LINEポップアップ
  • HOME
  • トピックス
  • 若い人に起こる変形性膝関節症の原因と対処法|スポーツや生活習慣を見直そう
  • ひざ関節
  • 膝の内側の痛み
  • 変形性膝関節症

若い人に起こる変形性膝関節症の原因と対処法|スポーツや生活習慣を見直そう

変形性膝関節症 若い人 原因
公開日: 2022.02.08

「変形性膝関節症」と聞くと、高齢者の病気と思われがちですが、10代〜30代の若い世代でも発症する可能性のある病気です。

スポーツのやりすぎ、生活習慣、体の使い方のクセなど、若い人ならではの原因が隠れていることも少なくありません。

本記事では、若いのに変形性膝関節症になる主な原因と今すぐできる対策についてわかりやすく解説します。

「まだ若いから大丈夫」と思っている方こそ、ぜひ参考にしてみてください。

\公式LINEでは再生医療に関する情報や症例を公開中!/ リペアセルクリニック 公式LINE画像

LINE限定で無料オンライン診断を実施中!
>>簡単30秒で診断してみる

変形性膝関節症が若い人に起こる原因とは?

変形性膝関節症とは、膝関節の軟骨がすり減ることで、関節に痛みや腫れ、可動域の制限などが生じる疾患です。

近年では若い世代でも発症するケースがあり、年齢に関係なく注意が必要です。

若い人が変形性膝関節症になる主な原因として、次の5つが挙げられます。

  • 激しいスポーツや運動による膝への負荷
  • 肥満・姿勢の悪さ・筋力不足といった生活習慣
  • 半月板損傷など膝関節の怪我や外傷歴
  • 成長期で膝関節を使いすぎている
  • 遺伝的な骨格・体質

それぞれの原因について、詳しく見ていきましょう。

激しいスポーツや運動による膝への負荷

サッカーやバスケットボール、陸上競技など、膝に強い衝撃が加わるスポーツを日常的に行っていると、関節の軟骨がすり減りやすくなります。

とくに、ジャンプや着地、急な方向転換を繰り返す動作は、膝に瞬間的かつ強い負担がかかります。

また、トレーニングのしすぎや、正しくないフォームで運動を続けることも膝に悪影響を与える一因です。

成長期の若者は、骨や関節がまだ未成熟なため、過度な負荷に対して十分な耐性がありません。

競技レベルが高い人ほど、膝を酷使している傾向があるため、予防の意識と適切な休息が重要です。

肥満・姿勢の悪さ・筋力不足といった生活習慣

肥満は、膝にかかる体重の圧力を増やし、関節の摩耗を早めるリスクが高まります。

また、猫背や反り腰といった長時間の悪い姿勢や膝まわり(大腿四頭筋やハムストリングスなど)の筋力不足も、膝へのストレスを高める要因になります。

こうした生活習慣は、日々の積み重ねによってじわじわと関節を痛めていくため、若いからといって油断せず、日常の姿勢や体の使い方に目を向けることが大切です。

半月板損傷など膝関節の怪我や外傷歴

過去に膝を捻った、転倒して強打した、スポーツ中に膝を痛めたなどの経験がある人は、変形性膝関節症を発症するリスクが高くなります。

なかでも、膝関節において重要な役割を果たしている半月板や靭帯は、一度傷つくと機能が低下し、関節全体に過剰な負荷がかかりやすくなります。

怪我をした当時は治ったと思っていても、数年後に膝の痛みや違和感として再発する可能性もあるため、外傷歴がある方は十分な注意が必要です。

成長期で膝関節を使いすぎている

10代〜20代前半は、骨や関節、筋肉が発達段階のため、身体がまだ完全に仕上がっていない状態です。

この成長期に無理なトレーニングや連日の激しい運動を続けると、膝の軟骨や関節に負担がかかりやすくなります。

また、柔軟性が不十分な状態で無理な動きを続けると、膝に偏った力が加わりやすくなり、関節へのダメージを加速させてしまいます。

部活動やクラブチームに所属している若い人は、毎日ハードな練習量をこなすことを「努力」と捉えがちですが、運動量と回復のバランスを見誤ると、取り返しのつかない関節障害につながる可能性もあります。

