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【医師監修】リリカとタリージェの違いとは?副作用や薬価の差と切り替え方法を解説
「リリカとタリージェはどのような薬なの?」
「それぞれの違いは?効果は同じ?」
リリカとタリージェは、どちらも神経の興奮を落ち着かせて痛みを和らげる薬ですが、上記のような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
2つの薬で最も大きく違うのは、適応できる病気です。線維筋痛症に伴う痛みに使えるのはリリカだけで、タリージェは承認されていません(文献1)(文献2)。
神経障害性疼痛については、学会が「ミロガバリン(タリージェ)はプレガバリン(リリカ)と同様に使用できる」としており、どちらが優れているという位置づけではありません(文献3)。
それぞれの薬は、作用する仕組みや効果、副作用、飲み方に違いがあります。
本記事では、リリカとタリージェについて以下を解説します。
どちらの薬が合うかは症状や体質によって個人差があるため、自己判断で切り替えたり急に中止したりせず、必ず医師に相談しながら服用を続けることが大切です。
また、薬を続けても神経の痛みやしびれが残る場合は、再生医療という選択肢もあります。
目次
リリカ(プレガバリン)とタリージェ(ミロガバリン)の違い【比較表】
本章では、作用の仕組みや効果、副作用、飲み方など、リリカとタリージェの違いについて解説します。
主な違いは、以下のとおりです。
| 項目 | リリカ(プレガバリン) | タリージェ(ミロガバリン) |
|---|---|---|
| 作用機序 | 神経のカルシウムチャネルに結合し、痛みの信号が過剰に出ないように調整する | 同じ仕組みで働くが、神経への結合が強く長く続くとされる |
| 適応できる病気 | 神経障害性疼痛、線維筋痛症に伴う疼痛 | 神経障害性疼痛 |
| 1日の用量 | 初期150mg、維持300mg、最高600mg | 初期10mg、維持20〜30mg、最大30mg |
| 主な副作用 | めまい、眠気、意識消失、末梢性のむくみ、体重増加 | 眠気、めまい、むくみ、体重増加 |
| 添付文書での頻度 | めまい・傾眠がいずれも20%以上 | 傾眠22.6%、浮動性めまい14.2%、浮腫7.1%、体重増加4.6% |
| 透析を受けている場合 | 添付文書に透析後の補充投与の規定あり | 4時間の透析で回収されるのは15.3%。補充投与の規定なし |
| ジェネリック | あり | なし |
| 離脱症状 | 急に中止せず、少なくとも1週間以上かけて段階的に減らす。中止時に不調が出ることがある | 急に中止せず、段階的に減らす。中止時に不眠や吐き気などが出ることがある |
数値はいずれも添付文書に基づくものです(文献1)(文献2)。ただし副作用の頻度は、試験の対象となった病気も用量の上限も、表記の枠組みも異なるため、そのまま比べられる数値ではありません。
なお、治療方針は症状や体質で異なるため、あくまで目安としてご覧ください。以下でそれぞれの内容について詳しく見ていきましょう。
作用機序
リリカとタリージェは、神経の過敏が原因で痛みが生じているときに使われる薬です。神経障害性疼痛では、けがや炎症が強くないにもかかわらず、神経が敏感になって痛みの信号を出し続けることがあります。
リリカとタリージェは、その誤作動を起こしている神経の興奮を抑え、痛みの信号が過剰に出ないように調整します。ロキソニンのように炎症そのものを抑える薬ではなく、痛みを伝える神経の興奮をしずめる方向に働くのが特徴です。
なお、2つは似た仕組みの薬ですが、タリージェのほうが神経の特定部分により強く、長く結びつく性質があるとされています。この違いにより、同じ系統でも効き目の感じ方や眠気・めまいなどの出方に差が出ます。
また、日本ペインクリニック学会は、神経障害性疼痛の治療にあたってミロガバリン(タリージェ)はプレガバリン(リリカ)と同様に使用できるとしています(文献3)。
効果と適応できる病気の違い
最も大きな違いは、線維筋痛症に使えるかどうかです。リリカは神経障害性疼痛に加えて線維筋痛症に伴う疼痛にも承認されていますが、タリージェは神経障害性疼痛のみです(文献1)(文献2)。
リリカは、神経の圧迫などで起こるピリピリした痛みやしびれを和らげます。
たとえば、ヘルニアによる腰の痛みや坐骨神経痛、帯状疱疹後の神経痛など、炎症を抑えるタイプの痛み止めだけでは実感しにくい痛みに対して効果が期待できます。
