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【医師監修】半月板損傷を早く治す方法5選!治療法や注意点を解説
「半月板損傷を早く治したい」「1日でも早くスポーツへの復帰を目指したい」と思う方も多いでしょう。
膝の障害と聞くと年配者のイメージがありますが、若年者であっても過度な運動などによりスポーツ外傷として発症する場合があります。
なかでも、整形外科領域で比較的多い疾患のひとつが半月板損傷です。半月板損傷が長期化すると、関節への負担が続き、将来的に変形性膝関節症を引き起こす可能性があるため、注意が必要です。
半月板損傷は、リハビリテーションを取り入れながら、適切に治療を行うことが重要です。この記事では、半月板損傷を慢性化させないためのリハビリテーションや、治療選択肢について詳しく解説していきます。
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目次
半月板損傷を早く治すリハビリ方法5選
半月板損傷の回復を早めるために、リハビリテーションは欠かせません。

運動器リハビリテーションは、関節の動きや筋力、日常生活の機能回復を目的として行われる治療のひとつです。
半月板損傷の程度や症状には個人差があるため、リハビリテーションを開始する時期や内容はそれぞれ異なります。
一方で、リハビリテーションの基本的な進め方はほとんど変わらないため、以下に紹介する内容を参考に、担当の医師や理学療法士と相談して取り組んでください。
①膝周辺の可動域を広げるストレッチ
リハビリテーションの初期段階では、膝周辺の可動域を改善するストレッチを行います。
膝関節を曲げ伸ばしできる範囲を広げることを目標とします。
半月板損傷を発症すると、痛みや腫れにより膝の曲げ伸ばしが困難となり、日常生活に支障をきたすことがあります。
そのため、無理のない範囲で関節を動かし、可動域の低下を防ぐことが大切です。
また、膝をかばう状態が続くと、股関節や足関節の動きが硬くなり、かえって膝に負荷が集中してしまうため注意が必要です。
半月板損傷の早期回復を目指すには、膝関節だけではなく、股関節や足関節も含めたリハビリテーションを行う必要があります。
②膝周辺の筋力トレーニング
関節可動域の訓練や、股関節・足関節のリハビリに慣れてきた段階では、膝関節を支える筋力の強化を並行して行います。
膝関節を安定させ、日常動作や運動時の負担を軽減することを目的としています。
半月板が損傷している状態では、膝周囲の筋肉が関節を支える役割を担います。そのため、太ももの前の大腿四頭筋など、膝を安定させやすい筋肉の強化が重要です。
筋力トレーニングにより、半月板損傷の再発リスクの低減や動作時における膝関節の安定性向上が期待できます。
ただし、痛みを伴う運動は避け、専門家の指導のもとで進めることが前提となります。
③バランストレーニング
リハビリテーションの中盤からは、バランストレーニングを取り入れます。
バランストレーニングとは、膝本来の可動領域においてバランス感覚を取り戻すための理学療法です。
半月板には、膝関節を安定させる機能があり、損傷によって膝が不安定になると、転倒や怪我のリスクが高まる恐れがあります。
バランストレーニングは、半月板損傷のリハビリテーションにおいて、安定した動作につながる重要なトレーニングの一つです。
④ウォーキングなどの有酸素運動
回復段階では、膝への負担が比較的少ない有酸素運動が効果的です。
代表的な運動は以下の通りです。
- ウォーキング
- サイクリング
- 水泳
これらの運動は、血流促進を目的として行われます。
膝に痛みを感じない程度から始め、段階的に運動量を増やしていくと良いでしょう。
⑤アスレチック・リハビリテーション
筋力がある程度回復し、日常生活で痛みをほとんど感じない状態になると、スポーツ競技や運動動作の再開を想定して、アスレチック・リハビリテーションを実践します。
始めはジョギングなどの軽い運動から開始し、膝の痛みを確認します。問題がなければ、梯子を用いたラダートレーニングや両脚ジャンプなど負荷の高い動作に段階的に移行するのが一般的です。
最終的には、競技に応じた動作を安全に行えるか確認しながら、より実践的なリハビリテーションを進めていきます。
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半月板損傷を早く治すためにやってはいけないこと
半月板損傷の早期回復を目指すには、膝に過度な負担をかける動作や姿勢は避けなくてはなりません。
適切な治療を行っていても、症状の悪化や回復の遅れにつながる可能性があります。とくに以下のような動きには注意が必要です。
- 膝をひねる動作
- 膝の過度な曲げ伸ばし
- 長時間の歩行
- 座りっぱなし、立ちっぱなしの姿勢
- 階段の上り下り
これらの動作は、日常生活で無意識に行ってしまう可能性があります。痛みや違和感に気がついたら、できるだけ早くやめましょう。