成長期の体は負担にもろいため、「頑張りすぎない」勇気も必要です。

遺伝的な骨格・体質

変形性膝関節症は、外部からの負荷や生活習慣だけでなく、遺伝的な骨格や体質が関係している場合もあります。

親や祖父母が変形性膝関節症を発症していた場合、関節の形状や軟骨の質が遺伝的に似ていることがあり、若い人でも同じように膝関節が擦り減りやすい傾向があります。

たとえば、生まれつき膝の構造に歪みがある場合やO脚・X脚などの骨格的なクセがあると、膝関節にかかる力のバランスが崩れてしまいます。

特定の部位だけに強いストレスがかかる状態が長期的に続くと、軟骨が早く擦り減ってしまうのです。

また、自分では気づきにくい体の使い方や歩き方の癖が原因になっているケースもあるため、家族に同様の疾患歴がある人は、より一層の注意と予防が必要です。

\無料オンライン診断実施中!/

無料の再生医療ガイドブックはこちらから!>>

変形性膝関節症の進行を防ぐための4つの対策法

若い人が変形性膝関節症を発症した場合でも、進行を抑えて日常生活への影響を最小限にとどめることは可能です。

本章では、今すぐに取り組める次の4つの対策法をご紹介します。

  • 適切な運動習慣と休息のバランス
  • 膝まわりの筋トレ・ストレッチ
  • 日常の姿勢改善や体重管理
  • 痛みを感じたら医療機関で相談を

一つずつ詳しく見ていきましょう。

適切な運動習慣と休息のバランス

膝を支える筋肉を維持・強化するために、適度な運動は欠かせません。

しかし、膝に負担の大きい運動を続けると症状を悪化させる恐れがあるため、膝にやさしい運動を選ぶことが大切です。

以下の運動は、膝への衝撃を抑えながら筋力を保つことができます。

  • ウォーキング
  • ストレッチ
  • プールでの水中ウォーキングなど

なかでも、水中ウォーキングは体重の負荷が軽減されるため、痛みがある人でも比較的無理なく継続できます。

また、使った筋肉を回復させるための「休息」も大事です。

適度な運動と休息を交互に取り入れることで、膝関節への負担を最小限にしながら健康的に筋力を維持できます。

膝まわりの筋トレ・ストレッチ

膝関節を安定させるためには、膝まわりの筋肉をバランスよく鍛えることが重要です。

とくに太ももの前側(大腿四頭筋)、裏側(ハムストリングス)、ふくらはぎ、そしてお尻(大臀筋)の筋肉を意識的に使うと、膝への負担を分散できます。

たとえば、椅子に座ったまま片脚を伸ばすレッグエクステンションや、壁に背をつけてゆっくりと腰を落とすウォールスクワットなどが有効です。

また、運動前後に次のようなストレッチを行うと筋肉の柔軟性を高め、膝関節の可動域が広がり、日常動作での負担を軽減できます。(文献1

【太ももの前側(大腿四頭筋)のストレッチ】
立った状態で片足を後ろに引き、足首を持ってお尻に近づけます。
膝をそろえて、太ももの前が伸びているのを感じながら20〜30秒キープします。左右交互に行いましょう。

【太ももの裏側(ハムストリングス)のストレッチ】
片足を前に出してつま先を上げ、軽く膝を曲げた状態で上体を前に倒します。
背中を丸めず、太ももの裏が伸びるのを感じながらキープします。