一方、タリージェは発売当初、末梢性神経障害性疼痛に限って承認されていましたが、その後、中枢性を含む神経障害性疼痛へ適応が広がりました(文献2)。脳卒中や脊髄損傷のあとに残る痛みにも使えるようになっています。
日本ペインクリニック学会も追補版で、末梢性神経障害性疼痛について「ミロガバリンはプレガバリンと同様に使用できると考えている」とし、その後、神経障害性疼痛(全般)についても同じ見解を示しています(文献3)。
つまり、神経障害性疼痛に対してはどちらが優れているという位置づけではなく、線維筋痛症が対象の場合にリリカが選ばれる、という関係になります。神経障害性疼痛は、痛みを伝える神経そのものが障害され、実際に傷がなくても異常な電気信号を出し続ける状態です。
また、炎症へ直接作用して痛みを和らげる薬とは違い、効果を実感するまで一定の服用期間が必要になる点も押さえておきましょう。
リリカ単体の効き始めるまでの期間については「リリカ(プレガバリン)とは」で詳しく解説しています。
副作用
どちらも眠気とめまいが代表的な副作用です。添付文書では、リリカはめまい・傾眠がいずれも20%以上、タリージェは帯状疱疹後神経痛の試験で傾眠22.6%・浮動性めまい14.2%と報告されています(文献1)(文献2)。
ただし、この2つの数値は同じ土俵のものではありません。対象となった病気も、試験で用いられた用量の上限も異なるためです。「タリージェのほうが副作用が少ない」と一概には言えない点にご注意ください。
リリカは、主に以下のような副作用が出る場合があります。
- めまい
- 眠気
- 吐き気
- 末梢性のむくみ
- 体重増加
意識消失が起きて転倒し、骨折に至った報告もあるため、ふらつきが出る間は無理をしないことが大切です(文献1)。
頻度は高くないものの、心不全や筋肉の脱力感、低血糖など重い副作用も報告されているので、普段と違う体調変化があれば速やかに医師や薬剤師へ相談してください。
一方、タリージェで報告されている主な副作用は傾眠と浮動性めまいで、体重増加は4.6%、浮腫は7.1%と報告されています(文献2)。とくに、飲み始めた直後や増量したタイミングで起こりやすいとされるため、日常生活に支障が出る場合は服用時間の調整も含めて医師に相談しましょう。
なお、どちらの薬も眠気やめまいが出る可能性があるため、車の運転や危険を伴う作業は避けてください(文献1)(文献2)。
タリージェの副作用については「タリージェが怖いといわれる理由」でも詳しく解説しています。
体重増加とむくみが起こる理由
体重が増える背景には、体に水分がたまる「むくみ」と、食欲が増えることという別々の現象があります。どちらもリリカ・タリージェの両方で副作用として報告されていますが、性質が異なります(文献1)(文献2)。
| 項目 | 起きていること | 気づき方 |
|---|---|---|
| むくみ | 足首やすねなど体の下のほうに水分がたまる | 靴下のあとが残る、夕方に足が重い |
| 食欲が増える | 食べる量が増え、活動量が落ちることで体重が増える | 間食が増えた、食事の量が変わった |
添付文書では、タリージェの体重増加は4.6%、浮腫は7.1%と報告されています(文献2)。リリカでも末梢性のむくみと体重増加が副作用として挙げられています(文献1)。
むくみが強く出て薬を続けにくい場合は、医師の判断でもう一方の薬に変更することがあります。一方、食べる量が増えたことによる体重増加は、薬を変えるだけでは解決しないため、食事の記録や定期的な体重測定が役に立ちます。
薬による体重増加については「ヘルニアの薬で太る?」でも解説しています。
用量・内服方法
リリカとタリージェの標準的な用量は、添付文書に基づいて決められています。
リリカは、初期用量として1日150mgを1日2回に分けて経口投与し、その後1週間以上かけて1日の用量を300mgまで増やします(文献1)。さらに、1日の最高用量が600mgを超えない範囲で、年齢や症状に応じて調整することが可能です。
タリージェは、初期用量1回5mgを1日2回から開始した後、5mgずつ1週間以上の間隔をあけて増やし、1回15mgを1日2回まで増量できます(文献2)。内服のポイントは、最初からしっかり効かせようとして量を上げすぎないことです。
リリカもタリージェも、眠気やめまいなどの副作用が出やすい薬です。まずは少量から始め、副作用が出ていないかを確認しながら少しずつ増やしていきましょう。
もし副作用が出た場合は無理に増量せず、副作用が出る直前の量でいったん止めて様子を見ます。しばらくすると副作用が落ち着くことがあるため、状態を見ながら調整してください。
