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アキレス腱炎を走りながら治すのは困難|無理な運動は避けて医療機関を受診しよう

アキレス腱炎を走りながら治すのは困難|無理な運動は避けて医療機関を受診しよう
公開日: 2023.04.26 更新日: 2025.03.31

アキレス腱炎になってしまっても、痛みを我慢しながら走り続けることが可能なランナーがいます。

この場合、走りながら(長期の休息をしなくても)治すことができるのではないか、と考える方がいるようですが、非常に難しいと言えます。

アキレス腱炎を発症中の過度な運動や負荷は、症状を悪化させる可能性が高いです。

アキレス腱炎を発症した際は、避けるべき行動や注意点を把握し、治療に専念するのが大切です。

この記事では、アキレス腱炎発症中にやってはいけないことや予防のポイントなどを詳しく解説します。

アキレス腱炎を走りながら治すのが困難な理由

アキレス腱炎を発症したまま走ると、患部に負担がかかります。

負担がかかると、患部周辺に傷が入り、完治が遅れます。

「走りながら治せる」と主張する専門家もいるようですが、患部に負担をかけないように走行するのは困難であり、現実的ではありません。

また、患部をかばうために不自然な姿勢で走ることで、正しいフォームが崩れたり、転倒などのリスクも増えます。

以上の理由から、アキレス腱炎を走りながら治すのは困難かつ、危険といえます。

アキレス腱炎における2つの注意点

アキレス腱炎を避けるため、または症状の悪化を防ぐために以下の行動や注意点を確認しましょう。

  • 無理な運動を避ける
  • 自己治療はせずに病院を受診する

それぞれ詳しく解説します。

無理な運動を避ける

まず、無理な運動は避けましょう。

例えば以下の運動はアキレス腱に負担がかかるため、避ける必要があります。

  • 激しい運動
  • 同じ動作を繰り返す運動

とくに、同じ動作の繰り返しは、軽い運動でも長時間持続すると大きな負荷が生じます。

アキレス腱炎を発症した場合、たいてい2〜6週間の安静が求められます。

この期間に無理な運動をすると、完治が遅れたり、別の障害が起こったりします。

アキレス腱炎発症時は、無理な運動を避け、医師の指示どおり安静にしましょう。

自己治療はせずに病院を受診する

アキレス腱部の痛みがあるときには、安易に自己治療を行わず、まずは病院を受診して診断を受けましょう。

また、アキレス腱炎は再発しやすい疾患。理学療法士や医師の指導を受け、適切なリハビリやトレーニングを行うことが大切です。

どのような病気でも言える事ですが、自己治療は、間違った治療により症状が悪化する可能性もあり、おすすめできません。

手術しなくても治療できる時代です。

スポーツ外傷は⼿術しなくても治療できる時代です。

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アキレス腱炎におけるセルフケア

アキレス腱炎は、適切なセルフケアによって回復を早め、痛みを和らげられます。

ストレッチのひとつとして、下腿三頭筋を伸ばして挙上させる「つま先立ち体操」をご紹介します。

アキレス腱炎を改善する「つま先立ち体操」

1. 階段や台の縁に立ち、踵を段の端から出した状態で位置をとります
2. ゆっくりとかかとを上下させます(急な動作は避ける)
3. 膝を伸ばした状態での上下(腓腹筋の強化)
4. 膝を軽く曲げた状態での上下(ヒラメ筋の強化)

ストレッチを行う際は、以下の点に注意してください。

実施時の注意点

  • 発症直後は避ける
  • 激しい痛みがある場合は中止する
  • 両手で手すりや壁をつかみ、安全に行う
  • 動作はゆっくり行い、反動をつけない
  • 最初は痛みのない範囲で少なめの回数から始める

