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- ひざ関節
- 膝の外側の痛み
半月板損傷を早く治す方法|自宅リハビリ・NG動作・治るまでの期間【医師監修】
半月板損傷とは、膝の関節でクッションの役割を果たす半月板が傷ついた状態です。
早く治るかどうかは、損傷した場所とタイプによって大きく変わります。どの場合も、痛みや腫れに合わせて段階的にリハビリを進めることが回復の軸です。
本記事では、半月板損傷を早く治すためのリハビリ方法やNG動作、治るまでの期間の目安について解説します。
膝の痛みでお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
\半月板損傷の早期改善を目指す「再生医療」とは/
再生医療は、患者さまの細胞や血液を用いて、損傷した組織の再生・修復を促すことで半月板損傷の根本治療を目指す治療法です。
実際に当院リペアセルクリニックでは、再生医療によって半月板損傷の痛みが改善した症例があります。
【患者さまの属性・治療前の状態】
- マラソンやトレイルランを嗜む30代男性
- 受診の3カ月前から左膝の痛みがあり、内側半月板後節の損傷と診断された
- 投薬治療でも改善せずに手術を提案されたが、将来的なリスクから躊躇している
【治療後の経過】
- 治療前は少し歩くだけで感じていた痛みが改善
- 初回投与の3カ月後にはバイクトレーニングを再開可能になった
- トレイルランへ向けた激しいトレーニング中の痛みも大きく軽減された
>>再生医療によって半月板損傷による痛みが改善した症例(30代男性)の詳細を見る
目次
半月板損傷を早く治すために大切な3つのこと
半月板損傷を早く治すために、まず押さえておきたいのは次の3つです。
| 大切なこと | 理由と詳しい解説 |
|---|---|
| ①早めに整形外科でMRI検査を受ける | 損傷の場所とタイプによって、治療法や回復までの道筋が変わるためです。 >>受診と検査について見る |
| ②腫れや痛みが強い時期は膝への負担を減らす | この時期に無理をすると、症状が悪化して回復が遅れることがあるためです。 >>受傷直後にやることを見る |
| ③痛みの出ない範囲で段階的にリハビリを進める | 膝を支える筋力と動きを取り戻すことが、回復と再発予防の土台になるためです。 >>段階別のリハビリ方法を見る |
なお、特定の食べ物やサプリメントだけで半月板損傷が早く治るわけではありません。食事はあくまで回復を支える土台として考えましょう。
半月板損傷は自然に治る?早く治るかは損傷の場所とタイプで決まる
半月板損傷は、基本的に自然治癒は期待しにくいケガです。半月板には血管が少なく、傷を修復するための栄養が届きにくいためです。
ただし、血流のある辺縁部の小さな損傷など、状態によっては手術をしない治療で症状が落ち着くこともあります。
ただし、損傷した場所に血流があるか、ケガによる損傷か加齢による損傷かによって、治療方針や回復までの道筋は変わります。
ここでは、治り方の違いを決める2つのポイントを解説します。
血流のある「辺縁部」と血流のない「中央部」で治り方が違う
半月板のうち、関節の外周に近い部分を「辺縁部」、関節の中心に近い部分を「中央部」と呼びます。
辺縁部には血流があるため、傷が修復しやすいとされています。そのため、辺縁部の損傷は糸で縫い合わせる手術(縫合術)の対象になります。
一方、中央部には血流がほとんどないため、損傷した部分を切り取る手術(切除術)になることが多いです。(文献1)
ご自身の損傷がどこにあるかは、MRI検査で確認する必要があります。まずは整形外科で診察を受けましょう。
スポーツでのケガ(外傷性)と加齢による損傷(変性断裂)の違い
半月板損傷は、スポーツなどのケガによる「外傷性」と、加齢による「変性断裂」の大きく2つに分けられます。
それぞれの特徴は以下のとおりです。
| 損傷のタイプ | 主な特徴 |
|---|---|
| 外傷性 | ・ジャンプの着地や方向転換、キック動作などで膝を強く捻って起こる ・膝を支える靱帯の損傷を合併することもある ・転倒や事故による衝撃で起こることもある |
| 変性断裂 | ・中高年に多い ・長年の負担で半月板が傷つきやすくなっている ・立ち上がりや膝をねじる動きなど、日常のわずかな動作でも起こることがある |
どちらのタイプかによって、早く治すための治療の選び方も変わります。詳しくは治療法の見出しで解説します。