腎臓への負担と透析での違い
どちらも腎臓から排泄される薬のため、腎機能が低下している方は量の調整が必要です。タリージェの添付文書には、クレアチニンクリアランス値を参考に投与量と投与間隔を調節するよう記載されています(文献2)。
透析を受けている方では、扱いに明確な違いがあります。タリージェは4時間の血液透析で回収されるのが15.3%にとどまり、透析後に追加で飲む規定は置かれていません(文献2)。
一方、リリカの添付文書には、血液透析を受けている方に対して透析後に補充して投与する規定があります(文献1)。
透析を受けている方や腎機能が低下している方は、自己判断で量を変えず、必ず主治医の指示に従ってください。
離脱症状
リリカとタリージェのどちらも、自己判断で急にやめるのは避けましょう。服用を急に中止すると、体が薬のない状態に慣れるまでの間に以下のような不調が出ることがあります。
- 寝つきが悪い
- 落ち着かない
- 気分が不安定になる
- 頭痛や吐き気が出る
タリージェの添付文書には、急激な投与中止により不眠症、悪心、下痢、食欲減退などの離脱症状があらわれることがあると記載されています(文献2)。
減らし方の規定には差があります。リリカは「少なくとも1週間以上かけて徐々に減量すること」と日数が明記されている一方(文献1)、タリージェは「徐々に減量するなど慎重に行うこと」と記載されています(文献2)。
急に中止すると痛みが一時的に強く感じられることがありますが、薬が切れた反動による可能性があり、薬の効果が弱くなったわけではありません。
中止するときは、体調を見ながら少しずつ量を減らすのが基本です。減らす速さは痛みの状態や副作用、服用期間によって変わるため、調子が悪い日は無理に減らさず、医師に相談しながら調整しましょう。
どちらが効くか・強さ
学会は、神経障害性疼痛の治療にあたってミロガバリンはプレガバリンと同様に使用できるとしており、どちらが強いという順位づけはしていません(文献3)。
また、1日の用量はリリカが150mgから600mgまで、タリージェが10mgから30mgまでで、リリカのほうが増量できる幅が広くなっています(文献1)(文献2)。実際には、より少ない規格から慎重に始めることもあります。
そのため、痛みが強く高い用量が必要な場合には、リリカのほうが調整の余地が残っているという見方はできます。
とはいえ、両薬とも臨床試験で有効性が示されている薬です。どちらの薬が優位に効くかは人それぞれであり、効き方や副作用には個人差があります。
なお、リリカとタリージェは同じ系統の薬のため通常は併用しませんが、ロキソニンなど作用の仕組みが異なる薬と組み合わせて処方されるケースは少なくありません。
痛み止め全体の強さの目安は「痛み止めの強さ一覧」で解説しています。
リリカとタリージェの使い分け
リリカとタリージェは同じ系統の薬でも、効き方の感じ方や副作用の出方、薬価などが異なる点に注意が必要です。
本章では、効果と副作用、コストの3つの観点から使い分けの考え方を整理します。
| 項目 | 選ばれやすい場面 |
|---|---|
| 効果を優先する場合 | 高い用量まで調整の余地を残したいとき、線維筋痛症が対象のとき |
| 副作用を抑えたい場合 | むくみで薬を続けにくいとき、眠気やふらつきで生活に支障が出ているとき |
| 薬価(コスト)を抑えたい場合 | 服薬が長期になるとき、ジェネリックを選びたいとき |
以下でそれぞれの内容について詳しく見ていきましょう。
効果を優先する場合
痛みが強く、高い用量まで試したいときはリリカが選ばれる場合があります。
リリカは1日600mgまで、タリージェは1日30mgまでと上限が決まっており、リリカのほうが増量できる幅が広いためです(文献1)(文献2)。
また、線維筋痛症に伴う痛みが対象の場合は、保険診療で使えるのはリリカだけです。
ただし、服用後の体感には個人差があるため、効き方と副作用のバランスを見ながら医師が調整します。
副作用を抑えたい場合
むくみや眠気で薬を続けにくいときは、もう一方の薬へ変更することがあります。
リリカの添付文書には末梢性のむくみが副作用として挙げられており、むくみが強く出て続けにくい場合に、タリージェへの変更が検討されることがあります。(文献1)
眠気やめまい、ふらつきがつらく、日常生活に支障が出るときも、用量の調整やもう一方の薬への変更が検討されます。
ただし、タリージェでも傾眠は22.6%、浮腫は7.1%と報告されており、変更すれば副作用がなくなるわけではありません。(文献2)。
