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【医師監修】心筋梗塞はどんな人がなりやすい?年齢・食べ物から見直すべき生活習慣までを解説

「健康診断で高血圧や脂質異常症、糖尿病を指摘された」
「最近になって、心筋梗塞が他人事とは思えなくなってきた」
心筋梗塞の発症には、加齢だけでなく高血圧・糖尿病・脂質異常症・喫煙・肥満・運動不足といった危険因子の積み重ねが深く関わっています。
「気になってはいるけれど、食事も生活習慣もなかなか変えられない」という方は少なくありません。ただ、危険因子は正しく理解すれば対処できるものがほとんどです。
本記事では現役医師が、心筋梗塞になりやすい人の特徴や、何から改善すべきかについてわかりやすく解説します。
記事の後半では、心筋梗塞のリスクが気になる方からよくある質問をまとめていますので、ぜひ最後までご覧ください。
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目次
心筋梗塞になりやすい人の特徴
| 特徴 | 詳細 |
|---|---|
| 高血圧・糖尿病・脂質異常症がある人 | 血管への負担や動脈硬化の進行による冠動脈閉塞リスクの増加 |
| 肥満や内臓脂肪が多い人 | 高血圧・糖尿病・脂質異常症を引き起こしやすい状態による動脈硬化リスクの上昇 |
| 喫煙習慣や運動不足がある人 | 血管障害や血栓形成の促進、肥満や生活習慣病につながる生活習慣 |
| 家族に心筋梗塞の人がいる人 | 遺伝的要因や共通する生活習慣による発症リスクの上昇 |
心筋梗塞の発症には、高血圧・糖尿病・脂質異常症といった生活習慣病のほか、肥満・喫煙・運動不足が関係しています。
これらに共通するのは、いずれも動脈硬化を進行させる点です。動脈硬化が進むと冠動脈が狭くなり、血流が途絶えるリスクが高まります。
家族歴がある方は遺伝的要因も関係するため、症状がなくても健康診断や定期的な受診を心がけましょう。
高血圧・糖尿病・脂質異常症がある人
高血圧・糖尿病・脂質異常症は、いずれも心筋梗塞の発症リスクを高める代表的な危険因子です。以下のような方は、とくに動脈硬化が進行しやすく、心筋梗塞の発症リスクが高まるため注意が必要です。
| とくに注意が必要な人 | 理由 |
|---|---|
| 血圧が高い状態を放置している人 | 血管への負担が続き、動脈硬化が進行しやすいため |
| 血糖値やHbA1cが高い状態が続いている人 | 血管障害が進み、冠動脈が傷つきやすくなるため |
| LDLコレステロールや中性脂肪が高い人 | 血管内に脂質が蓄積し、冠動脈が狭くなりやすいため |
| 複数の生活習慣病を併発している人 | 動脈硬化を促進する危険因子が重なるため |
| 肥満や内臓脂肪の蓄積がある人 | 高血圧・糖尿病・脂質異常症を悪化させやすいため |
| 健康診断で異常を指摘されても受診していない人 | 動脈硬化が進行しても気づきにくいため |
複数の生活習慣病が重なると、冠動脈が狭窄(きょうさく)・閉塞するリスクはさらに高くなります。健康診断で異常値を指摘された方は、放置せず医療機関を受診しましょう。
以下の記事では、糖尿病や生活習慣について詳しく解説しています。
【関連記事】
【医師監修】脂質異常症とは|症状・原因・改善方法を分かりやすく解説
肥満や内臓脂肪が多い人
肥満や内臓脂肪型肥満は心筋梗塞の主要な危険因子です。内臓脂肪が蓄積すると高血圧・糖尿病・脂質異常症を引き起こしやすくなり、動脈硬化が加速します。