半月板を早く治すには、慎重なアプローチが必要です。リハビリ期間中は、無理をせず専門家の指導に従いながら治療を進めましょう。
半月板損傷の治療に不安がある方は、気軽にご連絡ください。
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▼ 半月板損傷の治療における注意点は、以下の記事で詳しく解説しています。
半月板損傷を早く治すための治療方法
半月板損傷の際は、症状や生活習慣などを考慮して治療方法が選択されます。
主な治療法は、以下の3つに分類されます。
- 保存療法
- 手術療法
- 再生医療
保存療法
保存療法は、手術を行わずに症状の改善を目指す治療法です。
比較的軽度な半月板損傷や日常生活への影響が小さい場合に、検討するのが一般的です。
保存療法では、膝の安静を保ちながら、次の治療を組み合わせます。
- 消炎鎮痛薬の内服や外用
- ヒアルロン酸注射
- 筋力強化・回復を目的としたリハビリテーション
3カ月程度を目安に続けても症状が改善されない場合は、手術療法など他の治療法を検討します。
手術療法
手術療法は、保存療法で十分な改善が得られない場合や、膝の安定性の維持に半月板の修復が必要な場合に検討されます。
手術療法の主な目的は、半月板の修復または切除により、痛みの緩和や機能回復を図ることです。
半月板損傷の手術には、主に次の2種類があります。
- 半月板縫合術:半月板が部分的に断裂し、縫合による修復が可能な場合に選択
- 半月板切除術:広範囲に損傷し、縫合による修復が難しい場合に選択
半月板は血流が少ないため、損傷した部位によっては修復されにくい組織です。
そのため、縫合しても元のように修復しないこともあり、切除術が選択されるケースも少なくありません。
▼ 半月板損傷の手術について詳しく知りたい方は、以下をご参照ください。
再生医療
半月板損傷を早く治す治療法に、再生医療という選択肢があります。
再生医療は、患者さまの幹細胞を採取・培養した後に患部へ投与することで、自然治癒力を引き出す医療技術です。
再生医療では、半月板切除術を行わないため、膝の関節が変形するリスクを避けられます。手術を避けたい方の選択肢の一つとしてご検討ください。
当院リペアセルクリニックでは、再生医療による膝の痛みや半月板損傷の治療が可能です。
半⽉板損傷は⼿術しなくても治療できる時代です。
半月板損傷を早く治すために意識したい日常生活
半月板損傷を早く治すためには、治療やリハビリテーションに加え、日常生活での過ごし方も重要です。
膝への負担を減らしながら、身体全体の回復力を高める生活習慣を意識しましょう。
バランスの良い食事
半月板には血管がほとんど存在しないため、「これを食べれば半月板損傷が治る」といった特定の食べ物はありません。
しかし、損傷した組織を修復する材料が不足すると、治癒に時間がかかります。栄養バランスの良い食事を心がけることを意識しましょう。
とくに意識したい栄養素は以下の通りです。
|
栄養素 |
役割 |
|---|---|
|
タンパク質 |
筋肉、靭帯、そして半月板の構成要素であるコラーゲンの材料となります。 |
|
ビタミンC |
コラーゲンの生成を助ける働きがあり、関節周囲の組織修復のサポートが期待できます。 |
|
ミネラル類(亜鉛など) |
身体の代謝や組織修復をサポートします。 |
サポーターの活用
膝用サポーターは、半月板損傷の回復期において、膝関節の安定性を補助する目的で活用されることがあります。サポーターは、主に関節を圧迫して安定性を高める効果と、保温により血行不良を防ぐ効果が期待できます。
ただし、サポーターはあくまで補助的な役割で、長期間の使用は筋力低下を招くリスクもあります。使用するタイミングや種類については、医師や理学療法士の指導の下で適切に使用しましょう。
半月板損傷を早く治す方法はリハビリテーションがおすすめ
半月板損傷を早く治すためのリハビリテーションを、5つのステップに分けて詳しく解説しました。
半月板は、膝関節の内部にある軟骨組織で、歩行や運動時に膝へ加わる衝撃を吸収する重要な役割を担っています。そのため、損傷した状態で無理に動かし続けると、症状の悪化や回復の遅れにつながる可能性があり注意が必要です。
とくに、半月板のような軟骨組織は、血流が少ないため完全に治癒するまでに時間を要します。
半月板損傷では、損傷度合いや生活習慣に応じた治療やリハビリテーションが不可欠です。
- 可動域の確保
- 筋力の強化
- 適切な治療の選択(保存療法、手術、再生医療)
これらを組み合わせ、身体機能をカバーできるよう、患部と全身の状況を把握しながら計画的にリハビリテーションに取り組む必要があります。
無理をせずに医師や理学療法士と相談して、適切な治療を行いましょう。
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半月板損傷を早く治す方法に関するよくある質問
半月板損傷とはどのような病気ですか?