【ふくらはぎのストレッチ】
壁に手をついて片足を後ろに引き、かかとを床につけたまま体重を前に移動させます。
ふくらはぎの伸びを感じながら、片足ずつ行います。

ストレッチは、筋トレの前後だけでなく、入浴後や就寝前など、体が温まっているときに行うと効果的です。

筋トレは、無理なく続けられる内容から始めましょう。

日常の姿勢改善や体重管理

普段の姿勢や体の使い方も、膝にかかる負担を大きく左右します。

たとえば、椅子に浅く腰掛けて背中が丸まっていたり、片脚重心で立っていたりするような姿勢は、膝関節に偏ったストレスを与える原因になります。

まずは、正しい座り方・立ち方・歩き方を意識するために、鏡で自分の姿勢を確認したり、動画を撮って客観的にチェックしてみましょう。

また、体重管理も膝関節の保護には欠かせません。

体重が増えるほど膝への負荷は大きくなるため、食事の見直しや有酸素運動による適正体重の維持も進行予防に大切です。

整骨院や理学療法士、パーソナルトレーナーの指導を受けて、姿勢や動きのクセを改善するのも選択の一つです。

痛みを感じたら医療機関で相談を

変形性膝関節症の進行を防ぐためには、早期発見・早期治療が重要です。

初期の段階で適切な治療を受けることで、症状の悪化を抑え、長く健康な膝を保つことができます。

医療機関ではレントゲンやMRIなどを使って膝関節の状態を詳細に確認し、原因に応じた適切な治療を行います。

また、痛みが強い場合は、炎症を抑える内服薬や注射治療などが選択される場合もあります。

若いからこそ「今のうちにケアする」ことが、将来的な膝の健康を大きく左右します。

違和感があれば、自己判断せず早めに専門医を受診しましょう。

\無料相談受付中/

通話料無料/受付時間 09:00~18:00

変形性膝関節症に対する新しい治療法「幹細胞・PRP療法」

変形性膝関節症による痛みや軟骨の擦り減りに対して、手術以外の選択肢として再生医療があります。

再生医療の一つ、幹細胞治療は患者様自身から採取・培養した幹細胞を患部に投与する治療法です。

幹細胞には分化能と呼ばれる、他の細胞に変化する能力があります。

この能力を活用して変形性膝関節症では、すり減った軟骨の土台、軟骨下骨へ幹細胞を分化誘導(分化能を促す)します。

もう一つのPRP療法では、患者様から採取した血液を遠心分離器にかけて、血小板を濃縮した液体を作製します。

血小板・成長因子を含む液体を注射で患部に投与する治療法です。

幹細胞や血液どちらの治療も患者様自身の幹細胞・血液を使用するため、拒絶反応などのリスクが小さく、大きな手術や入院も不要で身体への負担が少ないのが特徴です。

年齢が若いうちから、進行を早期に食い止めることが将来の手術リスクを減らすことにもつながります。

再生医療について詳しくは、お気軽にお問い合わせください。

\無料相談受付中/

通話料無料/受付時間 09:00~18:00

こんな症状がある若い人は要注意!早期発見のポイント

変形性膝関節症の症状としては以下があります。該当する症状があれば、年齢に関係なく一度医療機関で診察を受けることをおすすめします。

  • 朝起きたときや運動の開始時に、膝にこわばりや痛みを感じる
  • 正座や階段の上り下りなど、特定の動作で違和感がある
  • 膝の動きに「引っかかる」「ガクッとする」ような感覚がある
  • 歩行中に膝が不安定に感じたり、力が入らなかったりする

若い人の変形性膝関節症は、初期段階で適切に対処すれば進行を食い止められる可能性が高いため、早めの対処が大切です。

まとめ|変形性膝関節症は若い人でもなる!違和感を感じたら早めの対応を

変形性膝関節症は、年齢に関係なく発症する可能性がある疾患です。

激しいスポーツによる膝への負荷や、姿勢の乱れ・筋力不足といった生活習慣、過去の怪我、さらには遺伝的な要素など、若い人ならではの原因が関わっているケースも少なくありません。

初期症状は軽度のため見過ごしがちですが、違和感を感じた段階で適切に対処すれば、その後の悪化を防ぐことが十分に可能です。

膝の痛みや不調を「若いから大丈夫」と放置せず、自分の身体のサインにしっかりと向き合うことが大切です。

日頃から予防を意識し、必要に応じた医療機関への相談が、健康な膝を長く保つことにつながります。

変形性膝関節症の治療法には、保存療法・手術療法、そして再生医療があります。

治療についてお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

参考文献

(文献1)
メイヨー医学教育研究財団(MFMER)「基本的なストレッチガイド」健康的なライフスタイルフィットネス、2024年6月18日
https://www.mayoclinic.org/healthy-lifestyle/fitness/in-depth/stretching/art-20546848?utm_source=chatgpt.com(最終アクセス:2025年6月24日)

イメージ画像トップ