揚げ物や脂身の多い肉、菓子パン、甘い飲み物を日常的に摂る習慣がある方は、内臓脂肪が増えやすい食生活といえます。見た目に肥満がなくても腹囲が基準値を超えている場合は見過ごせません。
健康診断で腹囲・血圧・血糖・コレステロールのいずれかに異常を指摘された方は、食事や運動習慣を見直すことが重要です。
以下の記事では、脂質異常症について詳しく解説しています。
【関連記事】
脂質異常症を判断する診断基準|LDL・HDL・中性脂肪の基準値と改善の目安を医師が解説
【医師監修】脂質異常症で食べてはいけないもの一覧|食べたほうがいい食材も紹介
喫煙習慣や運動不足がある人
喫煙は血管壁を傷つけて動脈硬化を進行させ、血圧上昇や血栓形成にも関与します。運動不足は内臓脂肪の蓄積を促し、高血圧・糖尿病・脂質異常症を引き起こす土台になります。
両方が重なれば、血管へのダメージはさらに蓄積するため、まず取り組むべきは禁煙です。運動はウォーキングや階段利用など、日常に組み込みやすいものから始めるだけでも血圧や脂質代謝の改善につながります。
以下の記事では、運動不足について詳しく解説しています。
家族に心筋梗塞の人がいる人
家族に心筋梗塞・狭心症の既往がある方は、遺伝的な体質に加え、食生活や喫煙習慣など家族間で共有されやすい生活環境も重なるため、リスクが高くなります。
とくに近親者が比較的若い年齢で発症していた場合は、自身も早い段階から対策が必要です。ただし、家族歴はリスク因子のひとつであり、発症が確定するわけではありません。
高血圧・糖尿病・脂質異常症・肥満・喫煙など、管理できる危険因子を減らすことが、心筋梗塞リスクを下げる直接的な手段です。
心筋梗塞になりやすい年齢
心筋梗塞は年齢とともに発症リスクが高まります。とくに以下の年齢層に該当し、生活習慣病や喫煙習慣などの危険因子がある方は注意が必要です。
| 年齢層 | とくに注意すべき人 |
|---|---|
| 40代未満 | 喫煙・肥満・糖尿病・脂質異常症・家族歴などの危険因子がある人 |
| 男性40代以降 | 高血圧・糖尿病・脂質異常症・喫煙・運動不足・内臓脂肪の蓄積がある人 |
| 男性50代以降 | 複数の生活習慣病や動脈硬化の危険因子を抱えている人 |
| 女性50代以降 | 閉経後に高血圧・脂質異常症・糖尿病を指摘されている人 |
| 女性60代以降 | 動脈硬化の進行や複数の危険因子を抱えている人 |
心筋梗塞の発症リスクは、男性では40代以降、女性では閉経後の50代以降から高まります。加齢による血管の老化に加え、この年代から生活習慣病が顕在化しやすくなることが背景にあります。
喫煙・肥満・家族歴が重なれば若い世代でも発症するため、年齢に関わらず定期的に数値と生活習慣を確認しましょう。
【何人に一人?】心筋梗塞のなりやすさについて
厚生労働省の令和5年患者調査および人口統計をもとにすると、以下のような頻度と推計されています。
| 対象 | 何人に1人か |
|---|---|
| 急性心筋梗塞で治療中の人 | 約1,700人に1人 |
| 心筋梗塞の既往がある人を含む(急性+陳旧性) | 約380人に1人 |
| 急性心筋梗塞の患者数 | 約7万5,000人 |
| 心筋梗塞の既往がある人を含む患者数 | 約33万人 |
急性心筋梗塞で治療を受けている患者数は約7万5,000人です。一方、陳旧性心筋梗塞は約25万5,000人と報告されています。(文献3)
令和5年10月1日時点の総人口約1億2,435万2千人で単純計算すると、急性心筋梗塞は約1,700人に1人、過去に心筋梗塞を発症した方を含めると約380人に1人に相当します。(文献3)(文献4)
また、令和5年患者調査では、急性心筋梗塞は男性約5万5,000人、女性約1万9,000人と男性に多い傾向です。(文献3)
