• その他、整形外科疾患

【医師監修】サラゾピリンとは|効果・副作用・服用時の注意点を解説

サラゾピリン
公開日: 2026.08.04

「サラゾピリンを処方されたけれど、どのような薬なの?」

「サラゾピリンの効果はいつから現れる?」

関節リウマチや潰瘍性大腸炎と診断され、サラゾピリンを処方されたものの「本当に効果があるのか?」「副作用は大丈夫なのか?」などの不安を感じている方は少なくありません。

サラゾピリンは、一般名「サラゾスルファピリジン」の医療用医薬品で、炎症を抑える作用を持ちます。主に腸内で分解されることで有効成分が放出され、炎症を抑える働きを発揮します。

潰瘍性大腸炎などの炎症性腸疾患や関節リウマチの治療に用いられてきた、長年の使用実績を持つ治療薬です。

本記事では、現役医師がサラゾピリンについて詳しく解説します。

  • サラゾピリンの効果
  • サラゾピリンの効果が出るまでの時間・期間
  • サラゾピリンの副作用
  • サラゾピリンを服用するときの注意点

記事の後半には、サラゾピリンに関するよくある質問をまとめていますので、ぜひ最後までご覧ください。

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サラゾピリンとは

項目 内容
薬の特徴 関節リウマチや潰瘍性大腸炎の炎症を抑える治療薬
主な適応疾患 関節リウマチ、潰瘍性大腸炎
期待される効果 炎症の抑制や症状の改善、再燃予防
効果が現れるまで 関節リウマチでは1〜3カ月程度。潰瘍性大腸炎でも継続服用によって効果が期待される
服用時のポイント 自己判断で中止せず、医師の指示どおり継続服用
注意点 定期検査で副作用の有無を確認し、体調変化があれば早めに受診

文献1)(文献2

サラゾピリンは、関節リウマチや潰瘍性大腸炎による炎症を抑え、症状の改善と再燃予防を目的に使われる治療薬です。

即効性はなく、関節リウマチでは効果を実感するまでに1〜3カ月ほどかかることがあり、潰瘍性大腸炎でも一定期間の継続服用が効果につながります。(文献2

自己判断で中止せず、医師の指示に沿って服用を続けましょう。服用中は定期的な血液検査を受け、副作用の有無や治療効果を確認しながら進めることが大切です。

サラゾピリンの種類

サラゾスルファピリジンを有効成分とする製剤には、作用する部位や使用目的が異なる複数の剤形があります。疾患や炎症の部位、症状に応じて適切な種類が選択されるため、それぞれの特徴を理解しておくことが大切です。

種類 特徴 主な使用目的
サラゾピリン錠(普通錠) 大腸で腸内細菌により分解される薬 潰瘍性大腸炎などの治療
アザルフィジンEN錠(腸溶錠) 腸で溶ける飲み薬、胃への負担軽減 関節リウマチの治療
サラゾピリン坐剤 直腸へ直接作用する坐薬 直腸に炎症がある潰瘍性大腸炎の治療

文献3

サラゾピリンには複数の剤形があり、病気や炎症の部位に応じて使い分けられます。サラゾピリン錠は広く使われる一般的な錠剤です。一方、アザルフィジンEN錠は胃への負担を抑えるため、腸で溶けるよう設計された製剤です。

サラゾピリン坐剤は直腸に直接作用するため、炎症が直腸に限局している場合に用いられることがあります。剤形によって服用方法が異なるため、処方された薬は医師や薬剤師の指示に従って使用しましょう。

サラゾピリンと他治療薬との違い

サラゾピリンは、潰瘍性大腸炎だけでなく関節リウマチにも用いられる薬です。一方でペンタサ・アサコール・リアルダは、いずれも有効成分がメサラジンの薬で、炎症性腸疾患の治療に主に使用されます。

メサラジン製剤でも薬ごとに溶け出す部位や効果の広がり方が異なり、サラゾピリンを含め、これらの薬は、病状や炎症の範囲に応じて使い分けられます。

サラゾピリンと他治療薬の違いは以下のとおりです。

治療薬 主な適応疾患 特徴
サラゾピリン 関節リウマチ、潰瘍性大腸炎 免疫調整作用と抗炎症作用、関節リウマチにも使用
ペンタサ 潰瘍性大腸炎、クローン病 小腸から大腸まで幅広く作用
アサコール 潰瘍性大腸炎 大腸で溶けて作用
リアルダ 潰瘍性大腸炎 1日1回服用、長時間作用型