半月板とは、線維軟骨でできたC字型や半月状の組織です。膝関節の大腿骨と脛骨の間にあり、膝の内側と外側にそれぞれ存在しています。
主な機能は、次の通りです。
- 膝関節の動きを滑らかにする
- 関節の安定性を保つ
- 荷重を分散させ衝撃を吸収する
半月板が損傷すると膝に痛みが生じ、膝を曲げ伸ばしする際に引っかかりや違和感を覚えるようになります。
重症例では、激痛による歩行困難や、関節内部で炎症を起こして膝全体が腫れあがるケースも珍しくありません。
半月板損傷の主な原因は何ですか?
半月板損傷は、大きく分けてスポーツなどの怪我による「外傷性」と「加齢」による2つの原因があります。
外傷性の場合、激しいスポーツ中の急な方向転換やストップ動作のほか、長時間のランニングなどによって発症します。また、転倒や事故などで膝が物理的なダメージを負ったときにも、半月板損傷につながる可能性があります。
また、加齢により長い年月をかけて半月板への負担が蓄積されると、わずかな衝撃や力が加わっただけでも損傷するケースが少なくありません。
とくに、長時間のウォーキングや膝をねじるような動きをした際に損傷リスクが高まります。
傷つきやすくなっている半月板組織に、外部からわずかな力が加わることで、損傷・断裂を引き起こす症例もあるため注意が必要です。
半月板損傷の原因については、以下の記事もご参照ください。
半月板損傷は自然に治りますか?
半月板損傷は、基本的に自然治癒は期待しにくい疾患です。
半月板は血管が乏しく、修復に必要な栄養素が運ばれにくいためです。
膝に痛みや違和感があるからといって、必ずしも半月板損傷とは限りませんが、半月板損傷の放置には注意が必要です。
半月板損傷を放置すると、膝の軟骨がすり減ったり、関節の変形が進行したりするリスクが高まります。
膝の痛みや違和感が続く場合は、医療機関で検査を受けましょう。
半月板損傷から再生医療により、スポーツ復帰された方の症例をご紹介します。
半月板手術後のリハビリ期間はどれくらいですか?
半月板損傷の手術後のリハビリテーション期間は、手術内容や損傷の程度によって異なります。
一般的なリハビリ(日常生活への復帰や軽い運動の開始)期間と、スポーツ復帰の目安期間は以下の通りです。
|
手術内容 |
リハビリ(運動可能時期)の目安 |
スポーツ復帰の目安 |
特徴 |
|---|---|---|---|
|
半月板縫合術 |
術後6〜10週前後 |
術後4〜6カ月 |
縫合部の保護が必要で、慎重なリハビリが求められる |
|
半月板切除術 |
術後2〜4週前後 |
術後2〜3カ月 |
回復が比較的早く、段階的に運動量を増やしやすい |
半月板縫合術の場合
縫合部分が再び断裂するのを防ぐため、術後しばらくは患部を保護する必要があります。
術後2週間程度は松葉杖を使用し、膝に負担がかからないようにします。膝の曲げ伸ばしに制限があります。
経過が良好であれば、術後6〜10週程度から軽いジョギングなどの運動を段階的に開始します。
スポーツ復帰は、術後4~6カ月程度を目安に進められます。(文献1)
ただし、重症度や経過によってはスポーツ復帰までに半年ほどかかる場合もあります。
半月板切除術の場合
縫合部の保護が不要なため、縫合術と比べて早期にリハビリテーションを進められるケースが少なくありません。多くの場合は、松葉杖やサポーターを使用しながら、術後早期に体重をかけた歩行が可能となります。
2週間程度で軽めのジョギングや、膝の安定性を高めるための筋力トレーニングを段階的に行うのが一般的です。
回復が順調な場合は2カ月程度でスポーツへ復帰が可能となるケースもあります。(文献1)
ただし、上記はあくまで目安であり、治療やリハビリテーションは主治医や理学療法士の指導に従って進めることが大切です。
参考文献
スポーツ損傷シリーズ 33.半月板損傷|日本スポーツ整形外科学会(JSOA)