薬価(コスト)を抑えたい場合
費用を抑えたい場合はリリカが有利です。プレガバリンにはジェネリック医薬品(後発医薬品)がありますが、ミロガバリンにはありません(文献4)。
通院や服薬が長期になりやすい痛みの治療では、ジェネリックを選択できる点がコスト面の利点になります。
ただし、薬代は用量や処方日数でも変わります。薬価は定期的に改定されるため、具体的な金額は薬局にご確認ください。
コストの負担が気になるときは、医師や薬剤師へ相談しましょう。
リリカとタリージェの切り替え方法
リリカとタリージェは共通した作用の仕組みを持つ薬ですが、切り替えの時期には副作用が出ることがあるため、手順と経過の観察が大切です。
本章では、リリカとタリージェを切り替える際の手順や注意点について解説します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| リリカの用量に応じた切り替え手順 | 1日150mgを境に進め方が変わる |
| 切り替えでは副作用に注意が必要 | 増量の期間に眠気やめまいが出やすい |
| 腎機能に配慮が必要 | 腎機能に応じて開始量と増量のペースを調整する |
以下でそれぞれの内容について詳しく見ていきましょう。
リリカの用量に応じた切り替え手順
リリカからタリージェへ切り替えるときは、リリカの1日分に応じて進め方を変える方法があります。目安として、リリカの1日投与量が150mg以下の場合は、リリカを中止して翌日からタリージェを開始します。
一方、リリカの1日投与量が150mgより多い場合は、いったん150mgまで減らしてから中止し、翌日にタリージェを開始するという手順です。
日本ペインクリニック学会誌に掲載された研究でも、リリカの1日投与量を150mg以下に減量したうえでタリージェへ切り替える方法がとられています(文献5)。
また、タリージェの開始量は、通常量の1回5mgよりもさらに少ない低用量から始め、体調を見ながら慎重に増やす進め方が安全性の観点から推奨されています。
同じ研究でも、添付文書の用法・用量よりも少ない量から開始して段階的に増やす方法が用いられました(文献5)。
切り替えでは副作用に注意が必要
切り替え時は、低用量から開始した場合でも副作用に注意が必要です。眠気や浮動性めまいといった副作用は、低用量で始めても現れる可能性があります。
日本ペインクリニック学会誌の研究では、257名のうち87例(33.9%)が副作用でタリージェを中止しており、主な理由は傾眠と浮動性めまいでした(文献5)。低用量から始めても、3人に1人程度は副作用で続けられなかったことになります。
そのため、切り替え直後からしばらくの増量期間は、眠気やふらつきが生活に影響していないかを含めて、普段より注意深く経過を観察していくことが重要です。
眠気やふらつきが出ている間は、車の運転や高所での作業を避けてください。
腎機能に配慮が必要
リリカからタリージェへ切り替えるときは、腎機能に応じた調整が欠かせません。
タリージェは主に腎臓から排泄されるため、クレアチニンクリアランス値を参考に投与量や投与間隔を調整する必要があります(文献2)。
腎機能が低下している場合は薬が体内に残りやすくなり、副作用が出やすくなる可能性が高まるため注意が必要です。また、年齢や体格、副作用の出やすさ(忍容性)も人によって異なります。
主治医がこれらを総合して開始用量や増量のペースを決めますが、切り替え時は効き目だけでなく、安全に続けられるかを優先して調整してもらうことが大切です。
タリージェについては、以下の記事でも詳しく解説しています。
リリカやタリージェで改善しない神経痛の選択肢
リリカやタリージェなどの治療薬や保存療法(リハビリ、生活指導など)で痛みが改善しない場合、「再生医療」も選択肢の一つです。
再生医療では、主に「幹細胞治療」と「PRP療法」の2つがあります。
| 項目 | 概要 |
|---|---|
| 幹細胞治療 | 患者さまの幹細胞を採取・培養し、点滴や注射で体内に投与する治療法 |
| PRP療法 | 患者さまの血液から血小板を多く含む成分(PRP)を取り出し、患部に直接注射する治療法 |
いずれも入院や手術は不要で、身体への負担を抑えながら治療できる点(低侵襲)が特徴です。
症状や状態によって適応は異なり、効果には個人差があります。適応があるかどうかを含めて、医師とご相談のうえ検討することが大切です。
以下のような方は、ぜひ再生医療をご検討ください。
- ヘルニアや脊柱管狭窄症などによる神経痛やしびれが続いている方
- できるだけ手術を避けて治療を進めたい方