サラゾピリンは、関節リウマチと潰瘍性大腸炎の両方に使用される点が大きな特徴です。一方、ペンタサ・アサコール・リアルダはメサラジン製剤で、主に潰瘍性大腸炎の治療に用いられます。

ペンタサは小腸から大腸まで広く作用し、アサコールは大腸で溶けるよう設計され、リアルダは1日1回の服用で効果が持続する設計です。どの治療薬を選ぶかは、疾患の種類や炎症の部位、症状の程度などを踏まえて判断されます。

サラゾピリンが処方・適応される主な疾患

サラゾピリンは、炎症や免疫の異常が関係する関節リウマチや潰瘍性大腸炎の治療に用いられ、病状によってはクローン病に使用される場合もあります。

サラゾピリンが処方・適応される主な疾患は以下のとおりです。

疾患名 主な治療目的 特徴
関節リウマチ 関節の炎症や関節破壊の進行抑制 免疫の働きを調整し、病気の進行を抑制
潰瘍性大腸炎 腸の炎症改善、再燃予防 血便や下痢などの症状改善、寛解維持
クローン病 腸の炎症改善 主に大腸病変で使用、病状に応じて選択

サラゾピリンは、関節リウマチにおいて疾患修飾性抗リウマチ薬(DMARD)に分類され、関節の炎症を抑えながら、疾患の進行を遅らせる目的で処方されます。

潰瘍性大腸炎では大腸粘膜の炎症そのものを鎮め、下痢や血便といった症状の改善と再燃の抑制を目指す一方、クローン病では大腸に炎症が及ぶ症例などで補助的に選ばれる場合があるものの、近年は炎症部位や重症度に適した治療薬が優先される傾向にあります。

いずれの疾患であっても、効果を十分に引き出すには、決められた用法・用量を守り、指示された期間服用し続ける姿勢が欠かせません。

サラゾピリンが効かない場合

サラゾピリンを服用しても十分な効果が得られない場合は、薬が効いていないとは限りません。効果が現れるまでの期間や服用状況、病状など、さまざまな要因が影響している可能性があります。

サラゾピリンが効かない場合に考えられる主な原因は以下のとおりです。

原因 内容
効果発現までの期間 効果が現れる前の段階
病状との適合性 疾患の活動性に対して効果が不十分
飲み忘れ・服用中断 用法・用量どおりに服用できていない状態
治療方針の見直し 薬剤の変更や追加治療の必要性
自己判断での中止 病状悪化につながる可能性

サラゾピリンは即効性のある薬ではなく、関節リウマチでは徐々に効果が現れるため、服用開始直後は変化を感じにくいものです。

病状によっては効果が十分に得られず、治療薬の変更や追加が必要になる場合もありますが、飲み忘れや自己判断による中止自体が効果を下げる原因になり得ます。「効かない」と感じた場合こそ服用を中止せず、医師に相談して治療方針を確認しましょう。

サラゾピリンの効果

効果 詳細
潰瘍性大腸炎・クローン病に対する効果 腸の炎症の改善や下痢・血便などの症状軽減、寛解維持
関節リウマチの症状を改善する効果 関節の炎症や腫れ・こわばりの改善、関節破壊の進行抑制
炎症や症状の再燃を予防・軽減する効果 炎症の再燃予防や病状の安定維持、生活の質(QOL)の維持

サラゾピリンは、関節リウマチや潰瘍性大腸炎、病状によってはクローン病の治療に用いられる薬です。過剰な炎症や免疫反応を抑えることで、関節の腫れやこわばり、下痢や血便といった症状の改善が期待できます。

症状を和らげるだけでなく、病気の進行や炎症の再燃を抑え、寛解状態や生活の質(QOL)の維持にも役立つ薬です。

潰瘍性大腸炎・クローン病に対する効果

サラゾピリンは、大腸で腸内細菌により分解され、生じた5-ASA(メサラジン)が腸に炎症を引き起こす物質の働きを抑えることで、潰瘍性大腸炎の症状改善に役立ちます。

この作用で血便や下痢が軽減するため軽症から中等症の潰瘍性大腸炎に広く使われ、症状が落ち着いた後も服用を続けることで寛解状態の維持と再燃予防が期待できます。

一方、クローン病ではすべての患者に使われるわけではなく、大腸に炎症がある場合などに選択される薬です。病状や炎症の部位によってはほかの治療薬が適していることもあるため、医師による総合的な判断が欠かせません。

