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変形性股関節症は杖があるといい?正しい杖の使い方・選び方をしよう

変形性股関節症と診断された人の中には、痛みがつらい、歩行が不安などの悩みがあり、杖の使用について考え始めている人もいると思います。しかし、杖は正しい使い方をしなければいけませんし、そのためには自分に合ったものを選ぶことが必要です。

今回は、変形性股関節症の人が杖を使う場合、正しい杖の使い方ができるように、杖の選び方などについて紹介します。

変形性股関節症では杖の使い方が大切!選び方も注意しよう

杖

杖の使用は変形性股関節症の人にとって股関節の負担を和らげるだけでなく、転倒防止などのメリットもあります。股関節に痛みのある状態で生活を送っていると、痛みをかばうために膝や腰にも負担がかかり、膝痛や腰痛を招いてしまうこともあります。

そこで、杖の使用が推奨されます。杖を使うことで股関節への負担だけではなく、膝や腰への負担の改善も期待できます。

しかし、ひとくちに杖と言っても、一本足タイプの杖や、複数足タイプの杖、木製のものや金属製のものなど、さまざまな種類があります。そして、正しい杖の使い方をしなければ、痛みの緩和や歩行のサポートとしての役割を発揮できません。

正しい杖の使い方をするためにも、まず、杖を選ぶときには、自分に合った杖を選ぶことが大切です。

自分に合った杖を選ぶために気をつけるポイントとは?

杖

せっかく杖を買っても、杖が自分に合っていないと、股関節への負担が余計にかかってしまう可能性もあります。

杖の重さ

杖に重さがあると安定感があり、杖自体も頑丈です。しかし、重すぎると疲れやすくなり、慣れるまで時間がかかりますし、使いづらく感じる場合もあります。

一般的には強度と軽さを兼ね備えたアルミ製のものが多く販売されていますが、最近ではより軽いカーボン製の杖も販売されています。

杖の握りやすさ

杖の持ち手も自分に合った杖を選ぶポイントです。

滑りにくく掴みやすい、自分の手にあった握りやすい杖を選ぶことで握力がなくても疲れにくくなるでしょう。購入前に、実際に握ってみて歩く練習をしてみてくださいね。

杖の長さ

杖の長さの目安は身長の半分+2~3cmが適切です。杖の長さが短いと、前傾姿勢になり股関節へ負担がかかり、せっかく杖を使っても症状が悪化してしまう原因になります。

正しい歩行姿勢で歩くことができるように、自分にあった適切な長さの杖を選びましょう。伸縮するタイプの杖を選ぶと、細かく長さを調整することができます。

杖の形

杖の形も歩きやすさに影響を与えます。

T字杖

・T字杖

一本杖に握り手がついた一般的な杖のひとつです。使用する人を選ばず、比較的、誰にでも簡単に使用することが可能です。しかし、多脚杖ほどの安定感はないため、高齢の人や、症状症状症状が進んで自分で歩行ができない人にはあまり向いていません。

 

ロフスロランド杖

・ロフストランド杖

一本杖のひとつですが、上部に腕を通す輪があり、下部にも握り手がついていて、T字杖よりも安定感があります。手が変形している人や、筋力が足りずにT字杖だけだと支え切れない場合などに選択される杖です。

 

・多脚杖

多脚杖

T字杖は一本杖なので地面と接している部分が一か所のみですが、多脚杖は3点あるいは4点が地面と接します。支える部分が多いため、力が分散され、T字杖よりも安定性が高い杖です。そのため、T字杖のような一本杖では安定しない、筋力が低下しているという人におすすめです。

多脚杖は安定感があるため、変形性股関節症の痛みがひどい人が杖に体重をかけても転倒しづらいですが、一本杖よりも重くなってしまうというデメリットもあります。

変形性股関節症における杖の使い方・選び方

杖

変形性股関節症の人が杖を買うときには、実際に自分の手で持ってみる、少し歩いてみるなどして選ぶことも大切ですが、やはり専門家の意見を取り入れたほうが良いでしょう。理学療法士や専門の医師に相談しながら、自分に合った杖を見つけましょう。

そして、杖の長さは、重心をかける位置などにも関わってきます。相談しながら直接手に取って長さの調節をすると良いでしょう。

杖の使い方についても専門家の指導を受けよう

変形性股関節症の人が杖を購入したら、その杖の効果を最大限に発揮できるよう杖の使い方の指導を受けるようにしましょう。

正しく杖を使うことで、痛みが改善されるほか、歩行が楽に感じられるようになると行動範囲も広がります。変形性股関節症の人は、運動療法もおこなって筋力をつける必要があります。

痛みの改善や行動範囲の拡大は、運動療法もやりやすくする効果があるため、正しい杖の使い方を習得して、少しずつウォーキングのような運動もするようにしましょう。

正しい杖の使い方で杖を使うことによるメリットとは

変形性股関節症で歩行がつらくなっていても、正しい杖の使い方をすることで痛みの改善ができると、行動範囲も広くなります。

痛みが強いとトイレに行く、お風呂に入るといった日常動作が億劫になり、筋力が落ちてさらに痛みが増してしまうという悪循環に陥る人もいますし、さらに症状が進むと寝たきりになってしまう可能性もあります。

正しい杖の使い方で行動範囲を広げることは、変形性股関節症の人の気持ちも明るくさせますし、前向きな気持ちになれることも多いでしょう。

まとめ

変形性股関節症で杖を使う場合は、正しい杖の使い方をすることが大切です。今回は、正しい杖の使い方をするための第一歩、杖の選び方について紹介しました。

自分にピッタリな杖を正しい使い方で使ってこそ、杖を役立てることができます。変形性股関節症の人で杖の使い方や選び方に悩んでいる人は、実際に店舗や病院に行って理学療法士や専門の医師のアドバイスを受けながら杖を選ぶようにすると良いでしょう。

 

No.0009

監修:院長 坂本貞範

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