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以下の記事では、激しい神経痛を伴う脊髄梗塞の患者さまに幹細胞治療を行った症例を紹介しています。併せて参考にしてください。
まとめ|リリカとタリージェの違いを理解して正しく服用しよう
リリカとタリージェの最も大きな違いは、線維筋痛症に使えるかどうかです。神経障害性疼痛については、学会が両剤を同様に使用できると位置づけています(文献3)。
リリカとタリージェは、どちらも神経の興奮を抑えて痛みを和らげる薬ですが、副作用の出やすさや用量の調整幅、薬代などに違いがあります。
用量の幅が広いのはリリカ、ジェネリックがあるのもリリカです(文献1)(文献4)。むくみで続けにくい場合にタリージェへ変更することもありますが、眠気が出ないわけではありません(文献2)。
どちらが合うかは症状や体質によって個人差があるため、自己判断で切り替えたり急に中止したりせず、必ず医師に相談しながら服用を続けることが大切です。
なお、薬物療法をはじめとする保存療法で改善が難しい症状には、「再生医療」も選択肢になる場合があります。
「いつまで薬を服用すればいいのか不安」という方は、ぜひ当院リペアセルクリニックにご相談ください。再生医療について詳しくは、当院の公式LINEでご案内しています。
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リリカとタリージェの違いに関するよくある質問
リリカとタリージェはどちらが強いですか?
学会のガイドラインでは、神経障害性疼痛に対して優劣はつけられていません(文献3)。
ただし、1日の最高用量はリリカが600mg、タリージェが30mgで、リリカのほうが増量できる幅は広くなっています(文献1)(文献2)。痛みが強い場合に調整の余地が残るという意味では、リリカのほうが幅があるといえます。
リリカとタリージェの用量は換算できますか?
公式な換算比は示されていません。
実際の切り替えでは、リリカを1日150mg以下に減らしてから中止し、タリージェは添付文書の用量よりも少ない量から始めて段階的に増やす方法がとられています(文献5)。用量をそのまま置き換えるのではなく、少量から様子を見ながら調整します。
リリカとタリージェは併用できますか?
同じ系統の薬のため、通常は併用しません。
どちらも神経の同じ部分に作用する薬であり、両方を同時に飲むと眠気やめまいが強く出るおそれがあります。効果が不十分な場合は、切り替えるか、作用の仕組みが異なる薬を組み合わせるのが一般的です。
タリージェにジェネリックはありますか?
ミロガバリンの後発医薬品はありません。
一方、プレガバリンには後発医薬品があります(文献4)。長期間の服薬で費用を抑えたい場合は、医師や薬剤師に相談してみてください。
リリカやタリージェを飲んでいるときにお酒は飲めますか?
飲酒は避けてください。
どちらも眠気やめまいが出る薬で、アルコールと一緒に飲むとこれらが強く出るおそれがあります。転倒によるけがにつながることもあるため、服用中の飲酒については必ず主治医に確認してください。
リリカやタリージェを飲んで車の運転はできますか?
運転は避けてください。
どちらの添付文書にも、めまい、傾眠、意識消失が起こることがあるため、自動車の運転など危険を伴う機械の操作に従事させないよう注意する旨が記載されています(文献1)(文献2)。仕事で運転が必要な方は、処方の前に医師へ伝えてください。
ロキソニンと一緒に飲んでも問題ありませんか?
作用の仕組みが違うため、併用されることがあります。
ロキソニンは炎症を抑える薬で、リリカやタリージェは神経の興奮を抑える薬です。役割が異なるため、痛みの種類によっては組み合わせて処方されます。ただし自己判断で市販薬を足さず、飲んでいる薬はすべて医師や薬剤師に伝えてください。
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参考文献
プレガバリンOD錠25mg「VTRS」/75mg「VTRS」/150mg「VTRS」添付文書|独立行政法人医薬品医療機器総合機構
タリージェ錠2.5mg・5mg・10mg・15mg/タリージェOD錠 添付文書|独立行政法人医薬品医療機器総合機構
神経障害性疼痛薬物療法ガイドライン 改訂第2版 追補版|日本ペインクリニック学会
慢性痛患者におけるプレガバリンからミロガバリンへの変更による副作用の検討(萩原信太郎ほか)|日本ペインクリニック学会誌 28巻4号























