アキレス腱炎で痛みが出たときの対処法5つ|発症する原因や自宅セルフケア法も解説
ふくらはぎ下部やかかとに痛みがともなう場合、アキレス腱炎の可能性があります。アキレス腱炎は、激しいスポーツや運動不足・加齢による足の筋力低下が原因で、アキレス腱に過度な負荷がかかり炎症を起こしている状態です。
アキレス腱炎を放置すると、症状の悪化や アキレス腱断裂 のリスクが高まります。重症化を避けるためにも、痛みが出たときの対処法を覚えておきましょう。
本記事では、アキレス腱炎で痛みが出たときの対処法を詳しく解説します。自宅でできるセルフケアも紹介しているので参考にしてみてください。
現在、スポーツ外傷によるアキレス腱炎や 靭帯損傷 の治療方法として「再生医療」が注目されています。再生医療とは人間の自然治癒力を活かした最先端の医療技術です。弱ったり、傷ついたりする細胞を修復する幹細胞の力を利用して、細胞の組織を元の状態に戻します。
本来なら手術をしなければならない状態でも、再生医療で治療できる可能性があります。手術の傷跡や術後の後遺症の心配がないので、本格的にスポーツしている方は早期復帰が期待できます。
弊社『リペアセルクリニック 』は、再生医療専門のクリニックです。国内での症例数は8,000例以上に及び、多くの患者さんの治療に携わってきました。
アキレス腱炎は再生医療の治療対象です。弊社では無料相談を受け付けていますので、詳しい治療法や効果を知りたい方はお気軽にお問い合わせください。
目次
アキレス腱炎の痛みが出たときの5つの対処法!【セルフケアの方法も伝授】
アキレス腱炎の痛みが出たときの対処法は、下記のとおりです。
- 安静にしてストレッチをする
- 軽めの運動でアキレス腱周りの筋肉を強化する
- テーピングでアキレス腱の動きをサポートする
- ロキソニン(消炎鎮痛薬)や湿布を使用する
- 整体や整骨院に通い施術する
注意点として、症状に合わない対処法を続けると逆効果になる可能性があります。病院で診断を受け、専門家の指導のもとで治療を進めましょう。
安静にしてストレッチをする
痛みが生じてすぐの場合、強い炎症が起こっています。そのため、原則としてまずは運動を中止して、安静にするようにしましょう。 一般的には2〜6週間程度の安静、スポーツ活動の休止が必要です。 2週間程度安静にしてから再度医師の診察を受けて、スポーツの再開時期について指導を受けるようにしましょう。
ストレッチに関しては、足関節を反らして、アキレス腱を伸ばすように行います。
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15秒ほどキープするのを1回とし、3 回 1セットとして1日2セットを目標に行うようにしましょう。
軽めの運動でアキレス腱周りの筋肉を強化する
ストレッチに加えて、 ふくらはぎの筋力訓練が効果的 です。
「カーフレイズ」や「つま先立ち体操」という方法であり、ストレッチと動作が似ていますが、踵を上げる動作によって筋力を強くすることができます。
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10回1セットを1日2セットとして、少なくとも3ヶ月程度継続するようにしてください。この運動は痛みが無理なく耐えられる範囲であれば継続を推奨していますが、我慢できないほどの痛みの場合には中止するようにしてください。
テーピングでアキレス腱の動きをサポートする
アキレス腱炎の痛みを緩和させるには、テーピングの活用が効果的です。なぜなら、身体の動きを制限させるテーピングの効果によって、アキレス腱にかかる負担を軽減できるためです。
アキレス腱炎に効果的なテーピングの巻き方は、下記の記事にまとめています。テーピングを利用する場合は、記事を参考にしながら巻きましょう。
また、靴にインソールを敷く方法も効果的です。インソールで踵部分を底上げすると、アキレス腱への負担が軽減するため痛みが和らぎます。
ロキソニン(消炎鎮痛薬)や湿布を使用する
病院では、ロキソニン(消炎鎮痛薬)や湿布などが処方されます。いずれも用法用量を守る必要があります。
特に湿布は貼りっぱなしにしていると湿疹を起こしてしまうこともあるので、効き目が少なくなってきたら一度剥がして、次に貼るまでに時間を空けることが必要です。
整体や整骨院に通い施術する
安静、運動療法、お薬といった対処法をしっかり行っていただいた上であれば、整体、整骨院、鍼灸院などでのマッサージ、ツボを刺激して痛みを軽減させる電気鍼療法、お灸などは必要に応じて受けていただいて大丈夫です。
