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心筋梗塞をやったら余命はどうなる?発症後の生活の変化や気をつけることを解説

「心筋梗塞を発症したあとの余命を知りたい」
「予後を良くするためにすべきことがあれば知りたい」
心筋梗塞を発症したあとの余命は、重症度や既往歴、発症後の生活習慣などによって個人差があるため、一概に数字では示せません。
本記事では、心筋梗塞後の余命、再発率、予後悪化させるリスク因子、良い影響を与える治療などについて解説します。心筋梗塞後は心身ともに不調が起きやすくなります。日常生活で注意すべき点も解説しているため参考にしてください。
なお、心筋梗塞のリスク因子である糖尿病に対しては、再生医療も治療選択肢の一つです。糖尿病のお悩みを今すぐ解消したい・再生医療に興味がある方は、当院「リペアセルクリニック」の電話相談までお問い合わせください。
目次
心筋梗塞をやったら余命はどのくらいになるのか
心筋梗塞後の余命は、数字で表すのは難しいとされています。重症度や既往歴、発症後の生活習慣など、さまざまな要因によって予後は変わるためです。
1990年に行われた調査では、心筋梗塞後の累積生存率(ある時点まで生存している確率)は以下の通りです。
| 生存年数 | 累積生存率 |
|---|---|
| 1年後 | 98% |
| 3年後 | 90% |
| 5年後 | 82% |
| 7年後 | 71% |
| 9年後 | 68% |
| 11年後 | 62% |
(文献1)
この調査では、平均年齢男性64歳・女性66歳の113例(男性99例、女性14例)を対象としています。
心筋梗塞後の再発率
心筋梗塞を一度発症すると、再発リスクは発症していない人の4〜6倍高くなります。(文献2)1年間で再発する割合は約6%との報告もあります。(文献3)
再発を予防するには、運動習慣や食生活の見直し、適正体重の維持、禁煙といった生活習慣の改善が重要です。また、高血圧・脂質異常症・糖尿病などの生活習慣病がある場合は、厳重に管理する必要があります。
心筋梗塞の予後を悪化させるリスク因子
心筋梗塞の予後を悪化させるリスク因子として、以下が挙げられます。
| リスク因子 | 詳細 |
|---|---|
| 高血圧 | ・再発予防には十分な降圧が必要である ・目標血圧値は130/80mmHg未満である |
| 脂質異常症 | ・動脈硬化を進行させるため治療が必要である ・発症後早期からLDL(悪玉)コレステロール値100mg/dL未満を目指した積極的な治療が必要である |
| 糖尿病 | ・再発予防には早期から血糖値の管理が必要である ・糖尿病予備軍の段階でも心筋梗塞のリスクを高めるため検査で確認する |
| 肥満 | ・過体重は心筋梗塞のリスクを高めることがわかっている ・BMIが25kg/m2以上の方は減量に取り組む必要がある |
| 喫煙 | ・タバコの種類にかかわらず喫煙はリスクを高める ・本数を減らすのではなく禁煙が必要である |
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心筋梗塞後の予後に良い影響を与える治療
心筋梗塞後の予後に良い影響を与える治療として、以下が挙げられます。
それぞれの治療について詳しく解説します。
運動療法
運動療法は、心筋梗塞を引き起こすリスクを下げる効果が期待できます。
その他にも、以下のような効果を期待できます。
- 血圧を下げられる
- 息切れや疲労感などの症状を軽減できる
- 心臓の働きの低下を抑えられる
- 運動に耐えられる能力を高められる
- HDL(善玉)コレステロールを増やし中性脂肪を減らす
心筋梗塞後の運動については医師による指導が必要です。自己判断による運動は控えてください。
食事療法
高血圧・脂質異常症・糖尿病などの生活習慣病がある場合は、病状に応じた食事を摂る必要があります。
例えば、高血圧の方は以下のことを意識する必要があります。
- 1日の塩分量を6g未満に抑える(文献4)
- 漬物は自家製の浅漬けで少量にする
- 味噌汁は具だくさんにする
- 麺類の汁は残す
- 醤油などの調味料をむやみに使用しない
- 香辛料や香味野菜などを上手に使い味付けをする
- 外食や加工食品は避ける
高血圧の方は、余分なナトリウムを排出して血圧を調整する働きがあるカリウムを摂ることも効果的です。ただし、病状によってはカリウムを制限しなければならないため、医師に相談してください。
服薬管理
心筋梗塞後の患者様には、病状に応じたさまざまな薬が処方されます。適切に治療を進めるには、医師の処方どおりに服用し定期的に通院をする必要があります。
飲み忘れを防ぐために、以下のような工夫を取り入れましょう。
- ポケット式のお薬カレンダーやピルケースを活用する