以下の記事では、半月板損傷の原因について詳しく解説しています。
【受傷直後】半月板損傷を早く治す方法|痛みが強い時期にやること
受傷直後や腫れ・痛みが強い時期は、無理をすると症状が悪化し、かえって回復が遅れることがあります。
この時期にやるべきことは以下のとおりです。
- 整形外科を受診してMRI検査を受ける
- 腫れや痛みが強い時期は安静とアイシング
- サポーターは「補助」として使う
それぞれ詳しく解説します。
整形外科を受診してMRI検査を受ける
膝の痛みや引っかかりがある場合は、自己判断で済ませず、整形外科を受診しましょう。半月板はレントゲンには写りません。そのため、磁気を使って体の内部を撮影するMRI検査で、損傷の場所や形を確認します。
とくに、次のような症状がある場合は早めに受診してください。
- 膝が急に曲げ伸ばしできなくなる(ロッキング)
- 膝に水がたまって大きく腫れている
- 痛みで歩くのがつらい
インターネット上のセルフチェックでは、損傷の有無や場所まではわかりません。正確な診断を受けることが、早く治すための第一歩です。
腫れや痛みが強い時期は安静とアイシング
腫れや熱っぽさがあるうちは、膝をひねる動作や長時間の歩行を控え、膝を休ませることが大切です。
痛みや腫れがある場合は、保冷剤や氷で膝を冷やしましょう。保冷剤や氷は直接肌に当てず、タオルで包んで使うと凍傷を防げます。冷やす時間や回数は、膝の状態によって異なります。主治医の指示に従ってください。
ただし、安静にしすぎると膝周りの筋力が落ちてしまいます。痛みや腫れが落ち着いてきたら、医師と相談しながらリハビリへ移りましょう。
サポーターは「補助」として使う
サポーターは、膝の安定性を補う目的で使うと役立ちます。ただし、サポーターはあくまで補助的な役割です。
サポーターには、主に関節を圧迫して安定性を高める働きと、膝を保温して血行不良を防ぐ働きがあります。一方で、サポーターに頼りすぎると、膝を支える筋力の低下を招くリスクがあります。使用する種類や時期は、医師や理学療法士に相談して決めましょう。
半月板損傷を早く治すリハビリ方法【段階別の自宅メニュー5つ】

半月板損傷の回復を早めるためには、リハビリテーションが欠かせません。
リハビリは、初期・中期・後期の3段階で少しずつ負荷を上げていくのが基本です。段階ごとの主なメニューは以下のとおりです。
| 段階 | 目的 | 主なメニュー |
|---|---|---|
| 初期 | 膝の動きと筋力を取り戻す | ・可動域訓練 ・筋力トレーニング(軽め) |
| 中期 | 膝の安定性と体力を高める | ・筋力トレーニング ・バランストレーニング ・有酸素運動 |
| 後期 | スポーツや仕事への復帰に備える | ・競技復帰に向けた実践的なリハビリ(アスレチックリハビリ) |
次の段階へ進む目安は、日数ではなく「痛みや腫れが増えないこと」です。運動中や翌日に痛みや腫れが強まった場合は、一段階前のメニューに戻しましょう。
手術を受けた方は、体重をかけてよい時期や膝を曲げてよい角度の制限を、主治医から指示されます。その指示を最優先してください。
①【初期】膝の曲げ伸ばしを取り戻す可動域訓練
可動域訓練は、膝を曲げ伸ばしできる範囲を取り戻すためのリハビリです。痛みや腫れで膝を動かさない状態が続くと、関節が硬くなってしまいます。
代表的な方法は、かかとを床に滑らせて膝を曲げ伸ばしする「ヒールスライド」です。
- 床やベッドに仰向けになり、両脚を伸ばす
- かかとを床につけたまま、お尻の方へゆっくり滑らせて膝を曲げる
- 痛みの手前で止め、ゆっくり元の位置に戻す
また、膝をかばう状態が続くと、股関節や足首の動きも硬くなります。すると、かえって膝に負担が集中するため、太ももの前・後ろのストレッチや足首の運動も一緒に行いましょう。
深く曲げすぎたり、反動をつけたりするのは避けてください。
②【初期〜中期】太ももとお尻の筋力トレーニング
太ももの前の筋肉(大腿四頭筋)やお尻の筋肉は、膝を支えて安定させる役割を担います。これらの筋肉を鍛えると、動作時の膝の安定性が高まり、再発予防にもつながります。
次の順で、少しずつ負荷を上げていきましょう。
| トレーニング | やり方 |
|---|---|
| 太ももの力入れ | 脚を伸ばして座り、膝の裏で丸めたタオルを床に押しつけるように太ももに力を入れる |
| 脚上げ | 仰向けで片膝を立て、反対の脚を膝を伸ばしたまま床から少し持ち上げて下ろす |
| お尻上げ | 仰向けで両膝を立て、お尻をゆっくり持ち上げて下ろす |