以下の記事では、潰瘍性大腸炎とクローン病の治療について詳しく解説しています。

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関節リウマチの症状を改善する効果

サラゾピリンは、免疫の過剰な働きを調整し、関節の炎症を抑えることで症状の改善を目指す疾患修飾性抗リウマチ薬(DMARD)です。

関節の腫れや朝のこわばりが和らぐだけでなく、炎症をコントロールし続けることで、関節破壊の進行を緩やかにする働きもあります。

ただし、サラゾピリンは即効性のある治療薬ではなく、効果を実感できるまでには一定の期間がかかります。服用開始直後に変化が乏しくても医師の指示のもとで飲み続けることが、治療効果を引き出すために欠かせません。

以下の記事では、関節リウマチの治療について詳しく解説しています。

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炎症や症状の再燃を予防・軽減する効果

サラゾピリンは、症状が落ち着いた後も炎症の再燃を防ぐ目的で使用され、とくに潰瘍性大腸炎では寛解状態を維持する治療薬として用いられます。

サラゾピリンによる再燃予防・軽減のポイントは以下のとおりです。

ポイント 内容
炎症が落ち着いた状態の維持 継続服用による炎症の抑制と寛解状態の維持
再燃リスクの軽減 疾患の活動性を抑えることによる症状悪化の予防
自己判断による中止の回避 症状が落ち着いている時期でも再燃につながる可能性
定期的な受診・検査 病状や副作用を確認しながら治療を続けるための管理

文献1)(文献4

サラゾピリンは、症状を改善するだけでなく、炎症が再び強くなるのを防ぐ目的でも使用されます。症状が落ち着いていても体内で炎症が続いている場合があるため、医師の指示のもとで服用を続けることが大切です。

以下の記事では、潰瘍性大腸炎の再燃や予防について詳しく解説しています。

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サラゾピリンの効果が出るまでの時間・期間

サラゾピリンは、服用後すぐに症状が改善する薬ではありません。効果が出るまでの期間は、関節リウマチか炎症性腸疾患かによって異なる上、病状や服用状況による個人差もあります。

サラゾピリンの効果が出るまでの時間・期間の目安は以下のとおりです。

対象・状況 時間・期間の目安 詳細
血中濃度のピーク 4〜8時間 血液中の薬の濃度が高まる目安
関節リウマチ 1〜3カ月程度 症状改善を実感するまでの目安
関節リウマチの改善実感 6〜12週間程度 徐々に変化を感じ始める目安
潰瘍性大腸炎・クローン病など 数日〜最大4週間程度 腸の炎症症状に変化が出始める目安
治療方針を相談する目安 4週間〜3カ月程度 改善が乏しい場合に相談する時期

文献5)(文献6)(文献7)(文献8)(文献9

医薬品インタビューフォームでは、作用発現時間・持続時間について「該当資料なし」とされていますが、参考データとして、炎症性腸疾患患者に3〜4gを1回投与した際の血清中サラゾスルファピリジン濃度は、4〜8時間でピークを示したと報告されています。ただし、これは血中濃度の推移を示すデータであり、症状が改善するまでの時間を直接表すものではありません。(文献5

関節リウマチでは、サラゾピリンの効果が出るまでに時間がかかります。NHSは、症状改善を実感するまで1〜3カ月かかる場合があると説明しています。(文献6

また、米国リウマチ学会も、改善を感じるまでに2〜3カ月程度を要すると説明しています。(文献7

オーストラリア関節炎協会は、治療開始から6〜12週間ほどで症状改善が徐々に現れ、良好な反応を得られる人は50〜70%程度と報告しています。(文献8

潰瘍性大腸炎やクローン病では、5-ASA製剤の効果が出るまで最大4週間ほどかかることが多く、サラゾピリンなど一部の製剤では数日で効き始めることもありますが、効果が現れる時期には個人差があるため、経過を見ながら判断することが欠かせません。(文献9

炎症性腸疾患では、5-ASA製剤を開始して4週間たっても改善が乏しい場合、治療変更を検討することがあります。関節リウマチでは効果判定に1〜3カ月程度かかるため、早い段階で「効かない」と判断しないことが大切です。(文献9