10回1セットを1日2回、3カ月ほど継続しましょう。

また、アキレス腱炎周囲の筋肉を鍛えて、患部への負担を減らすのも有効です。

例えば、カーフレイズでふくらはぎの筋肉を鍛えれば、アキレス腱にかかる負担を軽減できます。

ストレッチやトレーニングは必ず医師に相談してから開始し、痛みが出たら中止して医師に相談してください。

アキレス腱炎の発症を予防する方法

アキレス腱炎の予防には、以下の取り組みが有効です。

  • 運動強度は少しずつ上げる
  • 適切な靴を選ぶ
  • 日常生活でアキレス腱に負担がかからないようにする
  • テーピングやサポーターで負担を軽減する

アキレス腱炎を発症した場合、2〜6週間の安静が必要です。

しばらく、ランニングなど負荷の高い運動はおこなえず、また、日常生活にも不便が生じます。

アキレス腱炎の発症による運動や生活の不便を避けるため、普段からの予防を心がけましょう。

運動強度は少しずつ上げる

アキレス腱炎を防ぐには、運動強度を少しずつ上げるのが重要です。

いきなり強度の高い運動に取り組むと、アキレス腱に大きな負荷が生じます。

ウォーミングアップをおこない、筋肉や関節を刺激し、突如大きな負担がかからないようにしましょう。

ウォーミングアップの一例

  • 5〜10分の歩行・ジョギング
  • ラジオ体操
  • ふくらはぎ周辺を中心としたストレッチ

適切な靴を選ぶ

アキレス腱炎の発症を予防するには、適切な靴を選ぶのも重要です。

  • サイズがちょうど、もしくはやや余裕がある
  • 足の形にフィットする
  • かかとが高すぎず、安定している
  • クッション性がある

足にフィットする靴を選べば、フォームが安定し、アキレス腱炎に余計な負担がかかりません。

また、クッション性があれば、アキレス腱炎含む下半身全体の負荷を落とせます。

一方で、足の形や大きさに合わない靴は、故障を招きます。

アキレス腱炎を防ぐため、靴は慎重に選びましょう。

また、インソールを挟むのも効果的です。最近は、足の形に合わせたオーダーメイドのインソールも発売されています。

日常生活でアキレス腱に負担がかからないようにする

アキレス腱は、日常生活でも負荷がかかることがあります。

例えば、長時間の立ち仕事や、ハイヒールの着用は、アキレス腱に負担をかけることがあります。

そのため、できるだけ座ったり、ヒールが低い靴を選んだりすることが予防につながります。

また、アキレス腱の柔軟性の低下が発症につながるので、起床時や入浴後など十分にアキレス腱をストレッチするようにしましょう。

テーピングやサポーターで負担を軽減する

テーピングやサポーターの使用も効果的です。

足首の周りの動きが安定し、アキレス腱にかかる負担を軽減できます。

また、足首の可動域が狭まるため、アキレス腱が必要以上に伸縮するのを防ぐことができます。

ただし、テーピングにはある程度の技術や、専門家の指導が必要で、普段から実施するのは困難です。

テーピングが難しい場合は容易に装着できるサポーターを使いましょう。

アキレス腱炎は早期発見・早期治療が重要

アキレス腱炎は初期段階で適切な治療を受ければ、多くの場合、保存治療(手術をしない治療)で改善が見込めます。

しかし、以下のような場合は症状が重症化し、回復までに長期間を要したり、手術が必要になる可能性があります。

  • 痛みを我慢して運動を続ける
  • 自己判断で不適切なストレッチや運動を行う
  • 治療開始が遅れる

そのため、アキレス腱周辺の腫れや歩行時の痛みがある場合は、すぐに運動を中止し、整形外科を受診しましょう。

アキレス腱炎についてよくあるQ&A

以下に、アキレス腱炎の治療でよく質問を受ける内容をまとめました。

Q. アキレス腱炎の治療にはどのようなものがありますか。

A. 安静や運動療法のほかに、局所注射療法、PRP(自己多血小板血漿)注入療法、手術治療などの方法があります。

PRP(自己多血小板血漿)注入療法は新しい治療法ですが、保険の適応が十分でないことや実施している施設も限られています。

しかしながら最近ではアスリートが実施するなど、注目を浴びています。

治療を受けるかどうかは、担当の医師と十分に相談してから治療を選択するようにしましょう。

Q. アキレス腱炎に対する注射はどのような方法ですか。

A. 炎症を抑える目的で腱内部や周囲に注射する方法があります。

注射する薬剤は局所麻酔薬、ヒアルロン酸、生理食塩水、ステロイド剤など様々です。

ステロイドは炎症を抑える効果が強いのですが、腱の脆弱化や断裂を起こす可能性があるので、何度も注射することは勧められません。

Q. アキレス腱炎に対する手術はどのようなものがありますか。

A. 保存治療を少なくとも4ヶ月以上行っても効果がない方では、手術治療が行われる場合があります。

痛みが長引く方では、手術を実施している施設かどうか受診の前に事前に確認しておくと以降の治療がスムーズとなります。

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まとめ:アキレス腱炎は走りながら治すより安静にするのが重要

アキレス腱炎になってしまった場合、無理な運動は症状が悪化してしまう可能性があり、走りながら治すのは困難です。

症状の悪化を防ぐためにも、急激な運動の開始や同じ動作の繰り返しは避け、適度な運動と十分なストレッチを行うことが大切です。

また、アキレス腱炎の予防のためには、適切な靴選びや足の負担を減らすサポーターの使用、日常生活で足に負担をかけない配慮も必要です。

アキレス腱炎は早期発見と早期治療が肝心です。

痛みが出た場合には運動を控え、自己判断で治療せず医療機関を受診してください。

適切な対処を行うことで、アキレス腱炎の症状を軽減し、早期回復を目指しましょう。

当院「リペアセルクリニック」ではスポーツ外傷に対する治療として再生医療を行っています。

手術を必要としない治療法で早期復帰を目指したい方は、ぜひ一度ご相談ください。

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