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リウマチが完治した人はいる?寛解を目指すために大切なことを解説
「リウマチは完全に治る病気なのか」と気になっている方もいるのではないでしょうか。関節リウマチは、完治は難しい病気ですが、寛解(かんかい)と呼ばれる症状がほぼない状態を目指すことはできます。
本記事では、リウマチを完治できるかどうかから、寛解の基準、寛解を目指すために大切なこと、治療を受けないリスクなどを解説します。寛解を目指すための治療方法や日常生活で注意すべき点についても紹介するので、参考にしてください。
なお、リウマチに対しては、再生医療も治療選択肢の一つです。リウマチの痛みなどのお悩みを今すぐ解消したい・再生医療に興味がある方は、当院「リペアセルクリニック」の電話相談までお問い合わせください。
目次
リウマチが完治した人はいる?【寛解との違いを解説】
現時点ではリウマチは完治を目指すのは難しい病気です。
リウマチは、本来は体を守るはずの免疫システムが誤って自分の関節を攻撃してしまう病気です。この免疫の異常を根本的に解決する治療方法が現在の医学では確立されていません。
ただし、「完治が難しい」ということは「良くならない」わけではありません。近年の医学の進歩により、症状をほぼゼロに近い状態まで抑える寛解を目指せるようになりました。
完治と寛解の違いをまとめると以下のとおりです。
| 完治 | 病気の原因がなくなり元の健康な体に戻った状態 |
|---|---|
| 寛解 | 病気の原因は残っているが治療によって症状がほぼ消えている状態 |
つまり寛解とは、病気をコントロールできている状態です。薬物療法を続けながら日常生活に支障なく過ごせる状態である寛解を目指すことが、リウマチと付き合う上で大切な考え方です。
リウマチにおける寛解の基準
リウマチの寛解には、以下の3つの基準があります。
| 種類 | 定義 |
|---|---|
| 臨床的寛解 | 炎症による症状がほぼない状態 |
| 構造的寛解 | 関節の破壊が進んでいない状態 |
| 機能的寛解 | 日常生活に支障がない状態 |
まず目指すべきは臨床的寛解です。痛みや腫れ、こわばりなどの症状がほとんど感じられない状態を指します。臨床的寛解の維持が構造的寛解にもつながります。
構造的寛解とは、関節の破壊がこれ以上進行していない状態のことで、レントゲン検査で評価できます。
機能的寛解とは、食事や歩行など通常の日常生活を送れる状態のことです。この3つが満たされている状態を完全寛解と呼びます。
リウマチの寛解を目指すために大切なこと
リウマチの寛解を目指すために大切なことは、以下の2つです。
それぞれについて解説します。
発症早期に治療を始める
リウマチは発症から早い段階で治療を始めることが重要です。発症から2年未満の時期に病状が進行しやすいためです。(文献1)
具体的には、発症から6カ月以内に関節の破壊が始まり、最初の1年間で進行が顕著になるとされています。(文献2)早期から適切な治療を始めなければ、関節および全身の状態の改善につながりにくくなります。
朝の手足のこわばり、関節の腫れや痛み、微熱、だるさなどは、リウマチの典型的な初期症状です。気になる症状が現れている場合は、医療機関を受診しましょう。
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適切な治療を継続する
リウマチの寛解を目指す上で適切な治療を続けることは欠かせません。
リウマチは、症状が落ち着いているように見えても、体の中で炎症が続いていることがあります。そのため、症状が改善したあとも、再び悪化するのを防ぐために治療を継続する必要があります。
「症状がないから大丈夫」ではなく「症状がないのは継続した治療が効いているから」と認識をもつことが大切です。定期的に通院をして血液検査や画像検査を受け、炎症の状態を医師と確認しながら治療を続けましょう。
リウマチに対する適切な治療を受けないリスク
適切な治療を受けないと以下のようなことが起きるリスクがあります。
| 治療を受けないリスク | 詳細 |
|---|---|
| 関節の変形・破壊が進む | 炎症が続くことで関節の骨や軟骨が損傷し、元に戻すのが難しくなる |
| 生活の質が低下する | 関節の破壊が進むことでいままでのような日常生活が難しくなる |
| 全身の状態が悪化する | 肺や心臓、神経などにも炎症がおよび、全身の状態が悪くなる |
| 社会生活に支障をきたす | 関節の破壊・変形が進行すると元の社会生活に戻れなくなる可能性がある |
こうした状況を防ぐためにも、早期から適切な治療を始めることが重要です。
リウマチの寛解を目指すための治療方法
リウマチの寛解を目指すための治療方法として、以下が挙げられます。
それぞれの治療方法について詳しく解説します。
基礎療法
基礎療法とは、リウマチの治療効果を維持して生活の質を高めるための取り組みです。具体的には「病気を正しく理解すること」「日常生活において注意・工夫を取り入れること」が基本となります。
日常生活の注意・工夫の一例として、以下が挙げられます。
| 注意・工夫 | 詳細 |
|---|---|
| 薬に影響する飲食物・サプリメントに注意する | 特定の食品やサプリメントの組み合わせによって、薬の効果や安全性に影響が出ることがあるため医師に確認する |
| 関節への負担を減らす | 椅子や便座、ソファーなどの座面を高めに設定して、膝や股関節への負担を軽くする |
| 感染予防を徹底する | 一部の抗リウマチ薬は免疫を抑える働きがあるため、手洗い・うがい・マスクの着用などの感染対策をこまめに行う |