サラゾピリンの副作用

副作用 詳細
吐き気・食欲低下などの消化器症状 吐き気や食欲低下、腹部不快感などの消化器症状
発疹・かゆみなどの皮膚症状 発疹やかゆみ、重症例では水ぶくれなどの皮膚症状
頭痛・めまいなどの症状 頭痛やめまいなどの日常生活に影響する症状
発熱・のどの痛み・強い倦怠感・黄疸など 血液障害や肝機能障害など重篤な副作用を疑う症状

サラゾピリンでは、吐き気や食欲低下といった消化器症状、発疹やかゆみなどの皮膚症状、頭痛やめまいが現れることがあります。

これらは比較的よく見られる副作用で、多くは軽度にとどまり、時間の経過とともに軽快することがあります。

一方、発熱、のどの痛み、強い倦怠感、黄疸といった症状は、血液障害や肝機能障害など重い副作用の初期サインです。こうした症状に気づいた際は自己判断で服用を続けず、速やかに医療機関へ連絡してください。

吐き気・食欲低下などの消化器症状

サラゾピリンでは、吐き気や食欲低下、胃の不快感、腹痛、下痢、便秘といった消化器症状が現れることがあります。とくに服用開始後は、胃もたれや吐き気などを自覚する場合があります。ほかにも、口内炎や口の乾き、舌の違和感など、口腔内の症状が見られることもあります。

潰瘍性大腸炎の場合、こうした副作用による下痢や腹痛と、疾患そのものの悪化による症状とを区別しにくいことがあるため「症状が長引く」「悪化する」「血便を伴う」といった変化があれば、早めに受診してください。

以下の記事では、腹痛や下痢などの症状について詳しく解説しています。

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発疹・かゆみなどの皮膚症状

サラゾピリンでは、発疹やかゆみ、じんましんなどの皮膚症状が現れることがあります。多くは軽度にとどまりますが、症状が広がる、あるいは強くなる場合は早めに医師や薬剤師へ相談しましょう。

また、服用中は紫外線の影響を受けやすくなることがあるため、長時間の屋外活動では日焼け止めや帽子などで紫外線対策をしておきましょう。

とくに注意が必要なのは、水ぶくれや皮膚のはがれを伴うケースで、こうした症状は早急な受診が必要です。まれに、スティーブンス・ジョンソン症候群(SJS)や中毒性表皮壊死融解症といった重い皮膚障害を伴うこともあります。

発疹に加えて水ぶくれ、皮膚がむける、高熱などが見られた場合は、服用を中止し速やかに医療機関を受診してください。(文献10

頭痛・めまいなどの症状

サラゾピリンでは、頭痛やめまいが起こりやすい副作用として知られています。服用を始めて間もない時期に出やすく、治療の継続とともに落ち着いていく人も少なくありません。

一方、症状が長引く、あるいは日常生活に支障が出るほど強い場合は、我慢せず医師へ相談してください。医師の判断により、服用量を見直したり治療内容を調整したりする方針になることもあります。

なお、めまいやふらつきを感じている間は、自動車の運転や機械の操作、高所での作業など、危険を伴う行動を控えましょう。

症状が改善しない場合や悪化していく場合は、自己判断で服用を中止せず、速やかに医療機関を受診してください。

発熱・のどの痛み・強い倦怠感・黄疸など

サラゾピリンでは、発熱やのどの痛み、強い倦怠感、黄疸などが現れた場合、重い副作用の可能性があります。これらの症状は早期対応が重要なため、放置せず速やかに医療機関へ相談しましょう。

受診が必要となる主な症状は以下のとおりです。

症状 考えられる原因
発熱・のどの痛み 白血球減少などの血液障害の可能性
強い倦怠感 血液障害や肝機能障害の可能性
黄疸(皮膚や白目が黄色くなる) 肝機能障害の可能性
尿の色が濃い・右上腹部の違和感 黄疸を伴う肝機能障害の可能性

文献11

発熱やのどの痛みは白血球減少などの血液障害、十分に休んでも改善しない強い倦怠感や黄疸、尿の色の変化は肝機能障害のサインとなることがあります。こうした症状に気づいたら自己判断で様子を見ず、速やかに医療機関を受診してください。

