壊は起きません。
特徴的な症状は以下のとおりです。
| 症状 | 特徴 |
|---|---|
| 蝶形紅斑 (ちょうけいこうはん) |
・鼻から両頬にかけて蝶の羽のように現れる発疹 ・目立つ赤色が特徴でかゆみはない |
| 円板状ループス | ・顔面や頭、耳たぶなど円盤状に現れる発疹 ・かゆみはなく経過に伴い白くカサカサした状態になる |
日光を浴びるとこれらの症状が出現または悪化するおそれがあります。
リウマチ性多発筋痛症
リウマチ性多発筋痛症とは慢性の炎症性の病気です。発症の原因は不明で、50歳以降の中高年に発症する傾向です。
肩や上腕、腰部、背部などに以下のような症状が現れます。
- ある日突然の朝のこわばり
- 筋肉の痛み
- 関節の動きの制限
「朝に肩が30分以上こわばる」など、関節リウマチの初期症状と似ている部分があります。しかし、リウマチ性多発筋痛症は、関節リウマチと異なり大きな筋肉にこわばりや痛みが現れます。
関節リウマチの治療方法
関節リウマチの主な治療方法は以下のとおりです。
- 生活指導
- 薬物療法
- 再生医療
それぞれの治療方法について詳しく解説します。
生活指導
関節リウマチの治療において安静は重要です。炎症の強い関節を動かすと、痛みや腫れが悪化するおそれがあるためです。また、関節リウマチは関節だけではなく全身を消耗する病気でもあります。
以下のように休息をとり関節と全身を休めてください。
- 夜間睡眠は十分にとる
- 昼間も疲労を感じたら昼寝をする
睡眠時間がとれない場合は、例えば「午前中の家事が終わったあと」「夕食の支度に取りかかる前」などに少し横になるのも効果的です。
また、関節の痛みや腫れが落ち着いているときにかぎり、1日1回は関節を十分に動かすことも大切です。寒い時期は、関節が冷えて痛みが悪化するおそれがあります。長袖や長ズボン、ブランケットにより関節を保温しましょう。
薬物療法
関節リウマチに対する薬物療法は以下のような薬を用います。
| 薬の種類 | 特徴 |
|---|---|
| 抗リウマチ薬 | ・原因となっている免疫の異常に作用して病気の進行を抑える ・関節リウマチの治療における第一選択の薬である |
| 生物学的製剤 | ・炎症を引き起こす物質の働きを妨げて炎症を和らげる ・抗リウマチ薬の効果が不十分である場合に使用する |
どちらの薬も効果が高く、症状が落ち着いている寛解(かんかい)の状態になる方も多いです。
再生医療
関節リウマチの痛みに対する治療方法の一つとして再生医療があります。再生医療とは、自己の細胞を痛みのある部位に投与して、体が持つ自然治癒力を引き出す治療方法です。
具体的な再生医療の治療方法は以下のとおりです。
| 再生医療の種類 | 詳細 |
|---|---|
| 幹細胞治療 (かんさいぼうちりょう) |
組織の修復に関わる働きを持つ「幹細胞」を患部に投与する治療方法 |
| PRP療法 | 血液中の血小板に含まれる成長因子などが持つ、炎症を抑える働きや組織修復に関与する働きを利用した治療方法 |
関節リウマチに対する当院の再生医療の症例については、以下を参考にしてください。
【症例解説】
関節リウマチで膝関節の痛みが取れない・40代女性
関節リウマチ・高濃度PRPで手首の痛みが激減!
関節リウマチになりやすい人
関節リウマチの原因は明確にはわかっていませんが、30代〜50代の女性に多い病気です。発症には免疫の異常が関連していると考えられていることから、遺伝子や感染症の影響により発症するのではないかと言われています。
その他には、歯周病や喫煙が関節リウマチの発症率を上げることがわかっています。関節リウマチの発症を予防するためには、日々の丁寧な歯磨き習慣や禁煙などが大切です。
まとめ|関節リウマチの初期症状を疑ったら早期に医療機関を受診しよう
関節リウマチの初期症状は朝のこわばり、関節の腫れ、関節の痛みです。とくに「朝起きた際に手指がこわばって動かしにくい」「手指に腫れぼったさがある」は、典型的な初期症状です。
放置すると骨や軟骨の破壊が進み、関節が変形してしまいます。近年では、発症後1年以内に関節破壊が進むこともわかってきています。進行を抑えるためにも疑われる症状が現れている方は、早期に医療機関を受診してください。
当院「リペアセルクリニック」では、関節リウマチに対して再生医療を行っています。気になる症状がある方は、お気軽にご相談ください。
関節リウマチの初期症状に関するよくある質問
具体的にどんな痛み?
関節リウマチは炎症を伴うため、熱を持ったような痛みが現れます。また、左右対称に現れる特徴があります。
ばね指との見分け方は?
ばね指は主に指一本に起きる動作障害です。一方、関節リウマチは左右対称に複数の関節に症状が現れます。
なりやすい性格はある?
関節リウマチの患者様は、神経症や抑うつの傾向の方が多いと報告があります。しかし、関節リウマチの発症と性格の関連性を示す明確な根拠はありません。
(文献1)
関節リウマチ|帝京大学医学部内科学講座





