陳旧性心筋梗塞も男性約21万2,000人、女性約4万3,000人で男性が多く、とくに40代以降の男性や閉経後の女性では、高血圧・糖尿病・脂質異常症・喫煙・肥満などの影響に注意が必要です。(文献3)
心筋梗塞のリスクを高める食べ物
| リスクを高める食べ物 | 詳細 |
|---|---|
| 脂質の多い揚げ物や脂身の多い肉 | LDLコレステロール増加や動脈硬化進行のリスク |
| 塩分の多い加工食品や外食 | 高血圧や血管負担増加のリスク |
| 菓子パンや清涼飲料水など糖分の多い食品 | 肥満・糖尿病・中性脂肪増加のリスク |
心筋梗塞のリスクを高める食品は、大きく脂質・塩分・糖分に分けられます。揚げ物や脂身の多い肉は動脈硬化を促進し、加工食品や外食は塩分過多による高血圧の原因になります。
菓子パンや清涼飲料水など糖分の多い食品は、肥満・糖尿病・中性脂肪の増加を招き、生活習慣病を通じて心筋梗塞のリスクを高める要因です。
脂質の多い揚げ物や脂身の多い肉
揚げ物や脂身の多い肉には飽和脂肪酸が多く含まれており、過剰摂取はLDLコレステロールの増加につながります。とくに以下の食品の過剰摂取には気をつけましょう。
| 食品例 | 心筋梗塞のリスクが高まる理由 |
|---|---|
| とんかつ・唐揚げ・フライなどの揚げ物 | 飽和脂肪酸や脂質の過剰摂取によるLDLコレステロール上昇 |
| 脂身の多い肉(バラ肉・カルビなど) | 動脈硬化を促進する脂質の過剰摂取 |
| ベーコン・ソーセージなどの加工肉 | 脂質や塩分の過剰摂取による血管負担の増加 |
| バター・ラード・生クリームを多く使った食品 | 飽和脂肪酸の摂り過ぎによる動脈硬化リスクの上昇 |
| 脂質の多い食事が続く状態 | 肥満や内臓脂肪蓄積による生活習慣病リスクの増加 |
揚げ物や脂身の多い肉に多く含まれる飽和脂肪酸は、過剰摂取するとLDLコレステロールを上昇させ、血管壁への脂質蓄積を促して動脈硬化を進行させます。
脂質の多い食事は肥満や内臓脂肪の増加にも直結し、高血圧・糖尿病・脂質異常症を引き起こす要因です。こうした食品に偏らず、魚・大豆製品・野菜を組み合わせた食事に切り替えることが、血管を守る手段といえます。
塩分の多い加工食品や外食
塩分の多い加工食品や外食は、高血圧を引き起こしやすく、心筋梗塞のリスクを高める要因です。とくに以下のような加工食品や外食で提供される料理の食べ過ぎには注意しましょう。
| 食品例 | 心筋梗塞のリスクが高まる理由 |
|---|---|
| ハム・ソーセージ・ベーコン | 塩分の過剰摂取による高血圧リスクの増加 |
| 漬物・練り物 | 食塩相当量の多さによる血管負担の増加 |
| カップ麺・インスタント食品 | 多量の塩分摂取による血圧上昇リスク |
| ラーメン・うどん・そばなどの汁物 | 汁に含まれる塩分による食塩摂取量の増加 |
| 味付けの濃い外食全般 | 知らないうちに増える塩分摂取量 |
(文献7)
これらの食品に含まれる塩分を継続的に摂取すると、高血圧が進み血管の壁に負担がかかり、動脈硬化が進行しやすくなります。
とくにハムやソーセージ、カップ麺、ラーメンの汁などには多くの塩分が含まれている場合があります。心筋梗塞を予防するためには、食品表示を確認する習慣を持ち「汁物を飲み干さないようにする」「調味料を控えめにする」など、日常的な減塩を心がけることが大切です。
菓子パンや清涼飲料水など糖分の多い食品
菓子パンや清涼飲料水など糖分の多い食品を習慣的に摂取すると、血糖値が上がりやすくなり、肥満や糖尿病のリスクが高まります。
| 食品例 | 心筋梗塞のリスクが高まる理由 |