病院ではマッサージなどは提供していないため、ご自身でケアが難しい場合には、ご利用いただくことも考えてよいかもしれません。
「紹介されている対処法を試してみたけど、なかなか痛みがひかない…」という方は、再生医療を専門的におこなう『リペアセルクリニック 』にご相談ください。
再生医療は、弱ったり、傷ついたりする細胞を修復する力のある幹細胞の働きを利用して、自然治癒力で治療する医療技術です。
本来なら手術をしなければいけない状態でも、再生医療で治療できる可能性があります。手術による傷跡や後遺症の心配もないので、安心して治療を受けられます。
アキレス腱炎の3つの原因
ここでは、アキレス腱炎になる主な原因を3つ解説します。
- 激しい運動
- アキレス腱の柔軟性の低下
- フィットしない靴の着用
順番に見ていきましょう。
激しい運動
ダッシュやジャンプといった激しい運動は、アキレス腱に過度な負荷がかかるため、アキレス腱炎を引き起こす原因です。
足を酷使するような運動をした後は、炎症を抑える効果があるアイシングをしましょう。
筋肉 の柔軟性の低下
運動不足や加齢により筋肉 の柔軟性が低下いると、 アキレス腱炎になる傾向があります。
その理由は、筋肉が硬いままだとアキレス腱に負担がかかるためです。
とくに、柔軟性が低下している状態で急な運動をおこなうと、アキレス腱が炎症を起こすリスクを高めます。
唐突に運動を始める際は、ストレッチやウォーミングアップで筋肉をほぐしてから活動しましょう。
足に フィットしない靴の着用
足にフィットしない靴を 履くと、アキレス腱に負担がかかりアキレス腱炎の発症リスクを高めます。
靴の種類やブランドによってサイズ感が異なるので、購入前は必ず試し履きしてフィット感を確かめましょう。
靴専門店で、自分の靴のサイズを改めて測定してもらうのも良いでしょう。
ただし、靴専門店は病状について詳しい訳ではないため、医療専門店で診断を受けたほうが確実です。
下記の記事では、アキレス腱炎の予防につながる正しい靴の選び方と履き方を解説しています。靴選びの正しい知識を身につけたい方は、合わせてご覧ください。
アキレス腱の痛みへの対処に関するよくあるQ&A
1.アキレス腱炎のときにはどのようなサポーターを使えばいいですか?回答:サポーターには様々な種類がありますが、アキレス腱専用のサポーターの使用がおすすめです。アキレス腱や踵を安定させることで、アキレス腱への負担の軽減や、足首の動きを制限することにより、痛みを抑える効果が期待できます。 2.マッサージはどのように行えばいいですか?回答:アキレス腱炎に対しては、まずアキレス腱を十分に伸ばすストレッチを行いましょう。 痛みによって体重をかけてストレッチをすることができない時には、座った状態で痛い方の足を持って、ゆっくりと足関節を曲げたり反らしたりすることでアキレス腱をマッサージすることができます。 3.セルフケアや病院での治療をしてもなかなかよくなりません回答:アキレス腱炎は大部分の方が数ヶ月で自然に改善しますが、中には痛みが続く場合もあります。適切な治療を4ヶ月以上行っても効果がない方では、手術治療が行われる場合があります。よくならない場合には注射や手術などの他の治療について病院に問い合わせるようにしましょう。 手術の方法はアキレス腱内部の変性した組織の除去や、腱周囲の癒着剥離、足底筋腱の切離など様々な方法があります。どのような治療を行っているか、事前に病院に確認しておくことがお勧めです。 「手術の傷跡が残るのが嫌だな…」「手術の後遺症のことを考えると不安…」という方には再生医療がおすすめです。人間の自然治癒力を活かした治療法なので、身体への負担が少ないです。 「具体的な治療内容や効果が知りたい!」という方は、再生医療を専門とする 『 リペアセルクリニック 』にご相談ください。症状を詳しく診断し、個々に合った再生医療の進め方をご提案いたします。 |
アキレス腱炎の痛みを感じたらまずはセルフケアで対処しよう!
アキレス腱炎が悪化すると、痛みの増加やアキレス腱断裂など、症状が深刻になるケースがあります。重症化する前に、アキレス腱に痛みや違和感を感じた時点で、病院での受診をおすすめします。
アキレス腱炎の痛みがある場合は、病院での治療以外にも自宅でおこなう日々のケアも大切です。本記事で紹介した対処法を参考に、アキレス腱の痛み軽減を目指してみてください。
スポーツ外傷は⼿術しなくても治療できる時代です。