| 浅いスクワット | 椅子の背などにつかまり、膝を軽く曲げる程度に腰を落として戻る |
回数は、無理なくできる回数から始めて少しずつ増やしましょう。
痛みが出る運動はその場で中止し、理学療法士に相談してください。
③【中期】片脚立ちなどのバランストレーニング
バランストレーニングは、膝のぐらつきを抑え、安定した動作を取り戻すためのリハビリです。
半月板には膝関節を安定させる働きがあります。損傷によって膝が不安定になると、転倒や再損傷のリスクが高まるため、スポーツ復帰の前にとくに大切なトレーニングです。
- 壁や椅子のそばに立ち、すぐにつかまれる状態にする
- 痛くない方の足から片脚立ちを行い、次に痛む側でも行う
- 安定してきたら、クッションなど柔らかく不安定な面の上で片脚立ちをする
転倒を防ぐため、必ず支えのある場所で行いましょう。
④【中期】ウォーキング・エアロバイクなどの有酸素運動
回復が進んできたら、膝への負担が比較的少ない有酸素運動を取り入れましょう。血流を促し、体力の回復にもつながります。
取り入れやすい運動は以下のとおりです。
- 平坦な道でのウォーキング
- エアロバイク(固定式の自転車)
- 水中ウォーキング
坂道や長時間の歩行は膝への負担が大きいため、しばらく避けてください。
膝に痛みを感じない短い時間から始め、様子を見ながら少しずつ時間を延ばしましょう。
⑤【後期】スポーツ復帰に向けたアスレチックリハビリ
筋力がある程度回復し、日常生活で痛みをほとんど感じない状態になったら、競技復帰に向けた実践的なリハビリ(アスレチックリハビリ)に進みます。
次の順で、段階的に負荷を上げていくのが一般的です。
- ジョギングなどの軽い運動で、膝の痛みがないか確認する
- 地面に置いたはしご状の器具を使うラダートレーニングで、細かい足の動きを練習する
- 両脚ジャンプなど、負荷の高い動作に移る
- 競技に応じた動作を、安全に行えるか確認しながら練習する
復帰の時期は、競技のレベルや種目によって異なります。主治医と相談しながら決めましょう。
半月板損傷を早く治すためにやってはいけないNG動作
半月板損傷の早期回復を目指すには、膝に過度な負担をかける動作や姿勢は避けなくてはなりません。
適切な治療を行っていても、症状の悪化や回復の遅れにつながる可能性があります。主なNG動作と、代わりにできることは以下のとおりです。
| NG動作 | 膝に負担がかかる理由 | 代わりにできること |
|---|---|---|
| 膝をひねる動作 | 半月板にねじれの力が加わり、損傷が広がることがある | 向きを変えるときは、足ごと体の向きを変える |
| 正座・深いしゃがみ込み | 膝を深く曲げると、半月板が強く挟み込まれる | 椅子に座る。床の物は台や椅子を使って、深くしゃがまずに取る |
| 膝の過度な曲げ伸ばし | 傷ついた部分がこすれ、痛みや腫れが強まりやすい | 痛みの出ない範囲で動かす |
| ジャンプ・急な方向転換 | 着地や切り返しで、膝に大きな衝撃とねじれが加わる | 医師の許可が出るまでは、エアロバイクなど衝撃の少ない運動を選ぶ |
| 長時間の歩行 | 負担が積み重なり、腫れや痛みが出やすい | こまめに休憩をはさみ、平坦な道を選ぶ |
| 座りっぱなし・立ちっぱなし | 膝周りがこわばり、動き始めに痛みが出やすい | ときどき姿勢を変え、足首や膝を軽く動かす |
| 階段の上り下り | 片脚に体重が大きくかかり、膝への負担が増える | 手すりを使い、上りは痛くない足から、下りは痛む足から一段ずつ進む |
| 痛み止めで痛みを隠したまま運動する | 痛みという危険信号に気づけず、損傷を悪化させるおそれがある | 痛み止めを使っている間は運動量を増やさず、運動の強さを医師に確認する |
これらの動作は、日常生活で無意識に行ってしまう可能性があります。痛みや違和感に気がついたら、できるだけ早くやめましょう。
以下の記事では、半月板損傷の治療における注意点について詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。
半月板損傷を早く治すための治療法の選び方
半月板損傷の治療は、損傷の場所やタイプ、症状に合わせて選ぶことが大切です。損傷タイプ別の基本的な考え方は以下のとおりです。
| 損傷のタイプ・状態 | 治療の基本的な考え方 |
|---|---|
| スポーツなどのケガで、血流のある辺縁部を損傷した場合 | 縫合術を検討する |
