その症状ジョーンズ骨折かもしれません!症状や原因を解説します
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その症状ジョーンズ骨折かもしれません!症状や原因を解説します
ジョーンズ骨折をご存じでしょうか?
「サッカーをすると足の外側が痛くなるけどなぜ?」
「バスケットでつま先の外側が痛むけど放置して大丈夫?」
このような症状がある場合、もしかするとジョーンズ骨折かもしれません。
今回はスポーツ選手に多いジョーンズ骨折について、特徴や骨折のなりかけで見られる症状について解説します。チェックリストも紹介しますので、記事を読んで気になる場合は早めに整形外科に受診しましょう。
ジョーンズ骨折とは
ジョーンズ骨折は別名を第 5 中足骨(ちゅうそくこつ)骨折と言います。まずはジョーンズ骨折の特徴や発生する場所、原因について紹介します。
ジョーンズ骨折の特徴
ジョーンズ骨折は小指の骨である第 5 中足骨の疲労骨折です。
一般的な骨折は、事故や転倒などの強い衝撃での発生を想像されるでしょう。しかし、ジョーンズ骨折はサッカーやバスケット、ランニングなどのスポーツで足の外側に繰り返しストレスがかかって生じる疲労骨折です。
第 5 中足骨は血液の供給が乏しく、骨折する部分の近くは複数の筋肉が付着していて常に牽引力が働くため、一度骨折するとくっつきにくく、骨が離れたままになってしまう偽関節(ぎかんせつ)になりやすいのも特徴です。
骨折の発生場所
小指の骨は指先から末節骨(まつせつこつ)、中節骨(ちゅうせつこつ)、基節骨(きせつこつ)、中足骨(ちゅうそくこつ)に分かれています。
ジョーンズ骨折の生じる中足骨は、足首に近い部分にある骨です。
ジョーンズ骨折では中足骨の中でもより足首側の端から 1.5 〜 2cmの部分に骨折が起こります。
原因
原因は、スポーツ動作で足の外側に繰り返しかかるストレスです。
人の足裏は体重をうまく分散させるために、たいらではなくアーチ状の形をしています。第 5 中足骨はまっすぐな骨ではなく、丸くアーチ状になっており、足の裏のアーチの一部となっています。
そのため、体重を分散させるためにストレスを受けやすいのです。
特にサッカーやバスケットボールなどの横への動きが多いスポーツで反復したストレスがかかりやすく、疲労骨折の原因になります。
また次のような環境や個人の要因も原因として挙げられます。
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このような環境や姿勢でストップやサイドステップなどを繰り返すとストレスがかかりやすくなってしまうのです。
以上のようにストレスが蓄積して生じる骨折ですが、立ち仕事による慢性的な疲労や、しゃがみ込み動作の繰り返しによる疲労骨折など、スポーツをしていない方で発症する場合もあります。
ジョーンズ骨折の症状とは
ジョーンズ骨折は、骨折のなりかけの状態と、完全に骨折した状態で症状が違います。それぞれの症状について解説します。
ジョーンズ骨折のなりかけの症状の場合
ジョーンズ骨折のなりかけの症状は、痛みや腫れなど一般の骨折に見られるような自覚症状が出にくいのが特徴です。
骨折のなりかけでは、一般的な骨折のように骨が分離するのではなく、ストレスの蓄積により徐々に骨が脆くなっている状態です。この状態では日常生活だけでなくスポーツ中も痛みを感じない場合があります。
また、痛くてもそれほど強くはないため、そのまま競技を続けてしまう場合も少なくありません。その結果、プレー中やプレー後に痛みが増えるということを繰り返します。
完全に骨折したときの症状の場合
前述のように、完全に骨折してから、初めて強い痛みを訴える場合があります。
骨折部の痛みが増加して、プレーはもちろん歩くのが難しくなることがあります。
ジョーンズ骨折になりやすい環境かどうかをチェックリストで確認
ジョーンズ骨折になりやすい環境かどうかを、チェックするポイントを紹介します。
以下にチェックリストをあげます。
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このようなチェックをして、足の外側にストレスがかかりやすいかどうかをチェックします。
例えば、競技しているスポーツが、サッカーやバスケットボールであれば、ストップやステップを繰り返すため、足の外側にかかるストレスが強まります。
また、原因で紹介したように、練習場所が人工芝のように固いグランドである、練習量が多すぎる、足に合わないシューズを使用しているといった環境が原因で、ストレスが強まる可能性があるためチェックが必要です。
また、シューズの底を見たときに、外側ばかりすり減っている場合は、足の外側にストレスがかかりやすい動きをしている結果なので、チェックしてみましょう。
もし、すでに痛みが外側にあり継続する場合は、ジョーンズ骨折の可能性があります。
前述のように骨折のなりかけの場合は、痛みが自覚しにくかったり、あったとしても競技中のときだけだったりするため、放置せず早めに整形外科へ受診をしましょう。
まとめ・その症状ジョーンズ骨折かもしれません!症状や原因を解説します
ジョーンズ骨折はストレスが蓄積して徐々に進行する疲労骨折のため、完全に骨折するまでは痛みがない場合もあります。例え痛みがあっても、できるからといってつい競技を続けてしまいがちです。
しかし、放置して競技を続けると、症状が悪化したり、完全に骨折してしまったりするリスクがあります。そのため、少しでも気になる症状があれば早めの受診や予防をするのが重要です。
本記事を参考にしてジョーンズ骨折の早期発見、予防をして、好きなスポーツを楽しみましょう。