|---|---|
| 菓子パン(クリームパン・メロンパンなど) | 糖質と脂質の過剰摂取による肥満や糖尿病リスクの増加 |
| ジュース・炭酸飲料 | 急激な血糖値上昇による血管負担の増加 |
| スポーツドリンク | 糖分の過剰摂取による血糖管理への悪影響 |
| 甘い缶コーヒー・乳酸菌飲料 | 気づきにくい糖分摂取による肥満や糖尿病リスクの増加 |
| 糖分の多い食品を頻繁に摂る習慣 | 動脈硬化を促進する糖尿病や肥満リスクの増加 |
(文献8)
なかでも清涼飲料水などの甘い飲み物は、糖分を摂りすぎている自覚をしにくい点が問題です。水や無糖のお茶に切り替え、菓子パンや甘い飲み物を口にする頻度を減らすことから始めましょう。
心筋梗塞にならないために見直すべき生活習慣
| 見直すべき生活習慣 | 詳細 |
|---|---|
| 心筋梗塞の予防につながる食べ物を取り入れる(青魚・野菜・海藻類・大豆製品など) | 動脈硬化や生活習慣病の予防につながる栄養バランスの改善 |
| 適度な運動と体重管理を行う | 肥満や内臓脂肪の減少。高血圧・糖尿病の予防 |
| 十分な睡眠とストレス管理を心がける | 血圧上昇や自律神経の乱れを防ぐ、生活習慣の維持 |
| 禁煙や減酒に取り組む | 血管障害や動脈硬化リスクの低減 |
心筋梗塞の予防は、食事・運動・睡眠・禁煙という生活習慣の全体で取り組む必要があります。
動脈硬化の抑制には青魚・野菜・海藻類・大豆製品を軸にした食事が、高血圧・糖尿病・脂質異常症の改善には適度な運動と体重管理が欠かせません。
十分な睡眠とストレス管理は血圧と自律神経を安定させ、喫煙・過度な飲酒は血管へのダメージを蓄積させます。日々の小さな積み重ねが、心筋梗塞の発症予防につながります。
心筋梗塞の予防につながる食べ物を取り入れる(青魚・野菜・海藻類・大豆製品など)
脂質・塩分・糖分の多い食品を控えるだけでなく、血管の健康維持に役立つ食品を積極的に摂ることが予防の柱になります。
米・大豆・魚・野菜・海藻・きのこ・果物を組み合わせた日本食パターンは、動脈硬化性疾患の予防効果が認められています。心筋梗塞予防のために取り入れたい代表的な食品は以下の通りです。
| 食品分類 | 食品例 | 期待される役割 |
|---|---|---|
| 青魚 | サバ・イワシ・サンマ・アジ | EPA・DHAの摂取 |
| 野菜 | ブロッコリー・ほうれん草・キャベツ・トマト | 食物繊維やビタミンの補給 |
| 海藻類 | わかめ・ひじき・もずく・昆布 | 食物繊維やミネラルの補給 |
| きのこ類 | しいたけ・しめじ・えのき・まいたけ | 食物繊維の補給 |
| 大豆製品 | 納豆・豆腐・厚揚げ・豆乳 | 良質なたんぱく質の補給 |
食物繊維は、生活習慣病の重症化予防の観点からも重要で、成人では男性1日20g以上、女性1日18g以上が目標量とされています。(文献9)
野菜や海藻類を毎食少しずつ取り入れることで、食事全体のバランスを整えやすくなります。
肉中心の食事を魚や大豆製品へ一部置き換えることも有効です。特定の食品だけに頼るのではなく、さまざまな食品を組み合わせながら継続できる食習慣を目指しましょう。
以下の記事では、糖尿病性腎症の人が知っておきたい食事について詳しく解説しています。
適度な運動と体重管理を行う
適度な運動と体重管理は、心筋梗塞の危険因子である高血圧・糖尿病・脂質異常症・肥満の予防や改善につながります。
厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」では、成人は1日60分以上の歩行または同等以上の身体活動、週2〜3日の筋力トレーニングなどが推奨されています。(文献10)
