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頸椎椎間板ヘルニアのリハビリ方法|目的や期間・注意点を徹底解説

頚椎椎間板ヘルニア リハビリ
公開日: 2023.11.24 更新日: 2025.02.10

頸椎椎間板ヘルニアのリハビリには、病院や整形外科で行う電気療法や牽引療法、自宅でもできる筋トレやストレッチなどがあります。

どれも適切な負荷や方法で行えば効果的なリハビリです。しかし、焦って負担をかけすぎたり、自己流で進めたりすると症状が悪化する可能性があります。

本記事では、頸椎椎間板ヘルニアに効果的なリハビリ方法を解説します。リハビリをするときの注意点も紹介しているので、スムーズに症状を回復させたい方は最後までご覧ください。

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【基礎知識】頚椎椎間板ヘルニアとは

頚椎椎間板ヘルニアは、頸椎(首の骨)の間にあるクッションの役割を持つ椎間板が飛び出し、神経を圧迫する疾患です。

長時間の悪い姿勢や加齢が主な原因となります。

頚椎椎間板ヘルニアを発症すると首や肩、腕に痛みやしびれが現れます。

進行すると、力が入りにくくなり、細かい動作が難しくなるケースも珍しくありません。

軽症ならリハビリで症状の回復が期待できますが、重症化すると手術が必要になる場合もあります。

早めの対処が早期回復につながるので、違和感を覚えたら専門医に相談しましょう。

頚椎椎間板ヘルニアのリハビリ方法

リハビリでは、理学療法士が患者様の状態や生活習慣に応じて、一人ひとりに合ったリハビリを行います。

頚椎椎間板ヘルニアのリハビリには、主に以下の2つがあります。

  • 運動療法
  • 物理療法

自宅でできるリハビリもあるので、リハビリの計画を立てる際の参考にしてみてください。

運動療法|筋トレ・ストレッチ

頚椎椎間板ヘルニアが発症する原因として、首の筋力低下や筋肉が適切に動かないなどが考えられます。

そのため、筋トレで首周りの筋肉を強化する運動療法が有効です。

頚椎椎間板ヘルニアは猫背や反り腰といった姿勢の悪さが原因で発症するケースもあります。

姿勢不良を改善するには、体の深層部にあるインナーマッスルや体幹を鍛えるのが効果的です。

ただし、筋トレで過度な負荷がかかると、症状が悪化するリスクがあります。筋トレは自己流でやらず、医師や理学療法士の指導のもとで行いましょう。

また、頚椎椎間板ヘルニアには、ストレッチも有効です。ストレッチをすれば、筋肉の緊張をほぐして首の可動域が広がったり、姿勢改善につながり症状の緩和が期待できたりします。

以下の記事では、頚椎ヘルニアに効くストレッチを紹介しています。さっそく実践したい方は、参考にしてみてください。

物理療法|牽引・電気

物理療法では痛みを改善させるために温熱療法、電気療法、冷却療法などを行います。

たとえば、ヘルニアによって神経根が圧迫されて症状が現れている場合、電気的刺激を用いて症状を改善させるケースがあります。

また、牽引療法を取り入れている病院もあります。牽引療法とは、患部を専用の機器で引っ張り、圧迫を軽減させたり、椎間板のずれを正常な位置に戻したりする効果が期待できる療法です。

どの療法を選択するかは、個人の症状の程度や病院の設備状況によって異なります。

頚椎椎間板ヘルニアのリハビリにおける頻度・期間・費用の目安

リハビリの頻度、期間、費用の目安は以下の通りです。

リハビリ頻度

週に1~3回

リハビリ期間

・初期・中期:1週間~8週間程度

・後期:数か月から1年程度

リハビリ費用(保険診療1回当たり)

・約600円~1,000円(1割負担)

・約2,000円~3,000円(3割負担)