| 加齢による損傷(変性断裂) | 運動療法を中心とした、手術をしない治療(保存療法)が基本 |
| 保存療法を続けても改善しない場合 | 手術、または再生医療を検討する |
最終的な治療方針は、診察と画像検査の結果をもとに医師が判断します。ここでは、それぞれの治療法について解説します。
保存療法(薬・注射・リハビリ)
保存療法は、手術を行わずに症状の改善を目指す治療法です。
比較的軽度な半月板損傷や、加齢による損傷の場合に検討するのが一般的です。
保存療法では、膝の負担を減らしながら、次の治療を組み合わせます。
- 痛みや炎症を抑える薬(飲み薬・湿布や塗り薬)
- 関節の動きをなめらかにするヒアルロン酸注射(変形性膝関節症を伴う場合など)
- 筋力強化・回復を目的としたリハビリテーション
一定期間続けても症状が改善しない場合は、手術療法など他の治療法を検討します。
手術療法(半月板縫合術・切除術)
リハビリや薬で症状が改善しない場合は、関節鏡手術を行います。関節鏡手術とは、小さな穴からカメラと器具を入れて行う手術です。
手術療法の主な目的は、半月板の修復または切除により、痛みの緩和や機能回復を図ることです。
半月板損傷の手術には、主に次の2種類があります。
| 手術の種類 | 内容 |
|---|---|
| 半月板縫合術 | 損傷した部分を糸で縫い合わせる。血流のある辺縁部の損傷で選ばれる |
| 半月板切除術 | 損傷した部分を切り取る。血流がほとんどなく修復が難しい中央部の損傷で選ばれることが多い |
手術後にスポーツへ復帰するまでの期間は、手術の種類によって異なります。
以下の記事では、半月板損傷の手術について詳しく解説しています。
中高年の変性断裂は「手術のほうが早く治る」とは限らない
加齢による半月板損傷では、手術をしなくても、運動療法で手術と同じくらいの改善が得られたという研究があります。
ノルウェーで行われた研究では、35〜60歳の140人を2つのグループに分けて比べました。対象は、MRIで加齢による内側の半月板損傷が確認された方です。
一方のグループは専門家の指導のもとで12週間の運動療法を行い、もう一方は関節鏡で半月板の一部を切除する手術を受けました。結果は以下のとおりです。(文献2)
- 2年後の膝の痛みや機能の改善は、両グループで大きな差がなかった
- 3カ月後の太ももの筋力は、運動療法のグループで高い結果だった
- 運動療法のグループのうち19%は、2年の間に手術を受けた
ただし、対象は大きなケガのきっかけがなく、レントゲンで明らかな変形性膝関節症がほぼない方です。また、海外で行われた研究である点にも注意が必要です。
スポーツなどのケガによる損傷や、膝が動かなくなるロッキングがある場合には当てはまりません。治療法は医師と相談して決めましょう。
手術を避けたい方の選択肢「再生医療」
保存療法を続けても症状が改善しないものの、手術は避けたいという方もいらっしゃいます。再生医療は、手術以外の治療を希望される方の選択肢の一つです。
再生医療は、患者さまご自身の細胞や血液を用いる治療法です。当院で行っている治療は以下のとおりです。
| 再生医療の種類 | 詳細 |
|---|---|
| 幹細胞治療 | 患者さまの脂肪から、さまざまな組織の細胞に変化する力をもつ「幹細胞」を採取・培養し、患部に投与する治療方法 |
| PRP療法 | 患者さまの血液から、組織の修復に関わる成分(血小板)を濃縮し、患部に投与する治療方法 |
いずれも入院の必要がなく、日帰りで受けられます。症状や状態によって適応が異なり、効果には個人差があるため、医師とご相談のうえ検討することが大切です。
当院では、半月板損傷に対して再生医療を行った症例があります。
マラソンやトレイルランを楽しむ30代男性は、内側半月板の損傷と診断されていました。投薬治療でも改善せず手術を提案されましたが、将来的なリスクから迷われていた方です。初回投与の3カ月後には、バイクトレーニングを再開しています。
また、両膝の半月板損傷で趣味のランニングを続けられなくなっていた50代男性は、治療後に痛みなく15kmを走れるようになりました。
【症例記事】
再生医療によって半月板損傷による痛みが改善した症例(30代男性)
痛みなく15kmランニングできるように! 両膝半月板損傷 50代男性
半⽉板損傷は⼿術しなくても治療できる時代です。
半月板損傷の治療について気になる方は、公式LINEで再生医療の情報をご確認いただけます。