運動は血圧・血糖・脂質の管理と内臓脂肪の減少に直接働きかけるため、ウォーキングや階段利用など日常に組み込みやすい習慣から継続しましょう。
また、体重だけでなく腹囲や健康診断の結果も確認しながら、食事改善とあわせて取り組むことが心筋梗塞予防につながります。
十分な睡眠とストレス管理を心がける
十分な睡眠と適切なストレス管理は、心筋梗塞予防において重要な生活習慣のひとつです。
厚生労働省は、睡眠障害も生活習慣病の発症に関わっており、生活習慣病の患者では睡眠時無呼吸や不眠症が多いことが知られているとされています。また、ストレスは高血圧など身体面にも影響することがあります。(文献11)
睡眠不足や慢性的なストレスは血圧・血糖の管理を乱し、生活習慣病を悪化させます。規則正しい睡眠に加え、運動や趣味など心身の負担を和らげる時間を日常に組み入れましょう。
禁煙や減酒に取り組む
喫煙は血管を傷つけて動脈硬化を進行させ、血栓形成を促すことで心筋梗塞のリスクを高めます。自身が吸わなくても受動喫煙による影響は避けられません。
多量の飲酒は高血圧や生活習慣病を悪化させるため、飲酒量の見直しも必要です。禁煙・減酒は一人では継続しにくいため、禁煙外来や医療機関への相談を積極的に活用してください。
心筋梗塞になりやすい特徴が当てはまる方は予防・改善に努めよう
心筋梗塞は高血圧・糖尿病・脂質異常症・肥満・喫煙といった危険因子が重なるほど、発症リスクが高まります。
40代以降の方や家族歴がある方はとくに注意が必要ですが、危険因子の多くは生活習慣の改善で対処できます。健康診断で異常を指摘された方や、胸の違和感・動悸が続く方は放置せず、早めに医療機関を受診してください。
心筋梗塞でお悩みの方は、当院「リペアセルクリニック」へご相談ください。当院では、心筋梗塞の状態によっては、再生医療を用いた治療を提案しています。
心筋梗塞発症後に心機能の低下や心不全がみられる方には、自己脂肪由来幹細胞治療という選択肢があります。患者自身の脂肪から採取・培養した幹細胞を投与する治療です。
すべての方が適応となるわけではなく、心臓の状態や全身状態をもとに個別に判断されます。詳しくは当院へご確認ください。
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心筋梗塞になりやすい人からよくある質問
心筋梗塞の前兆は?
心筋梗塞の前兆として、胸の圧迫感や締め付けられるような違和感が現れることがあります。
しかし、心筋梗塞の症状は胸だけに現れるとは限りません。胸の圧迫感や締め付け感に加え、以下のような部位の違和感や全身症状がみられる場合は注意が必要です。
| 症状が現れる部位・症状 | 主な症状 |
|---|---|
| 胸 | 圧迫感や締め付け感、重苦しさ |
| 肩・腕 | 重だるさや痛み、しびれのような違和感 |
| あご・首 | 締め付け感や痛み、違和感 |
| 背中 | 張り感や圧迫感、重苦しさ |
| みぞおち | 胃痛や胃もたれに似た不快感 |
| 呼吸 | 息苦しさ、呼吸のしづらさ |
| 全身症状 | 冷や汗、吐き気、嘔吐、強い倦怠感 |
心筋梗塞では胸の重苦しさや締め付けに加え、冷や汗や吐き気を伴うことがあります。胸の圧迫感や息苦しさが15分以上続く場合や、症状を繰り返す場合は注意が必要です。
高齢の方や糖尿病がある方では、疲れやすさや食欲低下のみで現れることもあるため、いつもと違う強い体調不良を感じた際は早めに医療機関へ相談しましょう。
以下の記事では、心筋梗塞の代表的な前兆について詳しく解説しています。
心筋梗塞をやったら余命はどうなりますか?