費用に関してはレントゲン検査の有無やリハビリを行う期間などによって異なるため、あくまで参考程度にとどめておきましょう。

頚椎椎間板ヘルニアでリハビリをする4つの目的

ここでは、頚椎椎間板ヘルニアでリハビリを行う目的について解説していきます。

目的がわかればゴールが見えるため、意欲的にリハビリを進められるでしょう。

  • つらい症状を改善する
  • 頚部の機能を改善する
  • 姿勢を改善する
  • 頚椎椎間板ヘルニアの再発を防ぐ

順番に解説します。

1.つらい症状を改善する

頚椎椎間板ヘルニアを発症すると首や肩、腕に痛みやしびれを感じるなどの症状から、日常生活がうまく送れない場合があります。

リハビリの目的は、首や手の痛みやしびれなどのつらい症状を改善し、患者様が快適な生活を送れるようにすることです。

具体的には、運動療法で首を支える筋肉を強化して、頚椎や首の筋肉、神経にかかる負荷の軽減、症状の改善を目指します。

2.頚部の機能を改善する

頚椎椎間板ヘルニアでは、手足にうまく力が入らない、首がスムーズに動かないなどの症状が現れる場合があります。

頚椎椎間板ヘルニアによる体の機能制限を回復させることも、リハビリの目的の1つです。

たとえば、適切なストレッチングや筋力トレーニングを行えば、首の可動域が広がって首がスムーズに動くようになります。

3.姿勢を改善する

頚椎椎間板ヘルニアのリハビリでは、正しい姿勢を体に学習・定着させて頚椎にかかる負荷を減らします。

適切な姿勢を維持するのは、症状が改善するだけでなく、ヘルニアの増悪を予防するという点でもとても重要です。

4.頚椎椎間板ヘルニアの再発を防ぐ

頚椎椎間板ヘルニアは、一度発症すると再発しやすい疾患です。

頚椎椎間板ヘルニアが再発しないように、リハビリで悪い姿勢や生活習慣を改善し、首周りの筋力を強化します。

なお、頚椎ヘルニアの治療としては「再生医療」の選択肢も挙げられます。人間の自然治癒力を活用して、損傷した神経の回復を目指した治療を行っています。

再生医療について詳しく知りたい方は、下記もあわせてご覧ください。

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頚椎椎間板ヘルニアのリハビリに対する3つの注意点

最後に、頚椎椎間板ヘルニアのリハビリをするときの注意点を3つ解説します。

  • 専門家の指導のもとでリハビリを行う
  • 痛みが伴う場合はリハビリを中断する
  • 痛みが改善されない場合はほかの治療法も検討する

注意点を把握しないまま実施すると、症状を悪化させるリスクがあるのでポイントをしっかり覚えておきましょう。

1.専門家の指導のもとでリハビリを行う

首の運動は自己流でやると、かえって症状が悪化するおそれがあります。

とくに誤った動かし方をすると、痛みや違和感が強まる原因になりかねません。

順調な回復を目指すには、医師や理学療法士に相談しながらリハビリを進めましょう。

専門家の指導を受ければ、適切なリハビリを知って、無理なく継続しやすくなります。

2.痛みが伴う場合はリハビリを中断する

頚椎椎間板ヘルニアのリハビリでは、無理に運動すると症状が悪化するおそれがあります。

とくに痛みが強い場合は、首に過度な負担をかけず安静を優先しましょう。

リハビリ中に痛みを感じる原因として、誤った動かし方や負荷のかけすぎが考えられます。

適切な方法で進めるためには、医師や理学療法士に相談しながら行う意識が大切です。

3.痛みが改善されない場合はほかの治療法も検討する

現在実施している療法やケアを続けても、痛みがなかなか改善されない場合は、ほかの治療法も検討してみましょう。

個人の症状や体質によって、効果的な治療法は異なるからです。状態に合わないリハビリを続けても、期待した効果が得られない可能性があります。

頚椎椎間板ヘルニアには以下のような治療法があります。

  • リハビリ
  • 薬物療法
  • 注射療法
  • 装具療法
  • 手術療法
  • 再生医療

なお、頚椎ヘルニア に対しての治療法として「再生医療」があります。

再生医療とは人間の自然治癒力を活用した新しい医療技術で、頚椎ヘルニアの症状である首や手の痛み・痺れが回復した症例が数多く報告されています。

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まとめ|頚椎椎間板ヘルニアのリハビリ方法を知って回復を目指そう

頚椎椎間板ヘルニアは、首の痛みやしびれなど日常生活を送るのに支障が出る場合がありますが、適切なリハビリを行えば症状の改善が期待できます。

ただし自己流でやると症状が悪化するリスクを招きかねません。

整形外科の医師や理学療法士の指導のもとで、適切なリハビリを定期的に受けるのがおすすめです。

そしてヘルニアのつらい症状を改善するとともに頚部の機能を改善させ、正しい姿勢を維持して再発を防ぎましょう。

なお、頚椎ヘルニアの治療には「再生医療」という選択肢があります。

再生医療は人間の自然治癒力を活用した新しい医療技術で、頚椎ヘルニアの症状である患部のしびれや痛みの緩和を目指した治療を提供しています。

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