| 休息や運動をバランス良く取り入れる | 十分な休息と適度な運動を取り入れることで、筋力・体力の維持や気分転換につなげる |
| リハビリテーションを習慣にする | 関節は動かさない状態が続くと固まるリスクがあるため、日常生活のなかで無理のない曲げ伸ばしを行う |
寛解を目指すためにも、こうした注意や工夫を日々の生活に取り入れましょう。
薬物療法
リウマチの治療は薬物療法が中心です。
主に使用される薬の種類は以下のとおりです。
| 薬の種類 | 効果と特徴 |
|---|---|
| 抗リウマチ薬(DMARDs) | 炎症を抑えて関節の破壊の進行を防ぎ症状を和らげる |
| 生物学的製剤 | 炎症を引き起こす特定のタンパク質をピンポイントで抑える |
| JAK阻害薬 | 炎症を引き起こす物質が細胞に作用する際に必要な酵素の働きを抑える |
| 非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs) | 痛みや腫れを抑える |
| 副腎皮質ステロイド | 炎症や痛みを強力に和らげる |
リウマチの薬について詳しく知りたい方は、以下も参考にしてください。
手術療法
薬物療法を続けても症状のコントロールが難しい場合や、関節の変形・破壊が進んでいる場合は、手術も選択肢の一つです。進行したリウマチによって失われた関節の機能を手術で回復できる可能性があります。
注意が必要なのは「ギリギリまで手術をがまんしてはならない」という点です。関節の変形・破壊が進みすぎると、手術をしても得られる効果が限定的になる可能性があります。
寛解を目指すためにも、関節が高度に破壊されていない早期から手術を視野に入れておくことも大切です。
リハビリテーション
リウマチのリハビリテーションは、薬物療法と同様に早期から始めることが重要です。
主な目的は以下のとおりです。
- 痛みや腫れの軽減
- 筋力や体力の維持・向上
- 関節や脊椎などへの負担軽減・進行予防
リハビリテーションにはさまざまな種類があり、以下はその一例です。
| リウマチ体操 | 手順 |
|---|---|
| 手指の運動 | ①椅子に座り両肘を脇に付ける ②手指を大きく開いた状態と閉じた状態をそれぞれ3〜5秒間保持する ③5〜10回を1セットとして行う |
| 膝の屈伸運動 | ①椅子に座る ②片膝をゆっくりとしっかり伸ばす ③伸ばした状態を5秒間保持する ④反対の足も同様に行う ⑤それぞれ5〜10回を1セットとして行う |
リウマチの状態に合わせて、無理のない範囲で行いましょう。
再生医療
リウマチの痛みの治療の一つとして、再生医療があります。自分自身の細胞を患部に投与することで、人間の体が本来持つ自然治癒力を活用する治療方法です。
具体的な治療方法は以下のとおりです。
| 再生医療の種類 | 詳細 |
|---|---|
| 幹細胞治療 (かんさいぼうちりょう) |
組織の修復に関わる働きを持つ「幹細胞」を患部に投与する治療方法 |
| PRP療法 | 血液中の血小板に含まれる成長因子などが持つ、炎症を抑える働きや組織修復に関与する働きを利用した治療方法 |
再生医療は、手術以外の治療を希望される方の選択肢の一つとして挙げられます。
当院「リペアセルクリニック」のリウマチの症例について知りたい方は、以下を参考にしてください。
【症例紹介】
関節リウマチ・高濃度PRPで手首の痛みが激減!
関節リウマチで膝関節の痛みが取れない・40代女性
関節リウマチは早期診断・早期治療により寛解を目指そう
リウマチは完治するのは難しい病気ですが、寛解は目指せます。寛解を目指すには、発症早期から適切な診断と治療を始めることが大切です。
症状が改善しても自己判断で薬を減らしてはいけません。寛解を維持するには薬物療法を適切に継続する必要があります。
また、「椅子やソファーなどの座面を高めにして関節の負担を減らす」「十分な休息とリハビリテーションを継続する」といったことも重要です。寛解を目指すために、定期的な診察と検査を受けながら適切な治療を続けましょう。
なお、当院「リペアセルクリニック」では、関節リウマチに対する再生医療のご相談を受け付けております。詳しくはお気軽にお問い合わせください。
リウマチの治療に関するよくある質問
リウマチを自分で治すことはできますか?
リウマチを自分で治すことは困難です。寛解(症状がほぼない状態)を目指すためには、関節の変形・破壊が進行する前に適切な治療を早期から始めることが重要です。
リウマチを治すための食事はありますか?
栄養バランスの良い食事を心がけましょう。薬の種類によっては葉酸の過剰摂取や、グレープフルーツジュースを避ける必要があるため医師に確認してください。
薬を減量・中止はできますか?
薬を完全にやめることは難しいですが、寛解が安定して続いている場合は減薬を検討できることもあります。
ただし、再び症状が悪化するリスクを高める可能性もあるため、医師と相談しながら慎重に進める必要があります。
体調が悪いときはどうすれば良いですか?
リウマチの悪化や薬の副作用、合併症が原因の可能性があります。早めに受診をして原因を確認しましょう。
服用を忘れたときはどうすれば良いですか?
副腎皮質ステロイド以外の薬は、短期間であれば服用の間隔があいても急激に病状が悪化することは少ないとされています。飲み忘れに気づいてすぐに薬を飲むと、次の服用タイミングまでの間隔が通常より短くなる可能性があります。そのため、むやみに追加服用しないよう注意が必要です。
飲み忘れた場合の対応は薬の種類によって異なるため、早めに医師に確認することをおすすめします。
(文献1)
メディカルスタッフのためのライフステージに応じた関節リウマチ患者支援ガイド|日本リウマチ学会
(文献2)
関節リウマチ|厚生労働省



