血液障害や肝機能障害は自覚症状が出る前に血液検査で見つかることもあるため、服用中は医師の指示に従い、定期的に血液検査を受けることが欠かせません。

以下の記事では、肝機能障害について詳しく解説しています。

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サラゾピリンを服用するときの注意点

注意点 詳細
用法・用量を守って服用する 医師の指示どおりの服用、飲み忘れ時の適切な対応
自己判断で中止しない 効果維持や再燃予防のための継続服用
併用薬や持病がある場合は医師へ相談する 飲み合わせや持病を考慮した治療継続
定期検査と体調変化の確認を行う 副作用の早期発見と治療効果の確認

サラゾピリンの効果を十分に得るには、医師の指示どおり用法・用量を守って服用しましょう。症状が改善しない場合はもちろん、逆に落ち着いた場合でも、自己判断で中止すると病状の悪化や再燃につながる恐れがあります。

ほかの薬を服用している方や持病がある方は、飲み合わせや治療への影響を確認するため、医師や薬剤師へ相談しておきましょう。

服用中は定期的な血液検査を受けながら体調の変化にも目を配り、副作用の早期発見に努めることが大切です。

用法・用量を守って服用する

サラゾピリンは、決められた用法・用量で継続して服用してこそ、十分な治療効果が期待できる薬です。自己判断で服用方法を変えると、効果の低下や副作用につながりかねません。

注意点 詳細
決められた用法・用量を守る 安定した治療効果の維持
飲み忘れても2回分をまとめて飲まない 副作用リスクの回避
自己判断で中止・減量しない 病状悪化や再燃の予防
飲みすぎた場合は医療機関へ相談する 過量服用による健康被害の予防

文献1)(文献4

サラゾピリンは、医師が病状や体調に応じて服用量や回数を決めています。そのため、飲み忘れた場合でも2回分をまとめて服用せず、指示された方法で対応することが大切です。また、症状が改善したからといって自己判断で中止したり減量したりすると、病状の悪化や再燃につながる恐れがあります。

誤って多く服用してしまった場合は、吐き気や腹痛、眠気などの症状が現れることがあるため、様子を見続けず、速やかに医療機関または薬剤師へ相談してください。

自己判断で中止しない

サラゾピリンは、症状を一時的に抑えるだけでなく、炎症をコントロールし、病状を安定した状態に保つために継続して服用する薬です。症状が改善したからといって自己判断で服用を中止すると、関節リウマチや潰瘍性大腸炎が再燃しかねません。

副作用が気になる場合も、自己判断で中止せず医師や薬剤師へ相談しましょう。相談することで、服用量の調整や薬剤の変更といった対応が検討されることもあります。

服用を終了する時期は、症状や血液検査の結果などを総合的に評価した上で医師が判断するため、不安や気になる症状があれば定期受診の際に相談してください。

併用薬や持病がある場合は医師へ相談する

サラゾピリンは、服用中の治療薬や持病、ライフステージによって治療方針が変わる場合があります。副作用や飲み合わせのリスクを避けるためにも、治療開始前や服用中に気になることがあれば、事前に医師へ相談しましょう。

医師へ相談するべきケースは以下のとおりです。

該当するケース 詳細
服用中の治療薬がある場合 飲み合わせや相互作用の確認
肝臓・腎臓などの持病がある場合 副作用リスクや服用可否の確認
妊娠・授乳を希望する場合 治療継続や薬剤選択の確認

文献12)(文献13

サラゾピリンは、一部の抗リウマチ薬や抗凝固薬などとの併用に注意が必要な場合があるため、処方薬に加えて市販薬やサプリメントも含め、服用中のものはすべて医師や薬剤師へ伝えましょう。

肝機能障害や腎機能障害、血液疾患などの持病がある方は慎重な経過観察が必要です。妊娠中や授乳中、妊娠を希望している場合も自己判断で中止せず、病状と治療のバランスを踏まえて医師への相談が欠かせません。

定期検査と体調変化の確認を行う

サラゾピリンを服用し続けるためには、定期的な検査と日頃の体調管理が欠かせません。副作用の早期発見や治療効果の確認につながるため、医師の指示に従って受診を続けましょう。

検査と確認事項は以下のとおりです。

確認事項 詳細
定期的な血液検査 血液障害や肝・腎機能障害の早期発見
体調変化の確認 発熱・のどの痛み・発疹・黄疸など重い副作用の早期発見
検査結果に応じた治療の見直し 治療効果や副作用を踏まえた用量・治療方針の調整