- 服薬管理アプリを活用する
- スマートフォンのアラームに服薬時間をセットする
- 薬局で一包化を依頼し、1回分の薬をまとめてもらう
- 旅行の際は薬だけでなく、保険証とお薬手帳も持参する
飲み忘れが心配な方は、家族にも協力を求めましょう。薬を飲むタイミングを共有しておくと、飲み忘れの防止につながります。
また、たとえ体調が良いときでも、自己判断で薬を中断してはいけません。医師の処方どおりに服用を続けましょう。
メンタルケア
退院後の生活ではメンタルケアも重要です。ストレスが心筋梗塞の発症に関連していることが明らかになっています。また、ストレスからタバコを吸ってしまう方もいるため注意が必要です。ストレスを抱え込まないために、家庭や職場などの環境を整えましょう。
具体的な対策としては以下が挙げられます。
- 「仕事を休んで申し訳ない」などと自分を責めない
- 家族とのコミュニケーションの時間を作る
- 人事担当と相談して業務内容や勤務時間を調整してもらう
不安や悩みは一人で抱え込まず、家族や医療スタッフに相談しましょう。
心筋梗塞後の生活の変化と気をつけること
心筋梗塞後は心身ともに不調が起きやすくなります。
日常生活では、以下のことに注意してください。
それぞれについて詳しく解説します。
体調や自覚症状に注意する
心筋梗塞後は、とくに日頃から自分の体調や自覚症状に注意が必要です。例えば、「熱っぽい」といった体調不良がある場合は、運動を避けてください。運動を再開するのは、症状が消えて2日以上経過してからにしましょう。
また、運動後に「1時間経過しても疲労感が残っている」「運動した日の夜に眠れない」といったことがある場合は、運動の強度が高すぎる可能性があります。医師に相談して運動強度を調整してもらいましょう。
運動開始時と運動中に以下のような症状が現れている場合は、狭心症や心筋梗塞が再燃しているおそれがあります。
- 胸や腕、首、あごなどの上半身の不快感
- 失神
- 5分以上続く息切れ
- 腰痛
- 関節痛
これらの症状が現れた際は、速やかに運動を中断して医療機関に連絡してください。
天候に合わせて活動をする
暑い日や寒い日は心筋梗塞の発症リスクに影響するといわれています。暑い日に運動をする場合は、早朝や夕方の涼しい時間帯を選び、こまめに水分補給をして脱水を予防しましょう。
寒い日は「暖かくして外出する」「脱衣所を暖める」などの対策が有効です。冷たい空気を直接吸い込まないためにマスクの着用もおすすめです。
受動喫煙に注意する
受動喫煙は心筋梗塞のリスクを高めます。主流煙よりも副流煙のほうが有害物質を多く含んでいるためです。家族や職場の人などにも協力してもらい、徹底した禁煙対策をとる必要があります。
まとめ|心筋梗塞の発症後は継続して適切な治療とリハビリを受けよう
心筋梗塞後の余命は、重症度や既往歴、発症後の生活習慣などによって個人差があるため、一概に数字では示せません。心筋梗塞後の予後を良くするには、急性期の治療を終えたあとも、継続した適切な治療を受けることが重要です。
例えば、運動療法では息切れや疲労感の軽減、血圧値の改善といった効果を期待できます。ただし、運動内容は医師の指導が必要であるため、自己判断による運動は控えてください。
食事療法では、生活習慣病に応じた食事を続けることで再発リスクの低下につながります。長続きさせるためには、家族に協力を求めることが大切です。また、心筋梗塞後は心身ともに不調が起きやすくなります。体調不良が起きた際は無理をしないで十分に休むことを優先してください。
当院「リペアセルクリニック」では、心筋梗塞のリスクを高める糖尿病に対しても再生医療を行っています。まずは相談だけでもお気軽にご連絡ください。
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心筋梗塞後の余命に関するよくある質問
発症すると長生きできない?
心筋梗塞を発症後1カ月以上生存した方を対象とした調査では、その後も生存し続けている割合は5年後82%、7年後71%、9年後68%と報告されています。 (文献1)心筋梗塞の予後に良い影響を与えるには、運動療法や食事療法、薬物療法などの適切な治療を受けることが重要です。
心筋梗塞の死亡率は?
急性心筋梗塞の死亡率として、以下のような報告があります。
| 搬送前死亡率 | 約38.4% |
|---|---|
| 院内死亡率 | 約4.1% |
| 生存退院率 | 約57.5% |
この数字を参考にすると、急性心筋梗塞を発症した方の約42.5%は死亡することがわかります。(文献5)
(文献1)
急性心筋梗塞の長期予後|日本心臓財団
(文献2)
恐れるな、心筋梗塞!|洛和会ヘルスケアシステム
(文献3)
心筋梗塞の再発をどうして防ぐか|日本心臓財団
(文献4)
高血圧|厚生労働省


