心筋梗塞を発症しても、余命が決まるわけではありません。
予後は重症度や心機能の状態、治療開始までの時間・合併症の有無によって異なります。早期治療で長期間日常生活を送れる方も多くいます。
再発予防には禁煙や食事改善、薬物療法の継続と、定期的な通院・検査が必要です。
以下の記事では、心筋梗塞と余命について詳しく解説しています。
心筋梗塞の後遺症はどれくらい辛いですか?
心筋梗塞の後遺症は重症度や治療後の経過によって異なります。
心機能が低下した場合は息切れや疲れやすさが続き、心不全や不整脈を合併するケースもあります。
適切な薬物療法や心臓リハビリテーションを継続することで症状を管理しながら、仕事や趣味を続けている方も少なくなく、後遺症があっても生活が大きく制限されるとは限りません。
以下の記事では、心筋梗塞の後遺症や発症後の生活について詳しく解説しています。
【関連記事】
【医師監修】心筋梗塞の後遺症|麻痺や寝たきりになるリスクを解説
【医師監修】心筋梗塞後の生活で気をつけることは?再発を防ぐための対策を解説
心筋梗塞と心不全の違いは?
心筋梗塞と心不全は混同されやすいものの、異なる概念です。違いは以下の通りです。
| 項目 | 心筋梗塞 | 心不全 |
|---|---|---|
| 分類 | 冠動脈が詰まる疾患 | 心臓の働きが低下した状態 |
| 主な原因 | 冠動脈の閉塞による心筋壊死 | 心筋梗塞・高血圧・弁膜症など |
| 主な症状 | 強い胸痛や胸部圧迫感、冷や汗 | 息切れやむくみ、疲労感 |
| 緊急性 | 発症時は緊急治療が必要 | 状態に応じた継続的な管理が必要 |
| 関係性 | 心不全の原因になることがある | 心筋梗塞後に発症することがある |
心筋梗塞は冠動脈が詰まって心筋が壊死する疾患であるのに対し、心不全は心臓のポンプ機能が低下して息切れやむくみが生じた状態を指します。
心不全は心筋梗塞だけでなく、高血圧や弁膜症など複数の疾患が原因となるため、それぞれの診断に応じた治療と管理が必要です。
以下の記事では、心筋梗塞と心不全の違いについてより詳しく解説しています。
心筋梗塞の入院期間はどのくらいですか?
心筋梗塞の入院期間は症状や治療内容によって異なりますが、おおむね1〜2週間が目安です。
早期に治療が行われ合併症がなければ1週間前後で退院できる場合もありますが、心不全や重い不整脈を合併している場合はさらに長くなります。
退院後は心臓リハビリテーションと生活習慣の改善を継続し、再発予防に取り組みましょう。
以下の記事では、心筋梗塞の入院期間について詳しく解説しています。
参考文献
動脈硬化の危険因子と動脈硬化による疾患|脂質異常症|生活習慣病オンライン
2023年改訂版 冠動脈疾患の一次予防に関する診療ガイドライン
心疾患で治療を受けている総患者数は、358万1,000人 令和5年(2023)「患者調査の概況」より|JPALD 日本生活習慣病予防協会
人口推計(2023年(令和5年)10月1日現在)‐全国:年齢(各歳)、男女別人口・都道府県:年齢(5歳階級)、男女別人口‐|総務省統計局
メタボリックシンドローム|メタボリックシンドローム撲滅委員会資料より
