文献14

サラゾピリンでは、白血球減少や肝機能障害、腎機能障害などがまれに起こるため、定期的な血液検査が欠かせません。服用中に異変を感じたら自己判断で服用を続けず、速やかに医療機関へ相談してください。

定期検査は副作用の発見だけでなく治療効果の確認にもつながり、その結果に応じて服用量や治療内容が見直されることもあります。

サラゾピリンで改善しない症状は当院へご相談ください

サラゾピリンを服用しても症状の改善が感じられない場合や、副作用と思われる症状でお悩みの場合は、自己判断で様子を見続けず医療機関を受診しましょう。

潰瘍性大腸炎や関節リウマチは、症状の経過や検査結果に応じて治療薬の調整が必要になることがあります。

サラゾピリンで改善しない症状に関するお悩みがある方は、当院「リペアセルクリニック」へご相談ください。サラゾピリンを続けても症状が残る場合は、再生医療という治療の選択肢もあります。

自己脂肪由来幹細胞には、他の細胞に変化する「分化能」や、炎症に関わる免疫反応へ働きかける性質があります。

治療薬の追加や変更に不安がある方にとって、サラゾピリンに伴う副作用リスクが少ない点も検討しやすい要素です。治療の適応は症状や病状により異なるため、まずはお気軽にご相談ください。

ご質問やご相談は、「LINE」や「メール」、「オンラインカウンセリング」で受け付けておりますので、お気軽にお申し付けください。

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サラゾピリンに関するよくある質問

サラゾピリンは市販で購入できますか?

サラゾピリンは医師の処方が必要な医療用医薬品のため市販では購入できず、病状や副作用の有無に応じて用量や治療期間を調整する必要がある治療薬です。

市販薬で代用したり自己判断で中止・変更したりせず、医師や薬剤師へ相談しましょう。

サラゾピリンを服用中に予防接種は受けられますか?

サラゾピリン服用中でも、インフルエンザや肺炎球菌、新型コロナウイルスなどの不活化ワクチンは接種できる場合があります。

一方、生ワクチンは併用薬や病状によって判断が分かれるため注意が必要です。予防接種を受ける際はお薬手帳を持参し、服用中の治療薬を医師へ伝えた上で接種の可否を確認しましょう。

サラゾピリンは販売中止になったと聞きましたが本当ですか?

サラゾピリン錠500mgやサラゾピリン坐剤500mgは、現在も医療用医薬品として情報が公開されており、薬そのものが販売中止になったわけではありません。

関連製品の流通状況の変化や、医療機関ごとの採用薬の違いから、販売中止と誤解されることがあります。処方薬が変わった場合は、自己判断せず医師や薬剤師へ確認しましょう。

サラゾピリンは犬や猫にも使用できますか?

サラゾピリンは、獣医師の判断で犬や猫の大腸炎や炎症性腸疾患などに処方される場合があります。ただし、人に処方された薬を自己判断でペットに与えてはいけません。

体重や病状によって用量が異なる上、副作用や中毒のリスクもあるためです。食欲低下や嘔吐、下痢、目の乾燥などが見られた場合は、速やかに獣医師へ相談しましょう。

参考文献

(文献1)

医療用医薬品 : サラゾピリン|KEGG

(文献2)

Sulfasalazine (Azulfidine)|AMERICAN COLLEGE OF RHEUMATOLOGY

(文献3)

サラゾスルファピリジン製剤の普通錠と腸溶錠の違いについて|2024年10月1号 薬剤部 薬品情報管理室

(文献4)

サラゾピリン錠500mg | くすりのしおり

(文献5)

医薬品インタビューフォーム|サラゾピリン® 錠500mg

(文献6)

Common questions about sulfasalazine|NHS

(文献7)

Sulfasalazine (Azulfidine)|ACR

(文献8)

Sulfasalazine|arthritis AUSTRALIA

(文献9)

5-ASAs (aminosalicylates)|Crohn’s & Colitis UK

(文献10)

Side effects of sulfasalazine|NHS

(文献11)

サラゾスルファピリジン腸溶錠250mg/500mg「CH」を服用される患者様へ|日本ジェネリック株式会社 KYORIN 長生堂製薬株式会社

(文献12)

サラゾピリン錠500mgとの飲み合わせ情報[併用禁忌(禁止)・注意の薬](148件)|QLIFE

(文献13)

サラゾピリン錠500mg|RELX™

(文献14)

重要な副作用等に関する情報|医薬品・医療機器等安全性情報 No.264