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半月板損傷が治るまでの期間の目安
半月板損傷が治るまでの期間は、治療法や損傷の状態によって異なります。
手術を受けた場合の、スポーツ復帰までの目安は以下のとおりです。
| 手術の種類 | スポーツ復帰の目安 |
|---|---|
| 半月板切除術 | 2〜3カ月程度 |
| 半月板縫合術 | 4〜6カ月程度 |
縫合術は、縫い合わせた部分が再び傷つかないよう保護が必要なため、切除術より復帰までに時間がかかります。(文献1)
保存療法の場合は、損傷の状態によって回復までの期間が大きく異なります。一律に「何カ月で治る」とはいえません。また、痛みが消えたからといって、半月板が治ったとは限りません。スポーツや仕事への復帰時期は、主治医とよく相談して決めましょう。
半月板損傷を早く治すために意識したい日常生活
半月板損傷を早く治すためには、治療やリハビリテーションに加え、日常生活での過ごし方も重要です。
膝への負担を減らしながら、体全体の回復力を高める生活習慣を意識しましょう。
バランスの良い食事
「これを食べれば半月板損傷が治る」といった特定の食べ物はありません。
ただし、損傷した組織や筋肉を修復する材料が不足すると、回復に時間がかかります。栄養バランスの良い食事を心がけることを意識しましょう。
とくに意識したい栄養素は以下のとおりです。
| 栄養素 | 役割 |
|---|---|
| タンパク質 | 筋肉、靱帯、そして半月板の構成要素であるコラーゲンの材料となります。 |
| ビタミンC | コラーゲンの生成を助ける働きがあり、関節周囲の組織修復のサポートが期待できます。 |
| ミネラル類(亜鉛など) | 体の代謝や組織修復をサポートします。 |
半月板損傷を早く治すには損傷タイプに合った治療と段階的なリハビリを
半月板損傷を早く治すためのポイントは、以下の3つです。
- 早めに整形外科でMRI検査を受け、損傷の場所とタイプを確認する
- 腫れや痛みが強い時期は、膝への負担を減らす
- 痛みの出ない範囲で、段階的にリハビリを進める
早く治るかどうかは、損傷の場所とタイプに合った治療を選べるかで変わります。自己判断で無理をせず、医師や理学療法士と相談しながら進めましょう。
膝が動かなくなる、膝が大きく腫れるといった症状がある場合は、早めに整形外科を受診してください。
保存療法で改善しない場合には、手術のほかに再生医療という選択肢もあります。再生医療は、患者さまご自身の細胞や血液を用いて、入院不要・日帰りで受けられる治療法です。
当院リペアセルクリニックでは、再生医療について無料相談を実施しております。半月板損傷の痛みでお悩みの方は、以下より当院へお気軽にご相談ください。
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半月板損傷を早く治す方法に関するよくある質問
半月板損傷とはどのようなケガですか?
半月板とは、弾力のある軟骨の一種でできたC字型や半月状の組織です。太ももの骨(大腿骨)とすねの骨(脛骨)の間にあり、膝の内側と外側にそれぞれ存在しています。
主な機能は、次のとおりです。
- 膝関節の動きを滑らかにする
- 関節の安定性を保つ
- 体重を分散させ衝撃を吸収する
半月板が損傷すると膝に痛みが生じ、膝を曲げ伸ばしする際に引っかかりや違和感を覚えるようになります。
重症例では、激痛による歩行困難や、関節内部で炎症を起こして膝全体が腫れあがるケースも珍しくありません。
半月板損傷は手術をしなくても治せますか?
損傷の場所やタイプによっては、手術をせずに症状の改善を目指せます。
とくに加齢による損傷では、運動療法を中心としたリハビリなどの保存療法が基本です。
一方、膝が動かなくなるロッキングがある場合や、保存療法を続けても改善しない場合は、手術や再生医療を検討します。
半月板損傷はサポーターをした方がいいですか?
サポーターは、膝の安定性を補う目的で役立ちます。
ただし、頼りすぎると膝を支える筋力が落ちてしまうことがあります。使う時期や種類は、医師や理学療法士に相談して決めましょう。
半月板損傷のリハビリはいつから始めればいいですか?
保存療法の場合は、痛みや腫れが落ち着いてきた段階で始めるのが基本です。まずは体重をかけない軽い運動から始めましょう。
手術を受けた場合は、縫合術か切除術かによって、リハビリの開始時期や制限が異なります。必ず主治医の指示に従ってください。
参考文献



















